説明
- 千葉県山武市松尾町五反田にあるJR東日本総武本線の駅。
- 三重県鳥羽市松尾町南にある近鉄志摩線の駅。
- 長崎県島原市有明町にある島原鉄道線(北目線)の駅。
- 京都市西京区嵐山宮ノ前町にある阪急電鉄嵐山線松尾大社駅の旧称。
本記事ではこれらすべてについて述べる。
千葉県と三重県はいずれも相対式2面2線の地上駅で、普通列車のみ停車する点が共通している。
一方、長崎県の島原鉄道は単式ホーム1面1線を有する地上(無人)駅となっている。
千葉県の松尾駅
1898年2月25日開業。有人駅だが、JR東日本ステーションサービスに業務を委託している。
このあたりのJR線は2009年度からICカード「Suica」の供用が開始され、東京近郊区間の一部に組み込まれるようになった。駅舎があるのは2番線で、1番線とは銚子方の跨線橋で結ばれる。ホームは8両編成にまで対応する。
山武市は平成の大合併により生まれた自治体で、当駅を中心とする松尾地区(旧・山武郡松尾町)にのみ、大字の前に「松尾町」がつくが、ほかの地区の大字には旧自治体名はつけられていない。
三重県の松尾駅
駅の番号は「M83」。1929年7月23日、志摩電気鉄道の開通とともに開業した。志摩電鉄は1944年に三重交通の一部となり、近鉄には1965年に移管されている。
鳥羽駅管轄の無人駅。駅舎も自動券売機もないが、乗車駅証明書発行機がある。ホームも2両編成にのみ対応している。
利用状況
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は174人である(三重県統計書より)。
利用状況比較表
年度 | 乗降人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 271人 |
2009年(平成21年)度 | 248人 |
2010年(平成22年)度 | 230人 |
2011年(平成23年)度 | 226人 |
2012年(平成24年)度 | 238人 |
2013年(平成25年)度 | 229人 |
2014年(平成26年)度 | 227人 |
2015年(平成27年)度 | 227人 |
2016年(平成28年)度 | 227人 |
2017年(平成29年)度 | 203人 |
2018年(平成30年)度 | 174人 |
2019年(令和元年)度 | 174人 |
長崎県の松尾駅
1931年(昭和6年)10月1日 松尾町駅として開業。
2019年(令和元年)10月1日 松尾駅に改称。
駅舎はなく、ホーム上に待合所と駐輪場が一体となった建物が置かれている。改札はない。
松尾大社駅
駅の番号は「HK-97」。1928年11月9日に阪急京都線系統の前身・新京阪鉄道の駅として開業し、1947年まで松尾神社前停留場、1948年~2013年12月20日までは単に松尾駅と称していた。
改札は1号線・2号線(阪急では「番線」と呼ばない)ともに嵐山方にあり、地下道で結ばれているが、2016年度までは1号線側にのみ設けられていた。
ホームは6両編成対応で、行楽シーズンにおいてフル活用されるが、普段の嵐山線は4両編成のみである。
同駅、および駅名の由来になっている松尾大社(「まつのおたいしゃ」と読む)ともに所在地の大字は嵐山であり、同じ西京区の大字である松尾地区はさらに南方、駅でいえば南隣の上桂駅との中間に位置する。
利用状況
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は5,885人である(京都府統計書より)。
利用状況比較表
年度 | 乗降人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 5,693人 |
2009年(平成21年)度 | 5,299人 |
2010年(平成22年)度 | 5,101人 |
2011年(平成23年)度 | 5,052人 |
2012年(平成24年)度 | 5,447人 |
2013年(平成25年)度 | 5,332人 |
2014年(平成26年)度 | 5,414人 |
2015年(平成27年)度 | 5,705人 |
2016年(平成28年)度 | 5,408人 |
2017年(平成29年)度 | 5,847人 |
2018年(平成30年)度 | 5,748人 |
2019年(令和元年)度 | 5,885人 |
番外
関連
千葉県内の駅一覧(JR松尾駅)
三重県内の駅一覧(近鉄松尾駅)
長崎県内の駅一覧(島原鉄道松尾駅)
京都府内の駅一覧(阪急松尾大社駅)