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概要
穀類や芋、豆を水または牛乳で柔らかく煮込んだ食品。ポリッジ。砂糖、蜂蜜などの甘味料、シナモンなどの香料を加えて調理したり、果物などを加えた甘いシリアルを作って供されることも多く、肉、野菜と混ぜて風味豊かな料理を作ることもできる。
日本の粥食文化についてはおかゆの記事で扱い、ここでは日本以外の粥や雑炊の類について扱います。
世界の主な粥料理
- サヨ - アイヌ料理の一つで、脂っこい鍋料理や焼き魚、焼肉の口直しとして啜られる稗の薄い粥。チポロ(イクラ)、サッチポロ(筋子)、シラリ(酒粕)などが入る事も。
- 小米粥(シャオミージョウ) - 中国の粟の粥。
- カーシャ - ソバの粥。ロシアをはじめとしたスラブ文化圏でよく食される。
- ウガリ - トウモロコシやキャッサバの粉をお湯で練ったもの。団子状の固いものから粥に近いものもある。アフリカの広い地域で主食になっている。
- パヤサ、パーヤサ - 米の粥に牛乳や蜜を加えて甘くしたもの。いわゆる「釈迦の乳粥」。
- 粥底火鍋(チョッダイフォーウォー) - 薄い粥で煮込む、広東省の鍋料理。
- サムゲタン/タッカンマリ - 丸鶏のスープで煮込む、韓国の粥。
- オートミール - オーツ(燕麦)を食べやすく加工したもの。しばしば水や牛乳で煮込んだポリッジにして供される。