「俺は一人でヨンレンジャーを片付けた。残りはただ一人、アカレンジャーだけだ!」
概要
第56話「青い夏休み!魔の殺人海岸」に登場する黒十字軍の仮面怪人の一人で、ゴールデン仮面大将軍配下・アフリカ軍団所属。
頭頂部にバルブが付いた赤い消火栓のような姿をしており、自身もまた消火栓に変身することができる。
黒十字軍きっての暗殺のプロで、頭のバルブを回すことで左右の二本の蛇口からマシンガン、毒ガス、ガソリンを発射し、これによって相手を直接ないし事故に見せかけて殺害することが得意。
また接近戦では先端に爆弾にもなるトゲの生えた鉄球が付いたトンファーを暗器として使用する。
体も非常に頑丈で、崖から海へ落下しても無傷な上、アオレンジャーのウルトラブルーチェリも寄せつけない。
イーグル機関からもマークされている危険な怪人だが、うぬぼれが強く「暗殺は孤独な仕事」として上司であるゴールデン仮面大将軍の命令を無視し一人で作戦を遂行させようとする。それゆえ、ゴールデン仮面大将軍からは煙たがられている。
活躍
世界平和会議に出席する科学者達を暗殺するために送り込まれると、手始めに邪魔者となるゴレンジャーを始末するべく伊豆で休暇中のゴレンジャー4人を急襲。
岩を投げ入れたりナイフを投げ込んだり、飲み物に毒薬を混入させたり寝込みを狙って毒ガスを散布する等様々な策を講じるも、いずれも寸前で失敗。
ゴールデン仮面大将軍からの「ゾルダーを連れて行け」という命令を無視して一人でゴレンジャー暗殺を遂行させようとし、翌日海で遊んでいたゴレンジャーを襲うが、ゴレンジャーは遊んでいるふりをしただけで逆に4対1の戦いに追い込まれてしまい、実力行使に出るもモモ爆弾を受けて海に転落。暗殺はあえなく失敗する。
しかし痺れを切らしたゴールデン仮面大将軍が偽電話で呼び出した諜報員007と太郎少年を人質にしたことで作戦を続行。命令無視をゴールデン仮面大将軍と黒十字総統に叱責され、今度は命令通りに作戦を続行する。
アオレンジャーとモモレンジャーの囮作戦で007を助け出されてしまうが、ウルトラブルーチェリを体で跳ね返し、逆に蛇口マシンガンで圧倒。爆弾でゴレンジャーが逃げ込んだ洞窟の入り口をふさいで生き埋めにし、殺害成功を判断して世界平和会議会場へ向かう。
しかしモモ爆弾で塞いでいる岩を破壊したことで脱出されてしまい、蛇口マシンガンで応戦したものの、007からもらった弱点のダイヤモンドを装備したウルトラブルーチェリーで体を貫かれてしまい、ゴレンジャーハリケーン・火の玉作戦で火炎ボールをトンファーで跳ね返そうとしたものの炎がトンファーの鉄球に引火してしまい、消そうと躍起になるうちになぜかそのまま倒れて大爆発した。