「私は轟響子。見ての通り、博物館の学芸員よ」
演:平田裕香
概要
第45話「Kが求めたもの/悪魔のしっぽ」及び第46話「Kの求めた物/最後の晩餐」のゲストキャラクター。
風都博物館の学芸員をしており、仕事中に聞こえた館長の「大事なものの在り処が分からなくなってしまった」という会話から、その「大事な物」である「イーヴィルテイル」の捜索を鳴海探偵事務所に依頼した。
その際、前述のセリフで自己紹介をするのだが、どこぞの考古学者のような恰好(ご丁寧に聞いたことのあるようなBGM付)なので、どう見ても学芸員には見えない。おまけにその教授ばりに鞭の扱いも得意と、どう考えても学芸員には不要なスキルも備えている。
・・・・・・一応、彼女の名誉のために仕事中はきちんと博物館の制服を着用し、来場者に館内の案内や展示品の説明をするなど学芸員としての務めをきっちり果たしていることは付け加えておく。
作中で「行動力の塊」と称されるように行動力に溢れており、それがトラブル発生にも問題解決にも働く困った人でもある。
学会の異端児だった自分に目を掛けてくれている園咲琉兵衛には(その正体や博物館の真の姿を知らないことも有り)「すべてにおいてパーフェクトな館長」と崇拝の念を抱いている模様(が、彼女にとっては残念ながらこの作品において完璧な者など存在しないのだが・・・・・・)。
風都探偵では
風都探偵の頃には琉兵衛の後を継いで博物館の館長に就任しており、亜樹子がときめに渡した「ひみつ手帳」には『(Wやアクセルの正体を知っているが)秘密にしてくれてる他の事件関係者たち』の中にこの肩書と共に名前が載っている。
その後、死仮面の事件にて依頼人として本人も登場した。
同話よると毎年1度は事務所に現れ、依頼と称して所員(主に左翔太郎)を連れまわしているらしい。その為、翔太朗は軽くトラウマになっており、彼女が来ると分かると挙動不審に陥ったり(亜樹子曰く「(来ると分かると翔太郎に)逃げられるもん」)、「思い出しただけで筋肉痛が・・・」と震えだしたり、チャイムが鳴ると「来ちゃったぁぁぁぁ!!」と泣き出すレベルに(翔太郎の響子に対する評価は「実際いい人だし、頭も切れる知識人」と高いのだが、一方で「ケダモノが棲んでいるんだよ、心の中に!」とも語っており、この「ケダモノ」が表に出ている状態を恐れている)。
フィリップに対しては敬愛する恩人の忘れ形見と言うことも有って気にかけているが(フィリップ曰く「保護者的な心情」)、頭の上におっぱいを乗せたりと過剰なスキンシップを行うことも(された方は「ムラムラもゾクゾクも一切しません。重いのでどけてもらえませんか」とそっけなかったが)。
余談
演者の平田氏は『獣拳戦隊ゲキレンジャー』において臨獣殿幹部・メレを演じているが、同じく園咲琉兵衛と因縁深いシュラウドの声優である幸田直子氏も、同作にてメレと関わり深い海の拳魔ラゲクの声を担当している。
平田氏は現在声優としても活動しているので、このまま風都探偵のアニメが続けば再び轟響子役で出演してくれるのではないか、と期待する声もある。