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金錫源

きむそぐぉん

金錫源とは、大日本帝国陸軍および大韓民国陸軍の軍人である。民族的には朝鮮人で、日本名は「金山錫源(かねやましゃくげん)」。

概要編集

大日本帝国陸軍軍人であり、民族的には朝鮮人ながら、将校の地位まで上り詰めた。最終階級は大佐。日本人名は「金山錫源」(かねやま しゃくげん)

日本領土時代における、日本軍朝鮮人兵士の中でも特に有名な人物の一人である。


終戦後は大韓民国陸軍に入隊し幹部となったが、軍上層部や李承晩大統領とそりが合わず対立し、一度は予備役に編入されてしまう。

しかし、朝鮮戦争の勃発により、北朝鮮に敵わなかった軍に泣きつかれる形で復帰し、敗戦になる寸前だった韓国軍を立て直し北朝鮮軍を恐れさせるほどの活躍を見せた。


その後1956年まで軍務に服していたが、韓国を滅亡の危機から救った英雄であるにもかかわらず、1978年に亡くなってからは『親日罪』(正式名称:親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法、通称:反日法、韓:친일반민족행위자 재산의 국가귀속에 관한 특별법)によって『親日反民族行為者』と認定されて売国奴レッテルを貼られ、彼の親族は迫害を受けているという。


また、彼の息子である長男の金泳秀陸軍大尉は、1945年にフィリピン戦線で戦死しており、彼の御魂は靖国神社に祀られている。

金将軍は、晩年に旧日本陸軍将校の親睦団体である『偕行社』の総会に招かれた際に、


「自分の長男は戦争に参加して戦死した。それは軍人として本望である。本人も満足しているであろう」


と挨拶している。


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