概要
大蛇飛駆塞虫の猛威からようやく復興した天宮に出現した新生闇軍団を率いる悪の支配者。天宮を含む世界全体の征服を目論む。破悪民我夢上空を覆う黒雲から出現。部下である魔殺駆を通じ新生闇軍団を操る。
その出自や目的は全く不明で一説では異世界から現れたのではないかと言われ、嘗ての闇軍団の黒幕である闇皇帝に近い。
強力な妖術の持ち主で、武器の『凶魔刀』は闇の力を吸い上げて強力な技を繰り出し、闇の中にいる限り傷一つ付かない『冥皇の甲冑』を身に着ける。
通常形態でも強力なのだが、光の世界での活動の際には異形のモンスターに変身する『邪獣闇変化』で通常よりも何倍ものパワーを発揮する厄介な相手。
終盤では轟天頑駄無のいる破悪民我夢の街を襲撃したが新生大将軍に出世した烈光頑駄無との死闘の末に滅びる。
だが…
闇魔神吏偶遮光
新生大将軍が天宮の将軍になって十数年後、魔殺駆が新生闇軍団を復興させ、天の島による各国攻撃や呪動武者と言う巨大ロボットによる侵略を開始したが、その背後には倒した筈の闇帝王の陰謀が隠されていた。
彼は『呪術士遮光』として生き延び魔殺駆に仕える裏で自らの復活の為に暗躍。七人の超将軍と武者飛駆鳥との激闘で魔殺駆に無断で製造した超呪導武者クラヤミを作動、魔殺駆ごと吸収して『闇魔神』として復活を果たそうとしたが、魔殺駆は強靭な精神力で遮光の意思をはね除けクラヤミと合体、覇道武者魔殺駆に変貌。
そのアクシデントによって遮光は自力で『闇魔神吏偶遮光』に成るも、牙忍鉄斗羅の禁断の技に加え、復活した機動武者大鋼、飛駆鳥が怒りと非力の境地で覚醒した姿である飛駆鳥大将軍の活躍により再び魔殺駆共々滅ぼされリベンジは失敗したかに見えた…
百鬼夜行衆の頭目闇元帥
新生闇軍団の瓦解から更に20年近く経った時代。平和になった天宮に新たなる悪の武者軍団として百鬼夜行衆が出現。そのリーダーである武羅星頑駄無を陰で操る幹部の邪麗の背後に闇魔神こと闇帝王が存在した。
実は15年前に魔星大将軍が起こしたクーデターの際に、烈帝城の地下に封じられた魔界の扉が魔星によりこじ開けられ、闇帝王の怨霊までもが現世に帰還(ついでに魔殺駆までも)。
悪霊は巫女御麗に取りつき邪麗へと変貌、三度目の正直とばかりに世界征服を成し遂げるべく百鬼夜行衆を組織。更には魔星に浚われた飛駆鳥の次男武威之助を唆し、武羅星に仕立て上げ兄である武威凰大将軍と戦わせ共倒れにする卑劣極まりない計略で天宮征服を目論んだ。
ところがその計画が明るみに出ると武羅星こと武威之助を取り込んで悪の頑駄無である『頑駄無闇元帥』に融合・変身した。
彼の生命力を吸いつくし、魔界の扉を開けるべく烈帝城を襲撃するも失敗。今度は黒守暴穏島で闇大帝頑駄無の怨念を吸収するも武羅星の親友である武者刀流義守がその行動に反発し、彼の命を懸けた作戦により武威之助が解放されるも今度は闇魔神の本体へと再構成され、『真闇元帥』に変身。更には魔界の力を吸収『暗黒闇元帥』として復活。
だが新號斗丸と天零頑駄無が合体した『輝神大将軍獅龍凰』との激闘の末、またしても滅び去った。
結局、この時も正体は分からず仕舞いだった。
モチーフ
闇帝王はオリジナルと言われているがデザイン的にノイエ・ジールである。
呪術師遮光はシャッコーで闇魔神吏偶遮光はリグ・シャッコー、そして闇元帥はガンダムエピオンがそれぞれモチーフとなっているが、その最終形態にて部分的には闇帝王やノイエ・ジールの意匠も取り入れられている。
関連タグ
魔殺駆:常に一緒にいる。
大首領JUDO:何度か倒されても姿や名称を変えては復活しているラスボス繫がり。
※ネタバレ注意!!※
武神輝羅鋼からかなりの未来におけるある戦いにて長らく不明だった闇帝王の正体は黒魔神闇皇帝や魔殺駆と同じく天魔大帝の手先であり分身であった。