概要
『SSSS.GRIDMAN』第4回にて登場した男子大学生4名からなる動画配信者グループ。
登場自体は第4回だが、実は第1回にも名前だけ出てくる。
キャッチフレーズは「平成最後のユートピア」
定期的に「Arcadiaパーティー」という配信を行っており、「チーズフォンデュの限界に挑戦」などの謎の企画を行っている。
そこそこ名前は知られているらしく、なみことはっすが合コンの予定を組めた時には喜んでいた。
うーさーのぬいぐるみがおいてあるのが特徴。
メンバーとプロフィール
やまと
薄茶色の髪をし、赤く縁どられたテントウムシのイラストが入ったTシャツを着ている。目はたれ目で左耳にピアスを付けている。
※エンドロールでは伊藤と誤植されていた。
タカト
オレンジ髪に紫色のメッシュを入れている。つり目気味で片方に八重歯がある。オレンジのフード付きパーカーを着ている。
有井
最年長。動画編集は主に彼が行っている模様。眼鏡をかけていて、顔が大きめ。
今井
最年少。金髪でおっとり顔の青年。
活躍
第1回
はっすの配信に寄せられたコメントの中に「Arcadiaが来てる」というものがある。
第4回
どういう交流があったのかは不明だが、はっすと合コンすることとなり、なみこや数合わせでやって来た宝多六花、新条アカネらとともにカラオケに向かう。
当初こそごく普通にカラオケ合コンしていたが、やまとがアカネになれなれしく接してきて、結果的に六花からグリッドマンの情報を聞き出すことを妨害してしまう。
これによってアカネは帰ってしまい、そのことにぼやきつつもその日は普通にカラオケをして解散となった。
しかしその夜、彼らを次のターゲットとしたアカネが送り込んだゴングリーが出現。有井と今井が殺され、一人買い物に出ていたタカトも電話越しに今井の断末魔を聴き、直後に現れたゴングリーに殺される。
これによって記憶改編が発生し、グループラインのメンバーがやまと一人になっており、なみことはっすも「Arcadiaは最初からやまと一人」と語ったことで、六花は怪獣の出現を予測。
やまとと連絡を取り、危険が迫っていることを告げるも信じてもらえず、出現したゴングリーの触手にやまとが捕らえられたが、ひそかに追いかけてきたサムライ・キャリバーに助け出され難を逃れた。
その後、一人生き残ることとなったやまとはアカネの携帯に電話するも出てもらえず、携帯自体もアンチに投げつけられた。
第10回
アカネが見た悪夢の中に、タカト、有井、今井の三人が問川さきるをはじめとした今までアカネが殺してきた人間たちとともに出現した。
最終回
ゼッガーへと変えられ、無数の白い手に拘束されたアカネの前に、問川らバレー部とともに出現。
無様なアカネの姿を笑っているかのように、張り付いた笑みを浮かべていた。
またやまとがツツジ台高校への避難民として登場しており、グリッドマンとアレクシス・ケリヴの闘いを見守っている。
グリッドマンユニバース
世界の異変に気付いた裕太が、カオス空間で動画配信をしている4人の姿を垣間見ている。
まさかの復活
2020年4月1日にエイプリルフール企画としてまさかの復活を遂げた。
声優4名が本編さながらの配信を行い、ファンを楽しませていた。
余談
グリッドマンに登場するキャラクターには隠しモチーフとしてトランスフォーマーのキャラクターが盛り込まれているが、Arcadiaはトランスフォーマーとも縁の深い『超時空要塞マクロス』の玩具会社にちなんだ名前になっている。さらには各メンバーの服装も、初代マクロスに登場したVF-1Sの金型を流用したスカイファイアーをイメージしたものになっている。
- アーカディア→マクロスの変形玩具を扱っているアルカディア社から
- やまと→マクロスの変形玩具を扱っていた株式会社やまとから。服装が初代スカイファイアー
- タカト→マクロス放送当時のスポンサーであるタカトクトイスから。服装がアニメイテッドスカイファイアー
- 有井→マクロスのキットを販売していた有井製作所から。服装がG2スカイファイアー
- 今井→マクロスのキットを販売していた今井科学社から。服装がダークスカイファイアー
なおこれらの企業は現在倒産したり事業内容が変わっていて玩具業界からは撤退しているが、唯一やまとの玩具事業は株式会社アルカディアが引き継いでいる。やまとだけが唯一生き残ったのもそれをイメージしているのだろう。
タカト役の榎木淳弥は、次回作『SSSS.DYNAZENON』にて主要キャラの1人である麻中蓬役でレギュラー出演した。
また有井役の鈴木崚汰も風馬役でゲスト出演している。