「よっ!情報屋のJKだ。J・Kと書いて、ジェイクと呼んでくれ」
演:土屋シオン
概要
天ノ川学園高校の1年C組→2年C組生(4月以降)で、「遊び人」のヒエラルキーに属している男子高校生。野座間友子や新田文博はクラスメイトに当たる。
本名は神宮海蔵(じんぐうかいぞう)でJKは通称。本名が判明したのは第36話内における本人のモノローグで第3話で如月弦太朗に自らJKを名乗っている他、周囲にもJK呼びされている(劇場版で本名呼びされた時は不快な反応を示しJKの名を主張していたため、本名を気に入っていない様である)。
学園一の情報通であり、仮面ライダー部でも友子と同じく情報収集に役立っている。
茶髪に着崩した制服で口調も遊び人だけあってチャラい(ただし中学生の頃は現在ほどチャラ男ではなかった)が、第7話の描写を見る限り問題児に分類されるほどではないようである(但し佐竹剛の補習を1度受けた事があるとも取れる描写がある)。
また、下級生ではあるが上級生に対して敬語はあまり使わない(ただし自身と同格以下のヒエラルキーに限ると思われる)。
しかし本性は腹黒であり、友情というものを信じていないらしい(第35話で回想にあった中学生の頃の経験が由来だと思われる)。そのためか敵も少なくないようである。
型破りで転校早々問題を起こした弦太朗に関心を持っていたが、実際はただの用心棒程度にしか思っていなかった。しかし仮面ライダー部に強制入部されて以降は軽薄な面にも改善が見られつつある。
実は中学時代はギタリスト志望の友人と組んでロック歌手を目指していたが、自らの非才から諦めざるを得なかった過去があり、アリエス・ゾディアーツの三流脚本を普段の臆病ぶりが嘘のように正面から辛辣にこきおろす等、アーティストとしてのシビアな情熱を秘めている。
主な行動
第3話:弦太朗がフォーゼに変身してゾディアーツと闘う所を目撃するが、直後に現れた歌星賢吾に口止めされる。
第4話:弦太朗とはもう関わりたくないと彼を拒むも、結局風城美羽の居場所を教える。
第5話:パーティーを開いて弦太朗を招待するが、ドサクサにまぎれてエレキスイッチを盗む。
第6話:利用された事を怨んだ新田文博に襲われるが弦太朗にすんでで助けられる。
その後ひん曲がった性格を直す為仮面ライダー部に強制入部させられるが、根が商売人でもあるためラビットハッチを会員制のアミューズメントパークにしようと計画し賢吾の怒りを買う。
しかし以降は仮面ライダー部の活動に積極的に参加しており、スイッチャーを尾行したりなど危険覚悟の行動が多くなったので、どうやら弦太朗の更正は効いたようである。
第7話:ハウンド・ゾディアーツの正体を調べに行くも、逆に襲われる。
第8話:ハウンドの正体を暴き、補習中の弦太朗達3人に知らせに行く。
第14話:三浦俊也を弦太朗と探しに行くも、三浦を見つけた直後にスコーピオン・ゾディアーツの毒針を背後に受けて重傷を負う(毒はメディカルモジュールで治療)。
第16話:ラビットハッチのクリスマスパーティーにトナカイコスで参加する。
第17話:リンクス・ゾディアーツのスイッチャーを見つけるも、変身したリンクスの人質にされる。
第25話:パワーダイザーの2代目操縦者に消去法で決定される。
第26話:しかし、やはり体力に難があったためメイン操縦者の座は大文字隼に戻る。
第28話:キャンサー・ゾディアーツをギター漫談で笑わせようとするも、逆に魂を刈り取られてしまう。
第32話:アリエス・ゾディアーツに弦太朗と賢吾以外の仮面ライダー部と共に捕まり、アリエスが見せた脚本通りに動くよう要求されるも
「これ程クズなシナリオ、見た事が無い。ゴミ以下」
と破り捨てた。
第33話:弦太朗達3年生4人が修学旅行で京都に行った為、友子やOB2人とラビットハッチで留守番…。
第35話:ネットラジオ「ミルキーパーティーナイト」のDJジーンとしてネットラジオを放送し、トークと歌でファンを増やす。その直後、五藤東次郎(カプリコーン・ゾディアーツ)と再会を果たす。カプリコーン・ゾディアーツの影響で歌がうまくなっている自分に気づき、改めて二人でラジオ番組を立ち上げるが、ファンによる怪我人続出で罪悪感に苛まれる。五藤の言葉に耳を貸して、自分の夢を捨て切れずに仮面ライダー部を辞めると弦太朗に宣言してしまう。
第36話:カプリコーン・ゾディアーツとともに「ジーンゴッド」というライブ名で活動することを校内放送で公表する。その際、ラジオ番組を放送していた場所も移して放送を続行する。しかし、心の中には部員たちを裏切ってしまった罪悪感に苛まれていた。ライブ開始と同時に乱入してきた弦太朗のギターに合わせて歌を歌う。下手なギターと下手な歌でライブ会場は大爆笑だったが、二人の熱い歌に観客たちの目も覚める結果となった。
それを機に仮面ライダー部に復帰し、最後のラジオ放送を自分の分身であるシンガーであるジーンに捧げて夢を終えることにした。カプリコーン・ゾディアーツとなっていた五藤東次郎はホロスコープスとしての記憶を喪失したが、その後も仲良く交流している。漁師である父親に電話で連絡を取った後「いつでもいいから家に帰ってこい」と言われていたため、実家から離れて暮らしている模様。また、この物語の最後に、JKの本名が神宮海蔵であることが明かされた。
第39話:服装で風紀委員に目をつけられてしまい、弦太朗と共に生徒会会長代行の杉浦雄太に文句を言いに行く。しかし得意とするブレイクダンスで杉浦に負けてしまい、勝負前に書いた誓約書と杉浦が変身したタウラス・ゾディアーツの能力によって、黒髪にされ服装も天高指定の制服(普段はしないネクタイも締めている)にされてしまう。
『MOVIE大戦アルティメイタム』:5年後のJKが登場。雑誌記者となっており、フォーゼとサナギマンが戦っている場面を密かに写真に撮るなど情報屋としてのスキルを存分に活かしている様子。情報屋としてあちこちを動き回ったからかダスタードとも生身でそれなりに渡り合っている。
『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL』:弦太朗や大杉先生と共に久々に登場。ロシアに滞在していた弦太朗に財団Xや最上魁星の暗躍を知らせるべく連絡した。
備考
名前の由来は仮面ライダーXこと神敬介のイニシャルから取られた。
JKの本名は神(=J)宮海(=K)蔵なので、決して女子高生の略語ではない…はず。
下の名前の海蔵はXに登場する改造人間「カイゾーグ」が由来と思われる。
因みに第36話に登場した父親の名前は敬蔵という。演者は相棒の大木長十郎や秘密のケンミンSHOWのバーテンダーでお馴染みの志水正義氏。
JKがメインとなる回に登場するゾディアーツもXの神話怪人を彷彿させる。
演者の土屋シオン氏は過去にも特撮に何度か出演しており、JKのキャラとは裏腹に真面目な人物らしい。作中JKが披露するブレイクダンスは土屋氏の特技でもあり吹き替え無しで演じている。
ちなみにJKは劇中では弦太朗より1学年下の設定だが、土屋氏は弦太朗を演じる福士蒼汰氏より1歳年上である。
エレキスイッチと関連付けられることが多く、エレキステイツ初変身がJKがメインの回だった他、第36話のコズミックステイツ変身時にはエレキスイッチが一番手前に映る、劇場版の天高の生徒達で全アストロスイッチを押す場面でもエレキを担当するなど、JKといえばエレキである様子。
OSTO Legacyから支給された作業服にはパラシュートスイッチのマークがデザインされている他、インナーとして着用している衣装にはエレキスイッチのマークがデザインされている。