ONE_HEART(アンデラ)
いっしんのみせ
戸塚慶文の漫画『アンデッドアンラック』に登場する靴屋さん。初出店はブラジル某所で開業。店名「ONE HEART」の「A」は、日本の春季で馴染みある花弁をあてがい、こんな感じに表象「ONE HE🌸RT」とした意匠(ロゴ)が施されている。
個人経営の店舗で、日本人の女主人が心(たましい)を込めて手掛けた逸品が揃う。しかも決して壊れない代物らしく…。
本稿では便宜に女性店主の事も解説していく。
2012年ごろにブラジル某所で日本人女性が出店している靴屋「ONE HE🌸RT」。
品揃え豊富かつ、どれも店主自ら心(たましい)を込めた品々は決して壊れない逸品。
では、今日も今日とて繁盛しているのかといえば、お客さんはスッカラカン。
商売視点でみれば、消耗品でもある履物が損壊しないのならば、買い換えなどの再来客層を得られず、限られた収益となり苦心になってしまう…。
また地元民の常連さん曰く、物持ちがいい住民生活から一級品を作るだけでは経営が困難な兆しも窺える。
それでも心優しい店主さんは人の生活を支える物を作り、そうして固定客は足繁く通う春の暖かさみたいな居心地良さある店屋(ブランド)であると察せられる。
🌸日本人女性の店主👟
【機密事項】
⚠以下、漫画『アンデッドアンラック』の本誌情報が記述されます。⚠
本作『アンデッドアンラック』では、特異な理「ループ」によって人知れず、幾度も世界規模な「破壊と創造の循環(ループ)」が繰り返される不条理な真実があった。
なお本編第一話時点の世界は100回目の周廻(ループ)である。
やがて物語は加速し、全ての悲劇を否定するため主人公達は次の世界へ渡る。
101回目の世界(ループ)にて、主人公勢力の1人が開店した商舗「ONE HE🌸RT」。
そして作品愛好家はお察しの通り、UNION(ユニオン)に所属するUNBREAKABLE-不壊-の否定者、十三代目 山岡一心(山岡春歌)が営んでいる店。彼女が日々、組織(ユニオン)でお手伝いして出店費用を貯めて看板を上げた。
一心(春歌)の本業は、戦いが主流だった江戸時代から代代続く鍛冶師を生業にしており、当代の彼女も刀剣や甲冑など戦闘用品を手掛けている。この家業を継承していく他、時代の変化や周囲の人達へより貢献するため、現代の職人として「人の生活を支え守る物作り」をしたい所感から、副業として靴職人の新規事業を開拓した。
なのだが上記で触れたように経営は順調とは言えない。お客さん第一は大事だが、変な気を遣って「お金かかっちゃうから…」と言葉を漏らしたり、相手を思って「何度も来店は大変だから…」と伸びのいい頑丈な靴-春歌「のびのびのヤツ!!」-を提案したり、大事がすぎている心情で商っている(また、ぱやぁっと穏やかな笑顔・暖かな微笑で語りかける純粋さもあり、殆どの人は何とも言えず勧められるがままな空気もある)。即ち、技能者としては優秀だが経営者としては不相応な店主の姉さんである。それでいて貢献心は人一倍という健気さ。
その純心が心苦しいよ春ちゃん(ノД`)
ここで裏話表題、少し話変わって一心(山岡春歌)の人物像について。この時期-ループ100回目の世界線-は某美少女戦士作品も存在する世界観から、専門的な提案の参考話でセー○ームーンを引き合いに解釈を得る幕間があった(ついで、名前つながりから数多の乙女たちを射止めた美少女戦士に親近感を抱いている)。この時代流行から、彼女の心境変化「人の生活にある物作り」に身近な衣装を纏って戦う雄姿から、より日用品・着用品への趣向を大きくする端緒となったかもしれない。
余談だが、日々の鍛造業に専念して習う機会を逃していたのか、運動が得意そうな外見に反して水泳が不得手の一面がある。
そして閑話休題、心身ともに逞しく頼もしく優しく成長した大人の女性・山岡春歌さんは、心象「ONE HE🌸RT」を施したエプロンへ袖を通し誰かを守り支える一級品作りに一心一意で励み、大切なお客さんをお招きしお店を切り盛りしている。
参考情報元:以下リンク先、原作公式𝕏️(Twitter)