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SCP-1079-JP

てぃーえいちじー

SCP-1079-JPは、共同創作サイト『SCP財団日本支部』に投稿されたSCPオブジェクト。
目次 [非表示]

社員一同、職人魂に火が点いてしまいまして(笑)


概要

シェアード・ワールド創作サイト『SCP財団日本支部』に投稿されたSCPオブジェクトのひとつ。メタタイトルは「TH-G」、オブジェクトクラスはSafe。


要注意団体「東弊重工」によって開発・製造された、特殊な光共振機を内蔵した金属製の円筒。全長約3m、半径1.5m。「TH-G」は東弊社内におけるプロジェクトネームとされる。

財団が████市山中の東弊重工の施設跡を調査した際に発見されたもので、現在はサイト-8159内の大型Safeクラスオブジェクト保管シェルターにて保管されている。


内部の光共振機には未知の触媒が用いられており、ここから放たれる紫あるいはピンク色の可視レーザー光(SCP-1079-JP-1)には、局所的な空間歪曲を伴う異常なベクトル束を位相空間上に生じさせる性質がある。

そのため、SCP-1079-JP-1を照射している状態でSCP-1079-JPを移動させると、動かし始めた場所と止めた場所の間に、最大で17次元に達する異常な高濃度のベクトル場が形成されることになる。このベクトル場に触れた多様体には座標近傍系の崩壊がもたらされ、位相空間上の局所自明性を保てなくなる。

SCP-1079-JPはこの機能を物体の破壊に用いており、細かい原理を省いて描写するならば、SCP-1079-JPは「三次元空間上のあらゆる物質を破壊できる光条(SCP-1079-JP-1)を放つための装置」だと言うことができる。

なお、この光条は一般的な光線のように減衰するまで直進していくわけではなく、一定の長さ(最大で約30m)を保ち続ける形を取る。

その他の異常性として、SCP-1079-JPはスイッチさえ入れれば電力の供給が無くとも作動し続けることができる。


SCP-1079-JPはその仕様から兵器として開発されたことは明白であり、財団による収容直後に行われた実験では、性能を十分に把握せぬまま作動させたことで研究棟を半壊させる事故を引き起こしており、その破壊性能も申し分ない。さらに、量産化が前提とされているとも判断されている。

しかし、全長約3mというサイズは個人あるいは複数名による携行が可能な域を越えており、何らかのプラットフォームに装備される形で運用される予定だったと見られる。

それを裏付けるように、発見された施設での第二次調査の際に「完成予想図」とされる資料が回収されている。





……「完成予想図」に描かれていたのは、作動状態のSCP-1079-JPをサーベルのように携行し、さらには背面にも2基のSCP-1079-JPを装着した汎用人型駆動兵器の姿。SCP-1079-JPとのサイズ差から概算すると、頭頂高は18mから20m強と推測される。

というより、中国のアレと似たようなノリで塗装や装飾をいじり回した初代ガンダム、と言ってしまうのが一番早い。ポーズまで大河原邦男氏によるガンダムの設定画と一致している。


機体塗装は黒を基調としたものに改められており、頭部にはV字型ブレードアンテナの代わりに水牛の如き角が、両膝にはスパイクが設けられているなど、各所にスーパーロボット的な要素が盛り込まれている。胸部の装飾などはマジンガーZそのままである。

また、顔の形状も地味にガンダムから改められており、ヘの字型のスリットを持たない、いわゆる「Ζ顔」に近いものになっている。

もっとも、これらの変更では隠し通せないほどにガンダムなデザインの箇所が多すぎるのだが。


「TH-G」というプロジェクトネームも、SCP-1079-JP単体ではなくこの人型兵器全体に与えられていたものと見られる。「TH」は東弊重工の略称、「G」は言わすもがなの「ガンダム」であろう。


なお、確認されているTH-Gの武装はSCP-1079-JPのみで、ライフルバズーカ、シールドなどといった他の携行武装の存在は明かされておらず、ガンダムには存在した頭部のバルカン砲もなくなっている。

SCP-1079-JPのみで戦う格闘戦特化のロマン機体なのか、それとも他に何らかの武装があるのかは不明。


他記事での扱い

tale「超常組織の一大決戦迫る 国内の動向は」では、2019年に生じると予測された要注意団体「サーキック・カルト」との決戦に備え、東弊重工がTH-Gの発展型となる「TH-G Mk-Ⅱ」の開発を行ったことが記されている。

Mk-ⅡではSCP-1079-JPの安定性の強化、神経接続を用いた機動性の向上といった改良が行われたという。

また、東弊社内ではSCP-1079-JPが「ビームサーベル」という愛称で呼ばれているとされている。知ってた。

掲示されている画像は内部構造のもののみだが、流石にガンダムそのままなデザインは改められていることが窺える。


また、同じく人型の機械構造体であるSCP-2912-JPの左腕部に対しても、TH-G Mk-Ⅱの構造との類似性が指摘されているという。

なお、SCP-2912-JP自体は要注意団体「プロメテウス・ラボ」の子会社が試作した戦闘用大型ヒューマノイドを改造したものとされるが、このヒューマノイドの名称は「ヘパイストスモデルRX-78-2」となっている。そもそも、メタタイトルからして「我らの壊れたる機動精神 ブロークン・ガンダム」であり、隠す気すらない。

ただし、こちらも外観はガンダムタイプのそれではなく、むしろイェーガーなどに近い。


2021年に東京都心部で発生したEE(超常現象)-2110-JP時には、TH-G計画に関与した東弊重工の社員が建造した「TH-G クズ-E-カスタム」の存在が確認されている。

オリジナルのTH-Gとの詳細な差異は不明だが、バーニアによるある程度の単独飛行能力を有している模様。

なお、クズ-E-カスタムは件の東弊社員が廃棄された資材を横領しつつ、いくらかの社外協力者とともに勝手に作り上げたものであり、正式な東弊の製品というわけではない。


余談

アイテム番号の「1079」は、アニメ『機動戦士ガンダム』の舞台として設定されている「宇宙世紀0079年」からとられたものと思われる。


SCP-1079-JP自体の元ネタは明らかにビーム・サーベルだが、宇宙世紀作品のビーム・サーベルは、大雑把に述べれば「メガ粒子のビームをIフィールドで剣の形に収束させたもの」であり、破壊にはメガ粒子放出時の熱エネルギーを用いるため、原理は完全に異なる。

ビーム・サーベルがミノフスキー物理学という架空理論に基づく代物だとは言え、オマージュすら希薄な独自のメカニズムを用いて開発を進めた点に、東弊の技術者たちのプライドを感じられないこともない。別の点で差別化すべきだったのではないかとも思えるが。


SCP-1079-JPの材質は「チタンと鉛の合金」となっているが、ガンダムの装甲材質である「ルナ・チタニウム」も、地球外で採掘された高純度のチタンを用いた合金とされている。


CC-BY-SA 3.0に基づく表示

タイトル: SCP-1079-JP - TH-G

http://scp-jp.wikidot.com/scp-1079-jp

著者: crow_109

作成年: 2018


タイトル: Xデー迫る 国内諸勢力の動き

http://scp-jp.wikidot.com/koigarezaki-news-1224

著者: snoj

作成年: 2019


タイトル: SCP-2912-JP - 我らの壊れたる機動精神 ブロークン・ガンダム

http://scp-jp.wikidot.com/scp-2912-jp

著者: stengan774

作成年: 2020


タイトル: SCP-2110-JP - カラスタル・ナハト

http://scp-jp.wikidot.com/scp-2110-jp

著者: crow_109

作成年: 2021


関連タグ

SCP_Foundation SCP財団日本支部 SCPオブジェクト

東弊重工


天郷2号 ガンガル ガルダン オガンダム シャダーン 頑侍 ヒュッケバイン

にせガンダム 黒いガンダム ガンダム マジンガーZ

武者頑駄無摩亜屈 - 外見が似ている。

タイラント・ソード - TH-G同様、空間すら歪ませるシステムを用いるガンダムシリーズの機動兵器。

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