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概要編集

ワーナー・ホーム・ビデオの日本製作アニメオリジナル企画第1作(メタルファイトベイブレード 4Dは一見オリジナルではあるがこちらはコロコロ原作でワーナーは製作にかかわっておらず、ビデオのリリースのみである)。


タカラトミーが発売するTCGWIXOSS』をベースにしているが、従来のカードバトルアニメよりも年齢層が高くダークな雰囲気が大きな特徴となっている。


従来のTCGアニメ化作品と違い、作品内でゲームのルールやプレイングについて触れられることがほぼ皆無なのも特徴の一つ(そもそもカードバトルの描写が短く、省略されることすらある)。これは企画段階で決定された方針によるもので、ルールやプレイングを解説するためのドラマではなく、WIXOSSを軸とした少女たちの感情入り乱れるハイスピードなドラマを作ることに重点を置いているためである。


2015年4月に開催されたイベント上で、劇場版の製作決定が発表された。



2016年から2018年には、続編の『Lostorage』が放送・配信された。


セレクターバトル説明編集

セレクター編集

ルリグの宿ったルリグカードを持つ、WIXOSSの少女プレイヤーのことを指す。他のセレクターとのバトルに勝ち続けることで、胸に秘めた願いを叶えることができる夢限少女になれるという。基本的に夢限少女になって願いを叶えることを目標として戦う事になる。

夢限少女になるためには必要回数以上バトルに勝つ事を要するが、何回かは定かではない。

バトルに3回負けるとセレクターとしての資格を失う。しかし、一度セレクターとしての資格を失った場合でも再びデッキを入手し、ルリグを再度入手出来れば再度セレクターとして戦いに参加出来る。


ルリグ編集

意思を持ち話す魂をカードに宿した存在。セレクターとして必要不可欠な資格でもある。

ルリグの会話や動く姿はセレクターとルリグにしか分からない。個々に性格と意思を持っているため、セレクターに助言をする者・親友同然の仲な者・罵り合う関係な者など、その関係は様々である。


力の消耗を回復するため、バトルが終わる度にしばらくの間眠りにつき、基本的に連続でのバトルは不可能である。ただし、場合によっては当てはまらないようで、晶は直前にバトルに負けたセレクターとルリグを狙って狩っていた。

セレクターが夢限少女に近づくとルリグは進化し、容姿などが変化する。バトル中のグロウとは違いその変化は恒常的に続く。

セレクターが3回負けるとルリグは一時的に消滅し、また新しいセレクターの下へと現れる。


ルリグも元々はセレクターとして戦った女の子である。セレクターが夢限少女となると、ルリグはセレクターと立場が入れ替わり、ルリグがセレクターの身体を手に入れその人間として行動し願いを叶える。セレクターは肉体を失って新しいルリグとなり、新たなセレクターと共にバトルを繰り広げる事になる。


ペナルティ編集

セレクターバトルに3回負ければセレクターはルリグを失いセレクターとしての資格を失う。セレクターに関わる記憶は全て抹消され、願いは永遠に叶えられなくなるうえに、願いがマイナス作用し悲惨なペナルティが課せられてしまう。

ペナルティは他の夢限少女の願いをもってしても覆すことはできない。


ただし、晶はセレクターの資格を失ったのに何故か記憶を保持し続けており、一衣はバトル時のフラッシュバックとるう子・遊月の呼び掛けで記憶を取り戻しペナルティもある程度克服している。これらは全てセレクターの願いから来たモノなので、心でなんとかなるのかも知れない。


夢限少女編集

セレクターが目指す到達地点であり、胸に秘めた願いを叶えることができるという究極の存在。あらゆるルールや法則を超越する力を持つという。


夢限少女になるには、セレクターバトルに一定数以上勝利し・ルリグを進化させ・願いに対する気持ちを極限まで高める事で条件を満たす事が出来る。

そして条件を満たした状態(心が落ち着いた・冷めた境地らしい)でセレクターバトルを行い、勝敗を決する最後の一撃をルリグと共に放つ必要がある。

その際には「私は受け入れる。選択者の理を。そして今、ここに新たな夢限少女が誕生する」という宣誓をルリグと共に宣言しなければいけない。その宣誓はルリグがセレクターの願いを認め叶える事を同意する誓いも兼ねており、ルリグが宣誓をしなかった場合はセレクターは夢限少女にはなれない。

ちなみに、夢限少女の条件を満たした際のバトルは勝ち負けは問わない。別に負けても宣誓さえすれば夢限少女になれる。

夢限少女となって叶えた願いも、他の夢限少女の願いをもってしても覆すことはできない。


夢限少女として叶えられる願いはありとあらゆるモノが対象である。ただし、どうしてもこの世の常識を意識してしまい、この常識内若しくは非常識と言われ糾弾されるような願いとなる。また、ルリグも通常はそこまで超常的な願いは叶えられない。

しかし、セレクターの願いの強さとルリグの可能性によってはこの世の理さえも覆す事が出来るらしい。


主要キャラクター編集

セレクター編集


ルリグ編集


その他の人物編集


劇場版の登場人物編集


余談編集

Selectorでは明言されていないが、Lostorage(舞台はあきらかに池袋)で登場した遊月とるう子がすず子を追跡する駅から見ると、Selectorの舞台はおそろく新宿区周辺である。


関連タグ編集

  • selector_meets_Lostorage‥第2シリーズ『Lostorage』とのクロスオーバー
  • ファンタジスタドール‥同様にカードゲームの要素を取り入れたアニメで、主人公の少女がある日、意思を持った存在を宿す不思議なカードを手に入れた事で、同じく不思議なカードを持つ者たちとの戦いに巻き込まれていくというストーリーも共通する。もっとも、こちらは多少ブラックな部分はあれど、基本的にはコメディタッチな作品であるのに対し、色々と共通する要素を持ちながらも、真逆のハードな作風であるselectorはまさに「ブラックなファンタジスタドール」といえる。
  • 仮面ライダー龍騎‥カードゲームの要素を持ち、登場人物達が願いを叶えるために戦うという共通点がある。ただし、主に戦闘を行うのはカードに宿っている存在ではなく、カードの持ち主自身であるという違いがあり、カード自体はあくまで持ち主の戦闘のサポートを担うものでしかない。
  • 仮面ライダーギーツ‥願いを叶えるために戦う、脱落すると記憶を失い願いが叶わなくなるなどの共通点がある。

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外部リンク編集

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