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概要編集

MARVELコミックのキャラクターで、『スパイダーマン』のヴィラン。

1963年8月の『Amazing Spider-Man #6』で初登場。


本名:カーティス・"カート"・コナーズ(Curtis "Curt" Connors)。

かつて事故で失った片腕を取り戻すために、爬虫類の再生能力を身に着けようとして、トカゲ男になってしまった科学者。ピーター・パーカー / スパイダーマンにとって悲劇の敵であり、現在では殆ど更正し協力関係にあるという異色のヴィラン。科学的な知識が必要な場合などに協力を仰ぐ。…が、極度の興奮などによって再び変貌することがある。


他の関係者としては、セオドア・”テッド”・サリス / マンシングに、片腕を失った直後に雇われそうになったが断っている。


別アース編集

スパイダーグウェン

ピーターではなくグウェン・ステイシースパイダーウーマンとなった【アース65】では、彼女の活躍を羨んだピーターがリザードに変貌

暴れた末に止めに現れたグウェンとの戦闘で命を落とした。


アニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』ではシルエットのみであるが、過去の回想シーンで登場している。


メディア展開編集

実写編集

演:ディラン・ベイカー、吹替:原康義


ピーターが通う大学の教授・コナーズ博士として『2』から登場。オットー・オクタビアス / ドクター・オクトパスとは友人だった。

3』でも新しいコスチュームを解析してくれるなど活躍しており、さらに『4』のヴィランとしてリザードを(ヴァルチャーと)登場させるために変貌する伏線が張ってあったのだが、シリーズ自体が『3』で打ち切りになってしまった。

ただ『3』のゲーム版にはリザードとして登場している。


演:リス・エヴァンス、吹替:内田直哉


「孤独で、迷える魂を私は救える!私は癒せる!私を止める理由は無いぞピーター!」

「哀れだな、ピーター・パーカー。母親は無く、父親も無く、叔父も居ない・・たった1人だ。」


1作目にメインヴィランとして登場。

全ての人が平等な弱者のいない世界を作る為にオズコープ社で異種間遺伝子交配の研究をしている爬虫類研究の世界的権威であり、ピーターの父リチャードはかつての同僚であったが、現在はグウェンが助手となっている。

中盤で上司から圧力をかけられ、自身にピーターと共に開発した試験薬を注射して右腕が再生するものの、副作用で精神が歪み、凶暴なリザードへと変異してしまう。


終盤では試験薬を空中に散布してニューヨーク中の人々をトカゲ人間に変える計画を立てたが、スパイダーマンが解毒剤にすり替えたために失敗。散布された解毒剤によって元の性格と姿へ戻り、騒動を起こした罪で投獄された。


2』では本人は直接登場しないものの、オズコープ社が事件後の責任逃れのために蜥蜴の尻尾切りという形で研究と共に全責任を博士に押し付け、切り捨てた事が語られている。


スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』にて、マーク・ウェブ版のリザードが再登場。

ただ演者のエヴァンスがスケジュール等の都合で撮影に参加できなかったため、音声のみ新規で劇中ではCG、元の姿は『アメイジング・スパイダーマン』の映像を編集したライブラリ出演という形となった。主なデザインに変更は無いが、鱗の質感などがディテールアップされ瞳孔がオレンジ色に、牙がより鋭くなったことで以前よりも怪物然とした姿になった。

ちなみにエヴァンスは公開直前のインタビューにて出演しているのかという問いに対し、「クリスマスプレゼントみたいに開ける時まで何が入っているか分からないのがいいですよね。」と出演を匂わせる発言をしていた。


彼の時系列は、下水道でピーターの正体がスパイダーマンと知ってから、終盤で解毒剤を浴びて改心するまでの間。同じ世界からやって来たマックス・ディロン / エレクトロとは以前から面識があった事が明らかになった。

元の世界へ帰って計画を再開する為、サンドマン、エレクトロと呉越同舟という形で共に戦うも、同じ世界から来たスパイダーマンの作った解毒剤を全身に浴びた事で正気を取り戻し、姿も本来のカート・コナーズに戻った。


ゲーム版編集

  • LEGO マーベル スーパー・ヒーローズ ザ・ゲーム

シリーズ2作に登場。

デザインはコミック版のトカゲらしい外見が採用されているが、どちらもサブイベントでしか出番が無いと、スパイダーマンからのヴィランなのに割と不遇な扱いを受けている


無印ではデッドプールミッション「爬虫類騒動」クリアで解放される。

コナーズで入れ替えボタン長押しで変身する事でリザードになれる。この時、本来は注射器で薬を投与するのだが、LEGOでは一種の配慮なのか、飲み薬に変更された。

一部のモーションが差別化されているものの、基本的にハルクとほぼ同性能。しかし数少ないハート自動回復も持っているため、ハルクの上位互換となっている。投げ技は尻尾で行うのだが、その内の1つに頭から丸呑みがある。

なおコナーズの状態で死ぬと、何故かリザードの状態で復活するしょうもないバグもある。


『2』ではグウェンプールミッション「オズコープ暴走」で特定の条件を達成する事で解放される。

モデルが一新され、より筋肉隆々になったリザードに対して、変身前のコナーズがまさかのリストラ。なので始めからリザードの姿でプレイ出来る。モデルは一新されたが、モーションは殆ど無印の物を使い回している。相変わらずハルクとあまり変わらない性能だが、突進が回転攻撃になっている。


原語版:マーク・ウィッテン、日本語版:根本泰彦


『Miles Morales』で、ノーマン・オズボーンの部下の科学者として登場。

『2』では右腕を失っており、クレイヴン・ザ・ハンターの標的の1人となっている。


その他編集

こちらは「犬丸博士」という日本人。

スパイダーマンこと小森ユウが尊敬する高名な科学者であり、ジャングルを探索して新薬の素材を発見したが、出世に目がくらんだ同僚(荒木の父親)によって崖から突き落とされてしまった。

大トカゲの徘徊する密林から奇跡的に生還を果たすが、どういうわけか感情が高ぶると爬虫類のようになってしまう体質へと変化してしまい、更にはその体質のせいで意図せず妻を殺してしまったために自分を陥れた同僚への復讐を決意。

同僚の会社や工場を襲撃し、同僚の息子を誘拐して脅迫を行なっていた。

荒木を救うために現れたスパイダーマンとの死闘の末に動物園の水槽に落ちてしまい、変身が解けた瞬間に水槽のワニに食われるという無残な最期を遂げてしまった。


なお、元凶である荒木の父親は犬丸博士の死亡で事実が隠蔽された事に笑みを浮かべ、特にお咎めなくフェードアウトする等、後味の悪いの結末を迎えた。

ちなみに荒木の父親に限らず、池上遼一版スパイダーマンの作中では基本的にヴィラン以上に思考が腐りきった一般人が多数登場しており、中には外道に値するほどの悪行を犯したにもかかわらず明確な報いを受けた描写がない者もいる。


関連タグ編集

MARVEL スパイダーマン カート・コナーズ

ピーター・パーカー スパイダーグウェン リチャード・パーカー グスタフ・フィアーズ

リザードマン


鬼塚義一真・仮面ライダー:マーク・ウェブ版の彼と似たような凶行を目論んだ科学者。こちらは当初からマッドサイエンティストであり、作中ではバッタ人間に変身していた。


世にも奇妙な物語:日本のオムニバスドラマ。エピソードの1つである「トカゲのしっぽ」の主人公が失った手を再生させるためにトカゲ由来の治療を受けていた。

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