概要
小淵沢駅(山梨県北杜市)から小諸駅(長野県小諸市)までを結んでいるJR東日本の路線。総延長78.9km(営業キロ)。愛称は八ヶ岳高原線。
1919年、小海駅以北が私鉄の佐久鉄道として開業し、1934年の国有化を経て翌年に全通した。佐久鉄道として開業した区間は駅間距離が3km未満と全体に短い。
山梨・長野県境前後で野辺山高原上の標高1,000m以上の高原地帯を通り、野辺山駅(標高1,345m)以下JR線における高所駅の上位9駅が当路線内に連続してある。なお、清里駅~野辺山駅間にはJR線最高地点(標高1,375m)があり、線路際にそれを示す碑が建立されている。
運行形態
すべて普通列車で、全区間を走破するとおよそ2時間10分かかる。
全線通し列車が60~120分間隔で運行されているほか、小海駅・中込駅~小諸駅間の区間運転列車があり、中込駅~小諸駅間は通勤時間帯には約20分間隔での運転となる。
車両はキハ110系、キハE200形が使用され、単行もしくは2~3両編成で運行している。単行は全列車、2両編成は大部分がワンマン運転。
国鉄時代はC56形蒸気機関車が活躍していた。優等列車にはキハ57系やキハ58系が使用され長野駅~長野駅間の循環急行「すわ」「のべやま」に新宿駅からの急行「アルプス」や「白馬」に併結された「八ヶ岳」が乗り入れていたがいずれも中央東線の急行が電車化された1975年3月改正で消滅した。
国鉄時代末期~JR時代初期は清里が「高原の原宿」と呼ばれてブームになっていた時期でもあるため観光列車も運行されていた。169系や165系すら使用されたが、どちらも小海線内はDD16に牽引されていた。
駅一覧
※南→北の順
駅名 | 乗り換え路線 | 備考 |
---|---|---|
小淵沢駅 | 中央東線 | Suica対応駅 |
甲斐小泉駅 | ||
甲斐大泉駅 | ||
清里駅 | Suica対応駅。ここから南は山梨県 | |
野辺山駅 | Suica対応駅。ここから北は長野県 | |
信濃川上駅 | ||
佐久広瀬駅 | 交換不可 | |
佐久海ノ口駅 | ||
海尻駅 | 交換不可 | |
松原湖駅 | 交換不可 | |
小海駅 | ||
馬流駅 | 交換不可 | |
高岩駅 | 交換不可 | |
八千穂駅 | ||
海瀬駅 | 交換不可 | |
羽黒下駅 | ||
青沼駅 | 交換不可 | |
臼田駅 | ||
龍岡城駅 | 交換不可 | |
太田部駅 | 交換不可 | |
中込駅 | 小海線営業所の所在駅 | |
滑津駅 | 交換不可 | |
北中込駅 | 交換不可 | |
岩村田駅 | ||
佐久平駅 | 北陸新幹線(長野新幹線) | 交換不可 |
中佐都駅 | 交換不可 | |
美里駅 | 交換不可 | |
三岡駅 | ||
乙女駅 | 交換不可 | |
東小諸駅 | 交換不可 | |
小諸駅 | しなの鉄道しなの鉄道線 |