概要
東アジアでは新年を迎えた「正月」を祝うが、この語は年月にかけて歴史を記した『春秋』に由来している。
正統な君主の最初の年を元年、最初の月(一月)を正月、最初の日を元日といい、君主の元号が正統であることを示している。
近代以降の日本では太陽暦で正月を祝い、戦後の日本では西暦で祝うのも多くなった。
pixivでは「お正月」関連のイラストにこの語が用いられる。
お正月の前日は大晦日で年にまたがって鐘がつかれる(年内におわる事もある)。
1日を元日、元旦(元日の朝)、元朝(同)といい、また3日までをお正月として祝い、歳神様が家にやってくるのと新春を祝う行事である。
お正月の日本語での挨拶
- あけましておめでとうございます
- 新年おめでとうございます
「新年あけましておめでとうございます」を誤りとする声もあるが、問題ない。明鏡国語辞典によれば、「明ける」の補説で"(略)「旧年が明ける/新年が明ける」のように、古いものと新しいものの両方を主語にとる。前者は現象の変化に、後者は新しく生じた変化の結果に注目していう。同種の言い方に「水が沸く/湯が沸く」などがある。"と書かれてある。三省堂国語辞典でも第八版で「新年」「明ける」の項目でそれに関する注記が追記された。
- あけおめことよろ
あけましておめでとう、ことしもよろしくの略。若者言葉。
英語での挨拶
- Happy New Year
英語圏の国々では西暦に正月は存在しないが新年を祝う。
新年の前にも年末から使われる。
不定冠詞の"A"を使うのは誤り。
アメリカでは大晦日にカウントダウンパーティーがあるが日本でいう「お正月」はあまり重要視されていない。
各国の正月
韓国・華人社会
韓国や華人社会では旧正月を祝う。新暦の元日を祝うこともあるが、若者が集まってパーティを開くといったようなものであって、古来からの風習に基づいた行事が行われるわけではない。
マレーシア、シンガポール
マレーシアやシンガポールでは俗に「1年に4回の正月がある」と言われる。イスラム暦、ヒンディー暦、華人社会の旧暦、そして新暦という異なる4つのカレンダーが用いられているためであり、新年もそれぞれの宗教によって異なるからである。
もちろん、住人は自分の信じる宗教のお正月だけを祝えばよいのである。ほかの3つはは参加してもよいし、普通に「楽しいイベント」として見ておいてもよい。
主な行事
- 初日の出を拝む
- 一富士二鷹三茄子の夢をみると縁起が良いらしい
- 会社の上司・親戚・お世話になった人へ挨拶回り
- カレンダーを新しくし、古いカレンダーを捨てる
- しめ飾り・門松・鏡餅や飾る
- 書初め
- 姫始め
- 神社仏閣へ初詣に行く
- 年長者からお年玉をもらう
- 新春セールや福袋の発売
- おせち料理や雑煮を食べる
- もちをついたり焼いて食べたり
- 郵便局では出発式、局長のあいさつがある。テープカットが行われ一斉に配達員が街へ繰り出す
- 会社や親戚や友人から年賀状が届く
- 凧上げや羽根つきやかるたをして遊ぶ(今は少ない)
- 新年会
- 古くなった正月飾りをお焚き上げする(大晦日にも行われ節分にもある)
- 正月番組
- pixivに干支絵を投稿
- あけおめメールによる通信障害(2000年代の風物詩)
- 渋谷で暴動
主に正月の行事や干支、正月の様子などが多い。
関連イラスト
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関連タグ
お年玉 書初め / 書き初め 羽根突き 凧 すごろく 門松 しめ飾り 鏡餅 お餅 / 餅 おせち お雑煮 / 雑煮 お汁粉
正月オルグ、ショウガツワルド/ダイショウガツワルド:正月モチーフの戦隊怪人