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概要編集

東京都23区部及びその周辺地域の都市高速道路。総延長は322.5km(2014年現在)。

略称、「首都高速」あるいは「首都高」。


首都高速道路株式会社(首都高速道路公団を2005年に民営化)が通行費を徴収し管理する第2種の都市高速道路となっており、法律上の高速自動車国道等ではないため標識の無い区間の法定速度は60km/hで、制限速度も全体的に一般道なみ(50~60km/h、高速移動では無く都市部移動時間改善の為)であり、例外は湾岸線の80km/hくらいである。ちなみに最低速度は無い(高速自動車国道は最低速度50km/h)。


関連タグにあるような作品群では、深夜帯に公道レースが展開されていたりするが当然違法である(都心環状線反時計回りが可能なのは勿論、昨今は中央環状線での双方向の選択肢も出来てしまった)。


東京オリンピックを前にした1962年12月20日に最初の区間として京橋~芝浦間4.5kmが開通、その後路線を23区外や隣接県にも延ばしていった。


通行規制編集

自動車専用道路なので、以下の車両と歩行者は全線にわたって通行禁止である。


また。追加で

となっている。


ちなみに最低速度規制が無いため小型特殊自動車は理論上通行可能である(実際には全くオススメしないが)。また、湾岸線は後述の理由に該当する関係上、最も左側の車線を走る事となる。

問題点編集

渋滞編集

東京の都心を通過する上、首都高自体が各方面へ向かう高速道路の集合地点となっているため、交通量が非常に多く渋滞が慢性化している。

最近でこそ外環道などの整備も進んで緩和されつつあるが、根本的な解決にはなっていない。

また、殆どの路線で路側帯が無いため、事故が起こっても救急車パトカーが現場に急行できず、事故処理に無駄な時間を要してしまう。


この点は2020年の東京オリンピック開催前にも問題視され、首都高を建て替える、もしくは第二の首都高を造るという案も出たが、結局実現しなかった。


走りにくさ編集

都心を通る路線は道が狭い上、道路のアップダウンや急カーブが多く、高速道路と言うよりのような形状をしている。

更に出入口やジャンクションが多く、一般的な高速道路にはない右車線への合流・分岐が混在するため、追い越し車線が存在しない形になり高規格の高速道路しか走ったことのない地方民には難易度が高い初見殺しとなっている(湾岸線はランプウェイの位置の為に此の限りでは無く、通行帯違反に注意を)。

首都高を走り慣れれば、名阪国道新4号バイパスを除く全ての高規格道路が走れるであろう。



老朽化編集

首都高は開業してから50年以上が経過しており、一部路線では海上を通るため道路の老朽化が進んでいる。

現状では逐一補修して対応しているものの応急処置に過ぎず、震災が発生した際には甚大な被害が想定される。

この点も建て替えの必要性が定期的に議論されているが、未だ解決策を導き出せずにいる。


主な運営路線編集

星は5段階で★が多いほど難易度が高い。

東京区間(一部千葉区間)編集


神奈川区間編集


神奈川4号線は欠番となっているが、こちらは未成線である。


埼玉区間編集


欠番路線編集

首都高速には東京区間・神奈川区間・埼玉区間ともに(路線案内上の)欠番が存在しているが、それぞれの区間によって事情は異なっている。


  • 東京区間:8号線は一応存在しているものの、全長が約100m程度とあまりにも短いことから、都心環状線の支線扱いとして独立した路線名称は与えられていない。
  • 神奈川区間:神奈川4号線に相当する区間として狩場線坂東橋出入口付近~湾岸線磯子出入口付近を結ぶ「磯子線」が計画されていたが、現在は計画が凍結されている。
  • 埼玉区間:埼玉3・4号線を飛ばして埼玉5号線が存在するが、あくまで東京区間の5号池袋線の延長として続番が与えられただけであり、現時点で埼玉3・4号線となるような具体的な計画が存在すると言うような訳ではない。

関連タグ編集

首都 東京 道路 NEXCO

首都高バトル 湾岸ミッドナイト

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