アメリカ海軍とは、アメリカ合衆国の海軍、アメリカ軍の一部で、海兵隊とは別組織である。
飛び抜けた勢力を誇る世界最大最強の海軍である。
歴史
アメリカ独立戦争中に設立された大陸海軍を起源としている。
大陸海軍は、イギリス陸軍への軍需物資を搭載した輸送船を妨害するために、2隻の武装船を準備したことから始まっている。
独立戦争勝利後は一旦解散したが、ヨーロッパでの政情不安に伴い、議会は6隻のフリゲートの建造を命じ、1797年に最初の3隻が就役した。
以後、アメリカの国防にあたりつつ、その世界進出の尖兵として活動。幕末のペリー提督の来訪もそのひとつである。
南北戦争では、反乱を起こした南部連合を封鎖し、勝利に貢献した。
このころまでは、世界有数の海軍というところだったが、第一次世界大戦までに急成長し、大戦後のワシントン海軍軍備制限条約体制のもとで、それまで世界第一の海軍だったイギリス海軍と同率一位の地位を獲得した。
第二次世界大戦では、大西洋ではドイツ海軍の跳梁を押さえ、ヨーロッパへの補給をつなぎ大陸反攻を成功させ、太平洋では日本海軍の奇襲を受けながらも、徐々に勢いを逆流させ、最後には日本本土を封鎖し沖縄・硫黄島などの周辺諸島を落とすところまでこぎつけた。
戦後は、イギリス海軍の脱落を受けて、文字通り世界第一の海軍となり、あらたにライバルとして立ちふさがるソ連海軍を押さえこんで世界の海を己のものとし、朝鮮戦争・ベトナム戦争・湾岸戦争・イラク戦争など全世界にアメリカの力を投射する背骨となっている。
現在は、原子力空母10隻、原子力潜水艦70隻、イージス艦80隻を含む主要水上戦闘艦約280隻、戦闘機や対潜哨戒機など航空機約2,700機を保有し、約43万人が所属する世界最大規模の海軍となっている。
アメリカ海軍の兵器・部隊・人物・関連事項
近代
第二次世界大戦期
太平洋戦争 真珠湾攻撃(ハワイ海戦) ミッドウェー海戦 ガダルカナル マリアナ沖海戦 レイテ沖海戦 硫黄島 沖縄
戦艦:ネバダ級 ペンシルべニア級 コロラド級 ノースカロライナ級 サウスダコタ級 アイオワ級 モンタナ級(計画のみ)
艦載機:F4F SBD TBD F6F F4U SB2C TBF F8F
大戦以降~現代
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