概要
有名無名問わず、70~150名前後のアンケート参加者が、前年10月1日から発行年9月30日までに単行本が発刊されたタイトルの中から、最も「面白い」と思う5作品をランク付けし、1位10点、2位9点、3位8点、4位7点、5位6点として計算し、その年の総合順位を決定する。
近年は公式サイトで毎月「今月のこのマンガがすごい!」も発表される形式になった。
長短
「オトコ編(主に少年漫画系)」「オンナ編(主に少女漫画系)」の2種類に投票結果が強引に分けられる形式となっているため、読者の性別を問わないボーダーレスな作品の票が分散してしまう、単行本になっていない短編作品は対象外になってしまう、などの問題点がある。
また、作品の完成度に対する純粋な評価というよりも「その時に人気(勢いや話題性)がある旬の作品」にどうしても票が集まりやすいという欠点もあり「このマンガを売りたいランキング」などと揶揄されることもある。
プロが選考する各種「マンガ賞」に比べると、あくまでもアンケートに参加した読者が好みで選ぶ、毎年恒例の「お遊び・お祭り」要素が強いランキングである。
とはいえ、このムックでランクインを果たすことは「いま人気があって面白い漫画」の評価の目安のひとつとなっており、フリースタイル発行の「このマンガを読め!」のランキングと並んで、毎年の投票結果は漫画ファン以外からも一定の信頼を得ている。
過去2年連続で1位に輝いたのは、羽海野チカの『ハチミツとクローバー』のみとなっている。
ちなみにTOP10への最多ランクイン記録保持タイトルは『君に届け』『ちはやふる』のそれぞれ5回となっている。
過去の主な受賞作品
※現時点でpixiv百科事典に項目がある作品のみ挙げる。
※1位受賞作品のみ太字表記。及び参照画像表示。
『PLUTO』(1位)『ハチミツとクローバー』(1位)
『DEATHNOTE』(2位)『のだめカンタービレ』(2位)『働きマン』(3位)『NANA』(3位)『鋼の錬金術師』(5位)『大奥』(6位)『もやしもん』(7位)『おおきく振りかぶって』(7位)『シュガシュガルーン』(9位)
『デトロイト・メタル・シティ』(1位)『ハチミツとクローバー』(1位)
『DEATHNOTE』(2位)『君に届け』(2位)『へうげもの』(3位)『のだめカンタービレ』(3位)『シグルイ』(5位)『夏目友人帳』(6位)『NANA』(7位)『闇金ウシジマくん』(8位)『もやしもん』(10位)
『へうげもの』(2位)『よつばと!』(3位)『シグルイ』(4位)『おおきく振りかぶって』(5位)『GIANTKILLING』(6位)
『宇宙兄弟』(2位)『GIANTKILLING』(3位)『ちはやふる』(3位)『3月のライオン』(4位)『君に届け』(4位)『深夜食堂』(5位)『町でうわさの天狗の子』(5位)『アオイホノオ』(7位)『よつばと!』(8位)『夏目友人帳』(8位)
『ONEPIECE』(2位)『君に届け』(2位)『海月姫』(4位)『モテキ』(5位)『となりの怪物くん』(5位)『鋼の錬金術師』(7位)『聖☆おにいさん』(8位)『トリコ』(9位)『弱虫ペダル』(10位)
『進撃の巨人』(1位)
『テルマエ・ロマエ』(2位)『海月姫』(3位)『ONEPIECE』(4位)『ちはやふる』(4位)『鋼の錬金術師』(5位)『乙嫁語り』(6位)『大奥』(6位)『ドリフターズ』(7位)『バクマン。』(8位)『君に届け』(9位)『惡の華』(10位)『町でうわさの天狗の子』(10位)
『花のズボラ飯』(1位)
『昭和元禄落語心中』(2位)『ましろのおと』(3位)『HUNTER×HUNTER』(4位)『3月のライオン』(5位)『どげせん』(6位)『ちはやふる』(6位)『海街diary』(7位)『進撃の巨人』(8位)『信長協奏曲』(10位)
『ハイスコアガール』(2位)『ハイキュー!!』(4位)『銀の匙』(5位)『黒子のバスケ』(6位)『キン肉マン』(7位)『アイアムアヒーロー』(8位)『ちはやふる』(8位)『ボールルームへようこそ』(9位)『ULTRAMAN』(10位)
『坂本ですが?』(2位)『ときめきトゥナイト』(2位)『亜人』(3位)『七つの大罪』(4位)『進撃の巨人』(6位)『宝石の国』(10位)
『聲の形』(1位)『ちーちゃんはちょっと足りない』(1位)
『魔法使いの嫁』(2位)『ベルサイユのばら』(3位)『月間少女野崎くん』(5位)『ギガントマキア』(7位)『シャーリー』(8位)『僕だけがいない街』(9位)
『ゴールデンカムイ』(2位)『黒博物館ゴーストアンドレディ』(3位)『僕のヒーローアカデミア』(5位)『だがしかし』(9位)『僕だけがいない街』(10位)