pixivタグでは『Steins;Gate』の方が登録数が多い。
概要
前作『Chaos;HEAd』(カオスヘッド)の世界観と設定を受け継いでおり、前作が渋谷を舞台としていたのに対し、今作は秋葉原を舞台としている。
なお、前作をプレイしていないとストーリーがわからないということはない。
(これは、三作目に当たるROBOTICS;NOTESにも言える事だが…)
2015年3月28日にツイキャスで行われた新作発表会にて、『Steins;Gate0』が発表された。機種等に関しては(当時の段階で)不明だが、アニメ化される事も同時に発表されている。
そして、発売5周年を記念してアニメ版の再放送が行われる事が発表された。放送局はTOKYOMX・BS11の2局。放送は7月からスタート。
(TOKYOMXでの放送に関しては、試験運用中のアプリ「エムキャス」に対応している)
その再放送において、衝撃とも言える世界線変動が行われた。詳細は後述の変更点を参照の事。
2016年1月、シリーズ累計販売数100万本突破を記念し、キャンペーンが行われる事になった。
Steins;Gate0
ゲーム版に関しては2015年秋予定で発売され、対応ハードは発表の段階でPS3/PS4/PSVitaとなっている。発売日に関しては秋予定が延期となり、12月10日へと変更された。
(この延期が上記の世界線変動のきっかけになった可能性が高い)
※XBoxが対応ハードに入っていないが、「開発ラインが空いていない」(志倉千代丸氏のツィッターより)為であり、将来的にはスマホ等でも遊べるようにしたいと発言している。
そしてWindows版が2016/06/24発売される予定であることが発表された。
ストーリー
秋葉原を拠点とする総勢3人の小さな発明サークル「未来ガジェット研究所」のリーダーで、厨二病から抜け出せない大学生の岡部倫太郎は、サークル仲間と日々ヘンテコな発明を繰り返していた。
2010年7月28日、岡部は単位取得のため同期にして友人の橋田至と共に向かった講義会場で、弱冠18歳でアメリカの科学誌に学術論文が掲載された天才少女、牧瀬紅莉栖と出会う。
しかし、彼はその数時間前にラジオ会館の8階奥で大量の血溜まりの中に倒れる彼女を見ていた。
そしてそれを橋田へ報告した携帯メールは、何故かその1週間前の日付で受信されていた。
検証の結果、発明品の一つである電話レンジ(仮)が偶然にも携帯メールを過去へと送るタイムマシンとしての機能を備えていたことが判明する。
そしてその偶然が全世界の未来を左右するできごとになると、世紀の大発明に浮かれていた岡部自身は知る由もなかった―――。
- 〔転載元:「Steins;Gate」『ウィキペディア日本語版』2009年11月15日 00:57 UTC。http://ja.wikipedia.org/wiki/Steins;Gate〕
内容
タイムトラベルを題材とした本格SFノベルゲーム。
2ちゃんねる(作中は@ちゃんねる)語を多用したキャラクター同士の会話や 流血表現、多少のホラー表現等が特徴。
「C」(15才以上対象)指定。
妄想科学ADV『Chaos;HEAd』とは異なり、ジャンルは想定科学ADV。前作と比べて、比較的現実の理論や事象をモチーフにしている。
キャラクターデザインにブラック★ロックシューターで有名なhuke氏を採用したことでも話題になった。
本作品では通常のアドベンチャーゲームのような選択肢は存在せず、代わりにフォーントリガーという携帯電話を使ったシステムが重要となる。
場面ごとに送受信するメールや登場人物との通話のタイミングによって物語が分岐し、たった一通のメール、一本の電話が大きくルートを変える場合もある。
「公式がネタバレ」と言われるほどに公式サイトなどにおけるネタバレが多く「プレイする前に情報をググらない方がいい」などの意見も出ている。
特にWindows版のイメージソングである「A.R」が流れるPVでは最後まで通してプレイしたプレイヤーでなければ見てはいけない程のネタバレが詰め込まれているので注意してほしい。
興味を持ったなら公式サイトを見るのではなく、Xbox360版の体験版などをプレイした方が無難である。
テレビアニメが放送終了したこともあり、Wikipediaにもネタバレが記載され、インターネット全体にもネタバレ解禁のムードが漂っている。pixivも例外ではなく、内容を前提としたファンアートが多く投稿されており、閲覧はゲームクリア後、もしくはアニメ視聴後を推奨する。
登場人物
メインキャラクター
岡部倫太郎 (おかべ りんたろう)
CV:宮野真守
年齢:19歳 誕生日:12月14日(いて座) 血液型:A型 身長:177cm 体重:59kg
東京電機大学1年生。本作の主人公であり、強烈な厨二病。
自らを「狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真」と名乗る(初対面の人物にも)。
常に悪役っぽく上から目線で振舞い、かつ空気を読まずに厨二病を発現させたりする為、友人が少ない。そのためかラボメンは「宝物」と称するほど大事にしており彼らの危機には命を賭けてでも助けようとする。
人に変なあだ名をつける癖があるようで、特に紅莉栖には大量のあだ名を付けている。
また、かなりのドクターペッパー好きで、ラボ内の冷蔵庫にはドクターペッパーがストックされている。
「鳳凰院凶真」時の〆の言葉は「――それが、運命石の扉(シュタインズゲート)の選択か。エル・プサイ・コングルゥ」。特に意味はない。
牧瀬紅莉栖 (まきせ くりす)
CV:今井麻美
年齢:18歳 誕生日:7月25日(しし座) 血液型:A型 身長:160cm 体重:45kg
3サイズ:B79/W56/H83
愛称:(以下、全て岡部の命名)クリスティーナ 助手 セレセブ(セレブセブンティーン) 蘇りし者(ザ・ゾンビ)
今作のメインヒロイン。
ヴィクトル・コンドリア大学脳科学研究所所属研究員。
飛び級でアメリカの大学を卒業し、17歳にして学術雑誌「サイエンス」に論文が掲載される程の才女。
周りの嫉妬や八つ当たりを受ける環境にいたためか、常に隙を見せないようムスッとした表情をしていて友達もいない。
馬鹿な人間が嫌いで、特に厨二病のオカリンに対しての突っ込みは容赦ない。
その中でも、オカリンに大量のあだ名を付けられてしまう事にはうんざりしている。
冷徹で客観的な分析や判断が出来るいかにもな性格だが、反面興味を持ったことには徹底的に突き詰めたり見事なツンデレだっだりする。
また隠れ@ちゃんねらーであり、「ぬるぽ」と言われたら、とっさに「ガッ」と返してしまうほどの重症。
本人は隠していても日常会話で@ちゃんねる用語を多用する橋田至がそばにいるため、つられて紅莉栖も言ってしまうことがある。
ちなみに料理の腕は「殺人的なまずさ」。天才と言うわりに生卵をレンジに入れるとどうなるかを知らないなど枚挙に暇がない。
各コミュニティでよく見られる「ヽ(*゚д゚)ノカイバー」とは作中彼女がとある発明品の説明をする際ホワイトボードに書いた顔文字がそのまま彼女の代名詞となったものである。
椎名まゆり (しいな まゆり)
CV:花澤香菜
年齢:16歳 誕生日:2月1日(みずがめ座) 血液型:O型 身長:152cm。体重:45kg
3サイズ:B85/W56/H82
愛称:まゆしぃ☆
御茶ノ水にある私立花浅葱大学附属学園2年生。
岡部の幼馴染で妹的存在。小柄で太眉で童顔かつ巨乳。これなんてエロゲ?
自分のことを「まゆしぃ☆」呼び、「トゥットゥルー♪」という口癖を持つ。
マイペースかつ天然な楽天家。あまり空気は読めず、一瞬目を離し隙にいなくなることも。
かなり食いしん坊でいつも何か食べている。特に唐揚げとバナナが好物。
趣味はコスプレ作りだが、自分では着ずに誰かに着てもらうのが嬉しいらしい。コミマでも度々発表している。
6年前に死んだ大好きな祖母の形見である懐中時計をいつも持っている。
他にも、祖母の影響で突然空に手を伸ばす「星屑との握手(スターダストシェイクハンド)」(命名・岡部)と呼ばれる癖がある。
料理の腕も紅莉栖ほどではないが壊滅的。包丁を二本持ち妙なリズムを刻みながら材料を刻むという荒業を見せる。
ここまで読むと完全なアホの子だが、何気に優れた観察力を持っていたりとそこまで深刻ではない。
しかも運動神経は意外と優れており、トロそうに見えて長距離を全力疾走しても息一つ切らさなかったりする。
ちなみに、コミマに始発で連日参加がデフォというかなりのオタク娘なのだが、本人の性格とストーリー展開、何より周りがあまりにも濃すぎるため大抵のプレイヤーはそれを忘れる。
阿万音鈴羽 (あまね すずは)
CV:田村ゆかり
年齢:18歳 誕生日:9月27日(てんびん座) 血液型:O型 身長:163cm 体重:51kg
3サイズ:B80/W59/H86
愛称:バイト戦士
未来ガジェット研究所階下にあるブラウン管専門店「ブラウン管工房」の押しかけバイト。
元気でちょっとがさつな自転車大好き娘。
店長がいない隙に仕事をサボって自転車の整備をしている。
性格は良く言えば人懐っこく、悪く言えば馴れ馴れしい。割と面倒見がいいが、深いところには互いに干渉しない。
たまに妙に難しい単語を使って会話しているが、意識的にそうしているように見える。
「一人前の戦士」を自称しており、格闘技やサバイバル術に詳しい。 だから岡部に付けられたあだ名は「バイト戦士」。
他にも、バイクによく乗るのに自転車に乗ったことはない、などどこか世間知らずで常識外れな面がある。
CV:桃井はるこ
年齢:17歳 誕生日:4月3日(おひつじ座) 血液型:AB型 身長:143cm 体重:43kg
3サイズ:B80/W54/H77
四ッ谷にある私立金糸雀学園2年生。
秋葉原にあるメイド喫茶「メイクイーン+ニャン2」の人気No.1メイド
フェイリス・ニャンニャンという名前は源氏名。
まゆりもメイクイーン+ニャン2でバイトしており、仲が良い。
メイクイーン+ニャン2の規則で働くメイドたちは言葉の節々に「ニャン」と付けなければならないが、フェイリスは日常会話でも付けてくる。
岡部ですらも引くほどの厨二病で、岡部がうっかり厨二病台詞を言おうものなら、それを巻き込んでさらに上をいく厨二病設定でまくし立てる。ゆえに岡部からは避けられている。
裕福な家の生まれで育ちは「お嬢様」といっても過言ではないが、本人は決してそれを表に出さない。
カードゲーム「雷ネットアクセスバトラーズ」の腕前は世界に通用するレベルだが、公式大会には出場していない。
漆原るか (うるしばら るか)
CV:小林ゆう
年齢:16歳 誕生日:8月30日(乙女座) 血液型:A型 身長:161cm 体重:44kg
3サイズ:B73/W60/H77
愛称:ルカ子
御茶ノ水にある私立花浅葱大学附属学園2年生で、まゆりのクラスメイト。
見た目・言動は完全に美少女のそれだが秋葉原にある柳林神社の一人「息子」。つまり男の娘。
自己主張が乏しく、恥かしがりや。だが男だ。オカリンの厨二病設定を真に受けてしまう程に純情。だが男だ。
当たり前だがヒロインの中で一番胸が小さい。だが男だ。「ヒロイン」ですらない。
かわいいは正義。だが男だ。
とあるイベントでプレイヤーが驚く(でもなんだか納得できる)ウルトラCを決める。だが男だ。
色々な意味で男の娘の可能性について考えさせられるキャラクター。なにせ男だからな!
桐生萌郁 (きりゅう もえか)
CV:後藤沙緒里
年齢:20歳 誕生日:6月6日(双子座) 血液型:B型 身長:167cm 体重:54kg
3サイズ:B88/W59/H88
愛称:閃光の指圧師(シャイニングフィンガー)
編集プロダクション「アーク・リライト」のバイト。
人と話すのが苦手で、極度の携帯依存症。目の前にいる相手と話すときでもメールで会話しようとする。
しかしメールだとがらりと口調が変わり、顔文字を使うなど、とてもフランク。しかもメール頻度が異常。
メールを打つ速度が度を超しているため、岡部からは「閃光の指圧師(シャイニングフィンガー)」と呼ばれる。
IBN5100というレトロPCを探して秋葉原をさまよう。
橋田至 (はしだ いたる)
CV:関智一
年齢:19歳 誕生日:5月19日(おうし座) 血液型:A型 身長:164cm 体重:98Kg
愛称:ダル
東京電機大学1年生で、岡部の数少ない友人の1人。
日常会話でも@ちゃんねる用語を使い、二次元、三次元はおろか無機物にも萌えられるアクティブなオタク。
プロフィールからもわかる通りかなりの肥満体型で、無呼吸症候群の傾向がある。
岡部の無茶な注文には「めんどくさい」と言い、本気を出さずに適当に済まそうとするが、
友人としては信頼している。
メイクイーン+ニャン2に通っており、フェイリスの大ファン。フェイリスの一挙手一投足にいちいち萌える。
プログラミング技術やらクラッキング技術やらに長けており、自称スーパーハッカー。だが岡部からはスーパーハカーと呼ばれ、その度に訂正を求める。
「ハードよりソフトが得意」と言っているが、未来ガジェットのほとんどはダルが製作を担当した。
作中の活躍・ポジションの重要さから2ちゃんねるでは「シュタゲ最強の萌えキャラ」と称されるほどの人気だが、限定版の設定資料集に紹介されていないなど、公式の扱いは不遇。
いくらデブヲタな野郎だからってこれはひどい。
天王寺裕吾 (てんのうじ ゆうご)
CV:てらそままさき
未来ガジェット研究所の階下にあるブラウン管専門店「ブラウン管工房」の店長。
ブラウン管と娘の綯をこよなく愛する。娘に危害を加える人間と液晶テレビに殺意を抱く。
とりあえず外見を見ればどんなキャラか分かる。度を越した親バカっぷりからオカリンに「実に気持ち悪い」と称される。
天王寺綯 (てんのうじ なえ)
CV:山本彩乃
年齢:11歳。誕生日:11月9日(さそり座)。血液型:A型。身長:137cm。体重:31kg。
ミスターブラウンの一人娘。たまにブラウン管工房に遊びにくる。ラボメンガールズとは仲がいいが岡部や橋田などには怯えている。
大人しい性格で、オカリンの厨二病が発現するとびっくりして鈴羽や父親の後ろに隠れる。
サブキャラクター
4℃ (シド)
CV:白石稔
ガイアが俺にもっと輝けと囁かれている感じの雷ネッター。
雷ネットアクセスバトラーズの池袋地区代表、ヴァイラルアタッカーズのリーダー。
性格は卑劣な子悪党で「チョイ悪」を自称する厨二病だが、岡部よりもはるかにレベルが低い。
ドクター中鉢 (どくたーなかばち)
CV:小形満
学会から放逐された物理学者で、世間では色物発明家として知られている。
ラジオ会館でタイムマシン完成記念会見を開いたが、ジョン・タイターのパクリだと岡部に論破されてしまう。
一見して優しそうで常識人に見えるが、
ルカ子に巫女服を着せたり巫女舞を教えたりしている為、作中一番のHENTAIなのではないかと疑われる。
岡部曰く「物腰は柔らかく、尊敬できる大人だ。ルカ子の育て方を間違えた以外は…」
岡部のことを本気で「鳳凰院凶真」が本名だと思っていた。どうやらルカ子の性格は彼譲りらしい。
2010年の@ちゃんねるに突如出現したコテハン(固定ハンドルネーム)。
自らをIBN 5100というレトロPCを入手するために2036年から1975年へ来たタイムトラベラーだと名乗り、独自のタイムトラベル理論を書き込んでスレッド内に論争を巻き起こしている。
現実世界においてジョン・タイターは2000年のアメリカの掲示板に出現している。このゲーム内でもそうだったらしいが岡部しかそのことを覚えていないようだ…。
スタッフ
- 企画原案:志倉千代丸(5pb.)
- シナリオ:林直孝(5pb.)
- シナリオ構成協力:下倉バイオ(Nitroplus)
- キャラクタデザイン:huke
- ガジェットデザイン:SH@RP
- プロデューサー:松原達也(5pb.)
- アートディレクター:ぺはら塗装(Nitroplus)
- 音楽:阿保剛(5pb.)、磯江俊道(ZIZZ)
アニメ
2011年4月から9月まで、独立UHF局ほかAT-Xにて放送。その後、上記でも触れている通りにTOKYOMXでは「エムキャス」対応で再放送が行われ、23話において本放送とは異なる結末を迎える事になった。
主題歌
主題歌
OPテーマ「Hacking to the Gate」/ 作詞・作曲 - 志倉千代丸 / 編曲 - 磯江俊道 / 歌 - いとうかなこ
EDテーマ「刻司ル十二ノ盟約」/ 作詞 - 志倉千代丸 / 作曲・編曲 - 林達志 / 歌 - ファンタズム(FES cv.榊原ゆい)
誤謬
第17話のAパート冒頭の日付は8月13日ではなく、8月14日が正しい。
アニメ版における変更点
- 300人委員会についての言及がない。
- エシュロンが通信傍受システムと言い換えられている。
再放送版における変更点
- 23話において、ある人物の行動をきっかけに、本来のルートとは異なるβルートへと変化。ゲーム版「ゼロ」へと続く展開になった。
- その為、再放送では本来の24話(ニコニコ生放送では24話(SG)と表記)ではなく今回の23話(β)を作る事になった流れ、シュタゲゼロに関する特別番組となった。
劇場版
アニメ最終回放送後、劇場版の制作が発表された。
『Steins;Gate 負荷領域のデジャヴ』のタイトルで、2013年4月20日より全国ロードショー。
アニメ最終回(24話SG)後の話を描いた完全新作エピソードとなる。
関連イラスト
関連イベント
- CHAOS;GATE~妄想世界のユートピア~ - 2010年10月11日(月) 東京都
関連タグ
外部リンク
想定科学ADV『STEINS;GATE(シュタインズゲート)』公式Webサイト
TVアニメ『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』公式サイト
FrontPage - Steins;Gate/シュタインズ・ゲート 攻略・考察Wiki