概要
滋賀県米原市の米原駅から石川県金沢市の金沢駅までの間の176.6kmの本線、福井県敦賀市の敦賀駅から敦賀港駅までの間の貨物支線(敦賀港線、休止中・JR貨物管轄)からなる。2015年3月14日に北陸新幹線の長野駅~金沢駅間が開業すると、路線(当時の路線営業キロは353.9km)のおよそ半分近くにあたる直江津駅~金沢駅間がIRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道・えちごトキめき鉄道に転換され、多くの特急も金沢どまりに短縮または廃止となった。
湖西線や信越本線などと接続して日本海縦貫線を構成する路線のひとつである。大阪駅・名古屋駅と北陸の各都市を結ぶ特急列車が運行されている。普通列車より特急のほうが本数が多い時間帯も存在し、『特急街道』『特急銀座』などとも形容される。
さらに475系(引退済み)や415系などの国鉄型車両がいまだ多く残る路線であり鉄道ファンからも人気で、『食パン電車』『魔改造』こと419系が走っていたことでも知られている。年季の入った車両ばかりが走る様子はまさに北陸版國鐵廣島(⇒國鐵金澤)にも思えるが、521系や683系といった新型車両も積極的に投入されているほか、多くの駅で設備のリニューアル工事が行われている。
国鉄の幹線としては初めて「正式に」交流電化が採用された路線でもある。ただし、敦賀駅~南今庄駅間に交直セクションがあるため全線が交流電化ではない。米原駅~敦賀駅間は直流電化。なお、国鉄時代初めて交流電化されたときは米原駅~田村駅間が非電化であったが、1962年に坂田駅と田村駅の間に交直セクションが設けられた。1991年に新快速を長浜駅まで運行させるために長浜駅~虎姫駅間に移設、さらに湖西線の完全直流化と新快速を敦賀まで運行させるために2006年に敦賀駅~南今庄駅間(北陸トンネルの敦賀方坑口付近)に移設された。
主な駅
米原駅 長浜駅 敦賀駅 福井駅 加賀温泉駅 小松駅 松任駅 金沢駅
関連タグ
路線
湖西線 小浜線 琵琶湖線 越美北線 七尾線 氷見線 城端線 高山本線 大糸線 信越本線
IRいしかわ鉄道 あいの風とやま鉄道 えちごトキめき鉄道(日本海ひすいライン) えちぜん鉄道 福井鉄道 北陸鉄道 万葉線 富山地方鉄道 富山ライトレール のと鉄道
※以下廃止路線
列車
過去の列車:白鳥 日本海 きたぐに 北越 トワイライトエクスプレス