基礎データ
進化
ホルビー→ホルード(Lv20)
概要
進化したことにより体つきは良くなったものの、腹巻のような毛皮に覆われ、口元は口ひげを思わせるような茶色になり、工事現場のオッサンのような外見になった。女性的な姿を持つうさぎ仲間とは正反対である。このような見た目だがちゃんとメスもいる。
その耳は肥大化してパワーショベルのような形状とパワーになり、1トンもある岩を持ち上げるほどの怪力で硬い岩盤をもたやすく粉砕する。前述の容姿通り(?)工事現場で活躍する一方、仕事が終わるとダラダラと過ごすという、生態もどこか工事のおじさんとよく似たポケモンである。
耳は割と重量があるのか、ボールから出て着地するときに前のめりになる。アームハンマーを使えるが多分腕じゃなくて耳でやってるのだろう。もはやイヤーハンマーである。アームとは一体・・・うごご・・・。
ゲームでの性能
進化したことによりじめんタイプが追加された。現時点でこの組み合わせはホルード固有のもの。第6世代で追加された唯一のじめんタイプの一般ポケモン。
技のバリエーションこそ多彩とは言え、序盤出現のホルビーの進化形らしく種族値は低め。
いあいぎり、かいりき、なみのり、いわくだきを覚えるので、ものひろい要員兼秘伝要員としてオススメ。技マシンで入れ替えればあなをほるで洞窟の脱出にも役立つ。同時期に手に入るヤヤコマと一緒に旅をすると空も飛べるしクリア後にも役立つ万能雑用隊として旅や育成を手伝ってくれるだろう。
図鑑では力持ちであることについて書かれていてるものの、ステータス自体は防御向きの能力の持ち主……
と言いたいところだが、
夢特性がまさかの「ちからもち」。攻撃力は同特性のうさぎ仲間をわずかに上回る数値で、まさに図鑑通りの物理アタッカーに化ける。
メガガブリアスに次ぐ威力を誇るタイプ一致じしんを始め、ストーンエッジやワイルドボルト、一致ノーマル技としてはおんがえしにでんこうせっか、更にはスカーフと相性のいいとんぼがえりと、物理技のレパートリーがそこそこ多い。そして積み技もビルドアップやつるぎのまい、こうそくいどうとスキがない。ORASでは三色パンチ、イカサマ、はたきおとす、ばかぢから、けたぐり、いかりのまえばを教え技で習得可能になり、さらに器用さに磨きがかかった。「イカサマ」の威力はイベルタルにも劣らず全ポケモンでも最高レベルである。
マリルリと違って、(太ってそうな見た目に反して)素早さはそこそこ高く、こだわりスカーフを巻くと抜ける相手が多いのも大きな差別点となる。
また、他のちからもちポケモンが火傷で弱体化するのに対し、こちらにはタイプ一致のからげんきが使えるという強みがある。
迂闊におにびなどを放てば超威力のからげんきで逆に半壊させられかねない。
低い種族値に収まりがちの序盤ポケモンのポジションながら、実用に耐えうるレベルどころかガチ級に食い込んでくるカロスの序盤ポケモンは何かがおかしい。
もっとも、実戦で真価を発揮できるのはいずれもクリア後に夢特性が解禁されてからになる。
余談
2016年2月16日にポケモンセンターオンラインがオープン。かつて同名のサービスはあったものの当時は通販サイトがそこまで充実していなかったのもあって2006年に閉店しており、実に10年ぶりのオリジナル通販サービス再開となる。
これを記念して各地で瞬殺となった初代ポケモンの各色バーチャルコンソールがダウンロード済みのニンテンドー2DSや、ねんどろいどNといった人気商品が数量限定で再販されるのもあってオープン時間の10:00には当然アクセスが殺到。
あまりに重すぎて商品を買えない人も続出し、「ただいま メンテナンス中です。」のメッセージと共にエラー画面で出てきたのがこいつである。
実際にはこいつだけでなくディグダとホルビーも一緒なのだが、何分この二匹が視界から消えるほどの圧倒的体格と強烈な見た目をしているため良くも悪くも記憶に残りやすい。ちなみにメンテ画面にホルード他二匹が出るのはPCスマホ版共通。
買えないユーザーは何度もこいつの顔を見るはめになり、殺意の波動に目覚めた人もいるとかいないとか…
開店早々ポケモンセンターオンラインのエラー娘(おっさん)の地位を獲得しつつあり、今後もポケセンで新商品が出るたびこいつにトラウマを植え付けられる事だろう…
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ビーダル:建築系のノーマルタイプ仲間