概要
作品によって性格や役割は異なるが、サイバトロン(オートボット)の赤い体の若き戦士、ビークルモードがSFスポーツカー、そして胸にファイヤーパターンあるいは、それにちなんだ配色であることが多い。
ただ、名前はスカイファイアー並にバラつきがあり安定しない。活躍や人物像は各リンク先も参照。
G1(ホットロディマス→ロディマスコンボイ)
CV:ジャド・ネルソン(劇場版)、リシャール・ゴーティエ(TV版)、テッド・シュワルツ(TV版初期)/吹:石丸博也
『ザ・ムービー』にて初登場した、サイバトロンの血気盛んな若き騎士。大きなウィングとファイヤーパターンが特徴の、スポーツカー風の改造車に変形する。
海外での名前はホットロッド(Hot Rod)。1930年代のアメリカで生まれた、スピードが出るようにエンジン等を改造した自動車が由来である。
後にコンボイからマトリクスを受け継ぎ、二代目総司令官ロディマスコンボイとなる。
続編『2010』では自分の若さや未熟さに悩みながらも、サイバトロンを率いてデストロン軍団やクインテッサ星人に立ち向かう。
ちなみに初登場シーンは魚釣り。
キスぷれ
『ザ・ムービー』で放り投げたガルバトロンが、地球に落下し甚大な被害を出してしまった責任を負ってマトリクスを返上、ホットロディマスの姿に戻っている。ビークルモードはフォードGT。
行方不明になったコンボイの遺体を求めて、地球防衛軍の人体実験から助けたキスプレイヤー少女「李・蛸焼(リ・シャオシャオ)」と共に地球を旅していた。なお当のコンボイは別のキスプレイヤーと出会い生き返っていた。
G1と同一人物なのだが、中の人は後述のスーパーリンク版を演じた置鮎氏が担当している。
IDW
IDW版コミックでは名前はロディマスとなっている。流星に乗ってサーフィンをするなどの奇行を好むなど、「イカレ暴走族」の名がよく似合う過激な人物。レッカーズとともに行動することも多く、命令違反の常習者であることからプロールから要注意人物としてかねてから目をつけられている。
マイクロン伝説(ホットロッド)
『マイクロン伝説』では日本版で初めてホットロッドという名前が採用された。
海外版『Transformers: Armada』における名前はホットショット(Hot Shot)。
コンボイと共に地球へやってきたサイバトロンの若き戦士。スポーツカーに変形する。パートナーマイクロンはジョルト。
年齢は地球人でいう16歳ぐらいで、主人公のラッド達と一番仲が良くなった。
若々しさや黄色い体のため、玩具やアニメのレビューで「バンブルを連想する」と紹介されることもある。
スーパーリンク(ロディマスコンボイ)
CV:置鮎龍太郎/英:ポール・ドブソン
『スーパーリンク』ではG1以来のロディマスコンボイの名で登場。セミトラックに変形。
グランドコンボイに並ぶサイバトロンの指導者。冷静沈着で、彼なりの戦略を以て行動する知性派。
アニメイテッド(ロディマス)
CV:ジャド・ネルソン/吹:石丸博也)
『アニメイテッド』では、「ホット」や「コンボイ」がつかず単にロディマスという名前となった。
原語版での名前はロディマスプライム(Rodimus Prime)であるが、玩具はPrimeよりも格下のMinor扱いとなっている。
オプティマスやセンチネルと同じ、オートボットの一部隊の司令官で、チーム・アセニアのリーダー。士官学校の中でも将来を有望視されたエリートで、弓を主武装としている。
クラウド(ホットロディマス)
『クラウド』では、クラウド世界のオートボットの騎士「ホットロディマス」として登場。容姿・性格は初代に近い。
SARAの力でトリプルチェンジャーへと進化、装甲車の他にもヘリコプターへの変形能力を手に入れた。第三章では主人公を務め、SARAを連れてビーストウォーズの世界などでショックウェーブとの追走劇を繰り広げる事となる。
玩具は『ジェネレーションズ』のスプリンガーの塗装と変形パターンを変更したもの。
QTF(ホットロディマス)
CV:小野賢章
名前が日本版G1に準拠した『キュートランスフォーマー』ではやはりホットロディマスとなった。第12話にてウルトラマグナスと共に登場。
バンブルを「バンちゃん」、ウルトラマグナスを「マグちゃん」と呼ぶなど、フランクかつ軽いノリの人物。
『コンボイの謎』がクソゲーになったのは自分の責任だと嘆くマグナスとは対照的に、こちらはこちらで「ごもっともな意見じゃないのぉ?w」と評判を特別気に留めていない様子で、逆に自分の出現条件の面倒臭さを笑い話のタネにしている。
議題パートでは、本来は「『コンボイの謎』の謎」について語り合うはずだったが最初にマグナスが話を脱線させたため、いつの間にか個人的に疑問を感じたことを語る流れになってしまう。ロディマスは「レストランのサラダの量が異様に多い」という話をするが、マグナスから「俺達(TF)って、サラダ食べるのか?」と冷静なツッコミを受けてしまう。出鼻をくじかれつつも、続けて「コンボイが遅そうなトラックに変身することが謎」という意見も上げるが、またしてもマグナスから「速さだけが取り柄じゃないだろ」「力で!体で!大きさで押し潰す!みたいなのもあっていいんじゃないか」と熱い弁舌でツッコまれてしまった。
実写映画版(ホット・ロッド)
CV:オマール・シー/吹:多田野曜平
実写版5作目『最後の騎士王』では、ホット・ロッドの名で登場。何気にこの名前で日米ともに設定されたのは今作が初だったりする。ただし中黒が入る点には注意。
当初はシトロエンDSに変形していたが、後に黒とオレンジのランボルギーニ・チェンテナリオにスキャンし直す。
レジェンズ
『レジェンズ』では、『ザ・リバース』にてコンビを組んだファイヤーボルトが付属し発売。胸部パーツ(車体前面)が新造され、ビークルモード時にターゲットマスターを取り付けられたり、ロボットモード時にエンジンを反転して隠せるようになった。ただし海外版で付属した2丁の銃や、胸部の隙間を埋める変形機構が犠牲になっている。
以下コミックにおける、ロディマスとファイヤーボルトの解説。設定上はG1と同一人物である。
ホットロディマス
2021年のG1世界からレジェンズ世界にやって来たTF。今作では『リターン・オブ・コンボイ(ザ☆バトルスターズ)』を踏襲して、最初の数コマだけマイクロマスターの姿になっている。
相棒と共にミュータント化したターゲットマスターを回収するのが任務であり、それに当たりヘッドマスターだらけのレジェンズ世界に溶け込む為に、彼も同じくヘッドマスターになっている。
レジェンズ世界に到着後は「ネオあーきはーばらー署」の刑事になっており、アイからは「ロディマス刑事」と呼ばれている。
トランステクターはレジェンズ世界で調達した物で、その開発費用はなんと税金で賄われている模様。ビークルモードはG1時代そっくりなスーパーカーなのだが、相棒がいるにも関わらず1人乗り。
普段はフランクな性格だが、戦いとなると熱くなる。加えてデリカシーのない面もあり、知人とはいえ女性の年齢を口走りかけた。『キスぷれ』における出来事を経験してから『2010』に至っている設定であり、キスぷれを知るファンならニヤリとさせられるであろう台詞も言っている。
ミスファイアー収録回では「ターゲットマスターエイムレス」の特殊機能により老けてロディマスコンボイそのものな顔になる。
ファイヤーボルト
今作にてロディマスの相棒となるターゲットマスター。その正体は『キスぷれ』のシャオシャオこと李・蛸焼。
EDCから宇宙平和連合のエージェントに転向しており、容姿もチャイナドレスの似合う大人の美女に成長している。年齢は30を超えているらしいが本人は内緒にしておきたい模様。
宇宙平和連合議長のスパイク(実は偽物)からの命でミュータント化したターゲットマスターを回収する使命を負っており、ホットロディマスは彼女自身が相棒として選び出した。
新型のマスターブレス(超神マスターフォースの要素)によりファイヤーボルトタイプのTFにスーツオンが可能、それにより超魂パワーを扱うことが出来るようになった。相棒であり且つ恩人でもあるロディマスとの関係は良好で、戦闘時のコンビネーションも抜群。
ただしキスプレイヤーではないにも関わらずスーツオンを解除すると何故か服が消える。
ロディマス同様にミスファイアー収録回で年齢を操作されるのだが、彼女は逆に若返りすぎて赤ん坊と化した。しかも戻ったあとは感謝どころか「なんで若返ってたのに元に戻すのよー」などと怒り心頭。ババア無(略