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ホムンクルス(鋼の錬金術師)の編集履歴

2021-07-12 20:23:28 バージョン

ホムンクルス(鋼の錬金術師)

ほむんくるす

荒川弘の漫画及びそれを原作としたアニメ『鋼の錬金術師』に登場する人造生命。

概要

鋼の錬金術師』における敵役の7人の人造生体である。


原作から分岐しオリジナルストーリーを展開したアニメ一期(旧鋼)では、そのメンバーなどが大きく異なる。



比較表

原作及びアニメFA版における生まれた順番で並べている。


冠する罪
  • 原作及びアニメ二期(FA)
  • 「フラスコの中の小人」が切り離した一部
  • 部分的に黒の皮膚
  • 体内に「賢者の石」を持つ
  • 7人のホムンクルス
  • アニメ一期(旧鋼)
  • 人体錬成の失敗作
  • 緑がかった黒の髪・衣服
  • 体内に「赤い石」を持つ
  • 造られた人間
傲慢「プライド」
色欲「ラスト」
  • CV:佐藤ゆうこ
  • 原作及びFA版とほぼ同じ外見
  • 若いホムンクルス
  • ラストさん
強欲「グリード」
  • CV:中村悠一
  • 初代と二代目が存在
  • 初代は旧鋼とほぼ同じ外見
  • 強欲さん
  • ハガレン の1番好きなコンビ
嫉妬「エンヴィー」
  • CV:高山みなみ
  • 戦闘能力は突出していない
  • 真の姿は巨大かつ矮小な爬虫類のような生物
  • 人間に嫉妬してるんだ
  • 嫉妬
  • CV:山口眞弓
  • 最初に生まれた最強のホムンクルス
  • 真の姿は竜
  • 電話
  • 映画版エンヴィー
怠惰「スロウス」
  • CV:立木文彦
  • 旧鋼には登場しない
  • 地下を掘る大男
  • 怠惰
  • CV:鷹森淑乃
  • 旧鋼のアニメオリジナルの人物
  • トリシャにそっくりな美女
  • スロウス
暴食「グラトニー」
  • CV:白鳥哲
  • 旧鋼とほぼ同じ外見
  • 疑似的な真理の扉
  • 暴食
  • よくもラストを!!
  • CV:高戸靖広
  • 原作及びFA版とほぼ同じ外見
  • 賢者の石の生成装置
  • 暴食
  • 글러트니&라스
憤怒「ラース」
  • CV:水樹奈々
  • 旧鋼のアニメオリジナルの人物
  • 錬金術を唯一使用するホムンクルス
  • お前の身体 全部頂戴

解説

特徴

彼らは七つの大罪に相当する名が与えられており、どの媒体においても即死級の攻撃ですら一瞬にして蘇生する再生能力と、200年生きても外見が変わらない不老長生を有する。ホムンクルスは人間と構成物質こそ大差ないが、体内に赤い石を有しており、これにより前掲の疑似不老不死としての肉体を維持している(赤い石の設定は原作と旧アニメで異なる)。


(なお、舞台となるアメストリスにおいては、「七つの大罪」を定義したキリスト教はとっくに廃れている設定。旧アニメでダンテが明言しており、原作単行本においても「クリスマスとかの宗教行事は無いんですよ、現実とは別の歴史を辿っているから」と作者が発言している。)


七体のホムンクルスはそれぞれ特殊能力を有しており、それらは往々にして他のホムンクルスをも凌駕する代物である。彼らの体にはどこかにウロボロスの紋章が刻まれており、バラバラの状態から再生しても消えることがない。ホムンクルスは人のまがい物の為、生殖能力を持たない。


結束

中でも原作初期から登場するラスト・グラトニー・エンヴィーの三人は原作及び旧アニメのどちらにおいても3人でつるんでいることが多かったが、他は各自の思惑通りに動き、7人が完全な一枚岩だったことは原作・旧アニメ双方で一度たりとも存在しない。


(唯一、ギャグ時空であろうユニバーサルスタジオジャパンで公開された旧アニメの番外編ムービー『国家錬金術師軍団VS7大ホムンクルス』ではスロウスを除く6人が結託してエルリック兄弟並びに国家錬金術師チームと戦っている。)



※以降の記載には本編のネタバレを含みます


その正体

原作及びアニメFA版において

お父様

  • 彼らを作ったのはヴァン・ホーエンハイム血液から作られたお父様と呼ばれる世界最古のホムンクルス。『お父様』が不要な欲望を削っていく上で生まれたため、彼らは七つの大罪の名を有する。
    • したがって遺伝情報的にはエルリック兄弟とは腹違いのおよびにあたる(カバー下でネタにされていた他、最終章でプライドがエドを「ホーエンハイムより生まれし我らが血族」と称している)。
  • 体内の赤い石は完全な賢者の石である。そのため、賢者の石さえ残っていれば全身が蒸発したとしても復活するが、賢者の石は人間のの結集体なので、一回再生能力を使用する度に残機である魂を消費していく。魂を全て使い果たした上で致命傷を受けると完全消滅し、二度と復活しない。
  • したがって賢者の石を液化させ、人間に流し込むことにより人間をホムンクルスにすることも可能。ただし、注入された人間の魂と石の中の魂で肉体の取り合いになり、失敗すれば肉体が石による破壊と再生に耐えられず死亡するため、成功率は凄まじく低い上、老化は(遅くはなるが)するし、魂が一つしか残らないため再生能力も使用できなくなる(グリリンの場合はリンがグリードを受け入れたため、魂の消費が起きず再生能力を失わなかった)。
  • 皆黒っぽい服を着ているが、これらは体の一部でありこれ以上脱ぐことができない。


アニメ一期(旧鋼)において

→詳細はホムンクルス(旧鋼)を参照

彼らを統べるのはイズミの師であるダンテ。彼女はホーエンハイム(旧アニメではホーエンハイム・エルリック)の最初の妻。

ホムンクルスは「人体錬成の失敗作」である。


ラスト(Lust)

●原作及びアニメ二期(FA版)→ラスト(鋼の錬金術師) 【CV:井上喜久子

ラスト


●アニメ一期版→ラスト(旧鋼) 【CV:佐藤ゆうこ

ラストさん


色欲のホムンクルス。

妖艶な美女の姿をしている。紋章の位置は鎖骨部。

ホムンクルスの司令塔的な立ち位置。

特殊能力は最強の矛と呼ばれる、ホムンクルス最強の貫通力を有する伸縮自在の(旧アニメでは)。

原作では二番目に誕生した。


一方、旧アニメでは前述の設定上、スロウスに次いで若い7歳


グラトニー(Gluttony)

暴食


●原作及びアニメFA版→グラトニー(鋼の錬金術師) 【CV:白鳥哲

よくもラストを!!


●アニメ一期版→グラトニー(旧鋼) 【CV:高戸靖広

글러트니&라스


暴食のホムンクルス。

禿げ頭の太った小男の姿をしている。紋章の位置は

見た目通り間が抜けていて、ラストを慕っている。ちなみに原作では一人称が「おで」、旧アニメでは「ぼく」。常に空腹であり、優れた嗅覚で相手を探し当て捕食する。硬さに関係なくどんな物体も噛み砕くことが出来る。

実は真理の門(旧アニメでは一貫して門と呼ばれる)の失敗作という設定であり、人間を好んで喰らうのはその魂を賢者の石に錬成するためである。原作及びFAでは真理の扉の模造品を腹から作り出し空間ごとを「呑む」ことができる能力を発揮。

原作では六番目に誕生。


エンヴィー(Envy)

鋼の錬金術師-ENVY


●原作及びアニメ二期(FA)版→エンヴィー(鋼の錬金術師) 【CV:高山みなみ

人間に嫉妬してるんだ嫉妬


●アニメ一期版→エンヴィー(旧鋼) 【CV:山口眞弓

電話映画版エンヴィー


嫉妬のホムンクルス。

やせぎすの中性的な外見。紋章の位置は左腿。

皮肉屋でとことん性格が汚い。後述の特性上、凄まじいほどの体重パワーを誇る。特に旧アニメでは終盤までひたすら物語をかき回していたが、その正体は意外な人物であった。

何にでも変身できる能力を有しているが、その本性はどの媒体でも巨大な爬虫類のような化け物の姿をしていた。また原作・FAにおいては賢者の石を使い切った直後の「核」の状態で、賢者の石を動力源とする人形兵を吸収することで復活する描写があった。

原作では四番目に誕生。


旧アニメでは最初に作られた。また、男設定。


グリード(Greed)

●初代グリード(原作及びアニメFA版)→初代グリード【CV:中村悠一

強欲さん


●二代目グリード(原作及びアニメFA版のみ登場)→グリード(鋼の錬金術師) 【CV:中村悠一

ハガレン の1番好きなコンビ


●グリード(アニメ一期版 初代のみ)→グリード(旧鋼) 【CV:諏訪部順一

リストバンドも忘れるな!


強欲のホムンクルス。

突き立った髪と釣り目を持つ青年。紋章の位置は左手甲(盾装備時にも浮き上がる)。

その二つ名に恥じぬ強欲ぶりを有する野心家であり、一度手にしたものは自らの身を削ってでも離さない。造物主の元を離れデビルズネストという酒場で暮らしていた。原作では『お父様』に処刑されたが、残った賢者の石はシン国の王子リン・ヤオに宿され、長い事二重人格として活動していた。この形態をグリリンと呼んだりもする。

固有能力は最強の盾と呼ばれる防御力。体内の炭素を結集しダイヤモンド並みの硬さを得る。

原作では三番目に誕生。


旧アニメでも140年前から生きているというセリフがあり古株の模様。


プライド(Pride)

●原作及びアニメ二期(FA)版→プライド(鋼の錬金術師)/セリム・ブラッドレイ【CV:三瓶由布子

セリム・ブラッドレイ鋼の錬金術師-プライド


●アニメ一期版→プライド(旧鋼)/キング・ブラッドレイ【CV:柴田秀勝

おっさん!


傲慢のホムンクルス。

どちらの媒体でもホムンクルスのリーダー格という設定が共通している。

セリム・ブラッドレイその人。セリムの肉体は単なる器であり、本体はどす黒い平面の。この影を自在に操り、相手を切り裂いたり拘束したりする。単純な戦闘力はトップクラスである。

傲慢の名に恥じず、見た目とは真逆の徹底した残虐ぶりと狡猾な知能を有する。

『お父様』から最初に切り離されたため外見もよく似ている。誰が呼んだかこども長男。義父であるラースは末弟であるが、世間体としては父。

紋章の位置は不明。



アニメ一期版ではその正体はキング・ブラッドレイその人。大まかな設定は原作と変わらないが、再生能力と空気の流れが見える力を有する。ちなみにこちらでは養子のセリムは普通の人間

お茶目な部分は単なる演技であり、ダンテにとって最も忠実な部下である。

不老不死であるが微弱な変身能力を有していたため、年を取ったように見せかけて周囲の目をごまかしていた。


ラース(Wrath)

●原作及びアニメ二期(FA版)→ラース(鋼の錬金術師)/キング・ブラッドレイ 【CV :柴田秀勝

King Bradley


●アニメ一期版→ラース(旧鋼) 【CV :水樹奈々

お前の身体 全部頂戴

憤怒のホムンクルス。


アメストリスの支配者であるキング・ブラッドレイ大総統の真の姿。

最後に作られたホムンクルスであり、人間の肉体を乗っ取った姿。そのため老化もするし再生能力も持たない。旧アニメとは異なりホムンクルスの司令塔でもない。

固有能力は最強の眼であり、飛び交う銃弾や落下する瓦礫の軌道すら完全に読み切るほど極めて優れた視力を誇る。左眼に紋章があるため普段は眼帯で隠している。また、作中でも最高クラスの身体能力と剣技を使いこなしているが、これは賢者の石由来のものではなく、大総統となるべく育てられた際に身につけた自前のもの。


旧アニメ版では少年の姿をしたホムンクルス。紋章の位置は右足裏。

青白い肌をしているが、なぜか右腕と左足の色・大きさが異なる。

固有能力は融合能力であり、他の物質と触れ合うことでその物質と合体することができる。そのためホムンクルスで唯一錬金術を使えるが、戦闘力は7人の中で最も低い。

誕生当初は記憶を有していなかったため、とある方法で現実世界に出現してからは放浪を重ね、自分を人間だと思い込んでいた。後にエンヴィーに赤い石を与えられたことでホムンクルスとして覚醒する。


スロウスSloth)


●原作及びアニメ二期(FA)版→スロウス(鋼の錬金術師) 【CV:立木文彦

怠惰


●アニメ一期版→スロウス(旧鋼) 【CV:鷹森淑乃


怠惰のホムンクルス。

ホムンクルスで最も大きな体を有している。紋章の位置は右肩。

サボり癖があり事あるごとに「めんどくせぇ」と言い放つが、その固有能力は最速の足であり、ラースをも凌ぐスピードを有する(速すぎて本人の反応速度を超えている)。その巨体から放つ怪力攻撃、戦車の砲弾でも耐えるほどの筋肉の鎧も強力。

五番目に生み出され、ひたすら地下で穴を掘らされていたが…?


旧アニメ版ではホムンクルスの末っ子。紋章の位置は左胸。

背の高い美女の姿をしており、大総統秘書官ジュリエット・ダグラスに擬態していた。

固有能力は体の液状化で、液状化している内は再生能力すら使わずにあらゆる攻撃をすり抜ける。


関連イラスト

原作及びFA版

七つの大罪七つの大罪~お父様


旧鋼

【切り絵】初代アニメ版のホムンクルス達


コラボ

10のホムンクルスホムンクルス大集合


関連項目

鋼の錬金術師

アメストリス アメストリス軍 軍部上層部

悪役 ダークヒーロー 悪の美学

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