サトヒカ
さとひか
概要
サトヒカとは、アニメ『ポケットモンスター』シリーズの主人公・サトシと、その第3シリーズ『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』のもう一人の主人公兼メインヒロイン・ヒカリのカップリングである。
他のアニメポケットモンスターシリーズ同様、非公式の男×女カップリングなので、他のタグを消し回ってタグをつけるなどの荒らし行為は控えよう。
他のサトシ×ヒロインカップリングとの違い
本編では
今までの歴代ヒロインと比べるとサトシとヒカリのコンビ性が強調されており、タッグバトルなど様々な事柄で協力し合う場面が多い。
ヒカリがグランドフェステイバルで追い詰められた際、サトシは「ヒカリならだいじょうぶ!」と言っており、サトシがシンオウリーグで追い詰められた際にはヒカリが「サトシは勝つわ!」と最後までお互いの事を信じ合っている。ダブル主人公ならではの演出。
尚、サトシが落ち込んだ際にはヒカリがショーを行ってサトシを励ます、ヒカリが落ち込んだ時に表向きは笑顔で接しようとしていたのをサトシが見抜いて言葉を使わずに顔を伏せるなど、お互いの事を助け合い大切に思っている様子が窺える。ヒカリのライバルであるノゾミも「サトシはヒカリの1番の薬」と言っていた。
第67話でヒカリがスモモとのジム戦の最中、倒れたミミロルに「あなたの頑張り、無駄にはしないわ!」と発言した。そして第188話では、サトシが倒れたピカチュウに「お前の頑張り、無駄にはしないぜ!」と同じセリフを口にしている。
サトシとヒカリは明るく元気で活発な性格が似ているが、両者とも負けず嫌いで譲らない所は譲らない頑固な所も共通する為、意見が食い違って白熱して対立する事が多い。しかし冷静になった後や、タケシとポケモンに説得されれば互いに自分に非があった事を認められるので、喧嘩をしてしまっても仲直りできる。
またこの2人を象徴するものとしてあげられるのはハイタッチとタッグバトルで、『アルセウス超克の時空へ』でのタッグバトル→勝利後にハイタッチ!という流れだけでなく、何気ない会話の中や互いを励まし合う時にハイタッチする事も。
後述にもある『ダイヤモンドパール』のゲストキャラ・コトネからはサトシとヒカリに関する恋愛の話題も出るなど、結構公式からも優遇されており、カップリングで、アニポケの非公式カップリングとしては根強い人気がある。
DP編
- 第3話「ライバルバトル!3対3!!」
ヒカリがロケット団に襲われて迷子になってしまったピカチュウを助けた縁で知り合い、コトブキシティまで一緒に旅をする事になる。
- 第4話「ポッチャマ対スボミー!ヒカリ初バトル!!」
ジムかコンテストでケンカになり、その後に仲直り。
- 第6話「迷いの森!シンジふたたび!!」
「使えない奴は、いくら頑張っても使えない」とヒコザルを非難し、去っていくシンジに敵意を抱く。シンジにキレたヒカリは「アイツには負けないで!」と言い、彼の問題発言にキレたサトシも「俺は、アイツには絶対負けたくない!」とリベンジに燃える。
また、シンジがリングマをゲットした際、「リングマをゲットした!」とヒカリは言うも、サトシは彼のポケモンゲットに対し「だけどあいつは、ゲットしても能力が低ければ逃がしてしまうんだ」と語る。
- 第11話「ヒカリ!コンテストデビュー!!」
初めてのコンテストにサトシも共に出場し初めてのハイタッチ。
- 第18話「クロガネジムふたたび!決戦ラムパルド!!」
サトシのクロガネジムのリベンジ戦で、ヒカリがチアリーダーの格好で応援。着替えてメイクして太鼓まで叩いたアイリスには負けるものの、とても気合いが入っていた。結果はもちろんサトシが勝利。
- 第20話「ポケモンハンターJ!」
Jを追ったジュンサーからポケモンハンターの詳細を知ったヒカリは「ひどい!ひどすぎる!」と激怒するが、ピカチュウを彼女に盗られたサトシの憎悪はヒカリより大きかった。
- 第27話「決戦!ポッチャマVSポッタイシ!!」
ポケモンコンテスト・ソノオ大会にてヒカリが優勝してハイタッチ。
- 第29話「サトシとヒカリ!タッグバトルで大丈夫!?」
タッグバトルで息が合わず喧嘩してしまうが、ポッチャマとナエトルが仲直りしたのを見て自分たちも仲直り。次はどうすれば勝てるのか2人で話し合い、リベンジ戦では息の合ったバトルで見事勝利しハイタッチをした。
- 第48話「ポケモンコンテスト!ヨスガ大会!!」
ポケモンコンテスト・ヨスガ大会で敗れて落ち込むヒカリをサトシが励ましてハイタッチ。
- 第54話「エイパムとブイゼル!それぞれの道!!」
サトシのバトルの練習とヒカリのコンテストの練習を見ていたノゾミが、「エイパムとブイゼルを交換を交換してみたら?」と提案。互いに色々と迷いもあったが、ロケット団とのバトルではサトシとブイゼル、ヒカリとエイパムは抜群のコンビネーションを見せ交換する事を決めた。
サトシと歴代ヒロインがポケモンを交換したのはヒカリが初であり、現在でもサトシとポケモンを交換したヒロインはヒカリのみ。
- 第59話「ズイの遺跡のアンノーン!」
ズイ遺跡の中に迷い込んだヒカリを、ケンゴとタケシと共に救出。サトシは終始ヒカリの名前を呼びっぱなしだったり、ケンゴから遺跡での事を内緒にしてほしいと言われた時、少し離れた場所にいたヒカリの事をチラっと見ていた。
- 第60話「ポケモンコンテスト!ズイ大会!!」
気丈に振る舞うヒカリの動揺をサトシが見抜いた時に、ノゾミは「結局あんたが勝つ事があの子にとって1番の薬になるんだよ」と発言。
- 第61話「メイドカフェのミルタンク!」
ノゾミに言われた「主役はポケモン。技ばかり磨き上げて、本当に見せなきゃいけない事を忘れてる」という言葉を思い出し涙ぐむヒカリをサトシが目撃する。しかしサトシは「ヒカリ、その涙…目にゴミでも入ったのか?」という反応だった。そのあと仲よく名物のアイスクリームを食べに行った。
- 第68話「トバリジム!ルカリオ対ブイゼル!!」
ヒカリは最初サトシとスモモの両方を応援していたが、最後はサトシの事を応援している。また2人の戦いを見てスランプ中だったヒカリも何かを見出していた。
- 第75話「コンテストマスター・ミクリ登場!!」
コンテストの1次予選に続けて落ちてしまい、長らくスランプに陥っていたヒカリ。しかしサトシが特訓する姿を見て復活を決意。
サトシが肩をポンポンしながらヒカリの事を「大丈夫大丈夫」と励ます姿もある。
- 第77話「みんなライバル!ミクリカップ!!」
ヒカリ・ノゾミ・ハルカと共にサトシもミクリカップに出場。通路ですれ違った2人は演技を褒める・応援してハイタッチなどの演出も。ヒカリは1次予選でサトシと交換した(エイパム→)エテボースを使い、1次予選を見事に突破した。
それを皆のお陰だとお礼を言うヒカリに、サトシがヒカリの実力だと言う場面も。
- 第78話「激闘!それぞれのバトル!!」
ピカチュウと共に散歩に出かけたサトシも、ヒカリがシンジ湖で見たものと同じ光をリッシ湖で目撃した。慌てて帰ってきて混乱しているサトシに対して、ヒカリはポッチャマにバブルこうせんを撃たせてなだめさせた。
ミクリカップの2次審査ではヒカリが勝つ度にサトシも喜んでいた(一応同じ大会に出てるライバルなのに)。
- 第79話「決戦!ヒカリ対ハルカ!!」
ミクリカップのファイナルまで駒を進め、強敵であるハルカを僅差で打ち破ったヒカリに、サトシが立ち上がって「ヒカリがあのハルカに勝った!」と興奮した。
- 第94話「パチリスお熱です!2人でお留守番!?」
パチリスが突然熱を出してしまい、タケシが来るまで2人で看病をした。熱を出した原因についてどちらが悪いのか喧嘩をしたものの、パチリスのために協力して看病を続けた。
- 第96話「ギンガ団襲撃!! -前編-」
「ハイタッチ!」が新OPに。ヒロイン初のサトシとのデュエット曲。歌詞の「押して上げるよ」「引っ張ってあげる」とOPの映像がリンクしているなど、サトヒカを代表する名曲に。
そして今も尚ヒロイン唯一のデュエット曲。
- 第106話「ポケモンと仲良くなる方法!?」
言う事を聞かなくなったイノムーの突進から、咄嗟にサトシはヒカリの事を抱えて守った。そしてその後、イノムーに一緒に追いかけられる。
- 第108話「ミオジム戦!はがねのバトル!!」
ミオジム戦でヒカリは「きっと勝ちますと」言う。ヒカリがサトシの勝利を絶対に信じている、2人の信頼が伝わる言葉である。
- 第133話「ユクシーの影!」
シンジとのフルバトルで負けて落ち込んでいるサトシを、ヒカリがポケモンサーカスで励ます。
- 第138話「ヒカリVSママ!親子対決!」
ヒカリのママのアヤコがオーキド博士と会話中に、サトシのママのハナコが強引に乱入するシーンがあった。
- 第144話「ダンジョン攻略!?谷間の発電所!!」
コトネに「サトシはヒカリンの彼?」と聞かれ、ヒカリは「そんなこと考えた事もない」と否定をしたが「サトシって結構いいと思うけど?」と続けるコトネの言葉は否定しなかった。
- 第145話「フカマル… ゲットだぜ!!」
コトネ曰く「まっ喧嘩するほど仲がいいってことね」。サトシとヒカリのケンカする姿を見て、コトネが自分とカズナリの事を重ねるなど、恋愛的な事も多く取り上げられた。
- 第146話「ポケモンコンテスト!スイレン大会!!」
コンテストの前に控え室のヒカリのもとに来たサトシ達。ヒカリのドレス姿を見てコトネは「この中で1番!」と褒めたが、「サトシもそう思うでしょ?」という質問に対しサトシは「1番に決まってるさ!優勝するのはヒカリだからな!」と意味を理解していなかった模様。
サトシだけでなく恐らくヒカリも1番の意味を理解していなかったが、そのあとコトネやタケシに呆れられながらもいい雰囲気でハイタッチをした。
コトネはそんな2人を見て「似た者同士か」と言っていた。
- 第149話「ピカチュウポッチャマくっつかないで!!」
ピカチュウとポッチャマがメカの電波でくっついてしまい、終始サトシとヒカリも隣同士で密着度が近かった。本人達まで密着する必要もなかったのだが(歩かせれば済む話、ポケモンセンターにいる際も他のトレーナーは抱っこしていなかったにも関わらず、サトシとヒカリはずっとピカチュウとポッチャマを抱っこしていた)、2人共当然の様にお互いの肩を引っ付けて歩いていた。
- 第154話「エアバトルマスター登場!グライオンVSハッサム!!」
夜に一緒にグライオンの特訓をする。ヒカリが思いついて夜中に起き出して作成していた特訓道具の紙吹雪が役に立った。
- 第171話「トゲキッス舞う!王女さまのポケモンコンテスト!!」
自分の姿をしてコンテストに出場する事になったサルビア王女の代役をするため、王女様のドレスを着たヒカリを見たサトシが「よく似合ってるぜ、ヒカリ!」と素直に褒めている。それに対してヒカリも「くるしゅうない♪」と返している。
- 第172話「トゲキッス!華麗なるバトル!!」
仲間になったばかりのトゲキッスとうまくいかないヒカリに対して、サトシは「もっと練習をして何かをつかめばいい」と彼女の事を励まし、その後ヒカリはムサシのメガヤンマとのバトルの中でトゲキッスとのコンビネーションをつかんだ。
- 第180話「サトシVSケンゴ!それぞれの船出!」
グランドフェスティバル後初めて再会したケンゴに「一緒に旅をしてほしい」と言われたヒカリ。その事で自分はどうすればいいのかと色々と迷っていたが、最終的にはサトシのリーグを見守る為に彼の誘いを断り、その後の道も自分自身で決めると言っていた。
- 第186話「ライバル決戦!サトシ対シンジ!!」
シンオウリーグのサトシVSシンジ戦の朝、シンジと鉢合わせしたヒカリはシカトをするシンジに怒りながらもシンジの話を聞き、シンジとサトシが会い真正面に向き合って話している時にはサトシの横に移動した。また、サトシを兄のレイジと重ねていたシンジに向かって、ヒカリは「サトシはサトシよ」と少し怒りながら訂正していた。
- 第191話「想い出はパール!友情はダイヤモンド!!」
カントーへと帰る事になっているサトシとタケシの話の中で、ヒカリは「私もカントーに行こうかな~?」等の発言をしていたが、ミミロルがポケキャンのモデルにスカウトされた事でカントー行きは断念。
船出の際にはサトシとシンオウ最後のハイタッチを交し、お別れに涙を堪えるヒカリに対してサトシが「ヒカリ~!だーいじょーぶ!」と彼女を励まし、ヒカリは最後に輝かしいばかりの笑顔を見せた。
劇場版
ディアルガのりゅうせいぐんにより破壊された気球から落ちそうになったヒカリをサトシが助けようとする、時空の塔から落ちそうになったサトシをヒカリが助けようとするなど、まさに「ハイタッチ!」の「守ってくれるよ」「助けてくれる」の歌詞とリンクしている(ただしこの頃のOPはまだ「Together」だったわけだが)。
前作と比べると直接的な絡みは少なかったが、反転世界に吸い込まれたヒカリをサトシは真っ先に助けようと飛び込み、ギラティナを助けようとするシーンではヒカリもサトシと一緒にゲストキャラのムゲンについていった(こういうシーンではヒロインはついてこないパターンが多い)。
サトヒカ好きが絶賛する水かけっこシーンがある。
DP以降
『ベストウイッシュシーズン2』ではヒカリが再登場。再会のシーンではまるで恋人のようなやり取りをしたうえに(ハイタッチも健在)、現行ヒロインだったアイリスを差し置き、サトシとヒカリが隣り合わせでいる・最後にはピカチュウとマグマラシによる1対1の本気バトルをするなど(途中でシロナに止められてはしまったが)、異例の扱いを受けていた。
その後9年ぶりに新無印でも再会している。サトシはゴウと、ヒカリはコハルと別行動だった。ヒカリとコハルがクレセリアをロケット団から守る為逃げていた所行き止まりの浜辺に入ってしまい、後からダークライを追っていたサトシとゴウもその後を追ってきた事でサトシとヒカリが再会を果たした。ファンが期待していたハイタッチはされなかったものの、ラストに4人で水遊びをしている最中にヒカリがサトシにボディタッチをしている。
人気
『ダイヤモンド&パール』の放送が終了した今も根強いファンが多く存在しており、サトヒカの小説投稿数は今もなお人気を博しているサトセレの次に多い。
またアニメポケモン関連のヒカリのカップリングの中では、小説投稿数もイラスト数もトップクラスに多い(ゲームの方も混在するカップリングは除く)。
また互いに自分達の仲の良さに対して無自覚だという事も、ファンの心を揺さぶり今もなお人気を持続させている要因の1つなのだろう。