果てなしのミラーズ
はてなしのみらーず
概要
ソーシャルゲーム『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』に登場する鏡の魔女の結界の通称である。
鏡の魔女の結界は、他の魔女の結界とは明らかに異質で、誰かが訪れるたびにその構造を不規則に変えていく。時には出られなくなることもあることから、神浜市の魔法少女から「果てなしのミラーズ」と呼ばれている。
住処から出て他の魔女の結界に入り込み、そこで戦っている魔法少女に向かって自身の結界への招待状(ちなみにこの『鏡の招待状』、ゲーム上では覚醒アイテムである)を投げて来る使い魔がいる他、結界の中には「警戒」を役割とする使い魔(やはりと言うべきか、この使い魔は設定上は自分の役目を真面目に果たしていない)の他に、訪れた魔法少女の「型」を取る使い魔がおり、この空間の最大の特徴として、取られた「型」から生まれた魔法少女の鏡像(つまり同じ能力を持ったコピー)が攻撃を仕掛けて来る。
このコピーを倒すと核であるミラーズコインを落とし、そのコインが結界を特定の場所に留めておくのに必要であるが管理者のみたまは非力であるためミラーズランキングを開催し、魔法少女達を参加させる事でコインを集めてもらっている。
使い魔が成長した魔女の結界は他の鏡の魔女の結界と繋がっているようで、第二部では他の地域の魔法少女は果てなしのミラーズを介して神浜市を訪れている(=鏡屋敷がミラーズの株分けの魔女の結界と繋がっている)とやちよとみたまは推測している。
そして隠し部屋にターミナルが存在し、見滝原市の委員長の魔女がいたことで信憑性がより一層増した。
期間限定イベント『Magia Clash!〜魔法少女リリカルなのはDetonation〜』において、果てなしのミラーズにおける新規バトル画面と全貌らしきイラストが明かされたが、詳細は不明。
全体像においては、いくつもの家具が置かれた部屋や階段が、エッシャーの作品やキュビズムのように奇妙な形で繋がっている。
ゲームシステムとしての「ミラーズ」
ゲームシステム上では、鏡の魔女の結界を舞台にしたゲームシステム上におけるチャレンジモードを指す。他のプレイヤーがミラーズで使ったチームが敵として登場し、バトルすることでアイテムと交換できたり、ミラーズ内のストーリーが解放されて行ったり、ランキングがついたりする、と言うシステムである。
果てなしのミラーズのストーリーは2020年3月27日に完結したが、鏡層の解放とミラーズ関連のストーリーは今後も予定しているとのこと。
鏡像の魔法少女たち
ミラーズ内で生成された訪問者たちのコピーであり、事実上の迎撃システム。「鏡の魔女は恐ろしい魔法少女を複製するなんてどうかしてると思っているが、気が小さいため文句を言えない。」(シャフト原画展より)とあり、設定上は魔女の意志に反して手下が勝手に作り上げたシステムである。
手下は、あくまでも「お客様」のおもてなしの一環のつもりでコピーを取っている。結界内には、手下がコピーをコレクションした「お客様コレクション部屋」が幾つもあるという。
外見上は本人と瓜二つ(ただし、バトルでは容姿の左右が逆)だが、コピー元の魔法少女とはあたかも鏡で映したように真逆の性質・性格を持っており、そのため見る人が見ればわりとすぐに偽物と分かる。そのくせ本人たちは「私が本物よ」と主張し続ける。
ただし、型の取り方によって癖が出るため、単純に正反対になる訳では無い。基本的に、型を取るのに時間を掛ければ掛けるほど完成度が上がり、見破られにくくなる。
一応自我や個性はあるようだが、マギレコの魔法少女たちはほぼ全員が善人であるため、その「鏡像」である彼女らは、今のところほとんどは悪の存在である。
まあ、彼女は特殊な例として。
なお、時系列順に並べると後発の個体ほど本物と見分けるのが難しくなっている。
いろは?
- まだミラーズについてよく知らなかったいろはが型を取られたことで誕生した鏡像で、生まれてすぐにいろはに襲い掛かった。
- 終始楽しげに笑うのみで台詞を発さなかったため、パーソナリティについては不明だが、オリジナルの逆と考えれば、多分ろくな性格ではない。
- イベント神浜レアリティースター開始後、なんと『マギア☆レポート』のいろはちゃんの姿で出現。早速ミラーズに乗り込んで型を取られたのかと思いきや、不具合なので修正したと公式の告知があった。こちらのパーソナリティーも不明だが、多分ガチャ嫌いで引き強なのだろう。
かえで?
- おどおどとした本物のかえでの逆で、オラオラとしたとても強気な性格になっている。
- 本物のかえでを「だからお前は駄目なんだ」とどやしつけ、「俺がかえでだこの野郎」と、一人称まで変化している始末。当然、いろはにはすぐに見破られた。
やちよ?
- 常に言動に落ち着きのあるやちよの鏡写しなだけあり、凶暴で口が汚い、野蛮人と呼んで差し支えない性格をしている。
- それだけに彼女と付き合いの長いももこには癇に障るところがあったようで、「お前みたいな奴がやちよさんを騙るな」と、完全に逆鱗に触れてしまった。
- やちよは以前にも複数回鏡像を作られていたが、「あなたみたいに醜悪なのは初めて見たわ…!」と嫌悪感を示していた。
レナ?
- かえでと並び、おそらくオリジナルから最も極端に性質が変化している例の一つ。
- 誰に対してもビクビクした気弱な言動をしているが「みんなで遊ぼうよ、わーいわーい」等と、社交的らしい発言も見せる。
- かえでは何気に普段からレナに対して色々鬱憤が溜まっていたらしく、この気弱な鏡像のレナを見たとたんに変なスイッチが入り、いじって遊び始める(と言っても、ほっぺをつつくと言った可愛らしいものだったが)が、そこに突如現れた本物のレナが自身の偽物とかえでを引き離す。
- 実は彼女はツンケンしていても心根はまっすぐなレナの鏡像であるが故、卑怯かつ残忍な本性を隠しており、先程までの振る舞いも実はかえでを油断させて攻撃(曰く「お腹をザクザク刺してあげようと思った」)するための演技だった。
- 本性を暴かれると「一緒に傷つけ合おうよぉ~!」とあらぬ事を口走り、鏡像の仲間を呼ぶが、無事倒された。
ひなの?
- かなり精巧に本人に化けていた例。衣美里も最初は気付かなかったものの、容姿の幼さを言われても怒らず、笑って返していたことから正体がばれ、憧れの先輩の姿で騙されて激おこの衣美里らに成敗される。
梨花?
- 「はじまりは夢を重ねて」では一人称が「あたい」で男口調。ゆきかのコピーを二人連れていた。
チームみかづき荘?
- メインストーリーに登場した個体その2。マギウスのコピーと同様、迎撃システムに利用されている。
- いろは、やちよは、ミラーズストーリーの物より完成度が高い。いずれも、それぞれの過去のトラウマをえぐって精神攻撃を仕掛けてくる。
- いろはは、他のみかづき荘メンバーとは別にコピーと戦闘になる。コピーは本物と違い、自分自身を回復してくる。
十七夜?
- メインストーリーに登場した個体その3。同じく、十七夜のトラウマを掘り返そうとするが、「心を読めば良いことを」と突っ込まれると、「コピーだから能力を真似るのは些か難しい」と言い訳し、十七夜は納得した。
- 言動は素直で、マギウスに味方するよう誘いを掛けるが、十七夜に退けられると「自分はただ消えて、事の成り行きを見守るだけだな」と納得したそぶりを見せる。しかし、やっぱり消えてくれずに戦闘になる。
- 鏡像を倒した後の十七夜「特に変わらぬ自分がいた」
- 「はじまりは夢を重ねて」では南凪区のコンテナターミナルの株分けのミラーズで別個体が登場。敬語で話す。
はやて?
- コラボで「魔法少女リリカルなのはDetonation」の世界からやってきた八神はやてのコピー。最初にキャラストーリーに登場した例にして、異世界の力を使って変身した初の例。
- こちらはなんと一気に4人も登場し、本物と混ざってどれがどれやら分からなくなってしまう。経歴等、それぞれよく話を聞いてみなければ分からないような差異がある。
- ストーリーでもちゃんと敵キャラとして登場する。
みたま?
- メインストーリー第二部5章で登場。みかげ&月出里と対峙し、「手作りのカレーを両親が美味いと絶賛した」と発言した為に偽物だとバレてしまい、後から来たみふゆとアリナに倒された。
令?
- メインストーリー第二部5章で登場。お嬢様口調で、ターミナルへと続く隠し通路を守っていたがアリナに倒される。
「はじまりは夢を重ねて」
「はじまりは夢を重ねて」の南凪区のコンテナターミナルの株分けのミラーズで登場。
めぐる?
- 臆病者。
真里愛?
- 一人称は「オレ」。
麻友?
- 男言葉。
理子?
- 一人称はあたし。二度目は関西弁の別個体が登場。
まなか?
- 二度目の来訪でかりんのコピーと共にいきなり登場。口が悪い。
みかげ?
- 二度目の来訪で登場。妙に敬語で、月出里&つむぎのコピーと共に登場。
こころ?
- 若干男口調。みふゆ&れんのコピーと共に登場。
ゆきか?
- 二度目の来訪で登場。どこかで聞いたような口調。二人いる。梨花のコピーと一緒。
りおん?
- 二度目の来訪で登場。ほとりに泣きついた。
紗枝?
- 二度目の来訪で登場。このは達を魔女の元に誘い込み、奇襲をかける。