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レイピアの編集履歴2021/09/03 00:19:32 版
編集者:Stride
編集内容:ノラと皇女と野良猫ハート(及びノラと皇女と野良猫ハート2)に登場するルーシア・オブ・エンド・サクラメントにもレイピアを使用する描写があったため編集いたしました

概要

 レイピアは大きく分けて、刀身(ブレイド)、鍔(ガード)、護拳(ナックルガード)、握り(グリップ)に分けられる。このうち、ガードから下を護拳付き柄(スウェプトヒルト)と呼び、複雑な曲線を描いた格子状の護拳がレイピアの大きな特徴となっている。

 中世の終わりから近世にかけて普及していった。これは銃器の発達により甲冑を纏った騎士がただの的でしかなくなった為に重い(硬い)鎧が廃れ、結果的に攻撃力よりもスピードが重視される時代に変わったからである。

 そのため日本の創作作品で見かける「見た目重視の華麗な武器」と言うのは間違いであり、実際はガチの戦場用として作られた武器である。

使用方法

 レイピアは刺突重視の剣であるが、斬撃も可能。刀身に負荷をかけない擦り切りやナックルガードで敵を殴るといった戦法も有効である。また、スウェプトヒルトは敵の剣を絡め取って折るといった使い方もできる。完全な片手剣であるため、左手に防御用の短剣(パリーイングダガー)を持つこともある。その一種がマンゴーシュや(名前だけは有名な)ソードブレイカー等である。

 ネットにはレイピア剣術の解説や、右手にレイピア、左手にパリーイングダガーを装備した競技の動画等もあるので、興味があれば調べてみよう。

余談

 戦場の武器としてはより頑丈なサーベルブロードソードの方が好まれ、またレイピアが決闘に用いられたのも事実ではあるが「決闘・護身用」というイメージは、後述するスモールソード等との混同も含まれる。 また草創期は「他の長剣と比べれば細長い」という程度で、時代が下がるにつれてより細く長いシルエットに洗練されていった経緯を持つ。

 重量は1.0~1.5kgであり、日本刀と大きく変わらない。ただし護拳や鍔、柄頭の重量が多くを占めており、刀身そのものは見た目通り軽い。このため重心が手元に集中し、長さに反して手首を中心とした細かい腕の操作を反映させやすくなっている。

 これを軽量化したものはスモールソードと呼ばれ後継として広まっていき、そこから更に現代フェンシングにその名を残すエペフルーレが生まれていった。

 武器としてはもとより見た目が優美であるため、騎士道精神の象徴としても貴族階級に愛用された。芸術品と言って差し支えないほど装飾が施された代物も多数現存している。

フィクション作品における扱い

 多数のファンタジー作品にも登場する。しかし金属鎧全盛期な(史実に従うならレイピアは存在しないはずの)世界観が一般的のため、華奢な女戦士やイケメン貴族が「重い武器を力任せに振り回すよりも、蝶のように舞い蜂のように刺す方が華麗だから」といった感じで使うのが一種のお約束である。人気作「ロードス島戦記」などで女性エルフのように線の細い美女が使用したこともそのイメージに拍車をかけている。

 また、武器の物理攻撃属性が細分化された作品では、刺突に特化し斬撃や打撃ダメージを与える手段が少ないパラメータ・スキル傾向になっている。

 作品によっては他の武器よりリーチが短いと設定されていることもあるが、実際のレイピアは通常の片手剣よりかなり長めの刀身(概ね刃渡り1m前後)を持っている。

ファイアーエムブレムシリーズ

 基本的に剣を使用するロード専用武器として登場。

 最初から装備していることが多く、アーマーナイトに特効があるため、世話になることも多い。上位武器として「ノーブルレイピア」が存在するシリーズもある。

007ダイ・アナザー・デイ

 ダイヤモンド王、グスタフ・グレーヴスとの対決で。フルーレ→サーブル→ツーハンドソードと伝統的な決闘に変化していく。

 体術を含めた古式フェンシングに近い。

ワースブレイド

 なんとレイピアにのみ「金属鎧に対して使うと1/10の確率で折れる」と言う特別ルールが存在する。

レイピアで闘うキャラクター

※五十音順で加筆してください。

フルーレエペを使用しているキャラも含みます。

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編集者:Stride
編集内容:ノラと皇女と野良猫ハート(及びノラと皇女と野良猫ハート2)に登場するルーシア・オブ・エンド・サクラメントにもレイピアを使用する描写があったため編集いたしました
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