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ゼロの執行人の編集履歴

2021-09-18 06:13:08 バージョン

ゼロの執行人

ぜろのしっこうにん

劇場版『名探偵コナン』シリーズ第22作目

「それが、お前の真実か──」「真実を暴く者VS正義を貫く者 魂がぶつかり合う極秘任務(シークレットミッション)ミステリー」


概要

公開日2018年4月13日
英題Zero the Enforcer
監督立川譲
脚本櫻井武晴
主題歌福山雅治零-ZERO-
興行収入91億8000万円

前々作『純黒の悪夢』(以下『純黒』)で活躍した安室透(降谷零)をメインに据えた作品。前作までの公開日は4月の土曜日となっていたが、本作以降は金曜日に公開される。


爆破事件の容疑者となった小五郎の逮捕を巡り、コナンと安室が「正義とは何か?」をテーマに激突する。

警視庁警察庁検察庁にそれぞれ存在する公安に所属する人々の思惑が複雑に絡み合うハードかつシリアスな展開で、警察組織や裁判にまつわる難しい専門用語が多く登場するなど、刑事ドラマとしての側面が強い大人向けのストーリーとなっている。


『純黒』で初登場した彼の部下・風見裕也も再登場。

また、原作で黒の組織のNo.2「ラム」の候補とされている警視庁捜査一課管理官・黒田兵衛が劇場版初登場を果たした。


監督は、前作まで7年連続で務めた静野孔文氏に代わり、TVアニメ『デス・パレード』『モブサイコ100』の監督や『進撃の巨人』『劇場版BLEACH 地獄篇』などの絵コンテ・演出で知られる立川譲氏が担当。

脚本は、これまで『絶海の探偵』や『純黒』を手がけた櫻井武晴氏が担当する。


主題歌は福山雅治が歌う「零 -ZERO-」。

福山氏と『コナン』とのタイアップは、TVシリーズ含め今作が初。また劇場版主題歌としては、第19作『業火の向日葵』以来3年振りにビーイング以外のアーティストが担当することとなった。

劇場版『コナン』史上初の7週連続動員数1位の快挙を成し遂げ、公開から約1ヶ月で前作『から紅の恋歌』の最終興行収入(68.9億)を上回り、6年連続で興行収入の最高記録を更新

スターウォーズ』や『アベンジャーズ』といった有名作品を抑え、最終87.0億予想で2018年上半期公開映画のトップを獲得した。

更に、全国各地の劇場で「応援“執行”上映」と称した応援上映が実施された他、10月には3週間限定で「4Dアトラクション執行上映」が開催され、中国でも劇場上映が決定。

累計興行収入は91.8億円を記録し、全世界累計では100億円を突破している。


ストーリー

4月28日。東京サミット開催の地となる東京湾の新施設「エッジ・オブ・オーシャン」。サミット当日の5月1日には2万2千人もの警察官が出動するというこの超巨大施設で、突然大規模爆破事件が発生。


そこには、全国の公安警察を操る警察庁の秘密組織─────通称「ゼロ」に所属する安室透の影があった。

サミット当日ではなく事前に起きた爆破事件と、秘密裏に動く安室の不可解な行動に違和感を禁じ得ないコナン。


そんな中、現場の証拠物に残された指紋が、かつて警視庁に在籍していた小五郎の指紋と一致。小五郎は爆破事件の容疑者として逮捕されてしまう。

これは何者かによる陰謀なのか?小五郎逮捕を巡って敵対し始めるコナンと安室。


果たして安室透は、敵なのか?味方なのか?


ゲストキャラクター

名前声優備考
日下部誠川島得愛東京地検公安部所属の検事。小五郎の事件を担当
岩井紗世子冨永みーな東京地検公安部の統括検事。日下部の上司
橘境子上戸彩所属事務所のないフリーランスの弁護士。逮捕された小五郎の弁護を担当
羽場二三一博多大吉裁判官を目指していた司法修習生。故人

反響

SNSでは

  • 「『ゼロの執行人』を観た」ことを「執行した(された)」「執行済」と表現する書き込みが多く見られる。
  • ファンの間で『安室を100億の男にしよう』企画(=今作の興行収入100億円超えを目指す)なるものまで立ち上がっており、松竹の公式Twitterアカウントや東宝関係者の会議でも「安室透を100億の男にする」話が出ていたとのこと。そして来たる2018年11月13日、ついに日中上映合計で興行収入が100億円を突破したやったぞ安室さーん!!!!
  • クライマックスの安室のとある台詞から、鑑賞後に「安室の女になった」と書き込むファンが続出。安室人気を特集した日テレ系WS「スッキリ」でも、「安室の女」という単語が複数回登場した。

安室(降谷)バブル?

  • 本作を特集し、コナンと安室が表紙を飾った『アニメディア』2018年6月号の売切が続出。『コナン』のTVアニメ20周年記念を特集した2016年2月号以来、2度目の重版となった。また安室の公式スピンオフ『ゼロの日常』の初回が掲載された『週刊少年サンデー』(2018年24号、5月9日発売)も入手困難となり、小学館は翌週該当号の無料公開に踏み切った。
  • 現実には非常に珍しく、全国でも30人ほどしかいないとされる「降谷」姓の印鑑が、今作公開後に突然たくさん売れ始めるという現象が発生。とあるハンコ店では専用の注文フォームが作られたほどで、初日だけで500本の発注があったとのこと(通常年間2、3本)。
  • 上記などを受け、あらゆるメディアで特集が組まれ、一連の安室にまつわる出来事を社会現象と謳っている。
  • 2018DIMEトレンド大賞のキャラクター部門を、安室透が漫画の登場人物で初めて受賞した。同時受賞は欅坂46
  • 古谷氏は本作の演技が評価され、第12回声優アワードで助演男優賞を受賞した。『巨人の星』から半世紀以上のキャリアを持つ同氏であるが、意外にも個人としては今回が初の栄誉となった。

備考

公開に関して

  • 前作に引き続き、タイトルに関しては原作者・青山剛昌氏が「〇"〇の〇o〇〇〇ん」であると前もって公表していた。
    • 前作の本編終了後の予告で安室らしき声が「ゼロ」と唱えていたことから、最初の「〇"〇」が「ゼロ」だと予想しやすかったファンが多かった模様。
  • 配給会社である東宝の方針転換により、劇場版『コナン』も今作以降は土曜日ではなく金曜日が公開初日となる。
    • 特に今作の公開は13日の金曜日であることが一部で話題になっているが、狙ったのかどうかは定かではない。

再登場組


コラボレーション


TV放送

2019年4月26日の『金曜ロードSHOW!』にて地上波初放送された。本放送は放送枠20分拡大・本編ノーカット・EDも一部放送という劇場版名探偵コナンのTV放送では異例の好待遇、さらに解説副音声(アイパートナー)を沖矢昴綾小路文麿役の声優・置鮎龍太郎氏が担当したことで大きな話題となった。

解説者 沖矢昴

(※イラストはイメージです)


余談

お笑い芸人の陣内智則が手掛けたコント「映画館の予告」の中で、コナンの映画の予告で「犯人は毛利小五郎」とネタバレをされるというオチがある。


関連動画


関連イラスト

コナンくんと安室さんコナン ゼロの執行人


ゼロの執行人Zero the Enforcer


関連項目

名探偵コナン 劇場版名探偵コナン

安室透/降谷零 黒田兵衛 風見裕也

公安(名探偵コナン) 人工衛星

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