概要
アニメ『ポケットモンスター』(以下新無印編)において、主人公・サトシの手持ちの一体として活躍するルカリオ。
本シリーズにおけるサトシのエースポケモン的存在で、公式戦の勝率もカイリューに並ぶ高さを誇る。
出会い
新無印編21話にて、タマゴの状態で初登場。
シンオウ地方で発見されて以来なかなか孵らず、各地の育て屋を転々とした後クチバシティのポケモンセンターへ預けられていた。
その後も進展はなかったが、近くでバトルをしていたサトシの波導と共鳴。ピカチュウの治療のためサトシがポケモンセンターを訪れた際、彼をタマゴが保管されている部屋まで導く。そのままサトシに預けられることとなり、その夜にリオルとして孵った。
孵った直後に部屋から飛び出し、近辺の野生ポケモンに片っ端から喧嘩を売ってボコボコにされてしまう。
助けに来たサトシと共に窮地を切り抜け、主と認めた彼にゲットされて手持ちに加わる。サトシにとっては初のベイビィポケモンとなった。
進化
2ndOPの映像において、本編に先駆けてルカリオに進化した姿を披露。そして45話にて、ローズとのバトル中に進化を果たした。
リオル時代からピカチュウと共につれあるきすることが多く、劇場版『波導の勇者』でアーロンとの共通点が多々描かれたサトシが、遂にルカリオと共に冒険をする日が訪れた。
進化後のCVも同作のルカリオと同じ浪川氏であり、多くのファンを感動させている。
性格・能力
安易に他人の手を借りたがらない、意地っ張りで闘争心の高い性格。
一方、自分が認めた相手には一途な面もあり、カロスで出会ったコルニのルカリオから放たれた強い波導を感じ尊敬の念を抱く。
その伸び代の高さと相性の良さから、サトシも相当入れ込んでおり、30話では構って貰えなくなったピカチュウが一時家出してしまう事件も起こった。
ルカリオへの進化後はリオルの頃の未成熟さは鳴りを潜め、どちらかといえば真面目で落ち着いた雰囲気となった。ほぼ同じタイミングで進化し、逆にやんちゃ坊主へ戻ったゴウのエースバーンには振り回されることもある。
進化してからはリオルの様な入れ込みっぷりは無くなったが、相変わらず活躍する頻度は高く、3rdOPの映像やアニポケ公式サイトでも、サトシ&ピカチュウと一緒に姿を見せている優遇っぷり。
バトルスタイルは一貫して、とにかく相手に突撃し攻撃を仕掛けるという、自身やトレーナーの性格が反映されたシンプルなもの。
それゆえ被弾することも多いが、ゲーム上における耐久力の低さを感じさせないガッツで耐え、何度反撃されようとも不屈の精神力で食らいつく。
生まれたての頃から遺伝技の「しんくうは」を覚えており、進化によって「はどうだん」に変わった。
孵化早々の訓練の成果もあってか、27話時点で「はっけい」「かげぶんしん」「きしかいせい」も覚えるようになり、技枠は4つまで埋まっている。
ポケモンWCSハイパークラスのデンジ戦では様々な痛撃を受けながらも、スピンロトムを最大威力の「きしかいせい」で沈め、レントラーも渾身の「はどうだん」で相打ちに持ち込み、ピカチュウにバトンを繋いだ。
アニポケプロモーション映像⑦では遂にメガシンカを獲得することが決定(DPのリメイクに合わせてであろうか?)。
サトシが使用するデバイスは、アーロンを思わせるメガグローブ。第84話にて、コルニからキーストーンを、カロス地方のメガ島でルカリオナイトを獲得したことで、正式習得と相成った。
そしてサイトウとの公式戦でも、他の二体があっさり倒されてしまった中様々な攻撃に耐え続け奮闘。
彼女の『真のエース』であるカイリキーと互角の立ち回りを見せ、相手のキョダイマックスに合わせてメガシンカ。ゲームでは現状再現不可能な夢の対決を実現する。
キョダイマックスカイリキーのキョダイシンゲキを受けきり、時間切れで元に戻ったカイリキーとのぶつかり合いの中「てっていこうせん」を習得。
メガルカリオの種族値・特性で強化された「てっていこうせん」を放つという、これまたゲーム版では再現不可能な夢の攻撃でカイリキーを倒し、勝利を飾った。
第108話では、マスターズエイト入りをかけたキバナ戦を前に、「もっと強くなりたい」という思いから、サトシのゲッコウガに会いに行くことに。バトルでは手も足も出なかったものの、ゲッコウガから受け取った波動をきっかけに、超特大のはどうだんを放てるようになった(サトシゲッコウガの巨大みずしゅりけんを彷彿とさせる)。
因みにサトシ曰く、「ゲッコウガとルカリオは似ている」そう。
第109話のキバナ戦では3体目として登場。当初はメガシンカを行う予定だったが、1体目のカイリューが1体目で登場したキバナの1体目であるフライゴンのすなあらしを用いたキバナの戦法により完敗した上に2体目で登場したゲンガーも同様にやられる寸前という非常に不利な状況であったが為にルカリオのメガシンカを諦め、ゲンガーをキョダイマックスすることを選択をせざるを得なかった。その為、キバナの切り札でもありキョダイマックスできるジュラルドンではメガシンカ無しで挑む事になった。当然ながら、キバナはジュラルドンをキョダイマックスさせていた為、サトシとルカリオにとっても非常に不利ではあったが、前述のゲッコウガとの修行で得た超特大のはどうだんで辛くも勝利することができた。ちなみに、この時のはどうだんはゴウ曰くメガシンカしていた時よりも大きかったとの事。
余談
- 初登場となった新無印編21話が放送された2020年は、映画『波導の勇者』の公開から15周年に当たる。