基礎データ
概要
初登場は『ポケモン剣盾』。その名と姿の通り、鵜をモチーフにしたポケモン。
マメパト同様鳥ポケモンの中では頭が悪いアホの子で、食に対してとても貪欲。
主な獲物はサシカマスだが、手ごろな大きさのものを見つけると獲物以外のものでもすぐに飲み込んでしまう癖があり、食べられない事に気づいて慌てて吐き出すことが多い。
物事もよく忘れてしまうが、信頼関係を築いたトレーナーのことは決して忘れる事はない。
しかしいかに信頼した相手であろうと食べ物の事となれば話は別で、横取りされようものなら容赦なく攻撃を仕掛けてくる。
特性は今作で新しく追加された「うのミサイル」。
バトル中に「なみのり」か「ダイビング」を使った際、咥えた獲物を呑み込もうとしている「うのみのすがた」あるいは「まるのみのすがた」で戻ってくる。
この状態でダメージを伴う攻撃を受けると、自動でミサイルの様に獲物を吐き出し相手にダメージを与える事ができるというユニークな特性。
HPが半分以上の場合はサシカマスを咥えた「うのみのすがた」だが、HPが半分以下になるとサシカマスの代わりになんとピカチュウを獲ってくる。これが「まるのみのすがた」となる。
ポケモン界のアイドルが頭から呑み込まれようとしている様は衝撃的な絵面で、ピカチュウはびっくりして大人しくしているが、反撃する隙を狙っているとの事。即放電してしまえば良いのではというツッコミは内緒。
ちなみに、ポッポ、ピッピ、キリンリキに続く4匹目の回文ポケモンである。
対戦における性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
70 | 85 | 55 | 85 | 95 | 85 |
タイプは最早ありふれた「ひこう・みず」の複合タイプだが、ひこうタイプがタイプ1に来る形は初。
同タイプのスワンナによく似た配分をしており、数値が100を超える能力がなく、ステータス自体はいまいちパッとしないと言わざるを得ない。
更にでんきが4倍弱点な為、せっかくの特防もあまり強みにはならないのが惜しい(でんきタイプの技は基本特殊技)。
このポケモンの真髄は専用特性『うのミサイル』にある。
『うのみのすがた』と『まるのみのすがた』では獲物を吐き出して与えるダメージの内容に違いがあり、うのみのすがただとダメージ+防御ダウン、まるのみのすがただとダメージ+麻痺という、非常に強力な効果を持っているのである。
この状態で「こらえる」やきあいのタスキを駆使すれば、相手に何度も反撃ダメージを食らわせることができる。まるのみのすがたなら麻痺の効果で次のターンでの先制も狙えるだろう。
なお、受けたダメージでウッウ自身が瀕死になっても特性は発動する。
こうした特異性から必然的に「うのミサイル」を主軸に据えた戦法がメインとなる。
特性発動に必要な「なみのり」はメインウェポンとしても優秀で、「ダイビング」はダイマックスの時間稼ぎも出来る為、どちらも候補になり得る。
他にも物理技はブレイブバードやじごくづき、ばかぢからを覚える他、特殊技はれいとうビーム、ふぶき、ぼうふうなどを覚えるので割と器用。変化技ははねやすめ程度だが「こらえる」があれば十分なことも多い。
いかんせん水技の使用が前提の特性なので、それらを無効化する「ちょすい」や「よびみず」には要注意。
一風変わった特性と意外な強さから、ランクバトルではかなり話題性のある存在となっている。
マックスレイドバトル
劇場版ポケットモンスターココの上映を記念して、2021年2月4日~9日まで行われているレイドバトル。
特色すべきはクリア回数が50万回に到達すると全ユーザーにかえんだまやどくどくだまなどを、100万回に到達すると全ユーザーにきんのおうかんなどがプレゼントされる点。
ポケモンユナイト
リリース時の最新世代かつ、宣伝でも大きく取り扱われ知名度が高かったためか、MOBAとして開発された外伝作品のポケモンユナイトにもプレイアブルキャラとして登場。
諸元
ロール | アタック |
---|---|
タイプ | 特攻 |
攻撃範囲 | 遠隔 |
進化 | なし |
わざ1 | うずしお(範囲)→レベルなみのり(妨害)/ダイビング(ムーブ) |
わざ2 | フェザーダンス(妨害)→レベルぼうふう(遠隔)/エアスラッシュ(遠隔) |
ユナイトわざ | どとうのミサイル(遠隔) |
とくせい | うのミサイル |
価格 | 8000コイン/460ジェム |
とくせいの「うのミサイル」によって獲物を装填し通常攻撃を強化できることと、わざの選択次第で引き撃ち型と近接奇襲型を切り替えることができる変則メイジ。
系統としては早熟型のアーリータイプで、わざの更新が早く、序盤から敵に圧力をかけていくのが得意。
通常攻撃を一定数撃つか、わざ1の使用によって口に獲物を加えて強化攻撃が撃てる。
体力が半分以下だとピカチュウを撃つようになり、麻痺効果(このゲームの麻痺は移動速度低下効果)が付与される。
獲物を打ち出さない時の通常攻撃はかなり貧弱なため、火力を出すためにうのミサイルの管理が重要になる。
ウッウは距離を話したまま攻撃できる引き撃ちタイプの「なみのり+ぼうふう」型か、敵に接近して攻撃を仕掛ける「ダイビング+エアスラッシュ」型の二種類の戦術を持っている。
もちろん、わざ1と2は自由に組み合わせられるが、相性の問題から基本はこの型に絞られる。
相手に応じて使い分けれるのが強みだが、あくまでも基本は魔法使いタイプ。
自身の耐久値は低く、追われる展開が非常に苦手なので押し引きを重視してリスクを減らすように立ちまわるのが基本。
遠隔タイプになる場合はわざの範囲が狭くて当てるのに癖があり、奇襲型にすると脆い体で敵に飛び込む必要がありハイリスク……とどの運用でも癖がある上級者向けのキャラクター。
ユナイトわざの「どとうのミサイル」は、使用するとその場から動けなくなり操作も受け付けなくなってしまうが、ピカチュウを連続で射出して麻痺付きの弾丸を大量にばら撒けて総合威力が高い。
間に味方を挟んで砲台になるのが主な運用方法。
追い詰められてからの使用には適さない。
余談
ローマ字入力について
母音の前に「っ」が入る事は少ない為、ローマ字で入力する際はちょっとややこしい。ローマ字入力の際は「uwwu」だと4タイプで済む。また、「xtsu」「xtu」「ltsu」「ltu」で「っ」が入力されることを利用してもいいだろう。
尚、グッズ等で確認できる公式スペルは「UU」である。
モチーフ
鵜というよりはペリカンのような生態を持つが、モチーフの鵜はペリカン目に属する鳥類なのであながち間違いではない。
一見すると岐阜県などで見られる鵜飼いのイメージからカントーからシンオウまでの日本列島がモチーフの地方に生息しているイメージが強いが、ガラル地方のモチーフのイギリスでは、16~17世紀にかけて鵜飼いが貴族のスポーツとして盛んに行われていた時期があった。
また、イギリスには実際に野生の鵜(カワウやヨーロッパヒメウ等)が生息しているため、イギリスをモデルとした場所に鵜をモチーフとしたポケモンを登場させたとしても、そこまで不自然な話ではなかったりする。
色違い・名前系バラエティ
色違いは全身が鮮やかなオレンジ色になっている。
緑色の目を含めどことなくホウオウを彷彿とさせるカラーリングだが、ウッウ自身がいまいち迫力のないビジュアルをしているためか、「偽ホウオウ」「百均のホウオウ」と呼ばれているとかいないとか。
あとうっうーにも似てる。色違いはコーポレートカラーそのものである。
関連イラスト
関連タグ
カズーイ:外見が似ており、口から物体を発射して攻撃する共通点もある。