仮面ライダービースト
かめんらいだーびーすと
概要
『仮面ライダーウィザード』に登場する2号ライダー。仁藤攻介が専用のウィザードリングとビーストドライバーを使って変身する。
「古(いにしえ)の魔法使い」という通り名があり、倒した敵の魔力を喰らう能力を持つ。ただし、定期的に魔力を吸収しなければ死んでしまうという非常に重い制約をもっている。
敵を撃破した際に「ごっつぁん!(ごちそうさまの意)」の台詞と共に両手を合わせる。
戦闘開始時の決め台詞はウィザードの「さあ、ショータイムだ!」というセリフに対抗して生み出したものである。
外見
仮面ライダーオーズの変身コンボの1つ「ラトラーター」のように鬣を意識させるマスクと左肩のライオンが印象的。基本カラーは金と黒。
スタイルチェンジでは右肩に4種類のマントを召喚させ、それぞれのマントごとに魔法を発動する。リング及びマントも動物を模している。
倒した敵の魔力はビーストドライバーのバックルについたライオンの紋章を通して吸引される。
スペック
身長 | 198cm |
---|---|
体重 | 94kg |
パンチ力(推定値)※ | 5.3t |
キック力 | 7.5t |
ジャンプ力 | 31m |
走力 | 100mを4.6秒 |
※本作の魔法使い(仮面ライダー)達は「玩具のウィザードリングを使って遊ぶ子供たちが真似して怪我しないように」という配慮上、原則的にパンチを行わない。そのため公式からのスペックは推定値となっている。
どちらかと言えばパワー寄りの性能。
使用アイテム
変身、魔法、必殺技に使用。ウィザードたちが使用するのとは形状の異なる専用の物。
メイン武器。
新たなリングと共に手に入れた魔法銃。
主に強化形態で使用するが生身や基本形態でも使用可能。
グリフォンリングで召喚する使い魔。「グリーングリフォン」のみを使用。
必殺技
キックストライク!ゴーッ!"
ビーストリングを再度ドライバーに装填して発動。足にライオンの顔のような魔力を纏い、必殺キックを放つ。
セイバーストライク
ダイスサーベルに魔法リングをセットして放つ必殺技。
ダイスの出目に応じた数の動物型の魔法弾を放って攻撃する。
劇中未使用のものとして『キマイライズセイバーストライク』、『グリフォンセイバーストライク』がある。
バイティングエンド
ビーストキマイラに騎乗して発動するアンダーワールド専用技。
魔法陣で巨大化させたビーストキマイラの幻影で敵を噛み砕く。
どちらかこいうとビーストキマイラの技。
スタイル
ファルコン!ゴーッ!ファッ!ファッ!ファッ!ファルコ!
ファルコリングで変身するスタイル。
カメレオン!ゴーッ!カカッ、カッカカッ、カメレオー!
カメレオリングで変身するスタイル。
ドルフィン!ゴーッ!ドッドッドッドッ、ドルフィー!
ドルフィリングで変身するスタイル。
バッファ!ゴーッ!バッバ、ババババッファー!
バッファリングで変身するスタイル。
ゲーム作品
- 『ガンバライド』
シャバドゥビ3弾でビーストが、シャバドゥビ4弾でビーストハイパーがそれぞれLRで登場。
ビーストハイパーはTV放送に先駆けての登場だった。
劇中の設定通りパンチを行わない(拳アイコンを持つカードが存在しない)。
これはガンバライジングでも同様。
- 『ガンバライジング』
ガンバライジングでは1弾から参戦。カードによってはバーストするとファルコマント、カメレオマント、バッファマントを装備する。ドルフィマントは現時点で出番なし。
1弾でCPU専用として登場した後、2弾で強化フォームであるビーストハイパーが参戦した。
ライバルがフレイムドラゴン止まりなのに対し、まさかの主役を差し置いて実質最強フォームのビーストハイパーが参戦し、LR枠を取得している。これぞ古の魔法使いの底力である!(ガンバライド時代でも主役より先にLR化したという似たような事があったような・・・)
ナイスドライブ5弾で久々にSRに昇格(タイプはブレイカーでバースト後はウィザード指定でAP+20とかなり使い勝手がいいカードである)。
上位必殺技はビーストマジック・バッファ(バッファマント)、セイバーストライク(ファルコマント)、ビーストマジック・キックストライク(バースト前のビースト)、シューティングミラージュ(ハイパー)。いずれも劇中のもので、テンポの都合で完全ではないものの、再現度はかなり高い。
ボトルマッチ2弾では2度目のLRで登場。
今回はバースト後も通常ビーストで、バースト必殺技は劇中では劇場版の一度しか使用していないビーストキマイラを使ったライダーキック。
(ガンバライジングではウィザードにあわせてか技名が「ストライクエンド」になっている)
- バトライド・ウォーシリーズ
無印よりプレイアブルキャラクター。必殺技に各種マントを装備する隙があるが、一度マントを装着すれば同じ必殺技に限り隙は生じない(ちなみにレベルが上がると、ドルフィマントに『超必殺技ゲージを消費して体力を回復する効果』が付与される)。
「Ⅱ」より通常技ボタン長押しで「ストライクビースト」が発動するようになり、コンボの〆に役立つ。
ビーストハイパーはDLC専用の別キャラだったが、「Ⅱ」よりビーストの最強形態として使えるようになった。それに伴い超必殺技もビーストの「ダイスサーベルラッシュ」からビーストハイパーでの「シューティングミラージュ(ゲーム中ではマグナムストライク表記)」に変更された。
前述の通り、バイクを持たないためファルコによる攻撃判定を伴った高速移動を使用する。
尚代名詞である「セイバーストライク」は3作通して未実装。
- 『ライダーレボリューション』
プレイアブルキャラクターのひとりとして参戦。
マントの力を使って戦う中距離型。
ライダーパワーは「セイバーストライク」。出目によって弾の数が変わる。
- クライマックスファイターズ
プレイアブルキャラクターのひとりとして参戦。
スキルは「ドルフィマント」で、回復が可能。
他にカメレオマントで透明化する、遠距離攻撃のセイバーストライクは出目の数で攻撃力が変化するなど、変わった要素が多い。
キングダーク率いるビーストライダー・スクワッドの一員として登場し、鏡飛彩=仮面ライダーブレイブと対決する…が、そもそも敵ライダーでも死人ライダーでもない彼がビーストライダー・スクワッドの一員になっている点については視聴者からもネタにされている。
劇中ではサソードと共にブレイブに挑みかかったが、その途中で浅倉威が変身した王蛇に蹴散らされた挙句、ブレイブが変身したサファリクエストゲーマーレベル4の攻撃を防ごうとした王蛇によってカメレオマントで透明化していたところを引き寄せられガードベントにされてしまった。
この最期を見る限りでは、中身は仁藤本人ではなく、あくまで何らかの方法で複製されたライダーという可能性もある。
余談
- 平成ライダーとしては珍しく、変身時は変身ポーズをとっている。また変身の掛け声を「へん~しん!」と伸ばして言う平成ライダーも珍しい。
- ちなみに座った状態で変身すると、出現する魔法陣も小さくなる。
- 仮面ライダーディエンドや仮面ライダーアクセルと同じく専用のライダーマシンを持ってない2号ライダーだが、第40話で一度だけ自転車(マウンテンバイク)を使った事があり、乗り回すだけでグールの集団を圧倒してみせた。なおアンダーワールドでの戦闘時には彼はビーストキマイラに乗る為、キマイラがマシンそのものであると言えるかもしれない(疑似生命体だけど)。
関連タグ
- 仮面ライダーライア:原作では主役ライダーの仲間だったが、他媒体では悪役になっていたサブライダー。こちらも怪人と契約している。
- 仮面ライダーゲンム:同じく自転車に乗るライダー。
- 仮面ライダーブレイズ:ライオンがモチーフの2号ライダー。
- 仮面ライダーキマイラ:如何にも混同しそうなライダー。
○号ライダー