概要
偉大なる航路と赤い土の大陸によって分けられた4つの海の一つで、北極を有している。偉大なる航路後半「新世界」と面しているが、巨大海王類の生息地である「凪の海域」で挟まれているため、リヴァース・マウンテンを超えなければ偉大なる航路に直に向かうことは出来ない。
かつてヴィンスモーク一族によって制圧されていたが、現在は複数の国家が樹立しているようだ。
主要人物だとサンジ(育ちは東の海)やロー、ベラミーなどがこの海域の出身。他にも四皇や王下七武海、海軍本部などの作中の強大な勢力の重要人物を多数輩出している。
他の海以上に海の戦士ソラが非常に流行しており、北の海出身者が敵味方を交えてそれについて盛り上がっていたこともある。
また、『うそつきノーランド』の話が教訓的な絵本童話として広まっているなど、北の海の比較的裕福な層には他の海と比較して書物が多く広まっていると思われる。
所在する島・国
ジェルマ王国
国土を持たないただ一つの国。統治するヴィンスモーク家率いる船団の上に築かれた国家。
現在、国王ヴィンスモーク・ジャッジにより近隣4か国の王を抹殺しており、新世界に駐屯している。
また、この国をモデルとした物語が絵巻物として伝わっており、北の海出身者の他、ナミなども知っている(ただ、海軍のプロパガンダ目的で作成されたものであるからか、モデルがモデルだからか、その登場人物に対する評価はバラついている)。
北極
作中未登場。クラーケンの生息地。
ルブニール王国
探検家モンブラン・ノーランドの出身国。ノーランドの冒険失敗とそれに怒った王による処刑が「うそつきノーランド」という絵本で伝わっており、北の海出身者であれば誰でもこの絵本のことは知っている。
一度コラさんもローの治療のために訪れている。
フレバンス王国
元王下七武海トラファルガー・ローの出身地。風土病により近隣国家の襲撃を受けて崩壊。
ホワイトランド王国
世界会議参加権のある王国。イワトビ国王が治める防寒着が民族衣装な雪深い国。
ドイル王国
世界会議参加権のある国。チャップ国王が治める軍帽と制服を常に着用する軍事力強化に余念のない国。
ノーティス
ベラミー海賊団(メイン画像参照)の生まれ故郷。[裕福だが退屈な街。
スパイダーマイルズ
ドンキホーテファミリーが偉大なる航路に入る前の駐屯地として使用していた街。工業が盛んなようでゴミ捨て場が多い。
ルーベック島
13年前、バレルズ海賊団と海軍がオペオペの実の取り引きを行おうとした島。
ミニオン島
ルーベック島の東にある島。バレルズ海賊団がこの島の廃墟をアジトにしていた。13年前、ここでコラソンがドフラミンゴに殺害された。
スワロー島
ミニオン島とルーベック島の南にある、ツバメの形をした島。ハートの海賊団のシャチとペンギンの出身地。コラソンとの死別後、ローがこの島に逃れた。
クエン村
ベビー5の生まれ故郷。口減らしが行われるほどの貧しい村。
出身者
ヴィンスモーク家
- ヴィンスモーク・ジャッジ(現国王)
- ヴィンスモーク・レイジュ(ジェルマ66「ポイズンピンク」)
- ヴィンスモーク・イチジ(ジェルマ66「スパーキングレッド」)
- ヴィンスモーク・ニジ(ジェルマ66「デンゲキブルー」)
- ヴィンスモーク・サンジ(麦わらの一味コック「黒足」)
- ヴィンスモーク・ヨンジ(ジェルマ66「ウィンチグリーン」)
海賊
- ベラミー(ベラミー海賊団船長「ハイエナ」)
- サーキース(ベラミー海賊団副船長「ビッグナイフ」)
- ミュレ(ベラミー海賊団船医)
- X・バレルズ(バレルズ海賊団船長、元海兵)
- X・ドレーク(ドレーク海賊団船長「赤旗」、元海軍将校)
- バジル・ホーキンス(ホーキンス海賊団船長「魔術師」)
- サッチ(元白ひげ海賊団4番隊隊長)
- ビスタ(白ひげ海賊団5番隊隊長「花剣」)
- フォッサ(白ひげ海賊団15番隊隊長)
- アバロ・ピサロ(黒ひげ海賊団四番船船長「悪政王」)
- ドクQ(黒ひげ海賊団九番船船長「死神」)
- ヴェルゴ(ドンキホーテ海賊団最高幹部)
- トレーボル(ドンキホーテ海賊団最高幹部)
- ディアマンテ(ドンキホーテ海賊団最高幹部)
- ピーカ(ドンキホーテ海賊団最高幹部)
- ベン・ベックマン(赤髪海賊団副船長)
- シャチ(ハートの海賊団)
- ペンギン(ハートの海賊団)
- カリブー(カリブー海賊団船長「濡れ髪」)
- ベビー5(八宝水軍、元ドンキホーテ海賊団幹部)
世界政府
フレバンス
- トラファルガー・ロー(旧王下七武海、ハートの海賊団船長「死の外科医」)
- トラファルガー・ラミ(ローの妹)
ルブニール
- モンブラン・ノーランド(探検家)
その他
- マリアンヌ(NEWスパイダーズカフェ店員、元バロックワークス「ミス・ゴールデンウィーク」)
- オーズ(スリラーバーク特別ゾンビ「国引き」)
余談
- 作者による設定ノートにて、北の海では40年にわたって国によって雇われた海賊による戦争が起きている、と書かれている。絶え間ない戦争が世界政府・海軍のプロパガンダでしかない筈の勧善懲悪ヒーロー話『海の戦士ソラ』の流行を生み出しているのだろうか。
- この設定が反映されているのか不明だが、北の海では裏社会が幅を利かせてり、ロシナンテ中佐が「ノースの闇」と称している。