その勇気と行動力に敬意を表します。いかなる闘争、いかなる挑戦からも退きません。
だって、私は楽しいから! 人間は隅々までいじり甲斐のある生き物です!
プロフィール
真名 | ケツァル・コアトル |
---|---|
クラス | ライダー |
性別 | 女性 |
身長 | 181cm |
体重 | 64kg |
出典 | アステカ神話 |
地域 | 中南米 |
属性 | 秩序・善・天 |
好きなもの | 人間 |
嫌いなもの | 蜘蛛、ジャガー |
設定担当 | 奈須きのこ、桜井光 |
ILLUST | 広江礼威 |
CV | 遠藤綾 |
演 | 赤井沙希 |
概要
『Fate/Grand Order』に登場するライダークラスのサーヴァント。レアリティは☆5。
メインシナリオでは第1部7章『絶対魔獣戦線 バビロニア』に登場。「三女神同盟」の一柱として“ひとりひとり丁寧に楽しみながら殺し滅ぼす”ことを掲げ、バビロニアの民を追い詰める。
2018年クリスマスイベント『ホーリー・サンバ・ナイト』では、クリスマスを色々勘違いした姿で登場する。
真名
中南米、アステカ神話における最高存在の一柱、『ケツァル・コアトル』。
自由奔放に見えて、心優しく知性に満ちた女神。
生贄の儀式を嫌い、人間を愛した。生命と豊穣の神、文化の神、雨と風の神。
一時期には太陽を司ったとする伝説もある。最高存在の(分霊による)現界。
名前の意味は「羽毛ある蛇」「翼ある蛇」。生贄の儀式を否定した善神とされ、明けの明星の具現である善神トラウィスカルパンテクートリ神やマヤのククルカン神と同一視される。善の伝説を多く持つが、獰猛な戦いの神としての側面をも有している。
善なる神として人々の繁栄を導いたケツァル・コアトルだったが、やがてテスカトリポカ神に敗れ果て、アステカから姿を消した。再び帰還するという予言を残して。
アステカの人々は、後に来訪したスペイン征服者の一団を「帰還したケツァル・コアトルとその軍勢」であると信じ、滅びる事となった。
この異常事態にあたり、ケツァル・コアトルは誰も知らない新たな顔を引っさげてきた。
現代メキシコで隆盛を誇る自由なる闘争、ルチャ・リブレを愛する神として。
別段、ルチャの神として人に祀られている訳ではない。ただルチャが好きなだけである。
人物
一人称は「ワタシ」、または「私(わたし)」。
本来は男性神。現界にあたっては女性神として存在を得ている。長らく同一視されてきた金星の存在が影響し、金星=美神ヴィーナス(アフロディーテ)のイメージに引っ張られてしまったのではないか、と本人は語る。南米の神は他の神話体系とは大きく異なり、彼ら南米の神は『人間に乗り移って』活動したとされる。ケツァル・コアトル神も地域によって複数確認されているように、
いつかの時代では女性体がケツァル・コアトルになっていたのかもしれない。
ラテン系のテンプレートとも言うようなとにかく底抜けに明るい性格をした神様。
しかしそこは神様。獰猛で残忍な一面も持ち合わせており一筋縄ではいかない。だが、人間大好きな神様でもあり、全力で自らに挑む者には賞賛を惜しまない。
ポケポケとしたあーぱーな女神さまだが、人間に文化を教授した善神だけに、僅かな手がかりから事件の全容を把握して見せるだけの推理力と鋭い直感を隠している。
因みにどこぞの復讐者バリに大変いい笑顔をすることがありゴルゴーンからも「翼ある蛇とは彼奴か……復讐者の素質すら持つと言うのに、何故あそこまで陽気なのだ……?一周回って底が知れぬな……」と言われているが、あくまでそっちは顔芸らしい……が、稀に意地の悪い思考が浮かぶとうっかり出てくることも。
能力
マクアウィトルと呼ばれるメソ・アメリカ地域で用いられた刀剣とルチャ・リブレを組み合わせて戦う。
マクアウィトルとは木の板に黒曜石の刃を複数嵌め込んだ武器である。
嵌め込まれる刃は平らでサイズが統一されている事が多いが、彼女が用いているマクアウィトルは刃のサイズがバラバラになっており、それぞれ牙のように尖っていて数も多く、チェーンソーみたいな外見である(挙句には音までそう聞こえる)。
と思っていたら、アニメにてマジで古代南米式チェーンソー化していた事が発覚した。
ルチャ・リブレにハマった理由は、どこかの時代に召喚されたおりにルチャ・リブレを見てしまい、そのあまりの衝撃が座にいる本体にも焼き付いてしまったかららしい。風の神、そして金星の神として、翼持たぬまま自由の飛翔するルチャドール(女性の場合ルチャドーラ)を見て、なんかもう感動と感涙、そして未来を感じたのだとか。
本人曰く、「そう、肉体!殺し合いの時に武器を使うとか、極力避けるべきだったのデスネ!
話し合いの時もルチャるのが最適デース!」との事。
駄目だこの女神……
ちなみに大好きなルチャドールはラ・ミスティコ。自身のファイトスタイルは空中殺法中心で、ジャガーの闘法とも言われるサブミッションはあまり使わないらしい。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | B | B | B+ | EX | A+ | EX |
保有スキル
対魔力(A) | ライダーのクラス特性。魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。サーヴァント自身の意思で弱め、有益な魔術を受けることも可能。AランクではAランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。 |
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騎乗(EX) | ライダーのクラス特性。乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。また、英霊の生前には存在しなかった未知の乗り物すらも直感によって自在に乗りこなせる。EXランクでは乗りこなせないものはなく、竜種や幻獣・神獣クラスですら乗りこなせる。 |
女神の神核(EX) | 生まれながらにして完成した女神であることを現す。神性スキルを含む他、あらゆる精神系の干渉を弾き、肉体成長もなく、どれだけカロリー摂取しても体型が変化しない。神性スキルを含む複合スキルでもある。あくまでも分霊ではあるが、人間に憑依している訳ではないのでランクはEXとなる。 |
カリスマ(A+) | 軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘に置いて自軍の能力を向上させる稀有な才能。A+ともなれば最早呪いの類である。時に文明を見守る神として、時に国を治める王として在ったケツァル・コアトルのカリスマはほぼ最高ランクのものだと言える。 |
太陽のカリスマ(EX) | 「カリスマ(A+)」が変化したスキル。詳細不明。 |
善神の智慧(A+) | 人々に数多を教えた叡智を示すスキル。肉体面での負荷(神性など)や英雄が独自に所有するものを除く多くのスキルを、Aランクの習熟度で発揮可能。他サーヴァントへ付与することも可能。充分な魔力を有していれば、サーヴァントではない存在にも付与できる。本来は権能の一種だが、分霊として現界しているためスキルへ劣化している。一見して脳筋で能天気にみえるケツァル・コアトルだが、文化神としての智と直感は最高神とされただけあって相当に高い。 |
自由なる闘争(EX) | 詳細不明。『FGO Material Ⅳ』には「ルチャ最高デース!」とだけ記述されている。字面からして、ルチャ・リブレへの飽くなき情熱そのものをスキルとして顕在化させてしまったらしき節がある。贄を嫌っても神は神、戦士の気質の強いアステカ文明の創り手だけに根っからのケンカ馬鹿なところは大いにある。 |
宝具
炎、神をも灼き尽くせ(シウ・コアトル)
- ランク:A(書籍マテリアルではEX)
- 種別:対人・対城宝具
- レンジ:1
- 最大捕捉:1人
「熱い展開デース!もう止まりまセーン!」
「あなたには高さが足りまセーン!!私は蛇!私は炎!『炎、神をも灼き尽くせ(シウ・コアトル・ツァレアーダ)』!!フゥー、adiós rood!」
かつてケツァル・コアトルがアステカを去った折、数々の財宝が悪神テスカトリポカに渡らぬように自らの宮殿を灼き尽くしたという炎の再臨。周囲を炎が包み、敵対者の宝具の真名解放を一時的に阻む。…のだが、本人がルチャにハマってしまったので極めておかしな宝具になってしまった。
基本的には相手を空中に舞い上げてからの脳天落としだが、状況によっては
高度1000メートルから相手にめがけてキックをかます、という流星の如き打撃技にもするとか。本人はウルティモ・トペ・パターダと名付けている。
詳細は該当記事を参照。
翼ある蛇(ケツァル・コアトル)
- ランク:A
- 種別:対人・対城宝具
- レンジ:2〜80
- 最大捕捉:1〜200
彼女がライダーのクラスを有する理由となる宝具。
自らに由来する名を与えられた白亜紀の翼竜、ケツァルコアトルスを召喚、騎乗する。実際に白亜紀に棲息したケツァルコアトルスよりも遥かに強化された、
幻獣〜神獣クラスの幻想種である。
ケツァルコアトルスは、史上最大の飛翔動物として知られている。
詳細は該当記事を参照。
太陽暦石(ピエドラ・デル・ソル)
- ランク:EX
- 種別:対軍・対城宝具
- レンジ:10〜99
- 最大捕捉:900
「風よ来たれ、雷よ来たれ!明けの明星輝く時も!太陽もまた、彼方にて輝くと知るがいい!『太陽暦石(ピエドラ・デル・ソル)』!!」
ケツァル・コアトルの切り札。太陽遍歴ピエドラ・デル・ソル。
古代アステカにおいて、過去・現在・未来を示したとされる直径3.75メートルの巨石―――アスティックカレンダー。ケツァル・コアトルの第三宝具。
彼女は第1部7章においてウルクに召喚された際、この宝具を神殿のシンボルとして祭壇に設置することで、本来縁のない土地であっても高い神性を保持し、神としての権能を振るうことが出来た。
真名解放することでこの巨石を「門」とし、神霊そのものとしての大元であるケツァル・コアトルによる権能の一部を引きずり出す。これによって発生する広範囲にわたって荒れ狂う強烈な太陽風はまさに神威そのものとして映るだろう。
その威力はイシュタルをして、「あんなものをウルクに落とされていたら一発で都市が壊滅していた」とまで評されるほどのもの。
その分負担が大きいようで、莫大な魔力消費に加え、発動中は身動きが取れない状態となっていた。
まるで彼女が別クラスに着替えたらガード不能の太陽銃をぶっぱなしそうな名前である。なにせ『炎、神をも灼き尽くせ』はパイルドライバーだし。
ゲーム上での性能
実装時点で☆5ライダー中では最高クラスのアタッカー。
ATKが12,000を無強化で突破するうえ、スキル構成も攻撃的に仕上がっている。
《Quick:1/Arts:2/Buster:2》と☆5ライダー特有のセイバー型(海賊船長サーヴァントもこの型なので別名「海賊型」)で、カード性能自体は割と平均的な性能に収まっている。
スキルは、味方全体の攻撃UPの「カリスマ(A+)」、味方1体に3ターンのガッツ状態(1度だけ戦闘不能から復活)&1ターンのBuster強化を付与する「善神の智慧(A+)」、自身にスター集中状態&クリティカル威力UP&NP獲得の「自由なる闘争(EX)」の三つ。
味方を補佐出来る一方で、やはり自己の攻撃性を大幅に強化できる点が目玉といえる。
「善神の智慧(A+)」のガッツによる回復量は1,000固定、「自由なる闘争(EX)」のNP獲得は20~30%となる。
宝具は上述の通り。
単発&バッファー性能による高火力が火を吹くため、宝具Lv1でもバフのかけ方で15万ダメージは軽く叩き出す。何より宝具封印状態がほぼ確定で入るため、大ダメージを与えながら相手の必殺攻撃を封殺出来るという、なかなかに便利な特性を持っている。
最大の特徴はクリティカル攻撃を利用したとてつもない爆発力。
宝具からスター集中でBusterチェイン(Buster一色で統一するコンボ)が入ると、ジャンヌ・オルタに比肩し得るとんでもない大ダメージを連発する。
特に「自由なる闘争」の効果で、ただでさえスター集中率が全クラスでトップのライダーなのに、メンバー全員をライダークラスで統一しても根こそぎスターを吸ってしまえるほど、スターを自分に引き寄せる。これに「善神の智慧(A+)」のBuster性能UPが乗ると、もう止まらない。
当初は肝心のスターの確保が課題となっていたが、2021年4月に強化クエストが実装され、「カリスマ(A+)」が「太陽のカリスマ(EX)」へランクアップ。使用時に最大で25個のスターを獲得可能となった事で、自力でクリティカルを狙いやすくなった。
同じ☆5ライダーとしてはオジマンディアスがおり、どちらも「カリスマ」スキルを持つQAABBのB単体宝具+宝具封印と性能がやや被っているが、片やNP付与スキルでパーティのサポートもこなせる万能アタッカー、片やとにかく自身の強化で爆発を起こす攻撃特化アタッカーと割と差別化できている。
弱点としては防御の薄さ。
「善神の智慧(A+)」によるガッツだけでは不安が残るため、周りのサポーターでカバーしたい所。Buster主体という事もあり、後述するシナリオで、絡みのあるマーリンとは相性が良い。本人は複雑な顔をしそうであるが。
活躍
上述したように、メソポタミア滅亡を目論むとされる『三女神同盟』の一柱として登場。
ゴルゴーンが魔獣を用いて北部からのメソポタミア蹂躙を画策するのに対し、ケツァル・コアトルは南部に中南米の自然環境を丸々発生させることで勢力域を拡げていた。勢力下に置いたウルなどの諸都市では、殺戮を行わない代わりに定期的に生贄を捧げさせていたようだが……?
さらに、ギルガメッシュの治めるウルクに堂々と単身で乗り込み、迎撃しにやって来た兵士たちを難なく蹴散らした。そして、「1日100人ブチ殺す」と言い残し、叩きのめした100人の身体を自らの勢力圏へと持ち去って行った。この時、彼女と初めて戦闘イベントが発生するが、彼女には「"善"属性サーヴァントからのダメージ無効、"中庸"及び"悪"属性サーヴァントからのダメージ半減」というとんでもないギフトが施されており、これを知らずに善属性のサーヴァントだけで挑んだプレイヤーは強烈な初見殺しを食らうハメとなった。とは言え、この段階では、倒し切れずとも一定のターン経過で自動的に戦闘が終了する。
そのブッ飛んだ言動は、魔獣を従えるゴルゴーンとはまた違った恐ろしさをウルクの人々に印象付け、主人公らはこれを打倒すべく、彼女が本拠地とするエリドゥへ向かうことになる。
エリドゥには、本来メソポタミアには存在しないはずの階段ピラミッドが築かれており、ここが彼女の力の源となる神殿となっていた。主人公一行は、ピラミッドの頂上に設置された太陽石の奪取によるケツァル・コアトルの無力化を計画、これを実行に移す。
この時、再び戦闘イベントが発生するが、初戦時とは異なり、完全に倒し切る必要がある。前述の厄介なギフトはこの戦闘でも健在であり、7章における最大の山場としてプレイヤーたちの前に立ちはだかる。
ちなみに、戦闘突入の直前、いつものように選択肢付きの会話が挟まれるが、この選択肢によってケツァル・コアトルの強さが変わる。
戦闘イベント終了後、主人公は太陽石を手にする寸前にまで迫るが、何を思ったか主人公はピラミッド頂上付近からケツァル・コアトル目がけてプロレス技をお見舞いする。この時、もしもケツァル・コアトルが躱していたら主人公の命はなかったのだが、彼女は見事主人公を受け止め、ピラミッドの下まで転がり落ちる。この珍事をきっかけに、ケツァル・コアトルの真意が明かされることとなる。
実は、ケツァル・コアトルは最初から人間を抹殺するつもりは毛頭なく、三女神同盟に参加した真の目的も、他の女神によって人類滅亡が引き起こされるのを防ぐためであった。
事実、勢力圏で行っていた生贄に関しても、対象者の命を奪うことはなく、屈強な戦闘員となるよう厳しい訓練を施していただけであった(それはそれで「死ぬよりキツい」とジャガーマンから評されていたが……)。ウルク侵攻時においても、兵士たちに即死級の一撃を加えた直後に蘇生を施しており、死体を持ち去っていたのではなく、生きたまま兵士たちを連れ去っていたことが明らかとなった。
ちなみに、冥界の主の能力の影響で衰弱していたウルクの門番兵は、侵攻してきたケツァル・コアトルから元気が出るマンゴーをもらっており、その後無事回復している。
予想外の方法で自らを下した主人公にケツァル・コアトルは感激し、同盟を抜けて名実共に人理修復に協力することを誓う。ゴルゴーン配下の魔獣襲来時には、キングゥと対峙して彼を足止めした。
また、数十メートルの大きさがありとても持ち運べそうになかった対ゴルゴーン兵器「マルドゥークの斧」を、ゴルゴーンの鮮血神殿の付近に持ち上げてぶん投げるという役目も引き受ける。
こんな無茶がまかり通るのは、神代を抜けきっていない古代バビロニアの時代で女神そのものとして顕現していたからであり、後のサーヴァントの枠内で召喚された状態では到底無理な芸当。
ちなみにぶん投げられた斧は鮮血神殿「付近」に落下する予定だったのだが、目印にしていた誘導機能付きの杖をマーリンが鮮血神殿に向けて放り投げてしまったせいで、鮮血神殿に斧がジャストミート。これにより、ケツァル・コアトルがゴルゴーンを直接攻撃したと見なされ、三女神の誓約「お互いに攻撃しない」を破ってしまい、神格を半分以上落とされてしまった(もっとも、これでも軽く済んだ方で、故意にやったと判断されれば消滅もありえたという)。
ティアマト復活による大災害の発生後は、ウルクを目指して侵攻するティアマトを食い止めるべく、第3宝具の使用による決死の攻撃を仕掛ける。ティアマトに身体的ダメージを与えることはついにできなかったが、わずかでもその動きを止めることに成功し、そのまま力尽き消滅した……
……と思われたが、ティアマト討伐後に元気な姿でひょっこり現れた。実は、ティアマトへ特攻した直後にジャガーマンに助けられていたのだった。
主人公と再会したケツァル・コアトルは、おもむろにマーリンにコブラツイストをかけて鬱憤を晴らした後、人理修復の作用によってジャガーマンと共に座に還ることとなり、主人公たちに笑顔で別れを告げ姿を消した(アニメ版では、構成の都合により、マーリンと顔を合わせる前に消滅している)。
関連人物
生前
生前に敗れ去った神。人身御供を好む残忍な神として描かれる場合が多い、闇と魔術の支配者として恐れられる戦士で永遠の若者。ジャガーがシンボル。
人間を愛するケツァル・コアトルとは分かり合えない性格をしている。
第2部に出張るらしく、最低な姿で現界しどこぞのゴールデンみたく近代文明に染まっているらしい。
そして、ついに第2部7章に現れた彼はサングラスと現代服を着込み、殺しのために近代の武器である銃火器を好むようになっていた。
ジャガーの戦士。「ククルん」と呼ばれている。
かつて敵対したテスカトリポカはモチーフの一つにジャガーが入っており、ジャガーマン自身もテスカトリポカの一側面にして眷属である。
このような事情もあり、ケツァル・コアトルは自らに付き纏う彼女をウザがっている。
だがパーティーを組ませると非常に相性が良かったりする。
マヤ神話にて同一視される神。ノリがほぼ一緒である。
Fate/Grand Order
契約したマスター。
第1部7章では体を張った説得の前に絆されることとなった。
気合を入れるときに彼/彼女の顔を思い浮かべたり、キスしたりするなどかなり気に入っている。
「ス――――イ――――シ――――ダ――――!?」
花の魔術師。ゴルゴーン討伐時は「キングゥを足止めして、合図が出たらマルドゥークの斧を担いて鮮血神殿付近の森まで投げる」という役割だったが、前述したように事前の打ち合わせを破って神殿に直撃させるように仕向けられ、女神の誓いを破った天罰を受けてしまう。
ちなみに全ての戦いが終わった後、マーリンに思いっ切り関節技をぶちかまして鬱憤を晴らした。
※ 台詞のスイシーダは『命知らず』という意味。
金星と関係がある女神繋がり。ケツァル・コアトルはイシュタルにとってはいろんな意味で怖い存在である。
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恐ろしいまでの殺意をマテリアル本にて述べている。この文字数からすると、かつて肌の色から彼女に勘違いされたことを利用してアステカ文明を滅ぼしたコンキスタドール、エルナン・コルテスかと考えられる。
余談
- ファンからの相性は概ね「ケツ姉さん」。……いや、まぁ、確かにスタイルは抜群ですけど。
- イラスト担当の広江礼威氏は、デビュー作にメキシコを舞台にククルカン(≒ケツァルコアトル)をヒロインとした『翡翠峡奇譚』を描いており、またそれ以前となる92年にライトスタッフより発売されたアステカ神話とクトゥルフ神話を織り交ぜたRPG「ティラムバラム」にスペシャルサンクスとしても参加している。
- のちに当人自らコラボイラストがTwitterに投稿している。投稿コメントによると構想時点では今以上のゲス顔満載なキャラだったとか。先生それ、南米じゃなくて東南アジアなんじゃ……
- ファンの中にはケツ姉さんの画風と凶悪な笑顔から、情報開示前から彼女の担当絵師を広江氏と直感したファンも多い。
- 因みに広江氏も筋金入りの型月ファンで、同人時代から何度か作品を出展しており、さらに画集発表時には奈須きのこ氏と対談を果たしている。
- のちに当人自らコラボイラストがTwitterに投稿している。投稿コメントによると構想時点では今以上のゲス顔満載なキャラだったとか。先生それ、南米じゃなくて東南アジアなんじゃ……
- 先述の通り彼女ら南米の神は人に乗り移って活動していたが、この世界では宇宙から飛来した隕石と共にやって来た「何か」が、地上の植物と融合して変化した「取り憑いた生物を神に変える微生物」がその本質とされている。彼ら彼女らは原住生物の間で伝承保菌により受け継がれ、世代交代を重ねていったのである。
- なお地球外で発生した外来種という事で、他の神々とは従っている法則も違うようで、全てを見通せるはずのギルガメッシュもその存在を把握しきれていなかった。
- 実装直後の身長は168cmだったが、その後のアップデートで181cmに変更された。「これで見上げることができる」と喜んだマスターが多数いたとかいないとか。
- 同じく体重も、51kgから64kgに変更されている。身長から見ると適正体重である。
- ちなみに彼女、最終再臨イラストを見れば分かるが、つけてない。お尻にもそれらしきラインがないので、はいてない疑惑さえ浮上している。
- 当時は下着の概念が無かった為、仕方ないと言えば仕方ないが。
- 蜘蛛が嫌いとのことだが、彼女の活躍していた南米にはORTが墜落しており、蜘蛛とはORTのことを指すのでは?という指摘もある。
- 舞台版で担当する赤井沙希は父が赤井英和・母がボクシングのトレーナーで本人も格闘好き。オマケに女優業の他に、174cmの長身を活かしDDTプロレスリングで活躍する現役プロレスラーでもあるのでこの上ないハマり役であろう。さらにはこの舞台で使用した技を役名と同じ「ケツァル・コアトル」としてプロレスのリングでも決め技として使用、見事アイアンマンヘビーメタル王座決定バトルロイヤルをこの技で制覇し、王座獲得した。
- アニメ版では中南米の自然環境を再現したという描写がより緻密に描かれており、西アジアに生息しない筈のハキリアリやオオハシが確認されている。