イザンギ
いざんぎ
CV:神谷浩史
概要
映画『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』に登場する未確認生命体。バリデロと共に五十嵐幸四郎の悪魔である赤ちゃん悪魔を狙う。
容姿は悪魔やクリスパーの様な金色の姿をしているが、現状はあくまで「未確認生命体」である為悪魔かどうかは不明。
仮面ライダージュウガのような形状の頭部が特徴的。
余談
- イザンギのCVを務める神谷氏は、『仮面ライダーリバイス』第30話に本人役で出演し、リバイスを『仮面ラジレンジャー』のゲストとして迎え入れた。その為、ファンの間では堀川氏と同様「後々の作品で関与するんじゃないか?」と予想するファンもいたが、それが実現する形となった。
- それ以前にも、神谷氏は『さらば電王』にてゴーストイマジン、『仮面ライダー大戦』にて仮面ライダー2号、仮面ライダースーパー1、仮面ライダーBlack、仮面ライダーカブトのCVを担当した経験があり、劇場版仮面ライダーシリーズには約8年ぶりの出演となる(東映特撮全体で見ると、『宇宙戦隊キュウレンジャー』にてショウ・ロンポー/リュウコマンダーのCVを担当し、2021年公開の映画『スーパーヒーロー戦記』にて同役で出演していたため、本業の方では約1年ぶりとなる)。
- ちなみに、さらに媒体を広げると『仮面ライダードライブ』のドラマCD『マッハ夢想伝』に登場する人工知能・ヒュプノスのCVも担当していたため、仮面ライダーシリーズ全体だと約6年ぶりとなる。
- 尚、『ラジレンジャー』で共にパーソナリティを務める鈴村健一氏は残念ながら本作には呼ばれず。まあ、あっちの会社の映画作品の仕事で忙しそうなので仕方ないのかもしれない。
- バリデロのCVを務める堀川りょう氏とは、2022年に公開された同じく東映配給のアニメ映画『ドラゴンボール超スーパーヒーロー』以来の共演となる。
- デザインは『仮面ライダーゼロワン』のヒューマギアや『仮面ライダーリバイス』のギフデモス、シック等のキャラクターデザインを手掛けた武藤聖馬氏が担当した。
関連タグ
ガンマ1号:中の人繋がりで、映画の主要な敵キャラである点が共通。
ゴルドラ:劇場版限定怪人であり、デザインモチーフが過去の仮面ライダーである点が共通している。
ここから先はネタバレです。未見の方は注意!
その正体は、ギフの手によって文明を滅亡させられた地球外生命体。デザイアロワイヤルのゲームマスターであるコラスと結託しており、産まれて間も無い五十嵐幸四郎の中に潜む「ギフの細胞の結晶」たる赤ちゃん悪魔を狙っていた。
頭脳明晰で科学者気質の性格であり、武器も持っていないため戦闘は基本的にバリデロに任せている。しかし一度戦闘になると触手のような形状に変化させた手とそこから放つ光弾を武器とし、バリデロを手こずらせたエビリティライブとインビンシブルジャンヌをあっさり倒して(半分ほどの力しか出せていなかったとはいえ)アルティメットリバイをついでと言わんばかりに瞬殺する、エビリティライブとジュウガの猛攻を片手で平然と捌くなど、どう見てもバリデロ以上としか思えないほどの恐るべき戦闘力を見せる。またバリデロと違って最初からコラスを裏切るつもりであり、「ギフの力を使って全宇宙を支配する」野望を持っていた様である。
五十嵐家の慰安旅行先の海岸に出現し、五十嵐三兄妹と交戦。目的達成にしか興味を示さず、真っ先に幸四郎を狙うも彼のギフの力を目の当たりにしてますます興味を示した。その後、バリデロから促される形で戦闘に参加し、幸四郎を守ろうとしたエビリティライブ、インビンシブルジャンヌを触手の様な手で掴んで岩盤に叩きつけて変身解除させた。その直後に幸四郎の元に向かおうとしたアルティメットリバイに対してはエネルギーを纏ったパンチを叩き込み変身解除させた。それでも自身の目的達成を妨害しようとする五十嵐一輝をもう一度触手の様な手で掴み、岩盤に叩きつけて意識不明の重傷を負わせた。その後、幸四郎を手にしてその場を去った。
その後、空の裂け目に向かおうとしたが、五十嵐大二、五十嵐さくら、玉置豪、夏木花、ジョージ・狩崎に見つかり、そのままエビリティライブ、インビンシブルジャンヌ、仮面ライダーゲットオーバーデモンズ、仮面ライダーアギレラ、仮面ライダージュウガと交戦。自身はエビリティライブ、ジュウガと交戦し、2対1の数的に不利な状況にもかかわらず2人を圧倒し、途中でカゲロウが変身した仮面ライダーエビルも難無くあしらった。そして再び変身したエビリティライブとジュウガによるそれぞれの必殺技を喰らってようやくダメージを受けるも、それでも多少怯む程度であり、赤ちゃん悪魔を顕現させた上ですぐさま取り込みつつジャンヌ達に倒されたバリデロを復活させ、連携して2人を変身解除させる程のダメージを与えた。
その後はバリデロに命令して5人を抹殺しようとしたが、意識不明の重体から奇跡の生還を果たした五十嵐一輝と奇跡の復活を果たしたバイスが現れ、そのままアルティメットリバイスと交戦。自身は、アルティメットリバイと交戦したが、先程とは打って変わってその圧倒的な力に為す術無く追い詰められる。たまらずバリデロとともに逃走しようとしたが、「リバイ・バイスギファードフィニッシュ」をモロに喰らい、爆散した。
「自分達が憎むべき相手である筈のギフの力を取り込んだ上、それを上回るギフの力を持つ仮面ライダーに倒される」本末転倒且つ何とも呆気無い最後を迎えてしまった。
この戦いの一部始終はコラスに目撃されており、彼は自身を裏切った時点あるいは最初から裏切る事は織り込み済みで彼らに倒される事も想定内だった様子であり、赤ちゃん悪魔を手中に収める事に成功する。
真の余談
本編終盤にて暴走した狩崎の『ギフの力が残っている以上、本当の平和は訪れない』という台詞が最悪の形で的中した事になる。(無論当の本人からしてみれば皮肉でしかないのだが……)