クヌギダマ
くぬぎだま
基礎データ
概要
初登場は『ポケットモンスター 金・銀』。
クヌギの実、もしくは松ぼっくりのような姿をしているが、タイプと分類から分かる様に、そのような蓑を身に纏うみのむしのポケモンである。
しかし同じ分類のミノムッチと違い、蓑の無い姿は未だ明かされていない為、虫というイメージは持ちにくい。
自身は殆ど動かず、木にぶら下がったままじっと獲物のむしポケモンが飛んで来るのを待っている。
その姿をまれに木の実と間違える人もいるらしく、同じく間違えた鳥ポケモンにつつかれてしまう事もあるようだ。
口から出る液体は接着剤のような役割を持ち、空気に触れるとすぐ乾く。この液体で木の皮をくっつけて身を守る鎧を作り上げている。
そうやって殻をぶ厚くしていく事が大好きらしく、暇さえあれば、木の皮を重ねて遊ぶ。重くなっても 気にしない為、進化せずに年老いたクヌギダマはとてつもない大きさとなるらしい。
金銀が発売される直前にその存在が明かされた当時は、名前が似ているビリリダマ系統との関係が考察されていた。
事実、彼らの様に「じばく」攻撃を得意とする2代目バクダンボールであり、レベルアップで覚えられるポケモンの中では、習得するレベルが6と最も早い。
木を揺らされて食事の邪魔をされると地面に落ちていきなり爆発する他、上記の鳥ポケモンに襲われた際も爆発して追い払うかなり危ないポケモンである。
ゲーム上の特徴
図鑑説明の通り、木から現れる形で出現するポケモンで、草むら等には殆ど出てこないのが特徴。
出会い頭にすぐ「じばく」する上「とっしん」まで使う為、ちょっと捕まえづらくしかも結構レアなので尚更大変。
進化形と共に設置技の鬼、ついでに「こうそくスピン」が使えるなど地味だが便利。
第5世代から、特性「がんじょう」にオートタスキ機能が加わったことで、「いたみわけ」「どくびし」を組み合わせたレベル1戦法が生まれるようになった他、HPを削るだけならその仕様を利用すればよくなった。
第9世代のポケモンSVでも木の上におり、コライドンorミライドンで木にダッシュしてぶつかると落とすことができる。また、たまに地上を歩いている個体を見ることがあるが、事前に木などにぶつかってなければほぼ間違いなくゾロアの擬態である。
大量発生の個体も地上にいるが、ゲーム内で大量発生の表示が出ているので本物かどうかの判別は容易。
番外作品
『ポケモンスタジアム金銀』
ミニゲーム『イーブイのフルーツダッシュ』で登場。触れると爆風でふっとばされるうえに次の番が休みになる。
『ポケモンGO』
レアポケモンの1匹に数えられ、当初は10kmタマゴから孵るようになっていた。だが平地でも結構出て来るのでレア度の割に地味という意見も多く、程なくして5kmタマゴから孵化するよう変更された。
なお2018年8月から開催された「ジョウトウィーク」にて色違いが実装された。
2020年7月以降は、クチートと入れ替わる形で、GOロケット団幹部の1人:アルロの先鋒として登場している(運が良ければ戦闘終了後のゲットチャレンジで色違いも手に入る)ため、入手の手間がやや緩和された。ほのお技に滅法弱いので幹部の繰り出すポケモンの中では比較的御しやすいのもありがたい点である。ただし、ほのおタイプに有効な「がんせきふうじ」や「すなじごく」を覚えていることもあるので油断は禁物。
アニメ版
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
ジョウト・カントーポケモン協会の管理ポケモンとして2匹登場してるが、レッドのフッシー(フシギバナ)にあっさり負けている。