「燃え盛る熱き友情の戦士‼ キズナレッド‼」
「だから今はイドラの夢を守るのが俺の使命だ‼」
概要
通称「レッド」。
キズナレッドに変身する若き冒険者。元は男子高校生で19歳(4巻時点。元の世界でキズナレッドになって間もない頃が18歳で、悪の組織と戦い(おそらく本家よろしく1年間ぐらいか)、異世界転移後から第1話でイドラに会うまで半年経っている)。趣味は食玩集め。
宇宙から来た悪の軍団「ゼツエンダー」から世界を守るため戦っていたが、最終決戦にて絶縁王撃破時に爆発に巻き込まれ、気づけば異世界に飛ばされていた。
灯悟の名前は、「灯」は人が集まり安心できる灯りのような人柄、「悟」は人の心を理解できる聡明さを備わってほしいという両親の想いから名付けられている。
絆を重んじ、多くの者と手を取り合おうとする優しく熱い少年。
即断即決で行動する決断力を持つが、反面早とちりして周囲を困らせることもしばしば。
人助けにも戦闘にも躊躇がなく、注射と勉強が苦手で敬語ができず、何度拒絶されてもめげずに絆を結ぼうとし、素材と環境を破壊することも多いという、
今どき珍しいぐらいの正統派熱血バカレッドである。
とはいえそこは戦隊レッド。決してバカなだけではない。先輩と険悪になった仲間が争いを起こすところをうまいこと仲裁したこともある。
戦闘においては攻撃が当たらないと見るや面攻撃で攻める思考力、強敵と見るや(予算の縛りもないため)巨大ロボを呼び出すことも躊躇わない即応性も。
レスバ力も意外と高く、仲間への罵倒に対しては発言者を責めずに仲間の美点を語ることでフォローしたり、身勝手な欲望を押し付ける相手には堂々と言い返す事が出来る。
敵側にも絆があることは理解しているが、それが人々を苦しめるなら断ち切らなければならないと断じている。
敵の強さを正確に把握する野生の勘と合わせ、争いに関しては信頼できる強いレッドといえる。
メタい話、本編最終回を迎えたあとの戦隊ヒーロー故に、以上のことで悩んだり切磋琢磨した経験を事前に積んでいると言える。
イドラを美人系と評する、ハプニングによって風呂場で出くわした時は赤面してすぐに風呂場から出る、バスローブ姿のイドラに迫られて思わず胸を見てしまうなど、年相応の感性があり尚且つデリカシーを持っている。
ちなみに、元の世界でキズナシルバーこと二階堂天理に見惚れていた事から、仲間から「灯悟の好みは美人な巨乳のボクっ子」と見られている。
天理からは「寂しがりや」と称され、声高に絆を求めるのは誰よりも絆に餓えているからだと見透かされている。誰かが身を挺して自分を庇う事に良い思い出がないためか、自分を庇ってくれたロゥジーに「もうしないでくれ」とロゥジーが驚くほどの声音で念押ししていた。
実は幼い頃に両親を交通事故で失い、彼らの葬式で灯悟の世話を引き受けるのを嫌がった親戚達の心無い陰口により深いトラウマを植え付けられていた。更にゼツエンダーとの戦いで想い人である天理を失い、キズナブラックの力に目覚めるほどに更なる強いトラウマを植え付けられてしまった。つまり、そういった過去から孤独に対して強い恐怖と絶望を覚えており、それ故に絆に強く執着し、それを奪う敵を強く憎悪するという危うさも持っている。
キズナファイブのメンバーとの仲は非常に良いようで、第一話の走馬灯では男性陣と絆を結んだ回想、ピンクと共に神社でおみくじを結んだ回想、イエローから勉強を苦労しながら教わった回想が流れている。ただし、結成直後ではブルーとそりが合わなかったようである。
また、両親の死後は父親の友人である進藤大悟の家族に引き取られ、進藤家の長男である進藤清弘とは親友であった。後に清弘がプロフェッサーウラギリスによってバンソウキラーとして敵対し、清弘の暗い感情をぶつけられる羽目になり、その経験からウラギリスに対して良い感情を持っていない。
ウラギリスの方も元の世界で辛酸を嘗めさせられた経験から灯悟に良い感情を抱いておらず、亜人連合で再会した際は非協力的であった。しかし、辛い境遇から救ってくれた恩人としてウラギリスを慕う亜人達の姿を見て、思うことはあれどウラギリスとしてではなくツギハギ博士として信用するまでになった。
現在のパーティでは、イドラとは相性がかなり良い。
天然ボケで無礼な灯悟に対し突っ込みと常識のイドラ、傲慢な態度を取りがちなイドラに対し親しみ溢れる灯悟、自分の身を省みず大怪我も多い灯悟に対して回復魔法を使えるイドラと、何かとバランスが良い。
灯悟も自分を元の世界に帰す"異世界転移魔法"を研究すると言ってくれたイドラに号泣するほど感動しており、素直に自分と夢を応援してくれる灯悟に対してイドラも強い好感を持ち、後に灯悟に対する好意を自覚するようになった。
なお、奇しくも上記の灯悟の好みは、「ボクっ子」以外はイドラにも当て嵌まり、6巻では最初から想いを寄せていたが天理を守れなかった罪悪感から自分の想いを押し殺していたことが発覚した。バッドエンドの浅垣灯悟との戦いでその想いに正直になることを決め、新たな姿『バーニングブラッド』に覚醒した。
王族だが灯悟の無礼な態度を気にしないテルティナとは知り合ってからの時間の割には信頼されており、強い使命感を持っている共通点もある。既に「マキシマム・キズナカイザー」に乗れるほどの絆はあるものの、肝心なところでははぐらかされてしまっているため、今後の更なる絆に期待。
同じ誰かの勇者/ヒーローであるロゥジー・ミストとは当初一方的に否定されており、テルティナが灯悟を認めたことでその仲は一時更に悪化していたが、後に和解。背中合わせの絆を結んだ。
あさがきとうご(6さい)
4巻にて特権魔法「ネバードリーム・シンドローム」で一時的に幼児化した姿。イドラからは好評であった。10数年分の記憶を失っているが、性格は今とあまり変わらない。
この形態でもキズナレッドに変身自体は出来る…のだが、灯悟の最大の武器である1年分の戦闘経験が完全に欠如した状態なので、戦闘力はカタログスペック頼りで遥かに劣る。
最終的に力技で記憶を取り戻し、「強制回帰」で肉体のみ子供に戻されても元の姿を絆エネルギーで再構築する事で即元通りに復元できるようになった。
キズナレッド
「絆創チェンジ!」
浅垣灯悟が絆装甲/バンソウブレードを右腕のキズナブレスにセットし変身した姿。
シールドバイザーは炎をモチーフにしており、名乗りの口上は上述にもある「燃え盛る熱き友情の戦士」。
絆エネルギーを主動力としており、兵装の使用で減少、増減で出力が変動する。変身するにも絆が必要で、異世界転移直後で誰とも絆を結んでいない頃は変身出来なかった。
通常冒険者であればてこずるようなオーガやトロルをザコ戦闘員扱いし変身前ですら生身であしらい、象ほどもある巨大なケルベロスをワンパンで撃破するほどの強さは、基礎スペックだけではなく長い戦闘経験にも基づくものであろう。全身を覆うスーツは爆弾でも傷つかず、頭部のバンソウヘルムは10トンの衝撃に耐え、腕部ガントレットは大剣を素手で受け止めるほどの強度を有する。
バンソウヘルムには情報収集機能に優れた高性能センサー・レーダーホーンの他、聴覚補助や仲間との通信に加えて後頭部の防護機能を持つサポートギアが内蔵されている。
仲間との絆に反応して胸の『ビッグ絆(バン)・ソウル』が輝き、これを叩いてイグニッションすることにより、マキシマム・キズナカイザーに新たな武器を生み出すことが可能。
欠点があるとすれば、倒した敵が特撮怪人よろしく爆死するため、ドロップアイテムが黒焦げになってしまう点であり、そのせいでイドラに出会うまではパーティを組んでくれる相手がいなかった(厳密には異世界で初めて出会ったトビー一行がいたが、自分より他人を気遣う灯悟のことを思って別れた)。
また、変身する度に背後に爆発が起きるため、変身中に近くにいると危険である(背後の爆発に当たり判定があるのは、本家スーパー戦隊が証明している)他、閉所でいきなり変身したら屋根や壁が崩落して圧死する危険性すらある(こいつらみたいに爆発の規模をコントロールできるかは不明)。
その能力はステータスタグにも表示されるが、フォーマットは何故かニチアサ公式サイト風。このような個別具体的数値が出るのは現時点ではレッドだけであり、異例の事態である。
キズナブレスに絆創甲をセットした際は「ペッTURN!!」、変身解除して絆創甲を外した際は「ベリーGOOD!!」という音声が鳴る(どちらも、絆創膏をペッターンと貼るのと、ベリッと剥がすことをかけている)。
能力
身長 | 185cm |
---|---|
体重 | 70kg |
パンチ力 | 20㌧ |
キック力 | 50㌧ |
ジャンプ力 | 30m(ひと跳び) |
走力 | 3.0秒(100m) |
必殺技 | バーニングキズナパンチ |
1000年前に魔王を封印した「勇者」を祭る太陽の森(エルフの集落)では、レッドにそっくりな壁画が祀られており、「伝承の赤き戦士」として崇拝されている。勇者一行の中にいたキズナシルバーこと二階堂天理が1000年後の事を予言した際に、「伝承の赤き戦士」が国難を救うと語っている。
そして、壁画の中に灯悟に向けたメッセージを残しており、道を示した。
所有武器
- 握手・カリバー
「絆を結んで悪を断て‼」
アクシュ・カリバー。
「シェイク・ハンドッキーング」により二つの剣の柄頭の手をガションと握り合わせることで生まれる長物。
これで敵を斬るだけでなく、扇風機のように回すことで魔竜のブレスをも受け流せる。
- 縁結ビームガン
「運命の相手を打ち抜け‼」
エンムスビームガン。
けっこうごついが銃口がハートっぽく見えなくもない形状が特徴の光線銃。
「マチビトスナーイプ」「エンダンショット」「ユイノウバースト」など複数種類の銃撃が可能。違いはよくわからないが、「マチビトスナーイプ」は不可思議な跳弾を繰り返し複数の敵に当たっているようにも見える。
変則的な使い方だが、握手・カリバーの柄頭の手に握らせての射撃も可能。
- ターボ円陣
ターボエンジン。
あんまり特撮っぽくないと名高い謎の兵装。
小さな上半身だけのマッチョスーツが円陣を組んだような形で、乗ったものを超音速で移動させる。
強化魔法で鍛えられたワイバーンが半日かけて移動する距離を2時間で移動するため、約3倍速。ワイバーンよりはやーい! 無論、当たれば空の魔物も木端微塵である。
「フォーメーションβ」では分離してレッドの両足に取りつきその速度・威力を挙げた「キズナターボキック」を放つ。(こっちは割と特撮っぽいので移動用機能は原作裏設定説も)
「フォーメーションγ」では大仏の後光のように背中に装着し、真横に水平移動して放つ「バーニング・キズナパンチ・ターボスマッシュ」を使用できる。
- ビクトリー・キズナバスター
「今こそ貫け‼共に勝利へと突き進む熱き絆の力‼」
Vキズナバスターとも。
仲間の心を一つにすることで、絆エネルギーを収束させ放つ最高火力武器。戦隊ヒーローシリーズお馴染みの必殺武器(今のところ単体で使用しているので合体武器ではないと思われる)。レッドによってどこからともなく取り出される。
心にわだかまりがある者がいた場合、絆エネルギーが反発し、ビームがVの字に裂けてしまう。イエローとブルーが大喧嘩した時、イドラとB級冒険者達が勝負していた時等が該当。
逆にわだかまりが消えたイドラ達に絆が芽生えた状態で放った際には、「真・ビクトリーキズナバスター」として敵を一撃で消し飛ばしたが、真がつく場合と付かない場合の差は不明(真打ち(より優秀なもの)の真という可能性もある)。
- 絆創拘束(バンソウバインド)
キズナブレスから発射する巨大な絆創膏。ガムテープのように相手を拘束する。頑丈なので盾のように使う応用法もある。
- フレンD
キズナレッドの相棒である赤いティラノサウルス型のキズナビースト。5体のキズナビーストの中では末っ子である。
フレンD本人は、DはドラゴンのDだと思っているが、実際はダイナソーのDである。
キズナブラック
浅垣灯悟がブラック絆創甲をキズナブレスにセットして変身した戦士。セットした際の音声は「ベッDOWN!!」。
癒えない傷口を塞ぐかのように、体の各部位が何枚の絆創膏で何重にも巻き付いており、頭部のレーダーホーンが鬼の角のようになっている。名乗りの口上は「焼き尽くす深き執着の戦士」。
魔王軍幹部を2体同時に戦っても圧倒する力を備えているが、装着中は絆への強い執着とそれを奪う者への憎しみに囚われ、周りが見えなくなるくらい暴走してしまう。ウラギリスことツギハギ博士は、「執着から生み出される無限の絆エネルギーによって翻弄されて暴走している」と推測している。
よって、これを使うのは最後の手段であり、使う際に暴走した後の事を考えてロゥジーに「殺してでも止めてくれ」と頼んでいる。
後にイドラによって暴走しそうになったら強制的にブラック絆創甲を弾く魔法を施され、下記のバーニングブラッド覚醒によりブラック絆創甲はバーニングブラッド絆創甲に変化した。
絆創拘束を巨大なトゲや巨大な拳のような形に束ねて武器にすることができ、無数の杭打ち機型にして相手に叩き込む「パイル・カットバンカー」の他、必殺技として巨大な杭打ち機を生成して業火の杭を相手に叩き込む「バーニング・パイル・カットバンカー」を繰り出す(技名の由来は、絆創膏の商品名、または東北地方での絆創膏の呼び名「カットバン」から)。
なお、アブダビとの初戦闘で、キズナレッドの状態で黒い炎の力を使っている。
並行世界では暴走形態ではない普通の戦士として登場しており、イドラなどの別の人が変身している(要するに本家における戦隊ブラック)。
ちなみに本家スーパー戦隊でも戦隊ヒーローの闇堕ち・暴走フォームは度々存在する(戦隊レッドが闇堕ちすることはもちろん、戦隊レッドが黒い戦士になるのも前例がある)。
暴走フォームは別の特撮ヒーローの方がイメージが強いものの、力の使い方を誤る、または使いこなせなくて暴走した例は存在する。
キズナレッド・バーニングブラッド
バッドエンドのキズナレッドとの戦いで、ツギハギ博士から受け取った亜人化薬Sを服用してサキュバス化したイドラが灯悟の精神世界に侵入し、互いに対する情熱が高ぶった事でブラック絆創甲が、絆創膏と矢が組み合わさったデザインの『バーニングブラッド絆創甲』に変化して変身した姿。
セットした際の音声は「キューPIT!!」。名乗り口上は「熱き血潮が燃え滾る情熱の戦士」。
装甲がいくつか追加され、首にはフレッチスカーフ(体内の超高温の絆エネルギーを放出して冷却する)、バイザーに炎のイラストが追加されているという、キズナレッドとしての正当パワーアップと言える形態。
キズナブラックのように周囲を無差別に攻撃はしないが、人目を気にせずイドラに抱きついて大声で惚気けるという別の意味で暴走している。
武器は、左腕につけている弓と手甲が合体した形の変形式弩弓型加速装置「バリアブル・バリスタ」。弦を引く事で「アーチャージ!!」と全身の絆エネルギーをバリスタに充填し、矢ではなくキズナレッド本人が超高速で射出されて鋭い一撃を叩き込む(一応絆エネルギーを矢に変換して射撃も可能だが、自分を飛ばした方が強いとのこと)。
必殺技は「アーチャーチャーアーチャージ」と最大まで充電して放つ一撃『バーニング・キズナボルト』。
本家スーパー戦隊における強化プロテクターにあたる形態と思われる。
キズナレッド・バース
6巻にて、ウラギリスが魔王討伐の策として改造ドッペルゲンガー・『ドッペルアナザー』を使って並行世界のキズナレッドをコピーしたもの。ドッペルゲンガーは変身した相手の姿や能力だけでなく、記憶や人格もコピーするため、コピー人間であることを除けば並行世界の浅垣灯悟その人である。
どの世界線においてもイドラが彼らにとって大切な人であることは共通している。元ネタというか、ノリが完全にスパイダーバース。
浅垣灯悟郎
サイボーグになった世界線での浅垣灯悟。23歳。名乗り口上は「熱き友情のファイター」。
ゼツエンダーが起こした事故で家族と四肢を失うも、サイボーグ化手術でキズナレッドとして蘇った。趣味はバイクと機械いじり。
サイボーグ化したことで絆エネルギーを電気エネルギーに変えることができ、全身から電撃を放つ『超電磁キズナスパーク』や、ロケットパンチ式のバーニングキズナパンチなどを繰り出す。
昭和アニメのナレーションよろしく、勝手に設定や重要事項をペラペラと喋ってしまう欠点を持つ。
あちらの世界のイドラは自身をサイボーグにした博士の娘であり、良き友人であり理解者。
元ネタは2番目の先輩戦隊と、おそらくは人造人間キカイダーを始めとした昭和特撮ヒーロー。
またブラックは無いが、マキシマムキズナカイザーの強化形態であるギガンテック・ジュウショウグンはある事からこの先輩戦隊も混ざっているかもしれない。
「シルバーはいないみたいだが『追加戦士がいないとは限らないので脚本家を信じるしかない』というモヤモヤ」を感じる特撮ファンもいる模様。
浅垣灯子
女体化しアイドルになった世界線での浅垣灯悟。16歳。名乗り口上は「萌え盛る熱きファンサービス」。
地球防衛アイドル『絆奏戦隊キズナ45』のリーダーで、45人もの戦士達をまとめ上げていた。天井知らずの明るさとお節介さを持つ。趣味はカラオケと全力疾走。
変身スーツも顔はバイザーのみでほぼ顔出し状態であり、スカートがある。
更にマキシマムキズナカイザーのような巨大ロボットを持っていなかったことが単行本のカバー裏で明かされている。
あちらの世界のイドラはキズナブラックであり、幼馴染みの大親友。
ロボがいない為元ネタはAKB48と、おそらくはプリキュアシリーズと思われる。
もしくは脚本繋がりでネタにされる先輩戦隊のこのお方だろうか(こちらはロボを所持しているが)。
アーサー・G・トゥーゴー
海外における絆創戦隊キズナファイブ・『POWER SOLDIER MEGA UNITE』の世界線での浅垣灯悟。
名乗り口上は「Friendly Power」で、戦士名は『Red Unite Soldier』。
並行世界唯一の外国人であり、めちゃくちゃマッチョで英語しか喋れない。スポーツ万能、頭脳明晰な完璧超人。
ゼツエンダー第一次大侵攻の際、民間人にユナイトブレスを託して行方不明になった(託された側は呼ばれなかったらしい)。
あちらの世界のイドラはオペレーターであり、学生時代からの親友。
元ネタはパワーレンジャーシリーズ。
お馴染みのバトライザーは今の所確認されていない。
キズナブラックは別キャラの為、
『アーサーが復帰して変身』と『託された側が返して変身』のどちらかと考察されている。
後藤朝輝
『絆創戦隊キズナファイブ』が特撮ドラマ作品である世界線での浅垣灯悟。要するにただの俳優。
並行世界を観察したウラギリスによってパワーアップ形態のスペックの高さからコピー元の1つとして選ばれたが、創作における設定で本人は戦闘力がほぼ皆無であることが発覚。
賑やかし要員として残された(おかげで「1000年間の間でウラギリスはツンデレになった」説が出る事に)。
元々はスーツアクター志望だったが、顔の良さからヒーロー番組の主役に抜擢された。顔を隠していないと演技ができないという、ラーニャみたいな欠点を持つ。
あちらの世界のイドラは同じ事務所の先輩で、同番組の共演者。
名前は浅垣灯悟のアナグラム。
バッドエンドの浅垣灯悟
魔王族側だったウラギリスの裏切りを受け、イドラを含んだ仲間をすべて失った世界線における浅垣灯悟。あまり危険性から冷凍封印されていたドッペルアナザー試作1号。
凄惨な経験から捻くれていて心が荒みきっており、力技で封印を破壊して脱走し、ウラギリスの抹殺に固執しており、邪魔をするなら圧倒的な攻撃による排除も辞さない。一方で大切な人であるイドラに対しては手加減し、拘束するだけに留めている。心がへし折れて擦り切れてしまったが故に本来の世界の灯悟と違ってキズナブラックの力を完全に制御できている。
バッドエンドの灯悟はこちらの世界が彼の元いた世界とは若干差があることは承知しているが、大切な人であるイドラが死ぬことを誰よりも恐れており、その罪悪感から僅かでも可能性があるならばその芽を徹底的に潰すという極端な危険人物と化している。
その実体は、未来から来たのではなくキズナシルバー=二階堂天理がいなかった世界線での浅垣灯悟。あちらではロゥジーはロジーナという女性であり、アメンは1000年前の魔王との戦いで死亡して存在していなかった(ウラギリスが魔王軍にいる為、聖剣が開発されずその結果アメンも戦死したとの事)。本来の世界のウラギリスは天理によって勇者パーティとして魔王族と敵対しており、バッドエンドの灯悟の告発にウラギリスが身に覚えがなかったのもそのためである。
余談だが、「複数の悪の組織と戦った」という設定や「万事解決」を使っているところから、後述の読切版世界線の可能性もある。
新フォーム・バーニングブラッドに覚醒したキズナレッドに敗北し、自分の元いた世界にいなかった天理の存在を聞き、この世界と自分の世界が根本的に異なることをようやく自覚し、身体に負荷をかけすぎたことで変身が解け、元のドッペルゲンガーに戻った。
尚、彼がコピー元として目をつけられた理由は、ルルグアット、エルマリオ、クライガンと言った普通仲間にならなそうな者達を仲間に戦っていた特異性が故で、取り敢えずでその世界で一番ステータスが高い時期を使った結果、全てを失いウラギリス抹殺に固執する彼がコピーされてしまったのである。
読切版
「結果オーライ!万事解決だな‼」
読切版の浅垣灯悟。連載版より3歳上の19歳。
連載版よりキャラデザが青年よりでごつい。しばしば「子供っぽい」と評される。
また連載版と異なりキズナ関係の言動が少なく、代わりに「万事解決」を本編以上に多用する。
ゼツエンダーだけでなく「エンキル星人」「異次元人インヴェクター」とも戦っており、最終決戦の相手もインヴェクターの"マザー"。
おそらく敵組織が複数いるタイプか、敵組織が複数回変わるタイプの戦隊だったと予測される。
その関係か連載版より戦いに疲れ異世界での自由を満喫しているが、元の世界への想い、人を助けようとする心は同じ。
装備内容も連載版と同様だが、縁結ビームガンだけ読みが「エンケツ」となっている。
関連タグ
リョウマ、浅見竜也、志葉丈瑠、桜田ヒロム、ライト:戦隊側本編の展開ネタとして共通項のある作品の戦隊レッド。なお、丈瑠とライトは『闇堕ち暴走とそれに伴うバッドエンド有り』という繋がりもある。