プロフィール
真名 | 大黒天(の鼠浄土) |
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クラス | キャスター |
性別 | 女性 |
身長 | 個体による(1号:131cm、2号:126cm) |
体重 | 個体による(1号:22kg、2号:19kg) |
出典 | 伝承(主に日本の仏教、神話、および民間信仰) |
地域 | 日本 |
属性 | 中立・善・天 |
好きなもの | 大黒天本神、大旦那様、チーズ |
嫌いなもの | 猫 |
設定担当 | リヨ |
ILLUST | リヨ |
CV | 武田華 |
概要
『マンガで分かる!Fate/Grand Order』に登場するキャスタークラスのサーヴァント。
『ますます』第90話によると『ますます』第84話でジャンヌがサーヴァントの幼生をうどんにして食べさせたところ、化けて出た模様。二人してリヨぐだ子を仲良く看病していた。
浅黒い肌に赤い瞳、白いショートヘアにネズミの耳としっぽ、メイド服は二人共通で、一人は薄いクリーム色でストレート、もう一人は薄いピンク色で両サイドにお団子を結っている。
特に「ネズミ」のところに関しては、すでに『ますます』第79話で言及されていたので伏線だった可能性がある………食われているというか食わせてくれてるといった感じだが。
『ますます』第108話ではぐだ子に何かしらの改造手術を行っていることが判明。そのせいなのか今のリヨぐだ子はかなり太っている。
『ますます』第112話では地面の下に魔術工房ないし陣地を作成していて、中には大量の個体(細部は異なるが肌の色・耳・服装などは共通)がおり、マシュからは「モンスターハウス」と称された。後述のスキル「陣地作成」と「繁殖」が大いに反映されていると思われる。
まんわかコラボ第2弾『連続活劇神話 ミシシッピ・ミササイザーズ』でついに本編実装となった。レアリティはなんと☆4。うどん鯖の中でぶっちぎりのスタートダッシュとなった(同時に星5バニヤンも実装されているので、うどん鯖中の最高レアとはいかなかった)。
真名
しかし、召喚に応じてやって来てくれたのは大黒天ご本尊ではなく、御遣いである化け鼠たち。
彼女たちに曰く、かの福神は多忙のためカルデアに来られず、眷属を寄越すという形で協力することにしたと言う。そんなわけで、正確な真名は「大黒天の鼠浄土」、略して「大黒鼠」である。
- 大黒天はインドでは厨房と食堂の神、日本では大国主と習合されて食物、財福の神とされており、保有スキルの陣地作成や道具作成はこれが由来である可能性もある。
- 第116話では改造されたリヨぐだ子が大黒天を思わせる恰幅の良い体型になっている他、福袋と打ち出の小槌を持っている。
- この打ち出の小槌の効果は、因果律を操作して☆5排出率を100%にすると言うもの。
- 第117話でライダーが「あのキャスターと因縁のある」因幡の白ウサギと名乗った。サメに傷つけられた白ウサギを助けたのは大国主であるが、上記の通り大黒天と習合されている。
- 大黒天とはシヴァの異名であり、彼の家族も擬似サーヴァントとして召喚されている。
- 2号曰く、昔自分たちがやらかした際に怒った大黒天から「折檻」を受けたそうだが、それについて語ろうとすると顔を真っ青にして震え始め、最終的に語る事すら出来なくなるほど恐怖していた。破壊神としての側面は未だ健在らしい。
人物
『まんわか』では終始無言のままだったが、『FGO』では喋るようになったので人格も判明。
一人称は個体としては「私(わたし)」、群体としては「私ども/私たち」。
それぞれに意思があり性格にも個体差があるが、各個体ごとの意見を口にすることは基本的にない。代わりに、意思を表明する際は一人称を複数形とし、「"大黒鼠"という群れの総意としてどう考えるか」にもとづいた発言をする。ただ、後述の記憶共有のリンクが切れるなどごく限られた状況ではそれぞれの私見を述べることも。このときは一人称が単数形になる。
ちなみに同じ群体型サーヴァントのネモ・シリーズとは異なり、大黒鼠の誰かがズレた言動をとっても他の個体がツッコミや訂正を入れることはない(発言は基本すべてが「大黒鼠の中で合意がとれた内容」であるため)。むしろ、誰か一人がおかしな行動を取り始めた場合、残りの個体も同じように奇行に走ることがほとんどである。
性格に個体差はあれど、全員が「"旦那様"に仕え、その"旦那様"を幸せにする事こそ至上の幸せ」と考える根っからの奉仕気質。「我らが解脱に至るには善行を積むほかない」「弱い私どもには旦那様が必要」ともっともらしい理由も語ってはくれるものの、個体数が多くなり暇になった大黒鼠が発生した際に「手が余ってしまう」ことを嘆いたり、マスターが食べきれないほどのおにぎりを「貢ぎ物」と称して押し付けるようにプレゼントするシーンがあったりするので、他人の為に粉骨砕身働くことそのものが彼女らにとっての私欲であるようだ。
聖杯を手に入れたら全人類に仕える事が出来るほど数を増やす予定であるとの事……少し前に似たような事をしようとした人類悪が居るんですがそれは……
自身の天敵の眷属が自分と似たような事をしようとしていると聞いたら頭を抱えそうである。
また、旦那様は多ければ多いほどよいと考えているため特定の勢力に忠誠を誓うことはなく、「お仕えできる対象=新しい"旦那様"になりうる」と判断すればそれが誰であっても節操なく奉仕しようとする。イベントではある事情から敵対しあっていたスーパーバニヤンとメアリー両人を「旦那様」とし、更にはサーヴァントを従える存在たる主人公に対しては「大旦那様」と呼んで、陣営に関係なくサポートしていた。「可能ならば互いの旦那様の夢を叶えたい」と考えており、それぞれ思い悩む両人が救われる様に一計を案じる。なお、誰かに必要とされたりその行いを褒められる等で興奮してしまうと、赤面しながら「繁殖しちゃいそう」とか言い出す。
本来、個体ごとの別はない存在なのだが、代表で動く物静かな個体と活発な個体に関しては便宜上「1号(画像左)」と「2号(画像右)」を自称する。
他にもイベントストーリーでは「金髪で糸目の個体」「青髪を後頭部で二つ結びにした小柄な個体」「ギョロ目とロングヘアが特徴の長身の個体」が登場しており、戦闘時にはこの3体が加わり計5体で戦う。彼女らはバレンタインで初めて声とセリフもついた。
- 1号(仮)
マイルーム等の立ち絵で左側にいる個体。
言動はお淑やかで落ち着いたトーンで会話するが、尽くしたいという欲求は他の個体に負けず劣らずであり、さらりと無茶な要求をすることもままある。
- 2号(仮)
マイルーム等の立ち絵で右側にいる個体。
1号より自己主張が強く、大黒鼠という存在がいかなるものなのかについて触れるセリフも多い。
感情表現も豊かで、端々から奉仕する行為そのものを欲していることがうかがえる。
誰かさんとキャラが被るのは多分気のせい。
- 3号(便宜上)
金髪で糸目の個体。
1号とはまた別ベクトルでおっとりした性格をしており、間延びしたような口調で喋る。
- 4号(便宜上)
青髪を後頭部で二つ結びにした小柄な個体。
5体の中では最も小柄。セリフはすべてひらがなで表記される。
- 5号(便宜上)
ギョロ目とロングヘアが特徴の長身の個体。
威圧的な風貌からストーリー内ではオチ要員のように扱われていたが、性格は気弱で控えめ。
とはいえ奉仕精神は他の個体と同じで、自信なさげながらもおにぎりを献上していた。
ちなみに執事服(第二再臨)に着替えた際には、「他にはミニスカメイドや水着メイドの様ないかがわしいメイド服しかない」というなにやらアレな事情を教えてくれる。
ナース服は上述の「リヨぐだ子を謎の改造手術で弄り回した」と言う描写からだろうか。
能力
百貌のハサンと同じ完全群体型サーヴァントで、各個体はそれぞれに意志を持ち、個性もあるが、記憶は共有可能。群れの仲間とリアルタイムに意思をリンクすることもできるが、かなりの精神集中が必要で、気が散るとたちまち回線が途切れる。ただ日頃はこの集中を維持しており、「回線が切れる」のは余程のトラブルが起こった場合に限られる。
モーション中では、メイドらしく、料理道具を模したアイテムで散弾や閃光を放ったり、相手にバケツで水をぶっかけてきれいに拭くなど「料理」や「掃除」に関連するもので攻撃する。
(特に長身の個体が)高速で接近して鋭い爪で斬り刻む等、ネズミらしい戦法も使う。
ステータス
保有スキル
陣地作成(E) | キャスターのクラススキル。おにぎりを作るのに最適な厨房。本来のかたちで召喚されていれば、もっとゴージャスな夢の国を具現化出来たかもしれない。 |
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道具作成(D) | キャスターのクラススキル。おにぎりを作る事に関して特化している。本来のかたちで召喚されていれば、もっといろいろな料理が作れたかもしれない。 |
神性(E−) | 神霊適正を持つかどうか。神の遣いとして、申し訳程度の『神性』を貸与されている。本来のかたちとは、即ち大黒天自身が召喚される事である。 |
繁殖(A) | 個体数を増やすスキル。目を離すといつの間にか増えている。放っておくと際限なく増える。個体数は魔力量に応じて増減するが、宝具『鼠浄土』使用時で最大30体程度。戦闘モーションでは5体がメインとして召喚されている。 |
功徳のご奉仕(A) | 家事全般を行う為のスキル。大方何でもこなすが、お手並みは程々である。ただし、おにぎり作りの腕前だけは卓越している。善行を積む事で功徳を得て、それに応じて霊格を少し高められる――と、本人達は信じているらしい。 |
利益衆生(A) | 大黒天に敬服し、供物を捧げる儀式を行う事で、その福徳を一時的に授かるスキル。多忙な主に力を借りる畏れ多さからか、使用時は緊張しまくる。 |
子の国(B) | 誰が上手いこと言えと。地中に穴を掘り、魔術工房や地下通路、シェルターなどを構築する。ある時は逃げ道、またある時は落とし穴。攻防自在、工夫次第のトリッキーなスキル。宝具『鼠浄土』の際にも役立っていると思しい。 |
宝具
鼠浄土(ねずみじょうど)
- ランク:A
- 種別:対軍宝具
- レンジ:50
- 最大捕捉:100人
「おむすび、入りましたぁ!」
「『鼠浄土(ねずみじょうど)』は間もなく閉店のお時間でーす!」
「またのご来店を心よりお待ちしております。生きて帰れたら、ですが。」
地下に広がる鼠たちのテーマパークを固有結界により再現する。敵を閉じ込めて消耗させたり、暗闇で一斉攻撃したりと、個々に与えるダメージは小さいながらも多勢を頼んだネズミならではの人海戦法で敵を蹂躙する。「繁殖」スキルはネズミの繁殖力の象徴であるこの宝具の力によるものだが、魔力の都合で無限繁殖はできず、30体程度が限界。
打ち出の小槌(うちでのこづち)
- ランク:A
- 種別:対軍宝具
- レンジ:1~50
- 最大捕捉:50人
鬼一法眼も有する宝具だが、彼女たちの場合、大黒天本体が所持するアイテムそのものではなく、瞬間的な魔力供給の機能のみを実体化させたもの。それ故、膨大な魔力を蓄積した魔力炉となっており、豊富な出力によって上記の固有結界も瞬時に現出してのける。武器として叩きつければ、高密度の魔力がそのまま爆弾となって敵を一掃する。宝具演出の大爆発はこの攻撃によるもの。
ゲーム上での性能
ランク | ☆4(SR) |
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HP | 1901~11882 |
ATK | 1438~8629 |
COST | 12 |
カード配分 | Quick:2(5hit)/Arts:2(3hit)/Buster:1(3hit) |
クラススキル |
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スキル1 | 功徳のご奉仕(A):自身のQuickカード性能をアップ(3ターン)&毎ターンスター獲得状態を付与(3ターン)+味方全体に毎ターンHP回復状態を付与(3ターン) |
スキル2 | 利益衆生(A):自身のNPを増やす+味方全体に毎ターンNP獲得状態を付与(3ターン) |
スキル3 | 子の国(B):味方全体に回避状態を付与(1回・3ターン)&NP獲得量をアップ(3ターン) |
宝具 | 鼠浄土:敵全体のQuick攻撃耐性をダウン(1ターン)&強力な〔地の力を持つ敵〕特攻攻撃<オーバーチャージで特攻威力アップ>+味方全体のクリティカル威力をアップ(3ターン) |
アペンドスキル |
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特性 | サーヴァント、女性、中立、善、天、人型、神性、猛獣、魔獣型、ケモノ科、童話 |
キャスタークラスでは初めてとなる全体Quick宝具持ちのサーヴァント。
Artsの3hitに対し5hitするQuickカードを2枚持つため、NPやスターの獲得性能は優秀な部類。
スキルはカード性能アップやNPチャージ、NP獲得量アップといった、アタッカーが宝具を連射するのに役立つバフを数多く有している。そのためWスカディでの宝具3連射(所謂スカスカシステム)には余裕があり、礼装を火力に寄せたりすることも可能。また、回復や回避、NP獲得状態付与といった長期戦向けの支援能力も備えており、決して攻撃一辺倒ではない。
宝具は全体に9hitする地属性特攻攻撃。攻撃がヒットする直前にQuick耐性ダウンが入り、特攻の範囲も広く刺さりやすく優秀。スターの大量獲得も期待できる。
クリティカル威力アップの対象は味方全体ではあるものの、倍率は20%とそこまで高くない。これ以外に味方の火力を直接支援する術をもたないため、あくまで自身の火力補強と割り切るべきか。
弱点は宝具未強化かつQuick中心のカード構成故に自バフのみでの火力は決して高くはないこと、Quickサポーターの選択肢がArts、Busterよりも少ないことなどが挙げられる。
総合すると、自身を含む味方全体の宝具とクリティカルの回転率を上げられるアタッカー。
似たようなサーヴァントにはエレナやギルガメッシュがいるが、あちらに比べて長期戦に強いかわりにパーティ全体の攻撃力を上げるサポーターとしての性質は薄いという違いがある。速攻編成ならばスカサハ=スカディをはじめとする火力支援ができるサーヴァント、あるいは耐久を意識するならアルトリア・キャスターや刑部姫のように味方の耐久を補えるサーヴァントと組ませるか、といった点を考えて編成すると扱いやすくなるだろう。
関連人物
生前
大黒鼠達の本来の主。
基本的に尊敬しているが、怒った際の彼はトラウマになっている。
また、インド神話の主神シヴァと同一存在であるらしい。
そのためか、カーリーはシヴァの気配を感じ取り鼠たちと触れ合いたいと思っているようだが見た目が怖いせいか逃げられてしまう(カーリーのマイルームボイスで確認)。
主の息子の疑似サーヴァント。
ガネーシャの幕間にて、ムシカと勘違いされガネーシャが上に乗ってきた※。ちなみに、この幕間ではガネーシャがネズミに関係が深いからなのか、1号・2号以外の多数の大黒鼠が登場する。
※ 大黒鼠が出てきたタイミングが乗ろうとしたときだった
日本神話における国津神の主宰神。
神仏習合の考え方では、大黒天の化身とされており、「大黒」の音が「大国」に通じるとして一体視されるようになった。
大黒天が七福神の一柱に数えられるようになった主な要因。
Fate/Grand Order
主君であるシヴァの化身。尤も立場上はあまり変わらない。
同じく、日本昔話の化身及びその元となったサーヴァント達。
紅女将以外は現代文化に染まり、洋装となった所も一緒(再臨や霊衣で和装に戻るが)。
契約したマスター。「大旦那様」と呼ぶ。
へなちょこな自分達を受け入れてくれる彼/彼女に報いるために奉仕している。
同じ「施す者」。スタンスは違えど、彼もまた無償の奉仕によって誰かを助ける存在。
加えて彼もシヴァ神とは何かと縁が深い存在である。
同じメイドとして高く評価しているが、猫キャラ路線は頂けないと言う。
猫が苦手な彼女を「大変素晴らしい」と絶賛している。
彼女達や上記の武則天とは対照的に猫が好きなサーヴァント。クラス相性でも天敵となる。
同じく「自分を増やす能力」を持つ群体サーヴァント。
彼らも分身を用い、裏工作や戦闘補助を行うことができる。
毘沙門天を信奉し、その化身を自称する日本の武将。「にゃー!!」とか叫んだりする。なお毘沙門天の神使は虎(奈良県生駒郡平群町にある信貴山朝護孫子寺が起源)――つまりデカい猫。
弁財天の原典であるインドの水神サラスヴァティーを取り込んだハイ・サーヴァント。
余談
演じた武田女史はアフロディーテを演じた日髙のり子女史のはとこにあたる(偶然か否か、アフロディーテのクラスはアサシンなので大黒天の方が優位であったりする)。
関連イラスト
ゲーム実装以降はメイド服以外のイラストも投稿されるようになった。
ゲーム上の真名である大黒天(Fate)のタグが使われることも多い。