▲人の顔に掛けるのは危険です。決して真似しないでください。
一般的な意味の「熱湯」は熱湯を参照。
データ
初出 | 第5世代 |
---|---|
威力 | 80 |
命中率 | 100 |
PP | 15 |
タイプ | みず |
分類 | 特殊 |
範囲 | 単体 |
直接攻撃 | × |
備考 | 30%の確率で相手をやけど状態にする。自身がこおり状態でも使える。相手のこおり状態を治す(第6世代から) |
英語名 | Scald |
概要
第5世代で初登場した水タイプの技。
その名の通り熱く煮えたぎる水を相手に発射して攻撃する。
威力・命中共に安定しているだけでなく、3割の確率で相手をやけど状態にする効果がある。
やけど状態にできるほのおタイプ以外の攻撃技としては(かえんだま+なげつけるを除くと)トライアタック以来となる。
なお30%という確率はだいもんじ等やけど状態にできるほのお技の大半より高い。
自力で習得できるポケモンはヒヤップ、ヒヤッキー、ボルケニオンの3種のみと非常に少ないが、わざマシンやわざレコードによって多くのポケモンが覚えられる。ちなみに覚えるポケモンはみずタイプが多いが、意外なところではエンブオーやライコウも覚えられる。一方で熱湯であるためか、こおりタイプのポケモンはポワルンとケケンカニ(第7世代のみ)以外誰も覚えない。
シナリオ攻略だけでなく対戦でも非常に使いやすい技。
なみのりより威力は劣るが優秀な追加効果のおかげで下位互換ではないし、単体攻撃なのでダブルバトルでは更に使い勝手が良くなる。
ママンボウやスイクンなど高耐久のみずタイプに採用されることが多い。
実はフレアドライブなどと同様に使用者がこおり状態でも使用でき、しっかりこおり状態から回復できる。
一方でほのお技ではないのに第6世代からは相手のこおり状態も治してしまうが、フリーズドライのようにこおりタイプ相手に効果抜群になる効果はない。
こおり状態になること自体が稀なので忘れがちだが、覚えておいて損はない。
第8世代まではわざマシンの技として多くの水ポケモンなどが覚えられ、汎用的な水技の一つとして採用されていた。
一方で第9世代では当初わざマシンのラインナップから外れていたが、DLC碧の仮面で復活。ただし、覚えられるポケモンは色々と調整が入っている。
新規ポケモンの中では「習得したら恐ろしいことになる」と心配されていたヘイラッシャやテツノツツミは習得できなかった。既存のポケモンではヌメルゴン(原種)が覚えられるようになった一方、ドヒドイデやエンペルト、ドククラゲ等没収されたポケモンも多い。
DLC前編で追加されたチャデス系統もモチーフに従って習得でき、相性補完としては抜群と言える。
また、汎用技とは呼べないほどに習得ポケモンが絞られた影響で、ダブルバトルでは思わぬ弊害が発生している。
味方を巻き込まない&ワイドガードで止められない単体攻撃の特殊みず技が欲しい場合、最大威力はハイドロポンプとなるが、低威力でも命中安定技を採用したい場合の次点の選択肢がみずのはどう/バブルこうせん(威力60~65)まで落ちてしまったのである(威力80のみずのちかい・ねらいうち・ハイドロスチームは使用者が限られる)。
ほのおタイプでのかえんほうしゃのような中威力/高命中の安定特殊技ポジションはみずタイプだと範囲技のなみのりであるため、単体技で似た役割を果たしていたねっとうが没収されたポケモンの多くは低威力か命中不安のどちらかを選ぶ必要に迫られている。
ポケモンGOでは
リリース当初から存在するのだが、そのいきさつが異例であることで有名。
初期はニョロゾだけが覚えていたのだが、その後の技変更で覚えられなくなって以降、5年も放置された(一応、途中で登場したすごいわざマシンを使えば再び覚えさせることができた)。
そして2021年8月、イーブイのコミュニティ・デイでシャワーズが、GOバトルリーグの一新によりニョロゾの進化形であるニョロボンやドククラゲが覚えるようになり、同時にトレーナーバトルで必要量減少&30%の確率で攻撃を下げる効果が追加という強化を貰い、超不遇時代から脱却した。
ジム・レイドではクラブハンマー、ハイドロカノンよりはダメージを与えにくいので、トレーナーバトル向けの技と言える。
余談
アニメでは、コアルヒーのねっとうを顔面に食らったサトシのミジュマルが、キレ出してホタチを地面に叩きつけた後、ホタチを一回転させて「くるりんぱ」をするというダチョウ倶楽部のネタを披露した。
関連タグ
スチームバースト……ボルケニオンの専用技。こちらは熱い蒸気を浴びせる。