「妹分のケンカはあたしのケンカだ…ブチのめしてやる」
プロフィール
年齢 | 21歳 |
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身長 | 175C |
種族 | アマゾネス |
職業 | 冒険者 |
所属 | イシュタル・ファミリア→ヘルメス・ファミリア |
Lv. | 3→4 |
二つ名 | 麗傑(アンティアネイラ) |
CV | 渡辺明乃 |
概要
冒険者兼戦闘娼婦(バーベラ)のアマゾネスで、二つ名は【麗傑(アンティアネイラ)】。
初登場時はLv.3だったが、後にLv.4へランクアップを果たしている。
本編当初はオラリオの歓楽街を一手に握っていた大派閥【イシュタル・ファミリア】の幹部を担っていたが、作中で【フレイヤ・ファミリア】によってファミリアが壊滅したので、【ヘルメス・ファミリア】に改宗(コンバージョン)する。(但し、主神のヘルメスの秘匿主義もあって、書類上は【プルートス・ファミリア】所属になっている)
『Danmachicollectionextra2021』にて、カイオス砂漠出身である事が判明した。
人物像
容姿
アマゾネスの中でも一際美麗な容姿と、ヘスティアに負けないぐらい豊満な胸の持ち主。女性でありながら170Cを超える長身で、長い美脚をしている。服装は常に踊り子の様な衣装を着ている。
性格
アマゾネスらしく性格は剛胆にして色欲に忠実で、処女と非処女を見抜くという謎の特技を持つ。一方で、姉御肌で面倒見が良い面も持ち合わせており、同派閥だった春姫や他のアマゾネス達から慕われている。【イシュタル・ファミリア】が壊滅した後も彼女たちのことを気にかけており、よく様子を見に行っている。
【イシュタル・ファミリア】時代は、団長のフリュネが横暴さと暴力性の塊で仲間達からの信頼が皆無だったことと、副団長のタンムズもイシュタルの付き人としての役割を常に担っていたので、アイシャの人望と統率力の高さもあって実質的に彼女がファミリア内の最高指揮官となっていた。
【ヘルメス・ファミリア】に改宗後は、春姫とベルが所属する【ヘスティア・ファミリア】を気にかけていることもあって、彼らが有事の際にはよく力を貸している。また、新しい団長のアスフィと助っ人として召集されることが度々あるリューとは、共闘する機会が何かと多い。
人間関係
面倒を見ている妹分。諦観に囚われてうつむき、周囲からも見放されていた彼女の事をずっと守り続けていた。かなり過保護気味で、【イシュタル・ファミリア】解散後も彼女の為に活動していると言っても過言ではなく、【ヘルメス・ファミリア】に入団したのも春姫を守るのに都合が良かったため。
お気に入りの雄。春姫を助けるべく立ち上がり、自身を負かした彼の事は、実力・容姿・人格面も含めて気に入っており(性的な意味で)狙っている。
元主神と団長なのだが、どちらも横暴で狭量とどうしようもない人格の持ち主で、【イシュタル・ファミリア】時代に受けてきた仕打ちもあって、強い嫌悪感を抱いていた。その為、【フレイヤ・ファミリア】によって彼女たちが叩きのめされた際は、清々しく思っていた。
【イシュタル・ファミリア】時代の仲間。今でも色々と世話を焼く事が多いのだが、彼女がよりにもよって冒険者の中でも屈指の傍若無人で身勝手極まりない傍迷惑男であるベートに惚れてしまった事には「趣味が悪過ぎる」と難色を示している。当然彼にアタックするレナを止めようとしたが、『闇派閥(イヴィルス)』に関する一騒動の後は、半ば諦めた模様。
現ファミリアの主神だが、内心いけすかない神だと思っている。ちなみに自分が春姫を優先して行動することは、改宗前に契約しているらしい。
何かと共闘する機会が多いエルフ。実力は互いに認め合っているが、種族関係や相性の悪さ、更にベル絡みで衝突することもしばしば。アイシャの方は、よくベルの話題を出して彼女をからかうこともある。『メモリア・フレーゼ』でも、【ヘスティア・ファミリア】が厄介事に巻き込まれる度に、彼女と協力して行動することが多い。
作中の活躍
かつて【イシュタル・ファミリア】に加入してきた春姫が殺生石の儀式で生贄になるのを知った事で主神のイシュタルに逆らった際、フリュネに実力で下されており、その後はイシュタル『魅了』の支配下にされてしまい、以降は逆らえず、自由に行動出来なくなってしまっていた。
『ソード・オラトリア』のテルスキュラ編では、『テルスキュラ』こと【カーリー・ファミリア】と合流すべく、イシュタルの命令を受ける形でフリュネ達と共にメレンへと向かうが、カーリーが自身の眷族であるカリフ姉妹をヒリュテ姉妹と戦わせたいと言い出した結果、なし崩し的に【イシュタル・ファミリア】も【ロキ・ファミリア】と交戦する羽目になる。
フリュネがアイズとベートに敗れた後、春姫がベートによって危険に晒されそうになったが、間一髪の所で助け撤退した
なお、この時期には『闇派閥』の食人花(ヴィオラス)の運搬に協力する一方で、【イケロス・ファミリア】の行っていた『異端児』の密輸にも協力していた模様。その際、アイシャはイシュタルに『異端児』について質問しているが、当のイシュタルも「あれを使ってこそこそと動き回る連中(【イケロス・ファミリア】)と繋がりがあるだけ」としか言わず、『異端児』について大した事は知らなかった模様。
本編では、別件で歓楽街に訪れていたベルと偶然遭遇し、初々しさを気に入って軽く誘っていたが、仲間の戦闘娼婦達から彼が話題の【未完の少年(リトル・ルーキー)】と知ると、極上の獲物と認識を変えてすぐにベルを本拠へ連行して仲間達と味わおうとした。だが、フリュネに嗅ぎ付けられた上にどさくさでベルも逃走を図ったため、フリュネを妨害しつつベルを捕まえようとするが結局逃げられる。
その後、イシュタルの命でフリュネ達と共に迷宮でベルの拉致を行うが、フリュネが独断で彼を秘密の地下牢へ連行した事で、ベルの精神が壊されてしまう事を予期して他の戦闘娼婦達にベルの捜索を命令する。その後、地下牢から脱出して春姫の為を思い彼女を助けようと行動するベルの前に立ちはだかり、自身が過去に彼女を助けるのに失敗した事実を明かした上でその覚悟を問うも、春姫とファミリアの命運を天秤にかけて決断出来なかった彼の優柔不断さを見て、「全てを投げ出してこの子(春姫)の手を取る覚悟が無い」と指摘。ヤマト・命に手を引かれてベルは去っていくが、内心では彼が春姫を助ける為に立ち上がるのではないかと予期していた。
自身の予期した通り、ベルは春姫を救う為に自分達の元へ現れ、殺生石を破壊して春姫の力を借りる形でフリュネも下した後、彼の最後の壁として立ちはだかる。そして壮絶な激戦の末、ベルに敗北した事で彼の覚悟を見届け、春姫を託すのだった。
ファミリア壊滅後は、イシュタルが天界に送還されたことで『魅力』の呪縛からも解放され、【ヘルメス・ファミリア】に加入。因みに【ヘスティア・ファミリア】に入ることも考えていたが、ベルの身(貞操)が危険としてヘスティアに猛反対され早々に諦めているが、「食べる事」に関しては一向に諦めておらず、ベルも彼女の事はフレイヤ程ではないが警戒している。
【ヘルメス・ファミリア】に加入した後、立ち寄った酒場で【ロキ・ファミリア】のベートが散々好き勝手に罵倒して見下す態度に対し腹に据えかねた結果、サミラを始めとする元【イシュタル・ファミリア】のアマゾネス達と共に乱闘となるが、返り討ちに遭う。その後、レナが寄りにもよってベートに惚れて付き纏っている事を知った事で止めようとしていたのだが、レナが死んだと思い彼女を始めとする元【イシュタル・ファミリア】のアマゾネス達の暗殺を命令したヴァレッタ・グレーデを倒した後は、ベートがレナを想ってした「行動」もあってか、半ば諦めた模様。
武装したモンスターである『異端児』の起こした騒動の件では、シャクティ・ヴァルマ率いる【ガネーシャ・ファミリア】が『異端児』達の捕縛に乗り出した際、同行したベルを追う形で、リューやアスフィと共に『漆黒兜(ハデス・ヘッド)』を被り姿を消した上で18階層のリヴィラの街にまで向かい、そこで暴れ回る『異端児』達と交戦。しかし、アルルに助けを求められてやって来たアステリオスには全く太刀打ちが出来ず、敗北してしまう。
その後、アスフィから異端児の存在について聞かされた際は、以前に覚えがあった為か冷静に対応し、尚且つ「モンスターなら倒すだけ」としか考えていなかったが、主神となるヘルメスだけでなく、ベルや春姫といった【ヘスティア・ファミリア】の面々が異端児達を守ろうとしていると聞かされた結果、彼等に協力する事を決意する。
そして【ヘスティア・ファミリア】による『異端児』達の迷宮への帰還作戦の際は、【ロキ・ファミリア】のベートと二度目の交戦。春姫の『階位昇華(レベルブースト)』のサポートを受けてLv.5へ昇華させてでの再戦であったのだが、Lv.6のベートにはかなわず再度敗北してしまう。
【ヘスティア・ファミリア】が【タケミカヅチ・ファミリア】や【ミアハ・ファミリア】と共に連合を組んで初の遠征を計画していた際、どこからか嗅ぎ付けてお目付け役も兼ねて連合に同行。
メンバーの中で最も戦闘経験豊富であった事から、それぞれのファミリアのメンバーに的確な指示を行いつつ遠征を順調に進めていく。25階層で遭遇したモス・ヒュージの『強化種』との戦いでは、今までに経験したことがない狡猾な敵の罠に苦戦を強いられ、終盤にさらに魔石を喰って強化したモス・ヒュージに噛まれて『宿り木』を植え付けられるが、ベルの【聖火の英斬(アルゴ・ウェスタ)】でモス・ヒュージが消滅したことで『宿り木』から解放される。
27階層にて異常事態(イレギュラー)で出現した階層主であるアンフィス・バエナとの戦いでは、自身の戦闘経験が大きく役立ち、最終的にカシマ・桜花がアンフィス・バエナの首の一つを大戦斧である《皇剛(こうごう)》を用いた必殺技【虎喰】によって切断し、自身も春姫の階位昇華によってLv.5となった状態で、アンフィス・バエナの魔石を【ヘル・カイオス】で破壊。撃破に成功している。
遠征から数日後、クノッソス攻略の第二侵攻では、後続部隊として元イシュタルの眷族の戦闘娼婦達を率いて参戦。分断されたベート、レフィーヤ達第五部隊の援軍として、リュー、アスフィ、春姫らと共に合流し、怪人のエインと戦う。
『女神祭』では、フレイヤの下知によって【ヘスティア・ファミリア】を襲撃したガリバー兄弟と交戦した際、彼らの連携に対応出来ず春姫が斬られると、瞬時に激昂していたがベーリングに敗れてしまう。『魅了』が解除された時も、ガリバー兄弟に負けた事よりも、記憶を改竄されて春姫を傷付けられたのを忘れさせられた事に激怒している。
表向きは【プルートス・ファミリア】に所属していることになっていたことで、不参戦が決定した【ヘルメス・ファミリア】で唯一、『派閥大戦』に参戦出来た。
『派閥大戦』では、当初は椿・コルブランドと行動を共にしていた。しかし、派閥連合の保有する《クロッゾの魔剣》を無駄撃ちさせられたことで左翼部隊の指揮を担うが、ガリバー兄弟の襲撃で窮地に陥る。ナァーザ・エリスイスが確保していた《クロッゾの魔剣》を弓で撃ち出すという補給方法で凌いでいたところ、『豊饒の女主人』の店員たちの加勢とアーニャ・フローメルの異常魔法【レミスト・フェリス】でガリバー兄弟とアレン・フローメルと『強靭な勇士』たちの能力低下で勝ち筋が見えたリリルカ・アーデの作戦で、ルノア・ファウストたちがガリバー兄弟の弟三人を戦闘不能にした後で、長男アルフリッグに攻撃魔法【ヘル・カイオス】で重傷を負わせる。しかし、アルフリッグが重傷の身でなおもアイシャたちと交戦し続ける執念を見せて、倒しきれないところにアレンの高速魔法【グラリネーゼ・フローメル】で命たちと共に吹き飛ばされて、戦闘不能になる。
『派閥大戦』後、春姫の『階位昇華』が公になったことで、あれから春姫に色んな勢力の刺客が来るようになるが、アイシャ達や元【フレイヤ・ファミリア】が護衛及び警備についているため悉く潰している。
アストレア・レコード
『大抗争』では、歓楽街の住人を避難させた後、「新入りにそこまで期待しないだろ」と言う理由で命令を無視して、同期のサミラと共に『闇派閥』との戦いに参加する。
能力
初登場時点はLv.3の中でも最上位の実力者で、戦ったベルからもヒュアキントスより強いと評されていた。現在はLv.4にランクアップして間もないが、作者によると既にLv.4の中でも上位の実力者である模様。元は大派閥の幹部を務めていたこともあって戦闘経験も豊富で、【イシュタル・ファミリア】時代は仲間達と共に、ダンジョン下層の階層主であるアンフィス・バエナを撃破した経験もある。
白兵戦では《大朴刀・ザーガ》を愛用しつつ、長い美脚を駆使した舞うような動きからの攻防一体の戦いを得意としている。魔法の並行詠唱も習得済みで、詠唱でプレッシャーをかけながら猛攻を繰り出し、相手を追い詰めていく戦法も可能。
ダンジョンは45階層まで踏破しており、【ヘスティア・ファミリア】とのダンジョン遠征ではその経験と知識を活かして、ダンジョン探索の経験値が足りない派閥連合のメンバーにダンジョン下層のアドバイスをしながら探索を行っていくなど、自分より未熟なメンバー達を支えた。
ステイタス
Lv.4(異端児編時点でのステイタス)
力 | 耐久 | 器用 | 敏捷 | 魔力 |
---|---|---|---|---|
I11 | I4 | I11 | I6 | I1 |
狩人 | 耐異常 | 拳打 |
発展アビリティ
- 狩人
Lv. 2ランクアップ時にのみ発現する、レアアビリティ。一度交戦し、経験値を獲得したことのあるモンスターとの戦闘時に、能力値が強化される。短期間に大量のモンスターを撃破することが達成条件の為、入手は困難とされている。
- 耐異常
状態異常の症状を防ぐ事の出来るアビリティ。
- 拳打
詳細不明。
魔法
- ヘル・カイオス
詠唱式:【来れ、蛮勇の覇者、雄々しき戦士よ、たくましき豪傑よ、欲深き非道の英傑よ。女帝(おう)の帝帯(おび)が欲しくば証明せよ、我が身を満たし我が身を貫き、我が身を殺し証明せよ。飢える我が刃(な)はヒッポリュテー】
詠唱を終えた後に剣を地面に振り下ろすと、巨大な紅色の斬撃波を放つ事が出来る攻撃魔法。
関連イラスト
関連タグ
ゴジョウノ・輝夜:上記のリューのかつての戦友だった極東の少女。肌の色こそ違うものの、『リューとよく衝突する』『黒髪ロング』『女剣士』『品の無い性格』と、実は共通点がかなり多い。ちなみに、出身地も春姫と同じ。仮に生きていたら、アイシャとウマがあった可能性は高い。主にリューをからかうという意味で。
ヒッポリュテ…「女帝の帝帯が欲しくば証明せよ!」「飢える我が刃はヒッポリュテ!」のセリフから、おそらくモデルと思われるアマゾネス。