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シュガーニンフェの編集履歴

2024-10-28 08:07:23 バージョン

シュガーニンフェ

しゅがーにんふぇ

ゲームアプリ「ウマ娘プリティーダービー」に登場する「水色リボンのウマ娘」。オリジナルウマ娘であり、モチーフ馬はトウカイテイオー産駒の牝馬「ヤマニンシュクル」。

CV:不明


概要

ゲームアプリ「ウマ娘プリティーダービー」に登場する特殊なモブウマ娘の1人。

スイープトウショウの育成シナリオに「水色リボンのウマ娘」として登場する。

モチーフとなった競走馬トウカイテイオー産駒のGⅠ牝馬「ヤマニンシュクル」と思われる。


名前

モチーフ馬の「ヤマニンシュクル」の名前をアレンジしたものと思われる。

  • 名前「シュクル(Sucre)」はフランス語で「砂糖」であり、それを英語(Sugar)にして「シュガー」。
  • モチーフ馬と同冠のヤマニンゼファー(Yamanin Zephyr)がギリシャ神話の女神「ゼピュロス(Zephyros)」に由来した馬名であることから、ヤマニン冠のかわりに同じギリシャ神話の女精霊「ニュムペー(Nymphē)」を採用し、それとなくゼファーとの繋がりを匂わせている。

といったあたりだろうか。


容姿

黒鹿毛のストレートロングヘアで、両もみあげ(触覚ヘア)に水色のリボン、左耳に水色ベースの耳飾りを着用。タレ目気味で、パドックではやる気の影響で基本的に目は閉じているが、ウイニングライブでは瞳を見ることが出来る。


勝負服は水色のオープンショルダーノースリーブにショートパンツ、シューズで、ブルーグレーのアームカバーとグレーのタイツも着用。アームカバー上部と尻尾の付け根には朱色系のリボンがあしらわれている。

このカラーパターンはヤマニン(土居肇氏)の勝負服「水色+赤袖二本輪」(ヤマニンゼファーと同じ)がベースだろう。


水色リボンのウマ娘

スイープトウショウの育成シナリオ上、イベントで登場する際のキャラクター名は一貫して「水色リボンのウマ娘」と書かれており、容姿は一切登場しない。一方、該当出走レースには「シュガーニンフェ」という名前できっちり出走してくる。


この「水色リボンのウマ娘」はトウカイテイオーのお気に入りの後輩。スイープトウショウのシナリオを通して大きく関わってくる娘であり、阪神ジュベナイルフィリーズやトリプルティアラ、最終目標レースのエリザベス女王杯で戦うことになる。


能力と出走レース

脚質適性は追込、距離適性はマイルA、中距離B。スキル「豪脚」を習得している場合があり、マイル戦だと意外に手強い。


スイープトウショウシナリオでの出走レース

強調は課題レース、◯は固有二つ名の条件レース

新馬戦以外の史実出走レース(03~05年)で対戦可能。

  • ジュニア

コスモス賞 クローバー賞 札幌ジュニアステークス 阪神ジュベナイルフィリーズ

  • クラシック

チューリップ賞◯ 桜花賞 オークス クイーンステークス 秋華賞

  • シニア

エリザベス女王杯


ちなみにシニア有馬記念(◯)はドリームレースになっていて、史実のボス格(ハーツクライディープインパクト)の代わりにシュガーニンフェのパパが出走してくる。


カワカミプリンセスシナリオでは

カワカミプリンセスの育成シナリオでは、クラシックのエリザベス女王杯のレース後イベントでカワカミプリンセスにぶつかられてしまうウマ娘がいる。彼女のモチーフ馬はシュガーニンフェと同じヤマニンシュクルで、名前は「ウマ娘A」。


カワカミプリンセス育成実装当時はまだシュガーニンフェがいなかったので別の存在なのか、パラレル時空のシュガーニンフェなのかは不明。


競走馬ヤマニンシュクル

【ときめきのスター】


祖母はアメリカの名牝ティファニーラス。

英国三冠馬ニジンスキーの仔を宿して日本にやってくる。

日本で生まれた娘はヤマニンジュエリー。

世界的名血のヤマニンの宝石は、あのトウカイテイオーと結ばれる。

そして生まれいずるヤマニンシュクル。豪華絢爛な血の系譜。


阪神ジュベナイルフィリーズ。2歳牝馬女王決定戦。

断然人気のスイープトウショウが伸びない。

逃げ込みを図るのはヤマニンアルシオン

僚馬を交わしてゴールするヤマニンシュクル。

父に贈るGⅠの栄冠。


繋がれた血の重み。名血は花開く。結実の日がやってくる。

サラブレッドロマン。次なるスター誕生の日は!?


          名馬の肖像 2013年「阪神JF ヤマニンシュクル」より

────────────────

04世代の牝馬。ヤマニン冠のオーナーブリーダー・土居肇氏が持つ北海道静内町の「ヤマニンベン牧場」で生まれた最後の世代であり、栗東浅見秀一廐舎に入厩。主戦騎手は四位洋文で、全19戦中17戦に騎乗している。


母ヤマニンジュエリーはケンタッキーオークス等米GⅠ2勝のティファニーラスから生まれた持込馬で、出走経験なく繁殖入り。そんな彼女とトウカイテイオーを交配させて生まれたヤマニンシュクルは「父方シンボリルドルフ、母方ニジンスキー」と日英両国の三冠馬を祖父に持つ、血統ロマン全開の馬だった。


2003年7月19日、函館の新馬戦(芝1800)を快勝。札幌に移って2戦目のクローバー賞はキョウワスプレンダに遅れを取って2着、北村宏司が代役を務めた3戦目のコスモス賞を快勝してオープン入り。以降はすべて重賞レースの出走になる。


4戦目のGⅢ「札幌2歳ステークス」で重賞初挑戦、コスモス賞で2着に破った道営馬モエレエスポワール(母父マルゼンスキー)の3着に敗れた(モエレエスポワールはこれが中央戦唯一の勝利)。


5戦目のGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズ」には同冠同厩舎のヤマニンアラバスタヤマニンアルシオンとともに出走。圧倒的1番人気はスイープトウショウで、シュクルは6番人気だった。


レースは逃げを打ったアルシオンがスローペースで先導。最終コーナーでスイープトウショウは進路を塞がれてまごつき、その隙に大外へと抜け出したシュクルは強烈な末脚で逃げ粘るアルシオンを鮮やかに差し切って、浅見厩舎&ヤマニン冠ワンツーフィニッシュを決めてみせた。

この勝利でシュクルはJRA最優秀2歳牝馬を受賞。トウカイテイオー産駒としては前年のトウカイポイントマイルチャンピオンシップ制覇&最優秀父内国産馬)に次ぐ2年連続のGⅠ勝利&JRA賞受賞となった。


明けて牝馬クラシック戦線では、善戦を続けるものの勝ちきれないもどかしいレースが続く。


桜花賞トライアル・GⅢチューリップ賞ではスイープトウショウに末脚勝負で敗れ3着。


本番の桜花賞では同じ母父ニジンスキーのダンスインザムードが圧倒する中、大外から伸びて辛うじて3着に。


ダンスインザムードに次いで2番人気に推された優駿牝馬では距離が長いと見られていたダイワエルシエーロがスイープトウショウの追い込みを振り切って逃げ切る中、伸びを欠いて5着。


初の古馬混合戦となる夏のGⅢクイーンステークスでは追い込むエルノヴァを振り切って連覇のオースミハルカの2馬身後ろで3着。

牝馬三冠最終戦の秋華賞では先行するダンスインザムードを差し切って鮮やかな勝利…と思いきや、外から次元の違う末脚で飛んできたスイープトウショウに差し切られて2着惜敗

このレース後、シュクルは重度の屈腱炎を発症し、長い休養を強いられる。


1年1ヶ月の休養を経て2005年11月、エリザベス女王杯で復帰。

スイープトウショウがオースミハルカを差し切ったその後方で往年の末脚を見せて4着に入った。


12月にはコスモス賞以来の牡馬混合戦となるGⅢ「鳴尾記念」に小牧太騎乗で出走した(7着)。


年明け、5歳となった2006年はGⅢ「京都牝馬ステークス」4着の後、GⅢ「中山牝馬ステークス」に出走。

トップハンデ56kgを背負う1番人気となったが、同期同冠のヤマニンアラバスタとともに見事な追込みを見せ、1つ下のディアデラノビアを振り切って見事、阪神JF以来2年4ヶ月ぶりの復活勝利を挙げた。


続く「第1回ヴィクトリアマイル」は+12kgという重め残りが響き7着、8kg絞ったマーメイドステークスも伸びを欠いて8着。クイーンステークスでは仕掛けを早めてデアリングハートの2着と好走したが、府中牝馬ステークスでは8着に沈む。


そしてエリザベス女王杯で再びスイープトウショウに挑むことになるのだが…

直線に入り追込みを図ろうとしたタイミングで、外やや前方を走っていたカワカミプリンセスが突如切れ込んできて進路を塞がれ、シュクルはつんのめってギャロップを止められてしまい11着に終わった。

カワカミプリンセスは1着入線したものの、シュクルへの妨害によって12着に降着。そして、シュクルは無理な制動によって右前浅屈腱不全断裂を発症し、現役引退となった。


通算成績 19戦4勝(GⅠ1勝 GⅢ1勝) 2着3回 3着4回


引退後はヤマニンベン牧場を吸収統合した錦岡牧場にて繁殖入りした。産駒はいずれも中央で1勝が精一杯と走らず、2020年をもって繁殖を引退。

2023年7月31日現在、中央で現役の産駒はおらず、兵庫で産駒のヤマニンフルリールが走っているのみである。

繁殖引退後のシュクル 2020年11月錦岡牧場

馬の性格

良くも悪くもマイペース。母ヤマニンジュエルは気性の激しい馬だったが、それに比べるとシュクルは何度もケガを経験して甲斐甲斐しく手当を受けたせいか人間に信頼を寄せているようで、とても従順だという。


子育てにあたっては自主性を重んじるタイプらしく、子供の好きにさせて遠くからじっと見守っていることが多かったとか。


余談

デアリングタクトとシュガーニンフェ

シュガーニンフェがシナリオに登場するスイープトウショウの実装が発表されたのは6月20日で、2022年宝塚記念の開催日の丁度1週間前にあたる。

そしてこの年の宝塚記念には奇しくも牝馬(ティアラ路線)、水色の勝負服、一年以上の休養から復帰と実馬のヤマニンシュクルと共通点の多い無敗の三冠牝馬デアリングタクトが参戦を表明していた。サイゲが狙ったかは分からないが、実装時期やスイープのシナリオが牝馬の活躍に焦点を当てたものであったこともあり「これはデアリングタクトへの応援なのでは?」「こんなの読んだら馬券買いたくなる」との声が多くあげられた。


史実で対戦経験のあるウマ娘

※強調はヤマニンシュクルが先着したレース。◎は勝鞍、☆は勝ち馬。

〈◯〉は新時代の扉に登場するアニメオリジナルウマ娘

ウマレナガラノ(◯ボーンキング)…05年鳴尾記念

スイープトウショウ…03年阪神JF◎ 04年チューリップ賞☆ 桜花賞 優駿牝馬 秋華賞

          05年エリザベス女王杯☆ 06年エリザベス女王杯

エアメサイア…05年エリザベス女王杯、06年ヴィクトリアマイル

デアリングハート…06年ヴィクトリアマイルクイーンS☆、府中牝馬S

ラインクラフト…06年ヴィクトリアマイル

カワカミプリンセス…06年エリザベス女王杯(★)

フサイチパンドラ…06年エリザベス女王杯(☆)

 (★)…1着入線後、ヤマニンシュクルへの進路妨害により12着降着。

 (☆)…2着入線後、カワカミプリンセスの降着により1着繰り上げ。

関連タグ

ウマ娘プリティーダービー モブウマ娘

同期(04世代

スイープトウショウ(ウマ娘):同じ大外ぶん回し追込スタイルのライバル


血縁関係

トウカイテイオー(ウマ娘):父親

シンボリルドルフ(ウマ娘):父方の祖父

トウカイポイント ストロングブラッド:テイオー産駒のGⅠ(級)馬


ヤマニン冠繋がり&錦岡牧場繋がり

ヤマニンゼファー(ウマ娘):シュクルはゼファー以来10年ぶりのGⅠ馬


浅見厩舎繋がり

メジロブライト(ウマ娘)

オリジナルシャイン:アニメ3期、モデル馬レインボーライン


変名ウマ娘繋がり

ブリュスクマンドゥラメンテの変名、キタサンブラック(ウマ娘)育成に登場

ハープアルファベガの変名、ユキノビジン&ノースフライトの育成に登場

(その他固有モブウマ娘アニメオリジナルウマ娘シンデレラグレイで多数登場)

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