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アルバート・ハインラインの編集履歴

2024-12-08 23:59:54 バージョン

アルバート・ハインライン

あるばーとはいんらいん

アルバート・ハインラインとは、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の登場人物。

「大丈夫です! 我に新兵器あり!」


CV:福山潤


概要

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」に登場するキャラクター。

世界平和監視機構コンパスに所属している男性。階級大尉。左目に通信機能付きの赤いレンズの片眼鏡を付けている。30歳。かなりの早口。


一人称は「私」「僕」「我」と一貫しておらず、状況に応じて使い分けていると思われる。

コンパスの旗艦ミレニアムの技術責任者として、MSや各種武装の整備・新兵器開発を取り仕切っている。さらに、戦闘においてはオペレーターの一人として情報分析とミレニアムの誘導砲塔の操作を担当する(他に技術者と戦闘員を兼任しているのはキラくらいである)。


極めて優秀な技術者で新装備プラウドディフェンダーの設計と開発も担当している。

気難しそうな人物で、実際に技術スタッフらに対して「空の頭でも少し考えればわかるだろ!」とまで罵倒しているが、2発目の核ミサイルを撃ち落とそうとするルナマリアに退避を指示する辺り、決して他人の命を軽んじているわけでもない事も窺える。また、ハイジャックという形でミレニアムに侵入したキラ達を一瞥もせずに真顔で「僕の計算より2分遅かったですね、ヤマト隊長」と冗談交じり(いや本気か?)に言ったり、ラクスがキラ援護のために出撃を懇願したのに対して、現艦長のマリューが迷っていると「総裁、アルバートです。機体は100%の性能で稼働できますが、ドッキングはマニュアルでの微調整が必要です。私が完璧に誘導しますのでご安心を」とラクス側に言葉添えする人情味も垣間見せる。


自身の携わった装備などには確固たる自信を持っており、ミレニアムの耐熱耐衝撃結晶装甲でグルヴェイグの12連装陽電子砲を真っ向から受けた際、コノエが「耐えられるか…!?」と呟いた際には間髪入れず「当然です!」と言い切り、実際に耐え抜いて見せた。


小説版には、「とてつもなく優秀で、とてつもなく早口で、とてつもなく人当たりが悪い。」とか、フリーダムジャスティスの生みの親の一人。技術者にとっては神のような存在といえよう。この男がわずかながらも敬意を払うのは、キラとラクス、ミレニアム艦長のコノエくらいのものだ。」とかいう記述がある。実際、キラが残業してまで手伝うことになった際にはそれまでの憤慨していた態度を一変させて「すみません准将」と謝っていたり、上述の通りラクスが出撃許可を頼んだときには決定権を持つマリューにではなくラクスに話しかけて説明し、自分がサポートすると言っている。

また、虐げられている技術スタッフが反乱を起こさないのもアルバートが天才で、コーディネイターによって構成されたプラントは生粋の実力主義社会だからだそうだ。


フリーダムとジャスティスの生みの親の1人ということで、かつてはプラントでMS開発に携わっていたと考えられるが、どのようにしてコンパスに参加したかは不明。


余談

  • 家名である「ハインライン」は、プラント国防委員会管轄の下でMSや戦艦の開発を行う行政機関「設計局」の一つ「ハインライン設計局」と同じもので、前述の経歴及びハインラインと言う名前がたまたま被ると言う可能性は非常に低いため、関係性があると思われる。
  • プラウドディフェンダーの設計の担当やストライクフリーダム弐式との合体成功に大きく貢献した人物だが、経歴を考えると『納得』の一言しか無い。
    • ストライクフリーダム弐式の原点を辿ると、かつて自身が携わったフリーダムをオリジナルとするフリーダムタイプの量産試作機が基礎設計であり、その点で言えば専門分野そのものである。とはいえその基礎設計からファクトリーモルゲンレーテ社で魔改造された機体であることもまた事実であり、そこに問題なく順応している辺りは流石と言えよう。
  • 『SEED FREEDOM』で初出のキャラクターなのだが、キラや他コンパスの面々との馴染み具合&本編での頼もしさから、既出のキャラクターと誤認しかけるファンが続出した。
    • メタ的に言えば「尺がないから声優で納得してくれ」という事情があり、事実視聴者は納得させられている。
  • 公開初日に演じる福山氏のXからキャラクター説明欄に『極めて優秀』をツッコむツイートをしていた。
    • その言葉に嘘偽りはなく、絶妙なタイミングで新兵器を導入したり、行動を先読みする用意周到さを発揮している。
    • その活躍を見たファンからは『味方になって頼もしいルルーシュ』、『自分がイレギュラーになる事で作戦からイレギュラーを廃したルルーシュ』『味方にスザクカレンが居るタイプのルルーシュ』『SEED界の真田さんと評されている。
  • キャラクターアーカイブにはキャストインタビュー記事も掲載されており、好きなシーンや印象に残ったシーンを聞かれた福山氏は「ラクスにまるで騎士のように畏まってオペレートするシーンですね。短いシーンですがキャラ性が前面に出ていて好きです」と語っている。
  • 舞台挨拶でコノエとは元々一緒にいた仲で、コノエは旧知の仲のラメント議長から頼まれたからコンパス出向を決め、アルバートはコノエについてきたのだと明かされた。
  • その後監督からXにて両澤氏の初期プロットによる初期キャラ設定が公開された。情報は以下の通り
    • アルバート・ハインライン大尉(30歳/二世代目コーディネイター/男)
      • ミレニアムの科学技術主任。艦全体からモビルスーツまで、技術的な事に関する責任者。洒落っ気の強いスマートな雰囲気で、言動は軽いがその実は大変優秀な頭脳を持つ。が、自分が興味を持てない事は、仕事でなければやらない。きっちり人を見て身を処している。一目置いているのはキラとコノエ。シンルナマリアアグネスはからかって遊ぶ対象。マーズ達にはなるべく近寄らない。
    • 決定稿ではないものの大きなブレはないとのことから、後半のノリの良さは元来のセンスが出ていた可能性がある。
  • 名前の由来と思われるSF作家のロバート・A・ハインラインも軍人だった前歴がある。勤務先はアメリカ海軍で、退役時の階級は海軍中尉。

インタビュー記事にて

アニメージュ』2024年4月号のインタビュー記事にて、福田己津央監督はアルバート・ハインラインの性格について「オブラートに包まずに言うと、アルバートは頭がいい人としか関わろうとしないんですよ。どれだけ頭の回転が速いかが彼の価値観で、ある一定の水準を満たしていない相手とは、話が合わないと考えているんです。キラやコノエのことは頭がいい人間だと思っていて、逆に体育会系なマーズやヘルベルトには近づかないようにしている。ルナマリアにも結構上から物を言うし、副長のアーサーにはそもそも話しかけていない(笑)。」と語っている。


舞台挨拶にて

アルバート役の福山潤氏は、2024年5月18日に都内で開催された本作のフィナーレ記念の舞台挨拶に、キラ・ヤマト役の保志総一朗氏、ラクス・クライン役の田中理恵氏、アスラン・ザラ役の石田彰氏、オルフェ・ラム・タオ役の下野紘氏、そして監督の福田己津央氏と登壇した際、


僕、小学校の時にガンダムが好きすぎて、小学校2年生の時に作文みたいなのを書くじゃないですか。『将来の夢は科学者になってガンダム作る』って書いてるんです


…と明かして、会場の観客から驚きの声が上がり…


だから俺、ガンダム作る人やれたんで、夢がかないました。約40年後にそうなりました。スペシャルではありますね


と、満足気ににっこりと笑顔を浮かべたという。これを傍らで聞いていた福田監督は(中の人ネタをこめてジョークではあるが)、


もうなんかギアス使われちゃった気分


と目を点にしてコメントし、これには福山氏も…


監督が、それ言うんですね


と苦笑いを浮かべたという。


特別版追加エピローグにて

2024年9月20日から上映された『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』特別版の第1弾追加エピローグにて、映画本編に出てきたラクス・クラインのパイロットスーツはハインラインが用意したものだと明かされた。


センシティブな作品

(2024年3月21日の投稿作品)

pixivでは予言者的なイラストも出ていた。


関連タグ

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM

世界平和監視機構コンパス


ソル・リューネ・ランジュアグニス・ブラーエ:『機動戦士ガンダムSEED』シリーズにおける同じCVのキャラクター。


イサム・ダイソン:『マクロスプラス』の主人公。福山潤氏の「科学者になってガンダムを作る」という夢をアルバートという役を通じて長年の夢を叶えたのと同じように、演者の山崎たくみ氏の「『戦闘機パイロットになりたかった』という自分の夢を叶えてくれたキャラ」で、役者の夢を叶えたキャラという共通点がある。

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