概要
機動戦士ガンダムから三年後を描いたオリジナルビデオアニメーション作品。
機動戦士Ζガンダムにおけるティターンズの結成に至るまでの過程を描いており、「1st」と「Ζ」の空白の時間を埋める作品となっている。
物語は「主人公が所属している地球連邦軍=正義の味方」とはされず、連邦軍上層部の腐敗に関して徹底した描写がされている。その一方で、デラーズ・フリート側は愛国心に基づいた大義に殉じる描写が目を引く。
また、一部の機体は時代設定からすると過大な性能を擁するが、最終的には地球連邦軍の不祥事隠しのために、ガンダム開発計画そのものが抹消され、設定的には後年にあたる『機動戦士Ζガンダム』初期の機体より本作品の機体の方が高性能という矛盾を解消させている。
物語
一年戦争が終結して3年、地球連邦軍再建計画に基づきガンダム開発計画が提唱され、その試作機であるガンダム試作1号機、ガンダム試作2号機が性能テストのためにオーストラリアのトリントン基地に搬入される。しかし、ジオン軍の残党がこの情報をつかんでおり、核兵器を搭載したガンダム試作2号機を強奪せんと基地を襲撃する。
かつて「ソロモンの悪夢」と呼ばれたジオン軍エースパイロット、アナベル・ガトーがガンダム試作2号機を強奪。だが、脱出を図る2号機の前に、連邦軍新米テストパイロット、コウ・ウラキが乗り込んだガンダム試作1号機が立ちはだかり……。
キャラクター
地球連邦
ホーキンズ・マーネリ (CV : 阪脩
アルファ・A・ベイト (CV : 戸谷公次)
ベルナルド・モンシア (CV : 茶風林)
ウィリアム・モーリス (CV : 巻島直樹)
ジャクリーヌ・シモン (CV : 荒木香恵)
グリーン・ワイアット (CV : 田中秀幸)
ジャミトフ・ハイマン (CV : 西村知道)
デラーズ・フリート
デトローフ・コッセル (CV : 掛川裕彦)
ヴィリィ・グラードル (CV : 稲葉実)
民間人、アナハイム・エレクトロニクス
メカニック
地球連邦
艦船
デラーズ・フリート
ゲルググ(アナベル・ガトー専用機)
ゲルググM(シーマ・ガラハウ専用機)
艦船
主題歌
OP1「The Winner」
OP2「MEN OF DESTINY」