概要
シャアハマとは、クワトロ・バジーナことシャア・アズナブルとハマーン・カーンのノーマルカップリングである。
一年戦争の最終決戦であるア・バオア・クー攻防戦で父親ジオン・ズム・ダイクンの仇であるザビ家への復讐を成し遂げたシャアことキャスバル・レム・ダイクンは生き残った将兵たちや赤子であるミネバ・ラオ・ザビを連れて、アステロイドベルトにある小惑星アクシズへと逃げ延びた。そこでシャアはアクシズの総督マハラジャ・カーンの娘・ハマーンと出会った。
次第に良い仲になりつつあったシャアとハマーンであったが、後にミネバを政治の道具に利用しようとするハマーン、ザビ家のような独裁者か復讐鬼であった自分のようになってほしくないと願うシャア、両者の間に確執が出来始め、そしてある事件で二人は袂を分かってしまった……。
グリプス戦役の最中にアクシズが帰還した際にエゥーゴの指導者となっていたシャアと再会したハマーンだったが、シャアはハマーンがミネバを偏見の塊に育て上げたことに激怒した。
以後、味方になったこともあったが敵対するようになってから二人は刃を交え合うようになり、コロニーレーザーの最終決戦でハマーンの乗るキュベレイに追い詰められたシャアの百式は戦いの果てに姿を消してしまう。
その際にハマーンは「私と来てくれれば…」と言う未練交じりの言葉を呟くのだった。
その後の第1次ネオ・ジオン抗争でハマーンが倒れた後、ネオ・ジオンの新たなリーダーとなったシャアはスウィート・ウォーターでの演説で、ハマーンのことを「ザビ家の残党を騙った女」と語った(ハマーンと何度も戦い言葉を交わしたガンダムパイロットの少年やハマーンの実の妹が聞いたら、激怒したかもしれない)。
ゲーム『SDガンダムGジェネレーション』シリーズや『スーパーロボット大戦』シリーズの一部の作品ではシャアとハマーンが和解する展開が存在している(ただし、作品によってはプレイヤー側の味方だったり敵だったりする)。
またアニメの『機動戦士SDガンダム』の一部エピソードではシャアとハマーンが一緒にいることがある。
関連タグ
シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ/キャスバル・レム・ダイクン) ハマーン・カーン
悲恋/あんなに一緒だったのに/すれ違い:原作を知れば
武者百士貴・玖辺麗:武者ガンダムシリーズのキャラでそれぞれのモチーフ機体のパイロットであるシャアとハマーンの関係を踏襲してかかつては恋仲だったと言う設定がある(アニメでは玖辺麗の中の人がハマーンと同じ)。ただしこちらは和解して結婚し、子供を儲けている。
西澤梅雄・西澤桜華:ケロロ軍曹に登場する夫婦。アニメ版ではシャアハマと同じ池田秀一と榊原良子が演じており、パロディネタも多数披露している。