概要
『STARWARS』シリーズにおけるスピンオフ作品の一つで、ルーカスフィルム公認の「カノン(正史)」に属する。
エピソード1以前からエピソード3までの期間を舞台としており、主にアソーカ・タノとドゥークー伯爵にスポットを当てた作品となっている。
製作は『クローンウォーズ』や『反乱者たち』、『バッド・バッチ』などを手掛けたデイブ・フィローニが担当している。なおテイルズ・オブと言うタイトルを冠しているがバンナムで発売された某RPGとは一切関係無い。
登場人物
主人公
吹替:伊藤静
本作で主人公を務める、アナキン・スカイウォーカーのパダワンのトグルータの少女。
本作ではアソーカの出生から、501大隊を交えたライトセーバーの実戦訓練、オーダー66直後の動向が描かれる。
吹替:羽佐間道夫
アソーカと並び主人公を務めるシスの暗黒卿。
本作では今まで存在こそ仄めかされていたものの、映像化されていなかった「ジェダイ・マスターだったドゥークーが暗黒面に堕ちた経緯」が描かれる。
アソーカ編
吹替:浪川大輔
アソーカのマスターのジェダイ・ナイト。
本作ではアソーカのマスターとして、より実戦的なライトセーバーの術を伝授する。
スパルタ訓練の裏には、「アソーカに死んでほしくない」という師としての思いが見て取れる。
吹替:金田明夫
アナキンが指揮する501大隊のキャプテン。
アナキンの指示のもと、「周囲を囲まれた状態で不規則に撃たれるブラスターを偏向する」訓練をアソーカにつける。
アソーカは空いた時間を見つけてはレックスや501大隊の面々にこの訓練をつけてもらっていたようだが、それが巡り巡って彼女の命を救うこととなる。
吹替:てらそままさき
惑星オルデラン代表の元老院議員で、レイア・オーガナの義理の父。
密かにパドメの葬儀に顔を出していたアソーカに接触、自分宛の通信機を手渡し、「何かあればいつでも頼って欲しい」とメッセージを送った。
ダース・ベイダーの下でジェダイの残党を狩るダーク・ジェダイ。
オーダー66の直後、辺境の惑星の農村に素性を隠して潜伏していたアソーカを抹殺するために赴く。
アソーカが留守にしていると知るや村に火を放ち、密告した青年も手にかけようとするが、素手のアソーカにあっさり敗北する。
なお、本作以前にも小説「アソーカ」にて派遣された尋問官"シックス・ブラザー"が同じようにアソーカの友人を人質にとって罠に嵌めようとした結果素手のアソーカに負けるというストーリーが存在したが、後に今回のエピソードでの尋問官はシックスとは別人の"イレヴンス・ブラザー"である事が公式に明かされた。
ドゥークー編
ドゥークーのパダワンにして、オビ=ワン・ケノービのマスターであるマスター・ジェダイ。
本作のエピソードではドゥークーと共に交渉任務に当たる若き日の彼が描かれている。
義憤に駆られて暴走しかけるドゥークーをクワイ=ガンが制する姿は、さながら後のアナキンとアソーカの師弟を彷彿とさせる。
エピソード1における彼の死はドゥークーにとってもショックだったようで、ドゥークーの心情に暗い影を落とすこととなる。
なお、オリジナル版(英語)における老年期のクワイ=ガンは映画本編同様リーアム・ニーソンが演じ、若年期はニーソンの息子であるマイケル・リチャードソンが演じたことがファンの間で話題となった
吹替:玄田哲章
ジェダイ評議会の中でも最強と目されるジェダイ・マスター。
本作のエピソードではドゥークーと共に、反乱勢力との交渉の中で死亡したジェダイ・マスターの遺体の引き取りに赴く。
作中では「評議会の任務を無視してでも事件の真相を暴こうとする」ドゥークーと、「評議会から与えられた任務を実直にこなそうとする」メイスとで対比されている。
事件解決後、ジェダイ評議会入りするが、この一連の出来事もまたドゥークーの暗黒面への誘惑を助長することとなる。
吹替:沢田敏子
エピソード1時点ではジェダイ評議会の一員だったが、ドゥークー同様ジェダイ評議会に疑念を抱き、自ら評議員を辞していた事が明かされる。
そんな経緯もあってか、作中では何かとドゥークーを気にかけている。
クワイ=ガンの葬儀に参列しないドゥークーを追うが・・・・
なお、映像作品への登場はエピソード1以来であり、会話や戦闘が描写されるのは本作が初となる。
ついでながら、オリジナル版(英語)の吹き替えはマンダロリアンなどの制作に関わっている監督・俳優のブライス・ダラス・ハワードが担当している。
吹替:青森伸
エピソード1からエピソード9までの全てのエピソードにおける全ての元凶であるシスの暗黒卿。
本作では本来の弟子の存命時から既にドゥークーに接触、弟子とするためのテストも兼ねて内部工作を指示していたことが描写されており、クワイ=ガンの死亡に憤るドゥークーを言葉巧みに手懐けている。
因みに、ヨーダと同じ種族のヤドルが現れたことに素で驚いたり、ヤドルに顔を見られまいと必死にローブで素顔を隠したりする姿は中々シュール。