『SET CREATION』
『DEPLOYED POWERED SYSTEM』
『GIGANT SWORD』 ※
『READY FIGHT』
※:装填したギガントバックルにより変化
概要
『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』、及び『仮面ライダーギーツ』に登場する形態。
デザイアドライバーにパワードビルダーバックルをセットして変身する。
シーカーとギーツでそれぞれ変身の方法や特殊機能など幾つか相違点が存在する。
ギガントウエポンと呼ばれる専用の大型武器を使用する。
エフェクトも通常のライダーやフォームと異なり、バックルの起動に連動し黄色と黒=警告色の鉄骨が地中から生え、建物か足場の骨組みのようなものが自動で建築され(この際、ご丁寧に建材が組み上がる音がする)、同色の2本のロボットアームが上下装甲を生成し配置。同時に前に「SAFETY-FIRST(安全第一)」とグラフィックが出現する。
続いてエントリーフォーム変身直前の黒い素体になり、先程のロボットアームが(何故か一旦引っ込み)通常のライダーの変身時に現れる半透明のメカメカしい手の代わりに装甲を装着する、という何ともロマン溢れるものになっている。
ギーツ版
拡張スロット「ギガントアセンブル」にギガントバックルを装填したパワードビルダーバックルをセットして変身する。18話から登場。
変身音は概要前記載のもの。意訳すると「配備されたパワードシステム」。
なお、変身音はギガントコンテナバックルの装填関係なしにパワードビルダーバックルの中にギガントバックルが装填されている状態の場合、このような音声になる。
上半身はシーカーが変身した際のパワードビルダーフォームと細部が異なる。主な変更点として『閉じていた顎のクローが展開している』『右肩がブーストフォームと同形状のパワーディストリビューター』『背中のギガントウエポン用のコンテナが無い』といった違いがある。
また、拡張装備と共に空いている左側のレイズバックルホルダーにギガントコンテナバックルが変身時に自動で腰ホルダーへと装備されるようになっているようで、18話では着順した瞬間から変身の際に使用しなかった残りの2つのギガントバックルがセットされている。
ハイブリッドやギガントオールマイティの使用可否は不明(玩具版では発動不可)。レイズバックルにはライダーとの相性が存在するため、これらの機能はパワードビルダーと相性の良いライダー(つまりシーカー)だけが使用出来る物なのかも知れない。上述の変身音変化も作中設定的には相性が関係している可能性がある(あくまで考察の域を出ないが)。
シーカー版
『DESIRE DRIVER』
『ENTRY』
コラス「ハハハハハハハハ!彼こそが最強のデザ神、仮面ライダーシーカー! 私のデザグラで連勝を続けた男だ」
『SET WARNING』
英寿「デザ神?」
「変身」
『WOULD YOU LIKE A CUSTOM SELECTION』
ギガントバックルが未装填状態のパワードビルダーバックルとギガントコンテナバックルをデザイアドライバーにデュアルオンして変身する、仮面ライダーシーカーの基本形態。
変身音を意訳すると「装備の選択を希望ですか」。
ビルダーバックルとギガントバックルの併用を前提としており、複数の武装を同時に展開するハイブリッド、オールマイティを発動出来る。
右肩が独自のデザインになっており、背中には赤と黒のコンテナ、ほぼアームドの色違いになっている下半身には青のコンテナが装備されており、武装アイテムは各コンテナから展開される。
特殊機能(シーカー)
ハイブリッド
パワードビルダーバックルに装填可能なギガントバックルを2回装備し2種類の拡張武装を展開した状態。
ギガントオールマイティ
ギガントバックルを3回装備し3種類の拡張武装を展開した状態。
スペック
ギーツ
身長 | 205.2cm |
---|---|
体重 | 128.6kg |
パンチ力 | 5.9t |
キック力 | 12.2t |
ジャンプ力 | 4.8m(ひと跳び) |
走力 | 9.0秒(100m) |
パンチ力とキック力は高めだがモンスターフォームよりは低く、機動力に至ってはエントリーフォームからかなり下がっておりジャンプ力が1.2、走力が1.1下がっておりゾンビフォームよりも低い。
ギガントバックルを併用した際の3種類の専用アームドを使い分ける特殊な形態で、複数の拡張武装を保持するために、ボディと左肩の計2箇所にサブアームを有する。
胸部に折りたたまれたサブアーム「チェストビルダー」と、左肩部のクレーンアーム「ショルダージブ」を装備。ギーツの時は右肩がブーストフォームと同形状の「パワーディストリビューター」を備えており、ドライバーのエネルギーを各所にアクティブに配分することで効率よく作業を行うことができる。
頭部の拡張に関しては、「クリムゾンアイ」による誤差抑制機能と危険時のアラート警告機能、「パワードビルダーヘッドガード」による衝撃耐性と工程管理能力が新たに加わる。
そして、これらの機能・装備により成される最大の特徴が建造能力。
自分で戦うフィールドを操作しながらギカントウエポンによる攻撃で敵を制圧するという少々特殊なファイトスタイルを用いる。
その分この自在に戦場をコントロールできる能力や様々なギカントバックルを適宜使い分けねばならない複雑さも併せ持つため、変身者の技量に左右されるフォームと言える。
また、やはり使用する武器が重量級のものばかりのため小回りの利くタイプの敵とは相性が悪く仮面ライダーグレア2戦ではヒュプノレイとの連携攻撃に苦しめられた。
シーカー
身長 | 209.1cm |
---|---|
体重 | 140.5kg |
パンチ力 | 11.2t |
キック力 | 23.18t |
ジャンプ力 | 9.12m(ひと跳び) |
走力 | 4.7秒(100m) |
先述のギーツと比べ、赤ちゃん悪魔を取り込んだ影響で身体スペックはコマンドフォームに匹敵する程向上。
パワードビルダーの能力を使い続けると、柱や床を構築して無限に戦場を拡張することが出来る。
そしてデザイアロワイヤルの最終目標である、破滅の門の建造に必要な力でもある。
『MOVIEバトルロワイヤル』ではこれらの能力を巧みに使いこなしギーツ、リバイ、バイスの3ライダーを苦しめた。
ただしこの時のシーカーはギフの遺伝子を受け継いだ赤ちゃん悪魔を取り込んだ状態であり、一輝からは「(悪魔の力で)ドーピングしただけ」と指摘されているため、シーカー時の性能は本来のパワードビルダーフォームから逸脱したパワーアップ状態だったと考えられる。
素のビルダーフォームのスペックで破滅の門を開いたり劇中のように塔を建設するレベルまで力を発揮出来るのかは不明。
使用アイテム
レイズバックル
建設重機のような黄色いバックルで、「パワードビルダーリアクター」の縁取りは黄色く、履帯跡のような模様が描かれている。
3種のギガントバックルを収納した黄色の小型バックルで、ギガントバックル専用のレイズバックルホルダーでもある。おもちゃウェブや取扱説明書では、「ギガントホルダー」と呼ばれている。
ギガントコンテナバックルに装備された超小型レイズバックル。真紅のギガントソードバックル、紺碧のギガントハンマーバックル、白銀のギガントブラスターバックルの3つが該当する。
19話から使用されるレイズバックル。形状は通常の小型バックルに準拠しているが、大型バックルで召喚される拡張武装を単独で召喚する力を持つ。現状本編に登場しているのはマグナムシューター40Xレイズバックルのみ。
武装(ギガントウェポン)
- ギガントソード
『GIGANT SWORD』
ギガントソードバックルを用いて召喚する、ビルディング工具鋼製の真紅の大剣。近~中距離を素早い斬撃で攻撃可能。ギガントソードを始めとしたギガントウエポン群があまりのビッグサイズのため、ギガントオールマイティやブーストタイム発動による強化時には肩のサブアームで武器を支える。
また、あらゆる物質を建材に変える能力を持つ。
- ギガントハンマー
『GIGANT HAMMER』
ギガントハンマーバックルを用いて召喚する、紺碧の巨大ハンマー。ギガトンハンマーではない。アームドハンマーとは比較にならない大きさで、命中さえすればジャマトライダーですら吹き飛ばす程のパワーを持つ。 さらに、スラスターが搭載されており、打撃力の増強が可能。
また、地面に打ちつける事で壁や柱を生成可能。
- ギガントブラスター
『GIGANT BLASTER』
ギガントブラスターバックルを用いて召喚する、白銀の大型ブラスター。狙撃もできる精度と、エネルギーチャージによる凄まじい破壊力を秘めている。ただし、ギガントウエポンの中でも一番のビッグサイズなので見た目通り取り回しは悪い。
また、モデリングマテリアルを出力すればセメントの様な液体を出せ、塗り固めて部屋の構築なども可能。作中では壁を建築してから敵の攻撃を防ぎつつカウンターで相手を撃つという芸当もあった。他にも鉄骨を生成して足場を作ることも可能。
- ギガントシューター
『GIGANT SHOOTER』
マグナムシューター40Xレイズバックルを用いて、マグナムシューター40Xを召喚し、敵を縦横無尽に撃ち抜く。19話にて初使用。
必殺技
ギーツ版
- ギガントストライク
『GIGANT STRIKE』
装填したレイズバックル1つを展開して放つ通常必殺技。第28話でギーツがギガントソードで発動。赤い斬撃を放った。
シーカー版
- ギガントストライク
『GIGANT STRIKE』
装填したレイズバックル1つを展開して放つ通常必殺技。
- ギガントビクトリー
『GIGANT VICTORY』
ハイブリッド時に放つ必殺技。
- ギガントフィニッシャー
『GIGANT FINISHER』
オールマイティ時に放つ超必殺技。
ギガントブラスターに鉄材と紫の禍々しいエネルギーを込めてビームを放ち、追撃にギガントソードの斬撃やギガントハンマーの光弾を放つ。
デザイアドライバーを操作して発動する必殺技で唯一、~ストライクや、~ビクトリーがつかない必殺技である。
デュアルオン
パワードビルダーブーストフォーム
『SET CREATION』
『DEPLOYED POWERED SYSTEM』
『GIGANT BLASTER』
『READY FIGHT』
ギーツ
「へぇ……こいつは意外なバックルだな……!」
身長 | 205.2cm |
---|---|
体重 | 135.1kg |
パンチ力 | 5.9t |
キック力 | 58.5t |
ジャンプ力 | 78.0m(ひと跳び) |
走力 | 2.7秒(100m) |
ブーストレイズバックルと併用した形態。17話に登場。
容姿は、パワードビルダーフォームとブーストフォームを融合させた姿。
下半身にブーストフォームが実装されたことでパンチ力以外の性能が大幅に向上している。
ブーストレイズバックルが他のバックルと比べて高性能な事もあり、キック力は通常のパワードビルダーフォームから5倍近くにまでアップ。機動力の低下と言う欠点も解消されている。
またブーストタイム発動時には、ブースト側が解放した莫大なエネルギーによって各アーム及び武器を巨大化させる。
必殺技
- ギガントストライク
『BOOST TIME』
『GIGANT STRIKE』
ギガントバックルを内蔵したパワードビルダーバックルのレバーを閉じた後ブーストレイズバックルのハンドルを続けて2回捻ることによりブーストタイムに移行、パワードビルダーバックルを開いて発動。
バックルの使用上、デュアルオンしても『STRIKE』となる。
第17話ではギガントソードで発動、ブーストタイムの能力で巨大化したギガントソードを両肩から炎を纏ったサブアームで持ち一刀両断する。
立体化
装動
『装動 仮面ライダーギーツ ID 5 Feat. 装動 仮面ライダーリバイス』にてシーカー(パワードビルダーフォーム)とパワードビルダーブーストフォームが登場。
シーカー版とギーツ版の背面アーマーの造形は異なっており、前者はコンテナ用のジョイント、後者にはマフラー用のジョイントが存在しており、前者の顎パーツは流用元を同じくするギャーゴのマスクにフィットしやすい。
どのライダーとの互換性を重視するかで選択すると良い。
それ以外の仕様の違いとしてはシーカーはギガントコンテナに対応した下半身、ギーツ版にはギガントソードとブーストフォームの下半身が手に入る。
『装動 仮面ライダーギーツID6』のオプションセットAにはギガントブラスター、ギガントハンマー、そしてアームを伸ばした背面アーマーと肩アーマーが収録。これらのパーツはシーカー版とギーツ版両方に対応しており、ギガントハンマーのピン部分をアームに握らせれば、本体の腕パーツに別の武器を握らせるといった遊びも可能。
また、こちらにはギガントバックルとギガントコンテナバックルを取り外したデザイアドライバー(パワードビルダーレイズバックル装填済み)と腰用のギガントコンテナバックルも付属、より高い原作再現を可能とした。
リボルブチェンジフィギュア
商品説明によると、パワードビルダーフォームも通常通りリボルブオン可能。シーカー版の場合は、通常の小型バックルのアームド装備における『ニーシェル』『アンダープレート』にあたるパーツや、3つのコンテナパーツがギガントコンテナバックルの拡張装備と思われ、リボルブオンして上半身になった場合は他のアームド装備と同じように右肩に『ショルダーシェル』右胸に『オーバープレート』相当のアーマーが装着される。
この場合青のコンテナは引き続きオーバープレート部分に装着されるようだが、赤と黒のコンテナは脚部(パワードビルダー部分)ではなく引き続き背中に装着されるというパーソナルアクセサリーと似た特徴が見られる。
余談
- 玩具パッケージ等でブーストレイズバックルを使用しているにもかかわらずパワードビルダーフォームと表記されており表記揺れが発生していた。18話の予告でパワードビルダーバックル単独で変身するギーツが確認できるため表記ミスであると思われる。バンダイと東映で認識の相違があった可能性もある。
- ギーツとシーカーの違いはギガントコンテナの有無(とパワードビルダーの下記の変身仕様)で各部形状が変化するものと思われる。ギーツがコンテナバックルを変身に使用しない理由として、メタ的にはギーツとシーカーの差別化と思われるが、少なくとも変身音に関しては前述のように先にギガントバックルをセットさえしていればコンテナバックルの有無に関係なく変化する。
- なお、ギガントバックルを外した状態でベルトにセットしたときにそのままギガントバックルをセットしても待機音はギーツ版に変わらず、ギガントバックルありのシーカー版の音声が流せる。ギガントバックルをつけた状態でベルトにセットしてからギガントバックルを外した場合も同様で、ギガントバックルなしのギーツ版変身音が鳴らせる。
- 尤も、前者はシーカー版の変身音のち、すぐにギガントウエポン召喚音が流れるだけであり、後者は逆にギガントウエポン名のアナウンスが消えるだけなので大きな変化はない。
- 上半身で使用した場合複眼カラーはクリムゾン(濃い紅色。 深紅色)に変化する筈なのだが、劇中スーツはともかく玩具においてはどう贔屓目に見ても紅色には見えないカラーなっている(装動、RCFシリーズ共に赤よりもオレンジや黄色に近い色が当てられている)。
- このフォームの専用武器は、いずれも過去の東映特撮作品に登場した武器を改造したものとなっている。
- ギガントソード:『烈車戦隊トッキュウジャー』のロボ、トッキュウオーのフミキリケン(造形的におそらくアクション用)
- ギガントハンマー:『海賊戦隊ゴーカイジャー』の敵幹部、ダイランドーのジャイアントハンマー
- ギガントブラスター:『仮面ライダーカブト』の戦闘員、ゼクトルーパーのマシンガンブレード+『騎士竜戦隊リュウソウジャー』のロボ、キシリュウオーコスモラプターのクラヤミガン
関連タグ
フォートナイト:恐らく建築能力の元ネタ。『仮面ライダーギーツ』自体の元ネタたるバトルロワイヤルゲームの一種としても挙げられている。
Minecraft:こちらも超有名な建築ゲーム。