ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要

2023年8月24日(木)12:00から実装されている、ゲーム版『ウマ娘プリティーダービー』の育成シナリオ。正式名称は「Reach for the stars プロジェクトL'Arc」。同年2月24日に実装された「グランドマスターズ -継ぐ者達へ-」に続く、6つ目のシナリオとなる。

基本的な流れは「クライマックス」の様に、シナリオ上で定められた共通目標の達成を目指して進行するものとなっている。

共通目標の内容は後述で説明する。

キービジュアルには4人の学園生徒ウマ娘と、二人の新たなウマ娘の姿、そして秋川やよいと新キャラクターである「佐岳メイ」が描かれており、それに加えキービジュアルには映ってないものの、「マンハッタンカフェ」、「サトノダイヤモンド」の二人と後日追加された「オルフェーヴル」がシナリオリンクキャラクターとしてメインシナリオに登場する。

これらのシナリオリンク対象のウマ娘は史実において「凱旋門賞の出走経験がある」という共通点がある。

本シナリオ実装と同時にレース内における「スタミナ」に関する3つの新しい仕組みが実装された。

  • スタミナ勝負

ウマ娘の「スタミナ」が1200を超えた場合、ラストスパートの時に速度が上昇するようになる。

  • 位置取り確保

先頭のウマ娘が遠い場合や近くに他のウマ娘が走っている場合に、持久力を使い速度が上昇するようになる。

  • リード確保

自分より後ろを走る作戦のウマ娘に対して、リードを取るために持久力を使い速度が上昇するようになる。

これにより、距離関係なくスタミナの重要度が増した。

シナリオ詳細

シナリオリンクキャラクター

ゴールドシップ

エルコンドルパサー

マンハッタンカフェ

ナカヤマフェスタ

サトノダイヤモンド

シリウスシンボリ

タップダンスシチー(後日追加)

オルフェーヴル(後日追加)

ブラストワンピース(後日追加)

佐岳メイ(新登場・サポートカード)

ライバルキャラクター

ヴェニュスパーク(新登場)

リガントーナ(新登場)

モンジュー

育成目標

シナリオ固有目標

特別な編成ルール

無し

基礎能力上限アップの比較(1200基準)

シナリオ名スピードスタミナパワー根性賢さ
URAファイナルズ+200+200+200+200+200
アオハル杯+100+100+100+100+600
クライマックス0+70000+300
グランドライブ+400+100+100+300+100
グランドマスターズ+300+200+300+100+100
プロジェクトL'Arc+400+400+300+300+100

従来は合計+1000であったが、本シナリオでは合計+1500となっている。

実装までの流れ

  • 2023年7月30日

生放送「ぱかライブTV Vol.31」にて、新育成シナリオのタイトルとキービジュアルが発表...されるかと思ったがなんと新シナリオに関する情報は一切なかった。

  • 同年8月22日

生放送「ぱかライブTV Vol.32」にて、アニメ3期の情報や新ウマ娘の情報、次回チャンピオンズミーティングリーグオブヒーローズ、2.5周年のキャンペーンや様々なアップデートなどの中に新シナリオに関する情報が登場した。リリース開始が同年同月の24日12:00であることが発表。同日に公式Youtubeチャンネル「ぱかチューブっ!」にてゲームシステム解説動画も公開された。

  • 同年同月24日

予告通り12:00にリリース開始。また、同日にナリタトップロードの育成実装及び、エルコンドルパサー佐岳メイのSSRサポートカードが実装された。

ただし、前回の祖にして導く者遅らせ実装からユーザーの中ではさらに強いサポカが来るのではないかと疑心暗鬼になっている者もいる模様。

ストーリー

──凱旋門賞...それは"世界一"に相応しいウマ娘だけが挑戦できる、世界最高峰の舞台。

日本がずっと追い続けている、世界の頂。

これは、ウマ娘と共に、『凱旋門賞』優勝に挑む物語。

ゲームシステム

SSマッチ/SSSマッチ

今シナリオ固有のシステムの一つ。

SSマッチを発動させることで能力の大幅アップやスキルヒントを獲得できるというもの。

やり方は三つ。

  1. 編成サポカなどとトレーニングしてスターゲージを上げる。
  2. スターゲージがMaxにしたウマ娘がSSマッチに移動。
  3. SSマッチを任意のタイミングで選択して発動。

またスターゲージの横についている表示ごとにSSマッチ後の効果は変わるらしく、全部で7種類あることが現在確認されている。

また、SSSマッチはスターゲージMaxが5人の時確率で発生すると思われる。

SSマッチの発動数が多いと、後述の海外適性のアンロックを行えるので、海外レースを勝ち抜く場合は必ずSSマッチは発動しておきたいところ。

サポーターポイント

SSマッチ/SSSマッチを発動させたり、レースに勝利することで獲得できる。これが一定数無いと、目標未達成で育成失敗になる場合がある。

また、20%達成ごとにステータスなどの上昇がある。

海外適性

海外レースで勝利するために必要な適性。

特に「海外洋芝適性Lv2」と「ロンシャン適性Lv2」を取らないとロンシャンレース場で行われるレースの中距離適性と芝適性が元のパラメータに関わらずGになってしまう。この状態で海外レースに出走するのは無謀にもほどがある。逆に、これらの適性は育成ウマ娘の元の芝適性、中距離適性がAでなくてもシナリオ中だけ適性が上がる仕組みとなっている(PVでは本来芝・中距離共に適性Gのハルウララが一例として映っていた)。そのため、本来の適性に関わらずどのウマ娘でも因子を用意せずともシナリオを攻略することが可能になっている(中距離や芝の適性のないウマ娘のトロフィー集めにも有効)。

他の課題はステータス低下が主になっている他、一部海外適性を除きLv3はトレーニングの効果が上がる恩恵も付いている。

海外遠征

7月前半~10月前半までが海外遠征の期間である。なお、9月前半と10月前半には海外レースがあるため実質トレーニングできるのは7月前半~8月後半と9月後半の5ターンのみである。

従来のシナリオで言う夏合宿に値するものだが、ここではSSマッチ/SSSマッチが発動できない。

代わりに、ステータスや適性Ptを稼ぐチャンスであり、この期間中に最低でも課題克服をしたい。可能であればクラシック級のうちに海外遠征と精神力のLv3(これらは帰国後も有効)も取っていきたい。また、ストーリーイベントに対応する一部のウマ娘には追加のランダムイベントが発生する場合がある。

代表交流戦

それぞれジュニア級12月後半終了時クラシック級6月後半終了時シニア級3月後半終了時シニア級6月後半終了時に開催される

海外レースを模したレースで、海外適性が重要になる。

また、2回目以降は固有スキルLvを上げる条件にもなっている。

日本ダービー/宝塚記念

育成目標内にある国内レース。

なお、日本ダービーに出走するにはファン数6000人以上が必要となる。ファンボーナスを活用しSSマッチ/SSSマッチや代表交流戦で結果を残していけば他のレースに出走せずとも満たしうる水準ではあるが、間に合わない場合は何らかのレースに出走しファン数を稼ぐ必要がある。

ニエル賞・フォワ賞

それぞれクラシック級、シニア級の凱旋門賞の前哨戦で9月前半に開催される。

ここでも海外適性が重要になる。

海外レースは一律してロンシャンレース場の芝2,400mコースという条件となっている。

凱旋門賞

クラシック級、シニア級の10月前半に開催される。

海外適性が重要なのは言わずもがなだが、クラシック級だけジンクスが克服できずに強制的に全ステータスが-250される。しかし、ここで勝利した場合シニア級凱旋門賞であることが起こる。

なお、シニア級の凱旋門賞の勝敗を問わず、シニア級10月前半を以てして本シナリオの育成完了となる。

従来シナリオとの相違点(メリット・デメリット含む)

  • 基本のステータスの伸びは小さめ

追加シナリオの恒例だが、SSマッチ/SSSマッチや海外遠征などでステータスが十分なまでに稼げるため大きな問題ではない。

  • 各ウマ娘固有の育成目標が無い/一部育成ウマ娘イベントの削除

前述したとおり、今シナリオはメイクラ同様固有の育成目標が無い。また、全てのウマ娘で目標・ローテーションがほぼ共通である(後述の大逃げ取得のためにクラシック級ジャパンカップの追加出走が必要になるくらい)。

さらに、シナリオリンクがなく大量のランダムイベントで沢山のウマ娘達の姿が見られたメイクラとは違い、シナリオリンク以外のウマ娘を担当した場合、ほぼ喋らないのでメイクラ以上に存在感が無い。

上記に伴って福引もなければ温泉旅行もないのでイベント開放を目的としているのなら他シナリオでのプレイをお勧めする。

ただしメイクラと違って本シナリオ独自の条件(クラシック級ジャパンカップとシニア級宝塚記念を勝利)で大逃げが取得可能となっている。

  • 難易度が高め

前シナリオのグラマスよりもレース難易度が高く設定されている。

具体的に言えば、対人用の本格育成で能力が上振れても全勝には運が絡むレベル。

特に、クラシック級の凱旋門賞は前述のデバフの影響もありかなり厳しい難易度で、全勝無敗を目指すなら因子・サポートカード・スキル全てにおいてしっかりと取り組む必要がある。

  • やる気が上がりづらい

グラマスは赤の叡智でやる気を一気に絶好調に上げる事が出来たが、今シナリオではそれが無いためやる気を上げる条件がSSマッチかお出かけかサポカイベントのみとなっている。

  • 他シナリオに比べターン数が少ない

URA系、メイクラはジュニア級4月前半~シニア級12月後半+3ターン、グラマスはジュニア級4月前半~シニア級12月後半+5ターン(固定レースのターンは除く)なのに比べ、ラークはジュニア級4月前半~シニア級10月前半までとURA系に比べ8ターンも少ない。

そのため、ランダムイベントやサポカイベントの発生枠が少ないデメリットがある。

しかし、その分仕上げるに出走する必要のあるレース数は少ないため、時間効率の良いシナリオと評価されてる。

なおその性質上、因子周回と金策には不向き。

  • 一部の固有二つ名が獲得不可・進化スキルの獲得条件変更

育成が10月前半で終了することや7月前半〜10月前半まで(ニエル賞やフォワ賞、凱旋門賞は除く)レースに参加できない影響で、一部の固有二つ名が獲得不可能になってしまっている、スキル進化に関しては今シナリオ用の条件が追加される救済処置がなされている。

例を挙げるなら、

獲得不可能な固有二つ名のウマ娘は、

・クラシック級5月後半に開催されるオークス(同時開催される日本ダービーが目標で固定になる為)

・クラシック級7月前半に開催されるジャパンダートダービー(海外遠征で固定される為)

・シニア級6月後半に開催される帝王賞(同時開催される宝塚記念が目標で固定になる為)

・シニア級7月前半以降に開催される国内レース全般(ここから育成完了まで海外遠征で固定される為)

等、特定のレースの出走や勝利数が条件になっている場合。

スキル進化の難易度が高いウマ娘は、オグリキャップ(笠松の食いしん坊)など他多数。ただし、前述のように今シナリオ用の追加条件がありそちらを満たせば比較的容易にスキル進化できるようになっている。

  • シナリオ因子が異なる

今シナリオのシナリオ因子「L'Arcシナリオ」では、スタミナとパワーが上昇する。

加えて海外適性の名前が付いた因子も獲得することも可能であり、その効果は以下の通りである。

因子名効果
海外洋芝適性パワー上昇
ロンシャン適性sp獲得
生活リズム根性上昇
栄養管理スタミナ上昇
フランス語力賢さ上昇
海外遠征スピード上昇
強心臓スタミナ・根性上昇
精神力パワー・賢さ上昇
L'Arcの希望スピード上昇・「コーナー巧者〇」のヒントを入手
凱旋門賞連覇の夢sp獲得・「下り坂巧者」のヒントを入手
  • 出走レースが限られておりGⅠレースのピース集めや限定ミッションの攻略、優勝レイ、シューズ集めには完全に不向き

今回のシナリオの場合日本で出られるレースも限られる。

G1レースで出走不可なレース

レース名開催時期(共通の場合は省略)原因
オークスクラシック級5月後半同タイミングで日本ダービーが目標に入っているため
帝王賞シニア級6月後半同タイミングで宝塚記念が目標に入っているため
ジャパンダートダービー7月前半海外遠征で出走不可
スプリンターズステークス9月後半海外遠征で出走不可
マイルチャンピオンシップ南部杯10月前半海外遠征で出走不可
その他、天皇賞(秋)、JBCシリーズ、エリザベス女王杯、マイルチャンピオンシップ、ジャパンカップ、チャンピオンズカップ、東京大賞典、有馬記念はクラシック級のみ出走可能

以上のとおり、出走できるレースに結構制限がかかっている。レースは芝中距離以外は任意出走になる。(デビューは除く)また、このシナリオのレースで基本的に入手できるものは、中距離シューズや日本ダービー優勝レイ、宝塚記念優勝レイやマニーなので優勝レイ集め、G1レースのピース集め(上述のスプリンターズSと南部杯は救済措置として、レース名不問でGⅠレース複数回勝利がミッションに追加されている)、G1限定ミッション、シューズ集めは基本的に他のシナリオでやるのを強く勧める。

  • 距離スキルの偏り

このシナリオはデビュー以外は全て中距離に統一されている為、攻略目的でスキルを選んでしまうと、中距離以外では負けやすくなってしまう。

また、中距離以外の対人戦用のキャラクターを育成する上では、かなり不向きなシステムになっていて

「短距離用ののウマ娘を育成しようとしたら、スタミナ不足に陥った」

「必要なスキルが中距離で発動しなものばかりなので、凱旋門賞では役に立たない」

ということも少なからず起きるため、中距離以外の目的で上振れを狙うのは至難の業であった。

余談

評価

難易度が高かったグランドマスターズだったが本シナリオはメイクラと近い仕様となり、テンポ面が改善された。…が更なる上振れを狙う場合は全レースで一着を取る必要があるので育成の難易度はさらに上がった。とはいえ、最終目標はよほどの運が無い限り一着以外でも目標は達成可能なため、余地の選択は出来る。

なによりダート勢のウマ娘には良い方向に働く。理由としては仕様上確定で「芝適性、中距離適性A」になるため、不適性のウマ娘にも本シナリオ外で勝てなかったレースにも挑めるようになるのでどのウマ娘でも凱旋門賞に挑める(ただし出られるレースは限られる)。

これももはや恒例になりつつあるが、グランドマスターズは手慣れている人の中ではUG,UF量産シナリオだったが、今シナリオでは初日でUDを取った者もおり、UEの取得も手慣れた人の中では比較的容易だと思われる。

それが関係しているのかシナリオレコード報酬もUEを達成しないと全部取得できないレベルになっているが相対して豪華になったともいえるだろう。

現在は『U.A.F』『大豊食祭』『メカウマ娘』でそれ以上の上振れが可能となったため、実用性はほぼ無くなり、現在は凱旋門賞に挑みたい向けのシナリオと化している。

またしても

日本の芝とかなりの違いがあるため、速く走りにくいと言われる洋芝克服のために、VRウマレーターが続投された。サトノ家恐ろしい...。ただ三女神は(サポートに入れない限りは)登場しない模様。

なお、ダイヤの別衣装の固有イベント内で、「VRウマレーターで海外レース場をシミュレートできるようにする」という話があり、サイゲ内ではかなり早い段階で構想はあった模様。

略称等

プロジェクトL'Arc...公式の略称

ラーク...トレーナー達の間での俗称

ちなみに、「Reach for the stars」とは「星に手を伸ばそう」という意味だが、シナリオをクリアするとそのタイトルの真の意味が明かされる。

シンボリ家とメジロ家

凱旋門賞遠征にあたり、以前に凱旋門賞に挑んだとされるウマ娘として、スピードシンボリの名前が上げられている。

また、今まで謎だったトレセン学園とシンボリ家メジロ家の関係性もシナリオで語られてる。

小ネタ

  1. ライバルにゴールドシップあるいはサトノダイヤモンドを選ぶと、それぞれの凱旋門賞出走用の新勝負服を見ることができる。後に凱旋門賞仕様のゴルシ実装が決まり、その後凱旋門賞仕様のサトノダイヤモンドも実装。
  2. 賢さトレーニングLv5の内容は「フランス語勉強」。育成ウマ娘をスペシャルウィーク、パートナーをエルコンドルパサーにすると……?

コメント

コメントが未記入です

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

プロジェクトL'arc
7
編集履歴
プロジェクトL'arc
7
編集履歴