キャラクター概要・設定
年齢 | 55歳(34歳の時に映司を出産) |
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身長 | 164cm |
体重 | 不明 |
スリーサイズ | 不明(モデル体型) |
職業 | 経営コンサルタント |
特技 | 合気道(5段)、日本舞踊、生け花、5か国語を話す事、レジの早打ち(学生時代のアルバイトの経験)、人一倍味覚が鋭い、六法全書を熟知している |
趣味 | 料理(一番の得意料理は肉じゃが)、旅行、美味しい物を食べる事、美味しい酒(特にワイン)を飲む事、相撲観戦(幼い頃に母親と相撲観戦していた事があり、結婚していたからは機会がなかったが、離婚後に再び始めた)、カメラ(離婚後に始めた趣味) |
苦手な物 | 虫(ただしカブトムシ・クワガタムシ・蝶などは大丈夫だが、ハチ・ムカデ・クモは苦手) |
その他 | バツイチ、男運が非常に悪い |
Syogo氏著作の二次創作作品『オーズ×プリキュアシリーズ』に登場するオリジナルキャラクターで、主人公仮面ライダーオーズこと火野映司の母親。映司が劇中で語っていた「明日のパンツと僅かな小銭の大切さ」を教えてくれた祖父の娘である。
元を辿れば、ドットコム氏作のオーズ×プリキュアシリーズのスピンオフシリーズ、『カナタinライダーワールドに出て来た』オリジナルキャラクターである(ドットコム氏曰く、映司の心を少しでも救うために考案)。
性格及び人物及びスペック
性格はマジメかつ、映司と同じ人当たりの良い人だが、倫理に反している事を何よりも嫌う性格である。
悪い事をしている人には、毅然とした態度で叱りつける。
また、メガネを掛けると性格が豹変(言うなれば、気合いが入る)し、この状態で怒りを爆発させると映司より数千倍怖い性格になる。
しかし、根は映司以上の優しさを持つ女性で、人徳主義者である為、彼女を尊敬、あるいは好きな人はかなり多い。
また、資産家のお嬢様出身だが、お嬢様だからと言って鼻にかける事はなく、どんな人間でも分け隔てなく接する。
また、学生時代はあらゆるスポーツや学問にも精通する優等生で、アルバイトをやっていた経験があり、要領よく仕事が出来る(ここのところは映司にそっくりである)。
見た目とは裏腹に、運動神経が良い。腕っぷしも強く、合気道5段の持ち主である為、本人曰く「里中さんや後藤さんと伊達さん、アンク(人間態)を倒せる自信は十分ある」との事。
またその反面、生け花や日本舞踊などが上手く、女性的な一面も持つ。
また、美味しいものを食べるのが好きだったり、料理が上手いため、味覚に関しては人一倍鋭い(映司曰く「神の舌」とのこと)。
酒好きである為、特にワインが好きで、酒も結構強い方である。
某有名大学の経済学部を首席で卒業するほど優秀で、のちにその学部には鴻上会長が入学する為、鴻上にとっては先輩であり、尊敬する人物でもある。
また、その好で鴻上ファウンデーションの経営コンサルタントを頼まれるほどであり、他にも有名企業のコンサルタントを頼まれる程、企業間ではかなり信頼されている。
鴻上にとっては頭が上がらない人物である為、止める事が出来る数少ない人物でもある。
また、映司が仮面ライダーである事を知っており(後輩であり、ビジネスパートナーである鴻上からの情報で、オーズの正体を知った。)、自称仮面ライダーオーズこと火野映司のファンクラブ第0号である(1号は泉比奈と映司loversに任せてある)。
一見すると、苦手な物がなさそうに見えるが、実は虫が苦手である。(まだ本編では明かされていないが)
カブトムシやクワガタ、蝶などの一般的な虫は大丈夫だが、ハチ、クモ、ムカデが苦手で、目の前に現れると、無口かつ無表情になって、硬直する。(ここのところは、息子映司のヘビ嫌いと共通する。)
特にハチに関しては、子供の頃にスズメバチに刺された経験があり、一番苦手。ただし、デフォルメ化されたハチのキャラクターなら平気。
映司との間に何があったのか?
良い人物であり良き母親であると思われがちだが、実は映司を絶望に追い込んだのは、自分だという事を自覚し、今でも映司に対する罪悪感を持っている。
過去に何があったのかというと、映司がアフリカでの事件で、映司が解放され帰宅した時に、父親の健次郎に対して「どうせあんたは俺を利用して、人気取りに利用したんだろ?」と抗議し、明美は映司の顔を叩き、「あなたの事を心配したのに、なんて事を言うの?お父さんに謝りなさい!」と映司を叱ってしまう(この時明美は、誰よりも映司の事を心配していたので悪気はなかったが、反動で映司を責めてしまう。)。
これがきっかけで映司は本当に絶望し、家を出て行く。
後に映司のアフリカでの滞在の事を改めて知り、自分が追い込んでしまったと深い後悔を残してしまう。
映司の話では、昔から健次郎から兄の晋一と比べられ、出来損ないのレッテルを貼られ、明美は中々映司の味方になってくれなかったとの事。
何故映司の味方になれなかったのか?
映司の味方になれなかったのは意外な事からで、彼女はハイスペックな所がある反面、男運が非常に悪かった。
10代の頃から、恋愛で苦い思い出ばかりを持ち、母(映司から見たら祖母)からの紹介で健次郎とお見合いし、結婚した。
母からの紹介を無駄にしない事と一生健次郎に尽くす為に、中々映司の味方になれなかった。(ただしその反面、映司の事を誰よりも、熟知しており、比奈とアンク、共に戦ったプリキュア達でさえも知らない映司を知っている。)
何故離婚したのか?
ディスダークとの戦いが終わった後に、映司の過去が気になったカナタはアロマと共に、ライダーワールドに訪問し、明美とコンタクトを取る。
カナタとの出会いで目覚めた明美は健次郎と離婚し、映司を火野の人間にさせた。その際健次郎は悪態をつきながら、離婚を受け入れた為、険悪な感じで別れた。
その後、明美は執事の神取が偶然健次郎と晋一の不正の証拠を入手し、明美は映司への罪の償いなどを兼ねて、不正を公表した。
その結果、健次郎と晋一は失脚した。
映司と再会そして和解
映司の口からだが、映司がライダーワールドに一時的に帰還し、明美の実家の火野家へ訪問して明美と再会し、和解した。
明美の話だと、晋一は暴力団に雇われた殺し屋に銃撃され、死ぬ間際に明美に「映司に今まで酷い事してすまなかったと伝えてくれ」と言って絶命した。
また、健次郎も精神的に追い込まれ、急性くも膜下出血で倒れて半身不随になった。後に映司と再会し、これまでの事を謝罪した。
これにより、映司は正式に火野の人間となり、明美とも改めて親子となった。
離婚後
クスクシエの訪問と比奈達との出会い。
離婚後はクスクシエに訪問し、知世子と比奈と顔合わせをして、映司が世話になった事で挨拶しに行った。
知世子とはすぐに打ち解けたが、比奈は映司を絶望に追い込んだ元凶として、当初は煙たがっていた。
しかし、お互いの本音を語り合った結果打ち解け、現在は知世子と海外旅行に行ったり、比奈と食事するほどの仲になった。
それ以外にも、伊達と後藤や、信吾とも出会って、映司がお世話になった事で挨拶をした。
プリキュアワールドの訪問(時系列的にはオーズ×まほプリの秋の終わり頃)
映司が仮面ライダーである事を知っており(兄の純一も鴻上とビジネスパートナーであり、その縁で知った。)、鴻上からの情報で、映司がプリキュアワールドにいる事や、プリキュアの存在もバダンの戦いを通じて知っている。
そのお陰でプリキュアの意思とコンタクトが取れるようになり、映司が今までプリキュアワールドでの活躍を見たり、その日常も見れるようになった。(これを見て自分は映司の笑顔を曇らせていたと思うようになる。)
後に映司に会いに行くだけで無く、映司と共に戦ったプリキュア達に挨拶をする為に、問題のあるプリキュアを指摘する為にプリキュアワールドに訪問する。
オーズ×魔法つかいプリキュア!第二十七話ではリコの誕生日パーティーに参加して、みらい達と対面して、映司と再会する。戦闘の際、孝宏から映司の味方になれなかった事を責められ、害悪と罵倒される。戦闘後、ミラクル達に映司の過去を明かす。明かす際、フェリーチェに責められる。「息子を守って下さい。」と土下座し、懇願する。映司と二人きりで会話する際、これまで味方になれなかった事と笑顔を奪ってしまった事を謝罪して、もう一度映司の母親になって良いか尋ねたら、映司が許して、映司の胸元で泣きじゃくる。これにより、映司と明美は改めて本当の親子となる。そして、映司に元夫である健次郎が帰らぬ人となった事を告げ、これからは映司の力になれる様、息子の意思を尊重して、ちゃんと向き合う事を誓うのである。
オーズ×魔法つかいプリキュア!最終話ではプリキュアの意思から映司の死を聞いて映司を呼び出す。(映司の死を聞いた際、「映司を自己犠牲に走らせるように育てたのは自分のせい」と心の中で責め続けてた。)
「これからは戦わないで自分の幸せの為に生きて欲しい」と本当の想いを言うが、映司は「これからも戦いを続ける」「自分の幸せの為にみんなを見捨てる位なら戦う」「多くの人を救って守り、自分を支えてくれる人達の為に戦いたい」と言う意思を聞き、これを聞き入れて「もう二度と死なないで」と釘を刺した。
オーズ×キラプリでは
経営コンサルタントの仕事をしているため、映司がキラキラパティスリーの店長になった為、映司は経営の事を知るために、明美と連絡して、アドバイスを貰っている。
そのため、親子の絆は取り戻したとうかがえる。
それ以降のシリーズに登場していない。
余談
明美を誕生させたドットコム曰く「映司が今までプリキュアの世界を救ったから、映司に対するご褒美をあげても良いんじゃないか」と思い、映司との和解を思い付いた。
また、このように明美が人物像をイメージしたのは、「映司の尊敬する、明日のパンツと僅かな小銭の大切さのお祖父ちゃんの娘だから、人間的にちゃんとしている」とイメージして描いたという。
他にも、運動神経が鋭く、腕っぷしが強いという点はオーズのメインライターである小林靖子が良く描く強い女性と、比奈と知世子を中年女性にさせたイメージで描いたという。
関連人物
『仮面ライダーOOO』とオーズ×プリキュアシリーズの主人公で、実の息子。
映司の味方になれなかった事に今でも後ろめたさを感じている。その為、映司の力になれるように、プリキュアワールドに訪問したり、キラパティの雇われ店長になった映司にアドバイスをしたりしている。
ホープキングダムの王子で、仮面ライダーエルピスの変身者。明美にとって初めて出会ったプリキュアワールドの住人。
彼との出会いによって、勇気を貰っただけでなく、目覚める事が出来て、映司を想った行動を取るようになり、映司と和解を果たした。
- 映司の祖父
映司に明日のパンツと僅かな小銭の大切さを教えて祖父で、明美の父である。代々続く資産家の当主だが、世界を旅して、いろんな人と友達になった人物でもある。父の事を、一人の人間として尊敬していて、明美曰く「映司はだんだん父さんに似て来た」という。
- 火野純一
明美同様のオリジナルキャラクター。
明美の兄で、映司の伯父であり、明日のパンツと僅かな小銭の大切さを教えてくれた映司の祖父の息子である。企業グループ『火野グループ』の経営者である。凄腕の会社経営者で、鴻上とはビジネスパートナーで、その好で映司が仮面ライダーである事を知る。
そのため、アフリカの事件で映司の力になれなかった事を今でも後悔している。その罪の償いで、アフリカの内戦後に真っ先に、映司が滞在した村の復興を行ったり、グリードの事件では、一般人の被害を軽減する処置を積極的に行った。
明美にとっては父と同じぐらい尊敬する存在であるが、実はブラコンである。
『仮面ライダーOOO』のヒロイン。映司の事を支えてくれた存在である為、凄く感謝している。
初めは明美の事を煙たがっていたが、お互いの本音を打ち明け、その後は一緒に食事するほどの仲になった。
映司の相棒である、鳥系グリード。
直接会った事はないが、鴻上からの情報で、その存在は知っている。
映司を利用していたとはいえ、映司の力になってくれた事に感謝をしているため、いつかアンクと出会って、アイスをご馳走させたい程である。
クスクシエの店長で、映司の昔の雇い主。
映司がお世話になった事に対して感謝している。
意外と馬が合うため、一緒に食事するだけでなく、仕事のないときは一緒に海外旅行や、相撲観戦に行く程の関係になった。
鴻上ファウンデーションの経営者。明美が卒業した学部の後輩。
鴻上にとっては、尊敬する人物であり、明美とはビジネスパートナー(鴻上から、コンサルタントの仕事を頼まれている)である。
明美から見れば後輩である為、鴻上が暴走したら、鴻上を止める事が出来る数少ない人物である。
そのため、鴻上にとっては頭が上がらない人物である。
映司に想いを寄せるプリキュア達であり、もしかしたら将来自分の元に嫁ぎにくるかもしれない人物。
本人曰く「映司には一人の女性を選んで、一生懸命愛して欲しい」との事。
だが映司が映司Loversの誰かと結ばれる事に危惧している。本人曰く、『彼女達は別世界の人間だから、こちらの世界に嫁いだら孤立する危険性がある。』との事。
だが、決して比奈を依怙贔屓している訳では無く、彼女達と結ばれる事にも結構まんざらでも無い様子で、映司を愛する気持ちをちゃんと認め、力になってくれた事に感謝している。しかし、息子である映司を苦しませた事で彼女達から咎められ、責められている。
映司の絶望によって生み出されたグリード。
その為、ロストが生み出されたのは、自分のせいだと思っている。形が違うとはいえ、本人にとってロストは息子だと思っており、彼の事は「映司」と呼んでいる(明美曰く「自分の息子をそんな変な芸名みたいに呼びたくないから」との事)。
仮面ライダーレントの変身者。彼と対面した際、息子である映司の味方になれなかった事で害悪と罵倒されるが、オーズ×魔法つかいプリキュア!最終話では、これまでの無礼を許して欲しいと謝罪される。
オーズ×HUGっと!プリキュアに登場。彼女にとって孫娘であるが、エルル自身は映司を苦しませた事で避難される。しかし、孫娘として接してあげたい気持ちがある。
設定上のモチーフとなったキャラ
- 高荷恵:るろうに剣心に出てくる、美人医者。見た目のモチーフキャラクターで、中の人(?)が一緒なだけでなく、罪を犯していた者同士であり、その罪を償いを決意するという共通点がある。
- イルマ・メグミ:ウルトラマンティガに出てくる特捜チームGUTSの隊長で、シリーズ初の女性隊長。知的かつ堂々として、行動力があり怒ると鬼よりも怖いという点をモチーフにしている。また、息子との確執があったが、和解するという共通点がある。
- 美川のり子:ウルトラマンAに出てくる特捜チームTACの女性隊員。
男運が非常に悪いという点をモチーフにしている。
- レディ・アン:新機動戦記ガンダムWに出てくる、OZの構成員。メガネを掛けて性格が怖くなるという点を、モチーフにしている。