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レイジ(オーズ×プリキュアシリーズ)

れいじおーずぷりきゅあしりーず

『オーズ×プリキュアシリーズ』に登場するオリジナルキャラクター。 ※メイン画像は、レイジの怪人態である、ロード・レイジ。
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イメージCV:金本涼輔

概要

Syogo氏著作『オーズ×プリキュアシリーズ』における、『オーズ×ハピネスチャージプリキュア!』に登場する人物であり、終盤にてライダーとプリキュアの前に立ちはだかる悪のキャラクター。

その正体は、パラレルワールド相楽誠司であり、原作の『ハピネスチャージプリキュア!』における悪堕ち誠司ダーク誠司に該当している。

名前の由来は、人間の七大欲求に該当する憤怒、つまりは人間の感情である怒りを意味する英単語:rageから。

上記に記されている通り、原作の悪堕ち誠司に該当するが、『オーズ×ハピネスチャージプリキュア!』においては、別世界の相楽誠司として登場しており、原作と同様に敵として立ちはだかるが、自らの意思で悪に走っているという、原作とは違った展開の流れとなっている。

容姿は原作の『ハピネスチャージプリキュア!』と同様、悪堕ち誠司のコスチュームと同じである。

なお、原作と違って、『オーズ×ハピネスチャージプリキュア!』では、ブルめぐ誠ひめの要素が無く、誠司とめぐみが恋人同士となって、早い段階で誠めぐが確定したので、原作の悪堕ち誠司に合わせて生み出された設定である。
故に、誠司VS悪堕ち誠司という、ある意味では同一人物同士による夢の対決が披露された形となっている。

自ら悪に走った理由とその心境

原作の誠司と同じように、彼はハピネスチャージプリキュアの協力者であり、幼馴染みであるキュアラブリー愛乃めぐみの事を、一人の異性として意識し、想いを寄せていた

しかし、めぐみがプリキュアとなってから立場が逆転し、チョイアークなら戦えても、サイアークや幻影帝国の幹部相手には歯が立たず、物凄く悔しい思いをしていた。
故に、いくら心が強くても、肝心なプリキュアのような超人的な戦闘能力が自分自身にも無ければ、強くなった意味が無く、めぐみを守れなくなるし、一緒に戦う事すらも出来ない無力そのものであった。その為、自らはチョイアーク並みの雑魚ではないと嘆いていた。

だが、自らの不幸が決まってしまったのは、めぐみがブルーに対して恋心を抱いていた事であった
ブルめぐの描写が披露された事により、自分の愛するめぐみが横取りされた瞬間である事を認識したのであった。その証拠に、ブルーは恋愛禁止のルールを出しておきながら、ブルーがめぐみにすり寄るという疑わしい行動をいつも取っていたのであった。

めぐみを守る為に空手を習ったのに、めぐみがブルーに恋してしまっている以上、自らが今まで強くなったのが、全て無駄の泡になってしまい、めぐみがプリキュアになった時点で、既に自分自身には不幸と絶望が確定し、且つ完全に不幸と絶望に呑み込まれたのであった。

これがきっかけで、自らの心が深く傷付き、憎しみに染まってしまい、自分の世界のレッド(プリキュア)の力を受けて、自ら悪に走り、めぐみを含めたハピネスチャージプリキュアのメンバーとブルー、海外のプリキュア、幻影帝国とレッド、自分の家族も含めた全ての人々を皆殺しにし、自分の住んでいた地球も滅ぼしてしまうという、越えてはならない一線を越えてしまう大罪を犯してしまった。その際に、レイジ曰く、「めぐみ達は哀れな最期を迎えた」と発している。
※ただし、真央とひろ子に対しては苦しみを与えずに殺しており、この行いを「自分自身なりの慈悲」としている。

こう言った理由から、本来の正義感溢れる心は消え失せ、目的の為には手段を選ばない残忍な性格の持ち主となってしまった。

故に、自分の世界のめぐみに対しては、「みんなで幸せになりたいと思っている割には、自らの異性として好きであるという気持ちを分かろうとしてくれず、自らを不幸に陥れたクソ女が『幸せハピネス』なんて台詞を言う資格はこれっぽっちも無く、自らを捨てた。」と酷評していた。

更に、自分の世界のブルーに対しては、「神様と言う立場の割には、口ほどにも無く、地球というより、女たらしそのものを司る悪魔そのものであり、神と呼べるにも値しないクズ。」と酷評した。

なお、「自分自身の辛さを軽く見ているばかりか、ゴミのように放ったらかしにするから、自らに殺されるという自業自得、更に厳しく言えば、因果応報の末路を迎えた。」とも発している。

このように、残忍で自分勝手な性格ではあるものの、自分の世界のめぐみに対する異性としての愛は本物である事は確かであり、その際は、めぐみを抱き締めるのも、お姫様抱っこするのも、看病するのも、相談する相手も、ハロウィンのカボチャのケーキを半分子にするめぐみと組むペアも、その他の全てにおいても、めぐみにとっての初恋の相手も、全て自分自身=相楽誠司でなければならないという拘りがある。

それ故に、プリキュアになる前の、ブルーに恋心を抱く前のめぐみと結ばれたいという願望を抱いており、既にブルーに恋してしまっているめぐみと結ばれても、何も幸せになれず、めぐみと結ばれない世界なんて、自分の世界では無く、そんな世界は耐えられない事を嘆いていた。
その為に、めぐみの初恋の相手がブルーである事を頑なに認めない頑固さも併せ持っていた。その頑固さは、「めぐみと結ばれないなら、自らの存在を消滅させるしかない。」と言い放つ程。

プリキュアワールドにやって来た目的

自分の世界の人間全てを皆殺しにした後、自分の世界の地球を滅ぼしたレイジ。その後の経緯の詳細は不明であるが、プリキュアワールドを見付け出した。

それは、めぐみがブルーに恋しておらず、且つ誠司が仮面ライダーとなって共に戦っており、誠司とめぐみが恋仲になっているという世界観であった。
その世界観の歴史の流れを知ったレイジは、これを「理想の世界」、「自分にとって大切な居場所」と評し、次元を越えてプリキュアワールドにやって来た後、まだディープミラーとして活動していたレッドと接触して手を組み、レッドの企みに協力するのと引き換えに現在に至った。
そして、心の傷を全て埋める為に、もう一度幸せを得る為に、過去からやり直す為に、仮面ライダーアルマである誠司を殺し、自らがプリキュアワールドの相楽誠司=仮面ライダーアルマになる事で成り代わり、記憶と心も誠司と同等の存在に書き換え、最終的には自分の世界で実現出来なかっためぐみと結ばれるという目的を達成させる事を企んだのである。

戦闘能力

戦闘能力としては、仮面ライダーアルマに変身した誠司とほぼ互角であり、戦い方としては、誠司とほぼ同じ動きである。
レイジ自身も別世界とはいえども、誠司そのものである為、空手を駆使した戦闘を行える。また、原作の悪堕ち誠司と同じ能力を発揮出来る。

他にも、後述する仮面ライダーダークアルマや、怪人態であるロード・レイジにも変身したり、レッドと同じ能力を発揮したりする事も出来る。
そればかりか、後述するレイジ自身の特殊な憎しみの力をも駆使して、他の戦士の追随を許さない実力をも発揮する。

レイジの戦力・その1 仮面ライダーダークアルマ

レイジがダークアルマドライバーを使って変身した仮面ライダーで、プリキュアワールドで初めて誕生したオリジナルのダークライダーである。
見た目はアルマと同一だが、ベースカラーが青と黒になっている。直訳すれば、「暗黒の魂」となる。

ダークアルマの各形態

・ノーマルモード
スイッチをONにしていない状態の通常形態。この状態でも戦闘能力は凄まじく、かつて相楽誠司だった頃の空手を駆使した肉弾戦をも行える。

・タキオンモード
ダークアルマがタキオンスイッチを使ってモードチェンジした姿。機動性が高く、大型大剣・タキオンブレードを装備し、地面に突き刺す事で衝撃波を放つ。タキオンの名の通り、超加速で移動しながら間合いを一瞬で詰める。
そのスピードは、ラトラーターバトライズモードとなったオーズと互角であるが、パワーとしてはタキオンモードが上である。

・カルネージモード
ダークアルマがカルネージスイッチを使ってモードチェンジした姿。大型ビームキャノン・カルネージブラスターを背部に二つ装備し、全身からはミサイルを放ち、仮面ライダーアルマ・エクリプスモードより高い火力で相手を追いつめる。装甲は固いが、動きは鈍い。

ダークアルマの必殺技

・タキオンプレッシャー(タキオンモード)
タキオンブレードを地面に付き刺し、より強力な衝撃波を放つ。

・タキオンフルスロットル(タキオンモード)
超高速で移動し、エネルギーを纏ったタキオンブレードで敵を何度も切り刻む。

・ハイパーカルネージバースト(カルネージモード)
カルネージブラスターからより巨大なビームを放つ。

ダークアルマの変身アイテム

・ダークアルマドライバー
レッドが作り出したレイジ専用のベルト。誠司が使用しているアルマドライバーと同型であるが、アルマドライバーとの違いは、全体が黒くなっている事である。

・タキオンスイッチ
ダークアルマがタキオンモードに変身する為のアストロスイッチ。

・カルネージスイッチ
ダークアルマがカルネージモードに変身する為のアストロスイッチ。

※後に、ライダーとプリキュアとの戦闘ではダークアルマドライバーはオーズによって破壊され、残されたタキオンスイッチとカルネージスイッチは、死の間際に誠司に餞別として譲り渡した為、二つのスイッチは誠司専用のアイテムとなった。

レイジの戦力・その2 ロード・レイジ


レイジがコアメダル・セルメダル・魔法石・ヘルヘイムの実・ゾディアーツスイッチ・ガイアメモリ等の様々なライダー、いわゆる怪人関連のアイテムをレッドに作らせ、自らの体内に宿した事で強化し、怪人態への変身能力を身に付けた姿。

本来ならば耐えられるはずは無かったが、レイジはこれを自身の憎しみの力で抑え込んだ。

身体の外見のベースは駆紋戒斗の怪人態であるロード・バロンだが、ベースカラーはダークアルマと同じ青と黒で、背中には赤黒い光の翼を展開するウイングが付いている。

身体をデェムシュやロード・バロン同様、竜巻やゲル状の物質に変換する事が出来、手からは強力な電撃や火球を作り出して放つ事が出来る。剣型の武器・ヘイトレドブレードを装備している。

名前の由来は、ロード・バロンから。

ロード・レイジの専用武器

ヘイトレドブレード
ロード・レイジが使う剣状の武器。ベースカラーは紫で、見た目は仮面ライダーアルマ・アイオスモードの専用武器であるアイオスディフェンダーが禍々しくなったものとなっている。ソードモードやガンモードの他に、ビームを展開してビームサーベルとしてでも使用する事が出来る。使用者の憎しみが高ければ高い程、切れ味やビームの威力が増す。
「Hatred(ヘイトレド)」は英語で「憎しみ」と言う意味を持ち、直訳すると、「憎しみの剣」である。アイオスディフェンダーと違い、スイッチソケットが無い。

物語の流れ

初登場時


物語冒頭で、悪堕ち誠司が変身の解けためぐみの首を掴んでいた。

その周囲には、燃え盛る炎と大量のガレキがあり、その傍には、変身が解けて、倒れたまま動かないひめ達がいた。
めぐみは必死にやめるように呼び掛けるが、悪堕ち誠司は一切聞く耳を持たず、「お前がブルーのクソ野郎を好きにならなきゃ、こんな事にはならなかったんだ・・・。お前なんてもう必要無い。・・・死んでくれ。」と発し、更にめぐみの首を絞めつけた。

しかし、その内容は誠司が見た夢であり、めぐみとのデートの際に誠司はその内容を打ち明けたが、めぐみはそんな誠司を抱き締め、誠司に支えて貰った分、自分も誠司を支えると励ました。
めぐみに励まされた誠司は、自らの悪夢に関する悩みを解消した。

だが、その内容が、後にレイジと大きく関連する事となる・・・・・。

レッドが繰り出した赤いサイアークがライダーとプリキュアに撃破された後、レッドに声を掛けられ、出番が近い事を伝えられた。

(相楽誠司・・・!お前だけは、俺の手で潰す・・・!)

少ししかないが、レイジの出番はここまで。しかし、レイジはプリキュアワールドの誠司に対して、激しい憎悪を抱いていた。
その際は、仮面を顔に付けており、仮面のイメージは、仮面ライダーゴーストがパーカーを被っていない状態のマスクである。

遂に対峙


ライダーとプリキュアがクリスマスサイアークを撃破した後、レッドと共に登場。その際に、仮面ライダーディケイド門矢士から幻影帝国の残党かと問われるが、「あんな雑魚組織の一員ではない。」と返した。
レイジの声を聞いたキュアラブリーは、誠司と同じ声である事に気付いた。

当初の戦闘では、生身の状態で戦っており、狙いを仮面ライダーアルマのみに定めて攻撃を仕掛けてきた。アルマを助けようとする他のライダーとプリキュアであったが、レッドがダークライダーメダルで仮面ライダーオーディンに変身して妨害。

レイジと戦うアルマは、パワーは互角であるばかりか、戦い方の動きが自分と同じである事に気付く。
そんなアルマに対して、「俺はお前が憎い!相楽誠司!お前さえいなければ!」と、アルマ=誠司に対する憎悪を口にした。しかし、当のアルマは初対面であるレイジから憎まれる事をした事は全く心当たりが無かった。
アルマは自らを憎む理由を問うと、「お前が幸せになっているからだ!お前のいる場所は本来、俺がいるべき場所だったんだ!」と返した。
これはさすがに、他の第三者から見れば、誠司を憎む姿勢は、逆恨みそのものと捉えられてもおかしくはない。
※若しくは、苦しみがなく、スムーズにめぐみと結ばれて幸せになっている誠司に対する嫉妬と捉えられる事もあり得る。

戦闘の際、アルマの強力なパンチがレイジの仮面に命中し、その素顔が同じ誠司の顔である事に、ライダーとプリキュア、ましてやブルー達ですらも驚きを隠せなかった。

仮面ライダーオーズ火野映司は、前に戦っていたキュアテンダーやミラージュと同じコピーであるのではないかと推測したが、実際は本物の相楽誠司そのものであり、レッドの証言とレイジの自供から、正体がパラレルワールドの相楽誠司であると明かされた。

正体を明かしたレイジは、誠司と同じように自分の世界のめぐみを一人の異性として好きであった事、めぐみがプリキュアになって戦っているのに自分は何も出来ずに見ている事しか出来ない無力感、自分の世界のめぐみがブルーを好きになってしまった事、ブルーも恋愛禁止のルールを出しておきながらめぐみにすり寄るという疑わしい行動を取っていた事、めぐみとブルーに対して憎悪を抱いて上記の酷評をし、自分の世界の人間全てを皆殺しにし、自分の世界の地球をも滅ぼした事、プリキュアワールドにて誠司を殺す事で成り代わり、叶わなかっためぐみと結ばれたいという願望を打ち明けた。

その話を聞いたライダーとプリキュアは、あまりにも衝撃的な内容にかなり驚きを隠せなかった。

その際に、キュアテンダーからは「口で言わなければ分からない事もある。」や、キュアハニーからは「自分の気持ちを言えば、少しは変わっていたかもしれない。」と、レイジの世界のめぐみに対する恋心を指摘したが、当のレイジは「言った所で何も変わらない!」と一蹴した。

また、めぐみの初恋の相手は相楽誠司でなければならないというレイジの考えを示した際には、ディケイドはそれに対して、「ここまで来ると、バカを越えた大バカ者だな。」と評した。

前述した、自らが悪に走った経緯を明かした後、「それが実現出来るなら、永遠に悪魔にでもなってやる!!」と叫び、レッドから与えられたダークアルマドライバーを取り出し、仮面ライダーダークアルマに変身し、タキオンモードとなると、凄まじいスピードでタキオンブレードによる連続斬撃をアルマに浴びせてダメージを与えた。

その後、レッドが変身したオーディンの「エターナルカオス」と、ダークアルマ・タキオンモードの「タキオンプレッシャー」を同時に放ち、ライダーとプリキュアを一時戦闘不能に追いやる。

そして、原作と同様にレッドは惑星レッドを召喚し、地球と惑星レッドを衝突させる行動に出た。その際にダークアルマは、「この世界は、俺の世界になる。俺の理想の世界、めぐみと結ばれると言う世界が!」と言い残し、レッドと共に惑星レッドへと行ったのであった。

一時戦闘不能に追いやられても、それでも諦めない意思を示して立ち上がったライダーとプリキュアの前に、赤いサイアークが立ちはだかるが、海外のプリキュアと、歴代プリキュア、南野奏太が変身した仮面ライダークアンタムが助太刀に現われ、クアンタムの「ライダーキック」でサイアークは撃破された。

地球の守りは、海外と歴代のプリキュア、クアンタム、ディケイド、テンダー、ブルー、ミラージュ、ファンファンに任せ、オーズとアルマ、ラブリー達はレッドとレイジを止める為に、惑星レッドへと向かうのであった。
その際に、プリキュアの意思から与えられたライダーメダルで、ブルーがサガに、ファンファンがBLACK RXに変身した。

レイジとの再戦

地球における赤いサイアークと赤いチョイアークに対する迎撃は、テンダー、ディケイド、サガ(ブルー)、ミラージュ、RX(ファンファン)、歴代と海外のプリキュア達、クアンタムが担当する事になり、途中から、仮面ライダードライブ、仮面ライダーマッハ、仮面ライダーディエンド、昭和ライダーも助っ人として参戦した。

惑星レッドに近付くオーズとアルマ、ラブリー達を見て、「あのまま倒れて、地球と惑星レッドの衝突に潰されていれば良かったものを。勇気は買っても、所詮多勢に無勢だ。」「何人来ようと俺の敵じゃ無いがな。」等と呟き、見下すレイジ。

そして、再びダークアルマに変身し、ノーマル・タキオン・カルネージのモードを使い分けて交戦し始めた。
その際に、アルマである誠司は、誠司本人から見れば、自分自身の闇、憎しみが具現化したようなものであると解釈し、自らがめぐみ達を殺す夢を見た事を打ち明けた。その夢の内容としては、自分自身の心の中に憎しみが僅かにあると同時に、レイジと出会う予兆であると認識したものであった。
そして、誠司はそれと向き合って、憎しみに打ち勝つ事と、レイジを救うという意思を示した。

交戦中でも、プリンセス・ハニー・フォーチュン・オーズが説得しながら攻撃するが、当のレイジは次々と反論して跳ね除けた。
その会話の中で、自分の世界にて、恋の悩みをナマケルダに悪用されたサイアークにされてしまい、ラブリーに救われたものの、既にブルーに恋しているめぐみに救われても嬉しくも何ともないと発していた。恐らく、既にめぐみがブルーに恋心を抱いた時点で、憎しみが芽生え始めていたのが窺われる。

他にも、レイジが不幸になったのは、自分の世界のめぐみとブルーだけではなく、アクシアの箱を開けてしまった白雪ひめや、クイーンミラージュを始めとする幻影帝国の存在も原因となっている事を打ち明け、前述した通り、幻影帝国も一人残らず皆殺しにし、真の黒幕に当たるレッドも殺害した。
こう言った事から、自らが不幸になった原因に対しては、激しい憎悪を抱いている凄まじさを物語らせる。

誠司&めぐみVSレイジによる肉体言語

ライダーとプリキュアと交戦するダークアルマだが、レイジが身に付けている憎しみの結晶は、どうやっても破壊出来ない。

キュアラブリーの「プリキュア・パンチングパンチ」でレイジが放ったバリヤーを破壊し、その隙を狙って、仮面ライダーアルマ・エグザモードの放った「EXA・ゼノンキック」が命中し、惑星レッドの大地にダークアルマを叩き付けた。

その後、戦いの舞台は惑星レッドに移った。そこに、原作と同様にレッドが現われ、憎しみの結晶を破壊することなど不可能だ、どちらかが倒れるまで戦い合うしかないと言い放ち、アルマとラブリーに絶望を与えようとする。
しかし、アルマとラブリーは、その現実をあえて受け入れ、別世界とはいえども、誠司ことレイジがそこまで自分を憎むというならば、真正面からその憎しみを受け止めてあげると、戦いを決意したのである。

レイジも含めて、誠司の憎しみは、彼が元々もっていた物であり、誠司の「本当の気持ち」の一部である。ならば、めぐみはそれを知りたい。むしろ、優しい誠司が自分への負の感情を見せてくれるチャンスなんて、今この時しかないのだ。
そればかりか、誠司とめぐみは、レイジが自ら悪に走って大罪を犯したとは言えども、レイジも相楽誠司そのものでもある為、本来の優しい善の心が残っており、救う事も出来るという希望も抱いていたのだ。

そして、アルマとラブリーは、レイジと本気で殴り合いながら、自分の本音を語り合ってレイジに聞かせるという、肉体言語 による会話が始まる。
自らの意思で憎悪を込めた攻撃を繰り出すレイジと対象的に、本当に楽しそうな最高の笑顔でレイジと戦うアルマとラブリーの姿は、レッドの想像の範疇をはるかに超えており、彼は大きな困惑を見せる。

誠司とめぐみは、レイジを「本当の誠司じゃない」等と否定せずに、その存在を認めた。レイジの醜く汚い憎悪の感情を忌避せずに受け入れたのだ。
言い換えれば、憎しみを打ち砕くのではなく、正面から愛を以って受け止めていたのだ。その姿勢に対し、ブルーは、自らがかつてミラージュを救う際にも、キュアハニーがファンファンを救う際にも、愛を以って憎しみを受け止めた事を思い出していた。何故なら、憎しみの裏側にある本心を理解したからである。それと同時に、誠司とめぐみはレイジの本心をいち早く気付き、誠司に至っては僅かにあるかもしれない悪の心と正面から向き合い、打ち勝とうとしている事も察した。

レイジの世界のブルーは取り返しのつかない過ちを犯してしまい、誰もレイジを救う事が出来なかったが、沢山の人達の幸せを願い、愛を与えてくれるめぐみと、自分自身とお互いに親友と呼び合えた誠司なら、必ずレイジを救えると信じるブルーであった。

会話をしながら交戦するアルマとラブリーとダークアルマ。その中でも、ラブリーはレイジの世界の自分自身に代わって、レイジの気持ちを受け止める意思を示し、アルマである誠司はレイジも自分と同じ、相楽誠司である事を受け入れたと言った。
それに対し、ダークアルマであるレイジは、「相楽誠司はこの世界に二人はいらない!俺かお前か、どちらか一人だけで良い!!それに、俺の本来の世界では、最早相楽誠司として何の意味もない!!」と言い放って反論。
だが、アルマとラブリーも怯まずに、レイジが誠司と同じ存在であるなら、それが本当の相楽誠司であり、自分で無理に忘れようとしているだけであり、本来の優しい善の心も残っていて、いくらレイジが悪魔に魂を売り渡して悪の道に走っても、レイジの全ての心が失われた訳じゃないと看破した。
更に、初めて対峙した時の戦いでは、自覚は無くても、レイジの心の中に僅かに善の心が残っていたから、敢えて止めを刺さなかったと、アルマとラブリーは指摘した。

この会話のやり取りは、『デジモンアドベンチャー02』にて、ウォーグレイモンブラックウォーグレイモンの戦いや、『ジェダイの帰還』にて、再び対面を果たしたルーク・スカイウォーカーダース・ベイダーの会話のやり取りをも彷彿させるものであった。

更に明らかになるレイジの目的

交戦の末、アルマとラブリーが、「EXA・ブーストクラッシュ」と「プリキュア・ピンキーラブシュート」を同時に突進しながら放ち、二人で抱き締めようとするが、そう甘くはなかった。
ダークアルマが近付いてきた瞬間に二人の首を掴んで、抱き締めるのを阻止したからであった。

これは、レイジも相楽誠司であり、本来の世界でもプリキュアの協力者の一人として活動していた為、自身を抱き締めて戦意を喪失させ、説得しつつその隙を作ろうと言う誠司とめぐみの考えや動きを読んでいたのである。
協力者であるが故に、プリキュアの特徴を知り尽くしているからこそ、こうやって阻止する事は容易かったのだ。

ダークアルマに首を掴まれたアルマとラブリーは、第三十四話にて、悪堕ち誠司がめぐみを殺す夢の内容を思い出し、その内容がレイジの過去の記憶である事を確信したのであった。

「もうすぐだ・・・。もうすぐこの世界は滅び、この世界は新しく創り直され、俺の世界となる。めぐみと結ばれると言う、理想の世界がな!」

アルマとラブリーを投げ飛ばし、地面に叩き付けたダークアルマはそう高らかに宣言した。そんなダークアルマに対し、アルマは「自分の世界やプリキュアワールドでやっている事は、悪事以外の何物でもない」と、その歪んだ考えを否定したが、「悪事にしか叶えられない事もある。それに、本当に幸せになれるさ。」と反論し、戸惑いもないまま、自信と余裕の姿勢を崩さなかった。

その際に、プリキュアワールドの誠司を殺す事で、自信がプリキュアワールドの誠司になり、記憶も心も、プリキュアワールドの誠司自身と同等の存在に書き換える事をもう一度宣言し、更なる細かい目的の詳細を打ち明けた。

それは、誠司を殺して成り代わる事だけではなく、レイジ自身の過去を変える。いわば、歴史を修正するというものであり、レイジ自身も、プリキュアワールドの者達全ての記憶と心を全てリセットして、レイジ自身はプリキュアワールドの誠司と同じ流れの歴史の中で生きる事だった。
そうなれば、レイジの記憶と心も、プリキュアワールドの誠司自身と同等の存在に書き換える際、レイジの今までの記憶と心は消去されるという事である。
その為に、レイジが罪を重ね続け、悪事をやる事に何の戸惑いも無かったのである。
※この内容に関して、仮面ライダー1号は、「自分の辛い歴史を変えるが故の行動」と解釈した。

ダークアルマから細かい更なる目的を聞かされたアルマとラブリーは、それを始めから望んでいたなら、プリキュアワールドに来る事も、レイジの世界の人間全てを皆殺しにする事も、レイジの世界を滅ぼす必要もなかったはずだと指摘。

それに対し、ダークアルマは「あの時はそんな考えなんて無かった。激しい怒りと憎しみで、めぐみ達を殺す事しか頭に無かったからな。例え俺の世界の過去を変えても、どう転ぶか分からないし、把握しない限り意味が無い。またあの時の生き地獄に逆戻りになるだけだ。だからこそ、めぐみがブルーに恋心を一切抱いておらず、スムーズに相楽誠司と両想いになり、且つ相楽誠司が同じように戦士となって共に戦っている世界観を見付け、その歴史の流れを把握する必要があった。」と説明した。
レイジがプリキュアワールドを見付けたのは、これが理由だったのである。

レイジの辛い気持ちを理解しつつも、悪事に手を染めてまで自分の願いを叶えるという考えは間違っている事をラブリーは指摘し、更にはレイジの悪事を止め、救う為に来た事をアルマと共にそう言った。

それに対し、「助けるって言うなら、今すぐ俺の世界へ行って、過去を変えてくれるか?過去から俺とめぐみを両想いにして、俺にも超人的戦闘能力を与えてくれるのか?ブルーが最初からめぐみに手出ししないようにしてくれるのか?」と問いただした。
だが、アルマとラブリーは即答で、「それは出来ない」と返す。二人の即答に対し、「てっきり言葉が詰まるかと思っていた」と、多少の驚きを見せたダークアルマだが、すぐさま気を取り直し、「それすら出来ない癖に、軽々しく助けるなんてほざくな!!俺の世界に居たって、永遠に地獄と絶望だけだ!プリキュアワールドは、俺にとっての大切な居場所なんだ!!」と言い放った。

そこへ、オーズ・プリンセス・ハニー・フォーチュン・リボン・ぐらさんも合流し、レイジの目的の更なる詳細を知りつつ、「逆にレイジ自身を余計に苦しめるだけで、やり方自体は間違え過ぎていて、許される事ではなく、悲しみと絶望から抜け出せなくなっている状態であり、悪の道に走って得られる幸せは、幸せではない。」と諭す。

その中で、アルマとラブリーは、レイジの憎しみの裏側にある本心を口にした。それは、レイジの世界のめぐみと結ばれたいという事であった。
当のレイジはそれを否定しつつも、ラブリーは、かつてブラックファングとの戦いにおける、つむぎを説得した頃の体験を聞かせ、ライダーや歴代と海外も含めたプリキュア達と力を合わせて、レイジの力になって、どうやって解決出来るか一緒に方法を探して、幸せになれるようにすると説得した。

しかし、それに反し、「俺は俺のやり方でやる!お前達に俺の道を勝手に決められてたまるか!!」と説得を振り切り、再び攻撃を仕掛けたのであった。

そして、浄化

説得を振り切れられた事で、戦って動きを止めるしかないと判断したライダーとプリキュアは、ダークアルマと再び交戦。

その中でも、ダークアルマはオーズに対し、「お前が俺の世界に来ていれば、俺は苦しむ事も無かった!何故俺の世界に来なかった!何でこの世界なんだ!」と叫んだ。
この事から考えられれば、映司がレイジの世界に来て助けてくれていれば、プリキュアワールドの流れと同じように、自身の世界のめぐみと結ばれて幸せになれたはずと、プリキュアワールドの歴史の流れを把握した際にそう抱いていた事が窺われる。

タキオンモードとしての高速移動能力を駆使した攻撃に苦戦を強いられるものの、連係プレーでダークアルマを追い詰め、その隙を突いてダークアルマドライバーを破壊。
変身を解除されながらも戦おうとするが、プリンセス・ハニー・フォーチュンに抑えつけられ、ウクロールコンボにコンボチェンジしたオーズの「ファンタジー・プリエール」で弱体化し、身動きが出来なくなった所を、今度こそアルマとラブリーがレイジを抱き締めた。

そして、めぐみと誠司は、今まで自分を愛してくれた事への感謝と、これからもずっと一緒に生きていきたいという心からの願いを伝え合い、めぐみはレイジの世界の自分自身に代わって、レイジの異性として好きであるという気持ちに気付いてあげられず、心を傷付けて、不幸に追いやってしまった事を、レイジに謝罪した。

二人の言葉を聞いたレイジは、誠司とめぐみが本当に愛し合っている事を実感し、ラブリーは「あなたも誠司自身なら、あたしと誠司と同じ夢を持っているはず。」、誠司は「お前の世界を元に戻し、お前の世界のめぐみ達を蘇らせて、お前が本当にめぐみと結ばれて幸せになれる手伝いをしてやるぜ。だから、俺達を信じてくれ。」と説得。

レイジはそんな二人の説得を受け入れ、信じる事にした。そして、「イノセントプリフィケーション」で浄化され、胸に付いている憎しみの結晶も消滅した。

レッドとの決着がつくまで、大人しく待っているように言って聞かせたアルマは、オーズとラブリー達と共に、レッドとの決戦に臨むのであった。

怪人態への変身

ヴァリアントモードとなったアルマと、フォーエバーラブリーとなったキュアラブリーのコンビで、レッドを浄化し、地球と惑星レッドの衝突は阻止され、戦いは終わった。

ブルーと豊松真美は、惑星レッドを復興させるレッドの手助けをする為に地球から去る事にし、ブルーが生み出した愛の結晶をライダーとプリキュアに差し出し、これで全てが終わろうとしたが、ここで一難去ってまた一難とも言うべき状況が発生してしまった。

「勝手に終わらせるとは・・・良い度胸だな!!」と叫び、怪人態であるロード・レイジへと姿を変え、立ちはだかったのであった。

予想外の状況に、ライダーとプリキュアは、かなりの驚きを隠せなかったのであった。

明かされるレイジの憎しみの力の秘密

ロード・レイジと化したレイジ。アルマとフォーエバーラブリーが止めるように説得するも、聞く耳を持たなかった。

ブルーに至っては、レイジの世界の自分自身に代わって、レイジを傷付け、不幸に追いやってしまった事を謝罪したが、これも聞く耳を持たなかった。

すぐさまロード・レイジが、フォーエバーラブリーに不意打ちみたいな形でパンチを叩き込んで吹き飛ばし、通常形態に戻して戦闘不能に追いやった。

その後、レイジはレッドですらも知らなかった、自らの憎しみの力の秘密を話し出した。レイジの憎しみの力は特殊であり、プリキュアの愛や希望と言った浄化の技や光を浴びても通用せず、そのエネルギーを吸収し、憎しみの力に変換させて強くなるというものであった。
レイジはその特殊能力を駆使して、自身の世界のプリキュア達と全ての人々を皆殺しにし、幻影帝国やレッドまでも抹殺し、自身の世界を滅ぼしたのであった。
そして、プリキュアワールドに滞在中、歴代プリキュアの最強形態を把握し、このエネルギーを吸収すれば目的を達成しやすくなると考えたのだ。故に、レイジがライダーとプリキュアの前に初めて対峙した時から浄化されるまでは、全て演技であったのである。ただし、レイジ自身が悪に走った経緯とその心境は本物。
その為、レイジは「イノセントプリフィケーション」と「フォーエバーハピネスシャワー」の光の余波を浴びた事で、より強化されたという訳である。

更に言い換えれば、レイジは全然浄化されておらず、憎しみは一切消えていなかったのであった。

最初からレイジの罠に嵌り、利用されていた事に、アルマとラブリーはショックを隠せなかった。

全戦士、戦闘不能!

キュアラブリーが戦闘不能に追いやられた後、海外のプリキュアが一斉に立ち向かうが、「奇跡の力を持たない海外のプリキュアは雑魚同然だ!!」と言い放ち、戦闘不能に追いやった。

レッドもレイジを止めようと立ち向かうが、ロード・レイジの方がパワーが上であったので歯が立たず、レッドに対して用済み呼ばわりし、返り討ちにした。

ブルーも仮面ライダーサガに変身し、キュアミラージュと共にロード・レイジに立ち向かい、必死に説得するが、「俺が幸せを掴むのを、全ての元凶である貴様が邪魔するな!!」と跳ね除けられ、手から放たれた電撃を喰らい、変身を解除されて戦闘不能に追いやられた。
※因みに、キュアミラージュは「レイジは自分以上に苦しんだ。」と認識していたのであった。

無限シルエットに変身したハトプリは、「憎しみは自分を傷付けるだけ」と、かつてデューンに対して発した言葉を、「それはお前達が憎しみそのものを怖がっているだけ。何故なら、憎しみの裏側にある本心を、自分から理解しようとしないからだ。」と一蹴し、「こぶしパンチ」を放たれるもすぐさま受け止めて、「ただ拳を当てるだけとは、生温いな。パンチなら、思いっきりぶっ飛ばすのが普通だ。重さが全然足りないな。レベルはマイナス一億に等しい。それでもお前達の拘りだと言うなら、案外つまらないプライドだな。それに、ネーミングのセンスが無いぞ?」と罵声を浴びせ、反撃にパンチを繰り出して、無限シルエットへの変身を解除させた。

変身を解除されても、キュアブロッサムは憎しみは歯を食いしばって断ち切らなければならないと言うが、「歯を食い縛って断ち切っても、再び憎しみは生まれる。お前がその考えを持ってもキリが無い。それに、憎しみの裏側にある本心を自分から掬い取ろうとしなければ、そんな事を言っても説得力は無いし、机上の空論だ。それに、憎しみは歯を食い縛って断ち切ったり、砕いたりするのではなく、正面から受け止めなければならない。お前の場合は、腸が煮えくり返る位、辛さを軽く見過ぎている!!」と、ブロッサムの考えを前面から完全否定し、手から電撃を放って大ダメージを与えたのであった。

クレッシェンドモードとなったスイプリとクアンタムは、レイジに対して「絶対に許さない!!」と発し、「スイートセッション・アンサンブル・クレッシェンド」と「ライダーキック」を同時に放つたが、バリヤーで受け止められた。
その際に、「俺は誰にも許して貰おうとは思っていない。それに、「絶対に許さない」と言った相手を、お前達は倒すのでは無く、救ったはずだ。言っている事とやっている事が矛盾しているんだよ。そんなに許したく無いなら、本気で葬り去る事で貫き通せば良い。そんな台詞を軽々しく言うなんて、本末転倒だ。」と、スイプリが無自覚に抱えている矛盾点を指摘すると、すぐさま波動で吹き飛ばし、戦闘不能に追いやったのである。

他の歴代プリキュア達も奇跡の変身形態になり、一斉に必殺技を放つが、それでもロード・レイジには通用せず、逆に反撃されて通常形態に戻され、戦闘不能になった。
その際に、プリキュア達が放った全ての浄化技のエネルギーを吸収して憎しみの力に変換された事で、余計に強化されてしまった。

いくら浄化のエネルギーを吸収しても限界は必ずあると思われたが、レイジの吸収且つ強化の能力は限りと言うものが無く、全て無限であった。つまり、永遠に限界がないのであった。

オーズ・アルマ・ディケイド・ディエンド・ドライブ・マッハ・BLACK RX(ファンファン)も立ち向かうが、ラトラーターバトライズモードを上回るパワーとスピードを得ていた為、全く歯が立たなかった。ドライブがタイプテクニックに変身しても、ドア銃の射撃は全てかわされる程でもあった。
そして、巨大な火球を放ってライダーをも戦闘不能に追いやったが、幸いアルマだけは距離を取ったお陰で吹き飛ばされるだけで済んだ。

レイジが突き付ける矛盾

ロード・レイジはレイジの姿に戻り、誠司も変身を解除して対峙した。

今でも最初から騙されたのにはショックを隠せなかった誠司。レイジに至っては、「永遠なる生き地獄に逆戻りしてしまうと言う無様な少年を演じるのも、一苦労した。」と言いつつも、他の戦士の追随を一切許さぬ、必要以上の強さを手に入れたので、誠司を殺して、プリキュアワールドを滅ぼし、自信とめぐみが結ばれるという理想の世界を創る意思を改めて示した。
レイジはあくまでも、自分だけのやり方で願いを叶えるつもりであったのだ。

その目的を成し遂げる為には、他人の事等構っている暇もなく、自分の過去を正しいという認識など持つつもりもなく、自身の不幸を、自身の過去にするつもりもないという、あまりにも身勝手極まりない考えを持つ事も厭わない姿勢を見せた。
それと同時に、ライダーとプリキュアでは、レイジの苦しみを解決するのに時間がかかり過ぎであり、レイジの願いを叶えるのは無理である事も断言した。
※その際に、自らの願望を叶えるには、自分勝手さと、甘ったれさと、駄々をこねた子供であるのが丁度良く、その方が本音を打ち明けやすいし、貫き通しやすくなると発した。

レイジの自分勝手さに憤りを隠せないながらも、それでもレイジを力ずくでも止めて、レイジを救おうという意思を示した誠司であったが、それは無駄であるとレイジは一蹴した。

そして、レイジはライダーとプリキュア全員に対し、「救い、守る為にある戦士としての力は行動自体が間違いであり、今まで辛い過去が原因で道を踏み外し、悪に走った者に何度か遭遇して、事情を理解した後、攻撃する事自体が「助ける」とは言えず、本当に助けるのであれば、戦いを挑まず、手を差し伸べて親身に接し、一緒に過去を解決するのが当たり前であり、「救う」と言っておきながら、「攻撃」をしてしまっているので、言っている事と行動している事が、かなり矛盾している。」と、ヒーロー達が無自覚に抱えている矛盾点を指摘した。

更には、「プリキュアの浄化技は、他人の心を悪から善に無理矢理変えるという致命的な欠点を持っており、結果的に悪事を阻止したには良いが、過去の解決すらも放置されてしまっているので、無自覚とは言えども、人の心をコンピューターのプログラムのように書き換えるみたいなものでしかなく、そんなのは救うにも値せず、善意を押し付けまくって、洗脳まがいな事をしているだけである。」と、断言。プリキュアのやり方を完全否定した。

ライダーとプリキュアに対して指摘をしたレイジは、レッドと同じ能力を披露し、地球と惑星レッドを再び衝突させる行動を取ってしまった。

誠司VSレイジ

地球と惑星レッドが再び衝突の危機に見舞われ、驚きを隠せないライダーとプリキュア。それは、地球で待機していた昭和ライダーも同じであった。

ここまで堕ちてしまったレイジを目の当たりにし、 海東大樹は、「少年でありながら、最早完全に力に呑み込まれている」と察し、進ノ介とクリム・スタインベルトは、「異常なまでに危ない存在」と評した。
ハピプリに至っては、「奇跡も通用しない相手は、後にも先にもレイジが初めて」と、戸惑いを浮かべていた。

そればかりか、地球と惑星レッドの衝突をもう一度止める為には、自らを倒す、すなわち、殺すしか方法がないと教えた。
この事から考えれば、レイジは大罪を犯した事で、堕ちる所まで堕ちた事は認識済みであり、自らの死の運命を受け入れるという、後戻りが出来ない覚悟を固めていたのが窺われる。

レイジを救う事が出来ない事に悔しさを隠せないが、全てのプリキュア達と妖精達、ブルーがアルマドライバーに残りの光を注入し、力を分け与えて、励ました。

励ましを受けた誠司は、レイジの悪事を止める為に、地球を救う為に覚悟を決めて、レイジと戦う決意を固め、再びアルマへ変身。対するレイジもロード・レイジに変身。
地球の運命をかけた、誠司VSレイジによる一対一の対決が始まったのであった。

アルマはゼノン・エクリプス・アイオスと、各形態を使い分けて戦い、エグザモードで応戦。両者は互角以上の勝負を展開したが、ロード・レイジの方が上手であり、戦闘では優勢に立っていた。
なお、アルマが必要以上にパワーアップしたロード・レイジと渡り合えたのは、前述したように、全てのプリキュア達と妖精達、ブルーがアルマドライバーに残りの光を注入し、力を分け与えた為であり、現段階のレイジと同じレベルに達したという事である。あくまで一時的なパワーアップであったものの、もしこのまま戦っていれば、ロード・レイジが簡単に勝利するのは明白であったのだ。

後半の戦闘では、アルマが再びヴァリアントモードに変身し、専用武器・ ヴァリアントスライサーを手にし、ロード・レイジもヘイトレドブレードの刀身をビームサーベルの状態にして、交戦した。

この戦いにおける風景は、仮面ライダー鎧武/ 葛葉紘汰VS仮面ライダーバロン/ 駆紋戒斗の戦い(主に、極アームズVSロード・バロン)や、『シスの復讐』における、ダース・ベイダーと化したアナキン・スカイウォーカーVSオビ=ワン・ケノービライトセーバー戦をも彷彿させるものであった。

激しい死闘の末、アルマの「ヴァリアント・ファイナルギャラクシーフィニッシュ」が決まり、ヴァリアントスライサーでロード・レイジの体を貫通。

この戦いは、誠司の勝利で終わった。

※因みに、この戦闘中に、ハピプリとオーズとブルーから聞かされ、海外と歴代のプリキュア達と他のライダー達もレイジの正体とその過去と心境を知る事となった。

最期

レイジに勝利した誠司。死に際のレイジにその強さを問われた際、「みんなを、めぐみを守りたいという思いと誓い。今まで培って来た絆。それが俺の、俺達の全てだ!」と、涙ながらに答えた。
誠司もレイジを救いたかった。しかし、地球を守る為にレイジを倒さなければならず、レイジを救えないという残酷な運命には、涙を流さずには居られなかった。
何故泣くのかとレイジに問われ、「レイジを救う事が出来ずに悔しく、人には辛いからこそ涙があるから、辛い時は泣いて弱音を吐き、それが弱さで無様であっても、泣きながら無様になりながら進む。」と答えた誠司。更には、「「助ける」と「攻撃する」という言葉と行動の矛盾については、改めて考えつつ、それでも立ち止まらず、相手の気持ちを受け止めてどのように解決出来るかをちゃんと考えて、答えを見付け出す」という考えを示した。
それを目の当たりにしたレイジは、誠司の強さを認め、きちんとめぐみを幸せにするように忠告した後、餞別として、ダークアルマへの変身時に使っていたタキオンスイッチとカルネージスイッチを誠司に譲り渡した。
そして、「幸せを永遠に得られなかった俺の分まで・・・頼ん・・・だぞ・・・!」という言葉を最期に、遂にレイジは力尽きて息を引き取った。

レイジが死んだ事で、地球と惑星レッドの衝突は再び回避されたが、その結末はとてもやり切れないものであり、「お前は本当に大バカ野郎だよ・・・!」と、レイジに対してそう言う誠司であった。

救済方法

前述のようにレイジが実現したかった理想は、自分の過去を変えて、プリキュアワールドの誠司の歴史と同じ流れにして、めぐみと両想いになって結ばれて、幸せになりたい事であり、誠司も「やり方は間違え過ぎたが、レイジの世界のめぐみを愛している気持ちは本物だった」と述べる等、レイジもまた、めぐみを守る為の戦士になりたがり、且つめぐみと結ばれたかった、純粋な相楽誠司そのものと言えるかもしれない。
しかし、レイジの憎しみの裏側にある本心を見抜いた誠司とめぐみであったが、結局レイジはそれを口にする事は無かった。
更に付け加えれば、レイジがめぐみと結ばれる際は、プリキュアになる前の、ブルーに恋心を抱く前のめぐみでなければならないという事であるのだ。

ただ、レイジにとっては、ライダーやプリキュアであっても、自身の理想を叶えるのは無理であると断じており、その実現をする方法も、悪事でしか出来ないというものであった。

映司は、「レイジが自分の気持ちを素直に伝えられなかった事が、彼の世界と彼自身の滅びの始まりだったのかもしれない。もし俺が彼の世界に来ていたら、全てが滅びる結末にはならなかったのかもしれないな。」と、自らもレイジを最初から救えなかった事を悔いた。

しかし、最終的にはレイジの願いは受け入れられ、もっと正しい別の方法でレイジの願いを叶えてあげる事にしたのである。

その後、惑星レッドに駆け付けた昭和ライダーもレイジの事を聞かされ、レイジの願いを叶える手伝いをする事にした。

そして、プリキュアの意思の導きにより、昭和ライダーの「ライダーシンドローム」と、歴代と海外のプリキュア達の「プリキュアシンドローム」を発動させ、亡骸の状態となったレイジを救済したのであった。

その後のレイジ

レイジとの戦いを終えてから、約2カ月が経った。レイジが本当に幸せになれたか気になっていた誠司とめぐみ。

その時、プリキュアの意思が、レイジの世界のぴかりが丘を、クロスミラールーム内の中央の鏡を通じて見せた。

「ライダーシンドローム」と「プリキュアシンドローム」を受けたレイジは、レイジの世界の住人共々、記憶と心も消去されてリセットされた状態で復活し、世界もリセットされた状態で元通りになっていた。
ただし、過去と世界観が改変された為、プリキュアも幻影帝国も居なければ、ブルーも存在しない世界となっていた。故に、ブルースカイ王国出身のひめや、リボンとぐらさんを始めとする妖精は居なかった。

そして、めぐみを抱き締めるのも、潮干狩りでゆうこに「好きとか嫌いとかにもっと興味を持った方が良いかも」と言われて頭に浮かんだ異性、お姫様抱っこするのも、風邪を引いて看病するのも、相談する相手も、ハロウィンのカボチャのケーキを半分こにするめぐみと組むペアも、その他においても全てブルーではなく、レイジ=誠司になっていた。

つまり、レイジはプリキュアになる前の、ブルーに恋心を抱く前の、自身の世界のめぐみと結ばれたいという願いがか叶ったのである。それは同時に、レイジにとっての過去が変わり、歴史の修正が実現出来た事も意味していたのである。

※更に、見方を変えれば、遠回しとはいえ、レイジは悪事を通じて自らの願いを叶えたという訳である。

レイジが今度こそ幸せになれた事を知り、誠司とめぐみ達は安堵の表情を浮かべたのであった。

レイジの存在の影響

レイジとの戦いでは、ライダーとプリキュアにとっても考えさせられるものであった。

ひめは、アクシアの箱を開けてしまった過ちのせいで、一歩間違えればレイジのような存在を生み出していたという事を、身を以って知り、自らの過去の罪と向き合い、償い続ける事を誓った。

めぐみは、自身の愛する誠司をこれからも支え、絶対に裏切らず、愛し続ける事を誓った。
ドットコム氏著作の『オーズ×Go!プリ スピンオフ4 in ホープキングダム1 A』では、レイジの件がきっかけで、「誠司だから大丈夫だ」という考えが軽率であると考えるようになり、プリキュアの意思に頼んで、バッタカンドロイドを通じて、ホープキングダムにて誠司が失礼な態度を取ってないかどうか、確認するまでになった。
他にも、『ハピネスバレンタイン』では、レイジの世界の自分自身に直接会って、「どうして誠司の気持ちに気付いてあげられなかったの!?」と詰め寄って、殴ってあげたかった事を口にし、レイジの世界のブルーが定めた恋愛禁止は酷過ぎであると酷評した。

誠司に至っては、これからもめぐみを愛し、守り続ける事を誓い、自らの心の闇と向き合う事にした。
また、レイジの件がきっかけで、本来善人だった者が、辛い過去が原因で道を踏み外してしまった事により、その人の過去を解決するという考えを持つようになった。他にも、道を踏み外した原因を作った者に対して、心の傷の深さを肝に銘じておくように、釘を刺すようにもなった。
※なお、『ハピネスバレンタイン』にて、レイジの事を振り返った誠司は、「レイジの言葉も一理あり、抱え込み過ぎて相当歪んでしまったんだろう。」と解釈しており、誠司自身も「兄貴(映司)と会わずにライダーになっていなかったら、めぐみが誠司以外の男性に恋心を抱いていたら、自分もそうなっていたはず。」とも発しおり、めぐみが他の男性と結ばれる事を密かに恐れていたという事もめぐみに打ち明けている。

そして、レイジの世界のめぐみ達は、魂となってプリキュアワールドにおける誠司VSレイジの戦いの光景を見て、レイジが悪に走った理由とその心境を全て知った事により、後悔の念に囚われた。
特にレイジの世界のめぐみは、「全部、あたしが悪いんだよ。ずっと傍にいたのに、誠司の事何も分かってあげられなかった。」と言い、レイジの世界のブルーは、「全て僕が悪いんだ。そのせいで、この世界のみんなにも迷惑を掛けてしまった・・・。」と、知らず知らずの内にレイジを傷付けて不幸に追いやった、自らの今までの行いを激しく後悔していた。
レイジの気持ちをようやく理解したが、時既に遅く、レイジに殺されてしまうという悲劇に見舞われてしまった。
しかし、「ライダーシンドローム」と「プリキュアシンドローム」によって、記憶と心もリセットされた事で復活し、レイジとめぐみはプリキュアワールドと同じ流れの歴史の中で生き、ブルめぐ誠ひめの部分が全て誠めぐに書き換えられた事で、両想いとなったので、もう二度とレイジは苦しむ事はないだろう。
なお、レイジの世界のブルーと幻影帝国、レッドに至っては、存在そのものが消滅したか、過去にてブルーとミラージュが結ばれたままであり、且つレッドは自身の惑星は滅亡しなかったのかは、それぞれの読者の判断に委ねられる事になるだろう。

まさかの再登場!

オーズ×オールスターズ 春のカーニバル 最終話』の最終局面にて、メガヘクスの手によって、機械の体で復活し、再登場。厳密には、本家本元のレイジを再現して作り出した存在である。

その為、レイジはダークアルマに変身した後、すぐさま反旗を翻し、「全てを機械で支配すれば、愛が無くなるし、めぐみを愛する事が出来ない!そんな世界なんか死んでもゴメンだ!」と、メガヘクスの考えを完全否定。ライダーとプリキュアの味方側に付いた。
※当初は、敵として襲い掛かって来るのではないかと、オーズとアルマ(プリキュア)、ハピプリは警戒していた。

その際に、「俺に勝って掴み取った世界の平和と、めぐみとの愛と幸せを、俺が死に際で言ったように、意地でも守れ!」と、 『MOVIE大戦フルスロットル』における駆紋戒斗を彷彿させるような台詞を発して、アルマ(誠司)を激励し、ライダーとプリキュアと共闘した。

そして、メガヘクスが倒された後、「お前達が幸せと愛の溢れる世界を作れる事を、心から願ってるからな・・・。」と、誠司とめぐみに言い残し、再び眠りにつくかのように機能を停止=2度目の死を迎えたのである。

他作品の関連人物

スパイダー・ドーパント/ 松井誠一郎 ⇒自身の想い人と結ばれたい事と、恋敵に対する嫉妬が暴走し、罪を犯し、尚且つ最終的に倒されて命を落とした人物繋がり。

ロード・バロン/駆紋戒斗 ⇒辛い過去が原因によって、自身の願いを叶える為に道を踏み外し、尚且つ怪人態となって主人公各の戦士と敵対し、最強形態に遅れを取らない戦闘能力を身に付け、最終的には倒されて命を落としてしまうキャラ繋がり。

呉島光実(黒ミッチ)⇒自身の想い人と結ばれたいという願望と、自身の本音を他人に打ち明けられずに抱え込み過ぎて歪んだ性格になってしまい、道を踏み外した少年繋がり。

アナキン・スカイウォーカー/ダース・ベイダー ⇒愛する女性の為に自ら悪の道に走り、皆殺しを行い、挙句の果てには自らの怒りと憎しみのあまりに、最愛の女性にまで手にかけてしまう悪役繋がり。

芦川美鶴 ⇒自らの願いを叶える為に手段を選ばず、他の被害を意に介さず、悪事を続けたものの、最終的に主人公各に看取られながら命を落としてしまう少年繋がり。

ジュリオ/黒樹リオ/ピカリオ ⇒身近な人が原因で絶望し、自分の意思で悪の道に走り、且つ頑なにプリキュアの説得を跳ね除けた悪役繫がり。
オーズ×キラキラ☆プリキュアアラモード 第九話』にて、それを目の当たりにした火野映司は、レイジの姿を彷彿させ、レイジと同じ運命を辿ってしまうのではないかと危惧していた。

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