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落合(シドニアの騎士)
3
『シドニアの騎士』の登場人物。フルネームは不明。

オリジナルである科学者落合は物語が始まる約百年前に処刑されており、作中に複数登場する落合は様々な手段で作られた複製である。

科学者落合

オリジナルの落合。斎藤ヒロキ小林ヒ山ララァと同世代の人物。

約七百年前、謎の構造物の調査任務に参加し、「不死の船員会」の創設メンバーとなる(この頃には既にサイボーグ化している)。


以後数百年にわたり奇居子に対する研究を進めるが、身体の改造度が進むと共に、徐々に奇居子への傾倒を強める。


約百年前の第四次奇居子防衛戦末期、独断で未完成の兵器「融合個体」を起動させ、東亜重工を始めシドニアの各設備を破壊し、カビザシを投棄(アニメ版作成時にBD第1巻特典として『シドニアの騎士 前日譚 第四次奇居子防衛戦』が書き下ろされ、この前後で設定が若干変化している)。


これによりシドニアの全人口の99%が喪われ、落合の名は「最悪の犯罪者」として歴史に刻まれることとなる。


ヒロキによって拘束されるも、事前にライブラリの記録情報を「補助脳」(自らの脳の補助記憶装置)に移しライブラリを消去することで、シドニアを運用するためには落合を殺せない状況を作り出していた。

科戸瀬ユレによってこの問題が解消され、オリジナル落合は事実上処刑される。


一方でシドニア史上最高の科学者としてその研究がもたらした恩恵も計り知れず、「人工カビ」「シドニア血線虫」「融合個体」「超構造体」および「重力子放射線射出装置」といった研究の数々が物語上重要な役割を果たしていくこととなる。


後年、作中の時代には船員会の存在ともども都市伝説扱いとなっており、生前の行状と共に「シドニア不思議物語」に収録されている(アニメ版では白羽衣つむぎの本棚にもこの本が収められている)。

ネタバレ注意

ヒ山ララァの生命維持装置も落合が作製した。当時は本人も生身の姿であり、その後「身体改造主義者」と揶揄されるほど改造を繰り返すようになったのは、ララァに不便な暮らしをさせていることへの負い目によるものか。

母親は命を懸けてシドニアを守った人物であるらしく、「第二十六号奇居子送り船船員慰霊碑」に対し、シドニアの人々を守る誓いを立てた描写がある。

側近落合(クローン落合)

CV:子安武人

メイン画像右の人物。


第一話より登場し、谷風長道を小林艦長のもとへ連れて行った黒スーツの男。

その正体や経歴は伏せられ、艦長のお付きとしてのみ認識されている謎の人物。

アニメ版では星白閑交番警官敬礼する描写があり、上位船員としての権限がある事が窺える。


人当たりはよく長道にも親切に接し、顔立ちも整っているためモテモテの気配じゃよ?第1回水城乗員人気投票の男性部門第1位。


しかしてその行動原理は艦長に対する絶対の忠誠であり、艦長の目となり耳となり、その意志を遂行する(暗殺すら辞さない)。

グローブ型のを装備し、構えの動作なしで弾丸を放てる。殺傷力のないスタン弾も使用可能。


その正体は科学者落合のクローン体であり、「補助脳」への接続手段を確保するために作り出された。

あらかじめ用意されていた換装用クローンの肉体に、記憶を消去したオリジナルのを移植したもので、頭部の縫合痕も生々しい姿で艦長に挨拶をする描写がある。


自身の誕生の経緯について把握していたかどうかは不明。

補助脳内の落合

補助脳は百メートル超の構造物で、岐神家が代々守り続けてきた。

補助脳から情報を引き出す作業は「降ろしの儀」と呼ばれる。


この間、クローン落合は意識を失い夢遊状態にあり(アニメ版)、補助脳へのゲートを開く鍵として接続されると、補助脳内にコピーされたオリジナルの人格がクローンの肉体に憑依する(凄まじい苦痛を伴う)。


外界の情報からは遮断されているため、憑依によって覚醒するたびにシドニアが健在であることを確認している。

小林に許しを請うが、聞き入れられず再び意識を失う。アニメ版では気絶する間際、予言めいた発言をしているが、この後の展開を予見していたのか、後述の「シドニア血線虫」の動向について把握していたかどうかは不明。

シドニア血線虫の落合

シドニア血線虫は落合が造り出した人工生命で、指先ほどのサイズながら人間の脳やAIを丸ごと転写し、宿主の脳を乗っ取って自在に操ることが出来る。


岐神邸の地下には補助脳のほかに落合個人の研究室も封印されており(むしろこれらを封印するために岐神家が存続していた)、複数の血線虫が少女人形によって保守・管理されていた。

このうち(少なくとも)一体にオリジナル落合の人格が転写されており、禁を犯して乗り込んできた岐神海苔夫の肉体を乗っ取った。


以後、岐神開発の若社長として振舞いつつ、落合が遺した研究を発展・完成させていくことで司令部(=総司令小林艦長)の信頼を獲得、百年越しの悲願である『究極の生命への転生を画策する(白羽衣つむぎの記事を参照)。

またその一環として、補助脳の全情報を引き出すことに成功(本人はそう説明している)。以後補助脳は物語に関わってこない。


劇場版かなた

かなたはつむぎに次ぐ二番目の融合個体だが、劇場版では起動試験の段階で落合が自身の人格を岐神から転写した。そのため、劇場版のクレジット表記も「落合/かなた」となっている。

落合は重力子放射線射出装置を模倣し、シドニア破壊を目論む。しかし、つむぎが重力子放射線射出装置を落合に向けて発射したことにより予備の本体を破壊されてしまう。

辛うじて主本体を残した落合は奇居子と独自に対話するため、大衆合船へと向かった。


関連イラスト

関連タグ

シドニアの騎士

小林艦長 ヒ山ララァ 斎藤ヒロキ

岐神海苔夫 岐神海蘊 白羽衣つむぎ


マッドサイエンティスト エゴイスト

人体改造 サイボーグ 乗っ取り

オリジナルである科学者落合は物語が始まる約百年前に処刑されており、作中に複数登場する落合は様々な手段で作られた複製である。

科学者落合

オリジナルの落合。斎藤ヒロキ小林ヒ山ララァと同世代の人物。

約七百年前、謎の構造物の調査任務に参加し、「不死の船員会」の創設メンバーとなる(この頃には既にサイボーグ化している)。


以後数百年にわたり奇居子に対する研究を進めるが、身体の改造度が進むと共に、徐々に奇居子への傾倒を強める。


約百年前の第四次奇居子防衛戦末期、独断で未完成の兵器「融合個体」を起動させ、東亜重工を始めシドニアの各設備を破壊し、カビザシを投棄(アニメ版作成時にBD第1巻特典として『シドニアの騎士 前日譚 第四次奇居子防衛戦』が書き下ろされ、この前後で設定が若干変化している)。


これによりシドニアの全人口の99%が喪われ、落合の名は「最悪の犯罪者」として歴史に刻まれることとなる。


ヒロキによって拘束されるも、事前にライブラリの記録情報を「補助脳」(自らの脳の補助記憶装置)に移しライブラリを消去することで、シドニアを運用するためには落合を殺せない状況を作り出していた。

科戸瀬ユレによってこの問題が解消され、オリジナル落合は事実上処刑される。


一方でシドニア史上最高の科学者としてその研究がもたらした恩恵も計り知れず、「人工カビ」「シドニア血線虫」「融合個体」「超構造体」および「重力子放射線射出装置」といった研究の数々が物語上重要な役割を果たしていくこととなる。


後年、作中の時代には船員会の存在ともども都市伝説扱いとなっており、生前の行状と共に「シドニア不思議物語」に収録されている(アニメ版では白羽衣つむぎの本棚にもこの本が収められている)。

ネタバレ注意

ヒ山ララァの生命維持装置も落合が作製した。当時は本人も生身の姿であり、その後「身体改造主義者」と揶揄されるほど改造を繰り返すようになったのは、ララァに不便な暮らしをさせていることへの負い目によるものか。

母親は命を懸けてシドニアを守った人物であるらしく、「第二十六号奇居子送り船船員慰霊碑」に対し、シドニアの人々を守る誓いを立てた描写がある。

側近落合(クローン落合)

CV:子安武人

メイン画像右の人物。


第一話より登場し、谷風長道を小林艦長のもとへ連れて行った黒スーツの男。

その正体や経歴は伏せられ、艦長のお付きとしてのみ認識されている謎の人物。

アニメ版では星白閑交番警官敬礼する描写があり、上位船員としての権限がある事が窺える。


人当たりはよく長道にも親切に接し、顔立ちも整っているためモテモテの気配じゃよ?第1回水城乗員人気投票の男性部門第1位。


しかしてその行動原理は艦長に対する絶対の忠誠であり、艦長の目となり耳となり、その意志を遂行する(暗殺すら辞さない)。

グローブ型のを装備し、構えの動作なしで弾丸を放てる。殺傷力のないスタン弾も使用可能。


その正体は科学者落合のクローン体であり、「補助脳」への接続手段を確保するために作り出された。

あらかじめ用意されていた換装用クローンの肉体に、記憶を消去したオリジナルのを移植したもので、頭部の縫合痕も生々しい姿で艦長に挨拶をする描写がある。


自身の誕生の経緯について把握していたかどうかは不明。

補助脳内の落合

補助脳は百メートル超の構造物で、岐神家が代々守り続けてきた。

補助脳から情報を引き出す作業は「降ろしの儀」と呼ばれる。


この間、クローン落合は意識を失い夢遊状態にあり(アニメ版)、補助脳へのゲートを開く鍵として接続されると、補助脳内にコピーされたオリジナルの人格がクローンの肉体に憑依する(凄まじい苦痛を伴う)。


外界の情報からは遮断されているため、憑依によって覚醒するたびにシドニアが健在であることを確認している。

小林に許しを請うが、聞き入れられず再び意識を失う。アニメ版では気絶する間際、予言めいた発言をしているが、この後の展開を予見していたのか、後述の「シドニア血線虫」の動向について把握していたかどうかは不明。

シドニア血線虫の落合

シドニア血線虫は落合が造り出した人工生命で、指先ほどのサイズながら人間の脳やAIを丸ごと転写し、宿主の脳を乗っ取って自在に操ることが出来る。


岐神邸の地下には補助脳のほかに落合個人の研究室も封印されており(むしろこれらを封印するために岐神家が存続していた)、複数の血線虫が少女人形によって保守・管理されていた。

このうち(少なくとも)一体にオリジナル落合の人格が転写されており、禁を犯して乗り込んできた岐神海苔夫の肉体を乗っ取った。


以後、岐神開発の若社長として振舞いつつ、落合が遺した研究を発展・完成させていくことで司令部(=総司令小林艦長)の信頼を獲得、百年越しの悲願である『究極の生命への転生を画策する(白羽衣つむぎの記事を参照)。

またその一環として、補助脳の全情報を引き出すことに成功(本人はそう説明している)。以後補助脳は物語に関わってこない。


劇場版かなた

かなたはつむぎに次ぐ二番目の融合個体だが、劇場版では起動試験の段階で落合が自身の人格を岐神から転写した。そのため、劇場版のクレジット表記も「落合/かなた」となっている。

落合は重力子放射線射出装置を模倣し、シドニア破壊を目論む。しかし、つむぎが重力子放射線射出装置を落合に向けて発射したことにより予備の本体を破壊されてしまう。

辛うじて主本体を残した落合は奇居子と独自に対話するため、大衆合船へと向かった。


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