CAVE
けいぶ
未来をもっと改竄楽しくしようとするステキ会社
平成6年、縦スクロールSTGでアーケードゲームに一時代を築いた今は亡き東亜プランの社員によって設立された、いわば後継会社。
STG、モバイルゲームなどをざまざまなゲームを手掛けており、その独特のゲーム雰囲気が注目されている。
平成9年に怒首領蜂で弾幕系シューティングのジャンルを確立。以降、それぞれ独自のカラーを持つ弾幕系シューティングを毎年1~2本出し続けており、現在のシューティングゲーム市場を支える数少ない会社の一つである。
全体的に難易度が高く、ゲーマーからは「CAVEのSTGはガチで殺しにきてる」などと評される。
特に同社のSTGの最終ステージなどは『正攻法以外で攻略する事』を認めたがらない傾向があり、
例えばボムなどの『弾消し手段』を用いるとそのダメージを無効化する、いわゆる『ボムバリア』による極悪難易度の上乗せがもはや名物となっている。
CAVEラスボスの悪行の一覧
- ボムを使ったら無敵が切れるまでバリアを張り、ダメージを無効化する
- こちらがバリアを張ったら逃げる
- 『覚聖』で敵弾を遅くしたら防御力がアホみたいに上がる
- こちらがバリアを張ったら体力を回復する
- 『ボムバリア』に加え、敵弾消去の『後で』追加弾幕を放つ
- 『ハイパーカウンター』で敵弾をショットで相殺しようにも同時にレーザー(ショットでは相殺不能)も撃つためレーザーの方を相殺し続けないと死ぬ
- 隠しボスがしきりにしゃべり、ボムる度に「バ~リアー!!平気だも~ん!」などとかわいらしい声で煽る。
元社員に、漫画家の井上淳哉氏がいる。
なお2011年2月にギネスワールドレコードに
「弾幕系シューティングゲームを世界一商業化した会社」
として認定されギネスブックに記録されることとなった。
怒首領蜂最大往生を最後のアーケード、コンシューマ作品として今後はソーシャルゲームなどに注力すると発表。
以降、STGタイトルとしては「ドン★パッチン(配信終了)」や「ゴシックは魔法乙女」などのスマートフォン向けのタイトルを配信していたが、15年9月にSteamにて「虫姫さま」を配信すると発表しPC版に参入。
別のタイトルも発表予告するなど、今後が注目される。
アーケードゲームについては基板を作る部品がもうないとの事だが完全撤退は否定。池田氏も「必ず(アーケードに)帰ってくる」と発言しており、充電期間と捉えることが出来る。
2021年7月に、何と東方Projectを元にしたゲームの制作を発表。翌月にこれに関連したアンケート募集を行うなど、同じ弾幕系シューティングゲームが多い東方Projectだけあって、その二次創作ゲームがどのような形になるかが注目されてきたが、2年4か月後の2023/11/22からの配信開始で東方幻想エクリプスが手掛けられた。
アーケード用STG
スマートフォン用STG
PC用オンラインゲーム
そのゲームの雰囲気もさることながら、ゲームに関連した商品などがまた独特である。
おっぱいマウスパッドの販売やカタログの裏面に印刷されたパーツを切り貼りして遊ぶ、通称「裏面工作」にスカートを脱がせて遊ぶペーパーゲームがある。
また、ゲームショーなどのイベントや公式サイト、PV、イメージソングなどでもおバカな事をすることがとても若干多いので、斜め上な会社、変態企業などとも・・・
同社取締役のIKDの発言も時折ぶっ飛んでおりSTGWikiに語録がある。狂気じみた弾幕、どこか妙な設定や言動のキャラクターたち、極めつけが凄まじいネーミングセンスと独特の言い回し(CAVE語)を次々と生み出していく。CAVEの斜め上っぷりはこの人のお陰と言えるかもしれない。弾幕シューティングを確立させたともいえる偉大な人物のはずだが・・・。
また使用されている楽曲にもCAVE独特の雰囲気があり、「むちむちポーク!」などはその典型である。
他にも「怒首領蜂大音頭」や「大往生→大復活→最大往生!」も電波ソングとして名高い。
(怒首領蜂大音頭はPVまでカオスである。)
なお、東方幻想エクリプスでの霊夢達は衣装を中心に全員が大幅にリデザインされているのだが、多分に上記の影響を受けていると思われる傾向が目立っている(露出多め、スカート切り詰め、などなど……)。
余談
話題に出ることはめったにないが実はSTG以外にも手掛けた作品がある。その一部を挙げる。
・『峠』シリーズ・・・アトラスから発売された、峠を舞台としたリアル指向のカーレースシリーズ。『峠 キング・ザ・スピリッツ』(SS)、『同2』(SS)、『峠MAXシリーズ』(PS)、『峠3』(PS2)、『峠R』(Xbox)とシリーズ全作を手掛けている。
・『スティープ・スロープ・スライダーズ』(SS/AC)・・・1997年にビクターインタラクティブソフトウェア(SS版)から発売されたスノーボードゲーム。SS版発売の翌年にシステム等に各種調整が加わる形でACへ逆移植された(AC版の発売元はカプコン。使用基板はST-V)。
また、同じスノボゲーで1999年にカプコンから発売された『トリッキースライダーズ』(PS)や2000年発売の『スノーボードヘヴン』(PS2)も手掛けているが、あくまで『スティープ~』の流れをくむ別作品であってシリーズ作にはカウントされていない。
・『魚ポコ』・・・1998年にACで稼働した。ピンボール/スマートボールの要領で玉を打ち出し、画面上にある玉を全て消すステージクリア型パズルゲーム。後にこのシステムを流用した『パズル!虫姫たま』もリリースされている。
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