概要
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドに登場する戦闘ロボット。
元々シーカー族が対ガノン兼防衛用兵器として開発した自律行動ロボット兵器だったが、本作の100年前に復活したガノンの怨念(魔力)によって制御系統を乗っ取られた結果、ガノンを守護する手先となり、民間人を見境なく襲う「魔物」と化した。
見た目からしてモデルは縄文か弥生土器であろう。
なお図鑑などでは魔物扱いだが、他のボコブリンなどの魔物との同族意識は皆無で、それらがレーザーに巻き込まれようがガーディアンは意にも介さず、魔物達もガーディアンが来ると武器を構えたり逃げ出す。
- 装甲
神獣や祠と同様に、遥か昔の失われた古代技術で造られた素材で構成されている。
この素材はパーツですら風に飛ばされ水に浮くほど非常に軽量で、且つ強度も凄まじいため、序盤辺りで遭遇する敵としては破格の体力を誇っている。
後述の歩行型の機動力が高いのも、飛行型が空を飛べるのも、総じてやたら硬いのも、この素材の特性による恩恵が大きい。
その耐久性もあってか、開発されてから一万年以上も経過しても現役稼働する個体が多く、兵器としての寿命も長い。
- ドロップ品
古代のネジ | |
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古代のバネ | |
古代のシャフト |
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古代の歯車 | |
古代の(小型)コア |
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古代の巨大なコア |
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- 性質
始まりの台地にてゲームを始めたばかりのプレイヤーが朽ちたガーディアンに遭遇し、レーザーで撃ち殺される(もしくは殺されかける)のは今作においての通過儀礼(洗礼)であり、強烈なイメージを植え付け、焦燥感を煽るBGMと合わせてみんなのトラウマとなっている。
センサーが正面にある構造上、頭上や真後ろは視認出来ないが、ちゃんと音も感知し、真後ろでも口笛やダッシュをすると振り向く。
プレイヤー発見時にはメイン画像のように機体が赤紫色に発光する。
真正面での視認距離は通常の魔物を軽く凌駕し、かのライネルとほぼ同等以上。
プレイヤーを視認していない状態で攻撃を受けるとランダムにレーザーを威嚇発射し、索敵モードに入る。
また、どうやら攻撃だけでなく「回避」もAIに含まれているようであり、
弓矢の照準を弱点たるモノアイに向けると、歩行型の場合は急に横に移動する、飛行型と砲台型は頭部を伸縮させるなどによりモノアイへの攻撃を避けようとするような挙動を行うことが見て取れる。
- 兵装
ほぼ全種を通じて視覚センサーを兼ねた単眼(モノアイ)からのレーザーを主兵装とする。
特に大型タイプが主として扱うレーザーは強力無比で射程も非常に長く、騎士だろうが王家だろうが、殆どの盾はどの距離でも一発で破壊される。
直撃に耐えられるのは王家クラスで高品質の付与効果付きのモノ(それでも二発目でぶっ壊れる)か、後述の古代兵装シリーズの盾かハイリアの盾くらい。
着弾時に(空中ではリンクが居た場所で)爆発するため、草原では炎上ダメージが高確率で追加される。
序盤のボロい服で食らえば一撃でハート14個以上(+炎上ダメージ)を持って行くため、体力や装備が中途半端な序盤辺りのリンクではひとたび食らえば一撃で即死及び瀕死になる場合が殆ど。
プレイヤーとの距離が余りにも近いとレーザーを連射し、距離を取ろうとする。
放ってきたレーザーはジャストガード(盾パリィ)で跳ね返すことが可能で、威力が高いレーザーをそのまま跳ね返して大きく体力を削ることが出来る。
タイミングは難しいが、成功すれば盾は壊れないので、ボコ盾やナベのフタでも問題ない。
発射前には赤色の照準用レーザーをリンクに向け照射してくる。
このレーザーには攻撃判定はないが、照準を合わせられたらとにかく動き回って避けるか、折れない巨木および建造物の影に隠れることが推奨される。
- 新機能
2017年6月30日に実装された“マスターモード“においては、なんと射撃にランダムで緩急をつけてフェイントを混ぜるという焦らしプレイを敢行するようになる。
パリィのタイミングがよりシビアになるうえ、一回ミスすると直撃して倒れてる間に相手の体力が自動回復する(とはいえフェイントで一回パリィを空ぶった場合でも、もう一回分くらいの余裕はあるので、落ち着いて対処しよう)
ちなみに大抵のガーディアンの発光色は禍々しい赤紫だが、本来のガーディアンの発光色はオレンジである。
この正常に稼働している大型ガーディアンの姿はウツシエのゼルダの回想シーンで確認できる。
バリエーション
大型クラス
- 歩行型ガーディアン
HP1500
amiiboのモデルにもなっている最もメジャーなガーディアン。
6本の長い脚であらゆる地形を走破し、しつこくプレイヤーを追尾しながらレーザーを発射してくる。
汎用性はお墨付きで、乾燥地帯や草原、雪原、火山地帯、海岸でもその姿を見ることが出来る。
平時は停止中か一定範囲を巡回している。
地上で活動する敵の中でも屈指の機動力を誇り、距離を取りながらレーザーを発射してくるため、真正面から斬りかかろうとしても大抵は当てる前に撃たれる。
障害物が殆どない平地で遭遇すると逃げ切るのが困難であるため、ハイラル城の周辺は特に注意して行動する必要がある。
一見風化していたり、最初から脚が数本もげていても稼働する個体が居るため、近寄る前にビタロック+で動くかどうか確認するのもアリ。
脚部を切断すれば移動力を低下させ、怯ませることが出来る。同時に、少量ではあるが古代素材もドロップする。
このタイプと飛行型のみ、やりようによっては水没(または焼却)させてしまう事も可能。
全身の殆どが水か溶岩に浸かるとショートして爆発し、倒してしまえるがドロップアイテムが浮かんでくる事はない。
また頭に乗ることも可能で、その場合は認識されなくなる。
デザインのモチーフは初代ゼルダの伝説に登場するオクタロックとのこと。
- 飛行型ガーディアン
HP1500
歩行型を改良してひっくり返し、取り付けた複数のローターでの飛行を可能とした空対地型ガーディアン。
一定の範囲を周回し、サーチライトでプレイヤーを索敵し、首を伸ばしながら空中からレーザーを放ってくる。
外見はドローンに似ている。
空中からの砲撃を行うべく、センサー部を真下にも向けられるように頭部中央が縦に可動するように設計されている。
レーザーを跳ね返そうにも揺れているので、直接単眼センサーに弾き返すのは難しいが、偏差射撃や弓ごとの弾道を把握している中級者以上なら、地上から後述の古代矢でセンサーをブチ抜いて撃墜することも可能。
当てるのが無理な場合、バクダン矢などでローターを全て破壊すれば墜落させることが可能。
……とはいえ一基壊すのにバクダン矢でも5本以上(古代矢なら1本~2本程度)叩き込まないと壊れないので、素直に古代矢で上か下から眼に叩き込む方が早い。
コイツの飛行能力は中々侮れないものがあり、プロペラ1基でも多少本体が傾くが滞空状態を維持することが出来、あろうことかそのままの体勢で撃ってくる。
攻撃したりサーチライトに当たらなければ敵対しないので、特に用が無い時はやり過ごすのが無難。
- 砲台型ガーディアン
HP1500
歩行型から脚部をオミットしてコストを削減し、拠点防衛用の固定砲台とした地対空・対地型。
移動が出来ない分、広い砲撃範囲を有する。
プレイヤー発見時に胴体が伸びて射角を確保し、飛行型と同様の頭部構造により、センサーがある頭部中央が縦に回転するため、ほぼ真上にも砲撃する事が可能。
耳のようなチャージ時に回転するパーツや伸縮する頭部など、どちらかと言えば飛行型に近い機体とも言える。
ハイラル城にのみ迎撃砲台役で設置されているが、配置されている位置が他機種を含めて複数体で狙われる場所が多く、地味に嫌らしい。
堅いために近接では時間が掛かり、隠れる場所が無い所では“斬る→撃たれる直前に隠れる“のヒット&アウェイ戦法が出来ないため、コイツを倒すには古代矢が一番手っ取り早い。
配備されている砲台型は相当な数で、周囲には飛行型等も彷徨いているため、ハイラル城に赴く際には古代矢が30発以上あれば心強い。
- 朽ちたガーディアン
100年前の厄災で乗っ取られ、破壊されたまま長い年月を経て朽ちた歩行型の残骸。
その強烈な存在をプレイヤーに知らしめる先駆的役割を果たす。
恐らくプレイヤーの殆どが初めて遭遇するであろう全ての元凶。
ハイラル各地に当時の姿のまま存在しており、近寄って調べたりひっくり返すと古代のパーツをランダムで幾つか入手できる。
……だが中には完全に機能停止しておらず、停止から100年を経ても内部機構が未だに生きている機体もあり、不用意に近づいたり攻撃を加えると再起動して砲撃してくるどこぞのロボット兵じみたタイプと、稼動したまま周囲を索敵している個体が存在する。
レーザーの威力と射程は健在だが、長い年月を経て朽ちているために耐久力はHP500にまで低下している。
攻撃力が一桁~10程度の初期武器では破壊は難しいが、レーザー反射なら一回で破壊可能。
稼働する個体が世界のあちこちで残存しているが、脚部を喪失しているため自力での移動は出来ず、固定砲台のような役割を持っている。
系列機
- プルペラ
飛行型の亜種。
神獣ヴァ・ルーダニアが放ってくる偵察特化型のドローン。
本体に攻撃機能は無いものの、飛行型ガーディアンと同じくサーチライトでリンクやユン坊を捜索する。
発見されるとヴァ・ルーダニアが火山弾による攻撃を行ってくるので発見されないようにしよう。
飛行型のプロペラを転用したような廉価版であるため、耐久力は飛行型と比べて低下している。
...といってもそれでもHP1000というふざけた数値なので、まともな攻撃では撃墜は難しいが、実はシーカーストーンのリモコンバクダンで攻撃すれば一撃でKO可能。
また周辺には使ってくれと言わんばかりに鉄の扉やコンテナが設置されており、それでサーチライトを遮って通過したり、マグネキャッチで掴んでぶつければ簡単に撃墜可能。
もちろんコストは掛かるが古代矢でも楽に叩き落とせる。
一部の場所では大砲で撃墜することも可能だが、時間が掛かりすぎるので非推奨。
小型クラス
- 小型ガーディアン
試練の祠や神獣内部での戦闘訓練用や警備用などに使われている歩行型の小型機。
丸い頭に歩行型の脚部とレーザー発射機構が流用されており、低威力の弾型レーザーを単発で発射する攻撃を行ってくる。
基本的に通常の祠で遭遇する小型はHP100で、過半数の攻撃手段がレーザーのみとなっているが、個体によってはガーディアンナイフ/ランス/アクス/ガードで武装しており、対応した攻撃モーションで戦う。
マスターモードではこの通常の祠を徘徊している小型ガーディアンが後述の序位・中位ガーディアンに置き換わり、体力も自動回復する。
- 力の試練
謎解きが主だった試練の祠とは異なる試練の名称。
プレイヤーの戦闘技術を磨く名目で、戦闘向けに改良された小型ガーディアンと1対1の戦闘訓練を行うという内容。
位には“序<中<極”の三段階があり、段階ごとにガーディアンの耐久力が上がって硬くなり、所持している武器の攻撃力も上がっていく。
前述の武器を個別に使い分け、時折回転攻撃やレーザー連射・回転発射を仕掛けてくるほか、体力の減り具合によっては大型タイプと同等クラスの高威力レーザーを発射するなど、戦闘はそれなりに多彩。
戦うステージは複数の石の柱が設置されたフィールド、地面に金属の塊が埋め込まれたフィールド、水辺の三種類があり、それらの要素を上手く応用すれば有利に戦える。
- 序位ガーディアン
ツルツルヘッドが特徴の一番初歩的な小型ガーディアン。
腕が数本もぎ取られており、武器は多くても盾を含めて1~2個程。
体力的にはHP375と低めであるため、カカリコ村での訓練を受け、且つ武装もある程度揃えていればさほど苦戦することはない。
因みにカカリコ村のガーディアンは貴重な白い小型ガーディアンとなっており、一回きりしか見られない。
- 中位ガーディアン
頭に耳が付き、武装を平均的に2個所持している小型ガーディアン。
体力はHP1500で、大型タイプと同等。
武器は性能が一段階上がった『+』を装備。
中間に位置する仕様だが、耐久力は序位より上がっているため、序盤の中途半端な武器では押し切れず、少なくとも兵士以上で攻撃力が10~20以上くらいの武器が複数本なければ勝てない。
マスターモードでは前述の通り謎解きの祠の中に配置されていることもあり、倒せば小型コアを落とすことがあるが、装備が乏しい序盤は一体すらマトモに削り切れないので無視した方が良い。
- 極位ガーディアン(上画像)
頭にトサカが付いたみんなのトラウマ。
序位や中位は中盤以降は楽に攻略出来るものの、この極位に至ってはいきなり体力がHP3000(初期の赤ライネルがHP2000)と大幅に増え、もはや「訓練用」の範疇ではない耐久力となっている。
武器に関しては最大出力に強化された『++』3個持ちしか存在しない。
序盤で何も知らずに祠に入って挑み、武器が全部枯渇しても半分(場合によっては3分の1以下)も体力が削れていない姿を見せ付けられて軽く絶望感を味わったプレイヤーは数知れず。
とはいえ初見で倒した猛者も少なからず居るには居る。
- 余談
戦闘用に改良されているとはいえ、あくまで訓練用なのか、攻撃モーションは遅めで隙が大きいので、武器を充実させてタイミングを見極めれば、ジャスト回避などで一方的に戦える。
ちなみに機械故か、電気属性の武器や矢で攻撃するとスタン(一時的に動きが停止)し、火属性であれば(何故か)燃えるし、水没させれば速攻で壊れる。
- ヴァ・メドーの砲台(正式名称不明)
シールド発生装置と迎撃用の砲台を兼ねており、ヴァ・メドーの機体をシールドで防護する他、接近する外敵をレーザーで迎撃する機能も有している。
レーザーの特徴や外装の装飾、そして何より射撃前に赤レーザーで照準を合わせてくる辺り、ガーディアンの系譜に当たるか、あるいはガーディアンの技術が転用されている武装である可能性が高い。
ヴァ・メドー戦が一瞬でもエースコンバットに見えた人は正直に表に出て来なさい。
ボツ案
- 巨大ガーディアン
公式資料集において言及された、没案となったモデル。
ビーム砲(恐らくはモノアイ)を多数装備した、要塞のような巨大なガーディアンだったらしい。
主な出現場所
- ハイラル平原(歩行・飛行・朽)
おそらく最もガーディアンを目にするであろう場所。
上記の通り、身を隠す場所が少ないため、一旦遭遇すると振り切るのは困難である。
装備が整っていないうちは中心部はできるだけ歩かないようにすることが吉。
- 平原の塔(歩行・朽)
ハイラル平原にあるシーカータワー。
地形的な障害こそ少ないものの、塔周辺に朽ちたガーディアンが2機居座っており、
また歩行型も2機ほど徘徊している。
それに加え、丘にある鉄柱付近にも朽ちたガーディアンが一機配置されている。
序盤は難所となる塔の一つ。
- 東の神殿跡(朽)
たぶん多くのプレイヤーが最初にガーディアンに遭遇する(そしてトラウマを植え付けられる)であろう場所。
稼働する機体が3機ほど紛れ込んでいる。
祠にアクセスする際は、裏から回り込むと比較的安全。
- サハスーラ平原~メープル高原(歩行)
双子山北方面。
こちらは恐らく多くのプレイヤーが最初に「完全体」のガーディアンに遭遇するであろう場所。
歩行型がサハスーラ平原に2機、メープル高原に1機配置されている。
- クロチェリー湿原(朽)
100年前にリンクが力尽きた場所である湿原。
リンクに破壊されたであろう無数の残骸が今もなお残っているが、
馬宿付近とハテノ砦付近に1機ずつ稼働する機体が残っている。
- ラネール湿原(歩行)・コモレビーチ・ビロン雪原
湿原のボヌン島と海岸、雪原に歩行型が一機残存している。
- ターリン湿地(歩行・朽)
アッカレ地方の湿地内を歩行型が2機徘徊。
さらに何らかの神殿であろう建造物跡付近には、朽ちたガーディアンが1機居座っている。
- チクルン島周辺(飛行)
チクルン島周囲を飛行型が徘徊。
撃墜しても海に落ちてしまうので、パーツの回収は難しい。
- オルドーラ盆地(飛行)
オルドーラ盆地内を飛行型が3機徘徊している。
泉に用がある際は、裏から直接回り込むといい。
但し起伏の多い地形なので、飛び降りながら古代矢をぶち込むことにより比較的楽に倒せる。
- アッカレ古代研究所前(朽)
アッカレ研究所の手前に岩場に隠れる形で朽ちたガーディアンが一機潜伏している。
…古代炉から炎を取りに行く際、ジェリンはどうしていたのだろうか。
- キタッカレ海岸(歩行)
砂浜を歩行型が2機徘徊している。
但しリザルフォスも混じっているので注意。
- アッカレ砦(飛行・朽)
アッカレ砦周辺を飛行型が合計4機徘徊しており、
また砦の最上部には朽ちたガーディアンも一機居座っている。
飛行型のサーチライトが近づくとボコブリン達が大慌てで逃げる様も確認できる。
彼らにとってもガーディアンは危険なロボットだと認識されているようだ。
- タバンタ大橋西側(飛行)
タバンタ大橋西側にある、ギシの丘と古代石柱群のある山の間にある谷を飛行型が2機徘徊している。
- デスマウンテン登山道(歩行)
歩行型が温泉湖付近と、オルディンの塔付近の高熱地帯に1機ずつ配置されている。
- ゲルド高地周辺(歩行・朽)
東ゲルド高地のスタルリ大地とペリド関所跡に高速移動するタイプの歩行型が1機ずつ徘徊しており、東ゲルド高地にも待機型の歩行型が1機潜伏している。
さらに南ローメイ城の南部にある高地にも歩行型がいる他、モルダバ山には朽ちたガーディアンも潜伏している。
また北方面の高地のツァボ雪原のドクロの上側に朽ちたタイプが一機だけ稼働している。
- 忘れられた神殿(朽)
ガーディアン密集地帯その1。
神殿内には無数の朽ちたガーディアンが潜んでおり、リンクが神殿に侵入すると一斉に再起動するというトラウマシーンも。
ただし朽ちたガーディアンだけなので、慣れればパーツ稼ぎスポットと化してしまうのだが。
- ローメイ島(歩行・飛行・朽)
ガーディアン密集地帯その2。
迷路内に待機型の歩行型が1機・朽ちたガーディアンが1機待ち受けており、島上空は4機の飛行型が徘徊している。
さらに地下には朽ちたガーディアン4機と、待機型の歩行型が2機潜んでいる。
- ハイラル城下町(歩行・飛行・朽)
ガーディアン密集地帯その3。
これまた不特定多数の歩行型と朽ちたガーディアンが居座っている。
いちいちパリィでビームを反射していたのでは間に合わないので、古代矢で一気に片を付けるのがいい。
- ハイラル森林公園跡(歩行)
ボッチ橋とフェンサ橋付近に歩行型が1機ずつ配置。
また、一応この付近にある古代柱の周囲を飛行型が巡回しているが、
比較的高い場所を巡回しているのでエンカウントはほぼ無いと思ってもいい。
但し夜間にはボッチ橋付近をスタルヒノックスも徘徊しているので(ガーディアン、ヒノックスのどちらを相手にするにしてももう片方に)乱入されないように注意。
- ハイラル城(飛行・砲台・朽)
ガーディアン密集地帯その4にして、本作最大の危険地帯。
敷地内にはおびただしい数のガーディアンが配置されている。
但し裏を返せば、慣れればここもパーツ稼ぎスポットとなってしまうのだが。
- ゾラ台地(飛行・砲台)
DLCで出現。
飛行型が3機、中心に砲台型が一機。
英傑の試練の一つだったという。
ちなみにここでのガーディアンは禍々しい赤紫ではなく本来のオレンジとなっている
性質
単純に防御力と攻撃力が非常に高いという典型的な「強敵」の一種。
序盤の敵にしては体力もHP500以上と破格で、始めたばかりの生半可な武器では倒せないが、言い換えれば後々にプレイヤーに成長を実感させる要素の一つでもある。
倒し方としては、カカリコ村の祠で教授される盾パリィでレーザーを反射するか、物陰からバクダン矢などの威力の高い弓矢でチクチク攻撃する方法などがある。
レーザーを発射する単眼センサーに普通の矢を直撃させれば怯んで攻撃行動がキャンセルされるため、狙い出したら矢で目を撃ち、怯んだら殴るを繰り返すという戦法も有効。
ビタロック+で動きを止めるのも(特に歩行型相手には)重要な戦術の一つ。
視認範囲はセンサーが向いている方向だけであるため、体力も少なく強力な武器もロクに無い序盤は戦おうとせず逃げるか、物陰に隠れるのが得策。
仮に発見されても、見つからずに隠れて暫く経過すれば元居た場所へ帰って行く。
歩行型の足や飛行型のローターを全て破壊すると、実は金属をキャッチした状態でなら、ガーディアンを押して動かす事が出来る。
歩行型は大型の金属箱でないと狙われ続けるリスクが高いが、飛行型の場合は後ろから回り込めば武器や盾などの小さい金属でも問題ない。
- 有効兵器
本作のマスターソードはガノンの魔力を帯びた場所や敵と対峙すると刃が光り、攻撃力が60に跳ね上がるため、ガーディアンに対しても漏れなく覚醒し、高いダメージを与えることが出来る。(それでも大型クラスなら最低25回は本体を切る必要がある)
剣を抜いた状態(抜き身)でガーディアンに近づくとアレとかあんなのみたいに{ヴゥゥゥン…!}というSEとともに発光するため、とても格好いい。
(試練の祠のガーディアンはガノンに乗っ取られていないためマスターソードは反応せず、剣の試練攻略後は常時覚醒するため、この演出は決戦以外では発生しなくなる。)
他にもカースガノンやガーディアン系に対してダメージ特効補正が発動するガーディアン系装備(小型ガーディアンを倒して奪い取る武器)と古代兵装シリーズも有効打となり、歩行型の脚部も容易に切断出来たり、構えるだけでレーザーを跳ね返したりなどの機能付きの武器も存在する。
ちなみに朽ちたガーディアンの場合、古代鎧での補正も合わせれば古代剣で5回斬れば倒せるので、下手すればビームを反射するよりも早く倒せることがある。(発射までにはそれ相応の時間がかかるため斬ったほうが早いこともある)
手順を踏んで北東の辺境へ行けば、試練の祠の小型ガーディアンを除いた全てのガーディアンの目に直撃させれば、どんな弓でも一撃で撃破可能な威力を誇る対ガーディアン用兵器「古代兵装・矢(通称:古代矢)」が製造出来るようになる。
ただし製造にはガーディアンを倒すか残骸を調べて入手するシャフト・バネ・ネジに加え、通常の木の矢とルピーが必要であり、バクダン矢以上にコストがかかる代物。
中でもシャフトはドロップ率が低めであり、安定して入手するには必然的に大量のガーディアンを狩らなくてはならないというジレンマが存在する。
シャフトが欲しいのであれば、歩行型を古代矢で狩る前にセーブし、必要数が出るまで破壊とロードを繰り返せば良い。
- 補足
古代矢はガーディアン以外の敵にも当然ながら使用可能であり、画面上に名前とゲージが出てくるフィールドの中ボス(ヒノックス・イワロック・モルドラジーク系)以外の敵ならば、命中させるだけで防御を無視して跡形もなく消滅させる。
これはフィールド上最強の敵であるライネルも例外ではないのだが、所持している武器やドロップアイテムも諸々消滅するため、文字通り影も形も残らない。
イラスト
関連タグ
その他任天堂のロボット枠の皆様
サイクロンスーツ サンダーフィスト Jボム(ブラストドーザー)
ロボボアーマー / インベードアーマー HR-H/HR-E(星のカービィ)
スカポン ホノオ タイガー ネオ サスケ アイ センジュ ジャイアント(ジョイメカファイト)
マリオネーションギア / MG(超操縦メカMG)
以下ネタバレ注意↓
100年前の大厄災において、各地のガーディアンが暴走し、ハイラルを滅亡に追い込むまでの甚大な被害を及ぼしたのだが、いくつかの場所には大量のガーディアンの残骸が存在する。
そのうちの一か所のハテノ砦周辺のクロチェリー平原はリンクが最後に戦った場所であることが後に判明する。
そこでのウツシエの記憶で見られるのは、多数の撃破された歩行型ガーディアンと、ボロボロになったマスターソードを持ったリンクが力尽きる瞬間であり、どうやらゼルダを庇いながらガーディアンと戦っていて、ついに封印の力に覚醒したゼルダがその力で数体のガーディアンを停止させたということくらい。
ところがアッカレ地方に住むガーディアン研究者のロベリーの回顧録の記述によると、リンクは数十体の(歩行型)ガーディアンを相手に戦い、それを撃破しながらもついに力尽きたと記されている。
ここでガーディアンの倒し方を考えてみる。
古代矢が開発されていない当時を踏まえて、ガーディアンに一番手っ取り早く有効な打撃を与える方法はレーザーを盾で弾き返すこと。
しかしそれでも満足に動ける歩行型を倒すには最低3回以上は跳ね返す必要があり、しかも当時のリンクは回想で見る限り常に盾を所持していないのである(最初は持っていたが途中で壊れてしまった可能性もある)。
つまりこの時のリンクはマスターソード一本でゼルダを庇いながら戦って数十体のガーディアンを撃破しているのだ。
回顧録の著者であるロベリー自身がこの光景を見たわけではないが、とある人物の師匠がゼルダを庇いながら戦うリンクをしっかり目撃している。
別の記憶で多数の魔物と、本作屈指の強敵であるライネルの死体を数体背景にしていて、それでかすり傷程度の負傷で済んでいるなど、当時のリンクがどれほどの実力者だったのかは想像に難くない。
ちなみに今作でのハイラルが”完全に滅びた”地は、ハイラル城でもハテノ砦でもなく、北東にあるアッカレ砦とされている。
そこでは生き残ったハイラル兵達が最後の抵抗を続けたが、ガーディアンの圧倒的な性能と物量により全滅したとされる。
その状況はさながら硫黄島の戦いと酷似している。