中央西線
ちゅうおうさいせん
概要
中央西線は、中央本線のJR東海区間(名古屋-塩尻間)の事である。 但し塩尻近辺以外で、あえて「東線」「西線」と呼び分けることは今日あまりない。
中津川を境に性格が別れており、名古屋-中津川間は名古屋地区への通勤路線という性格が強く、通勤ラッシュ時には最大10両編成で運転される列車が主体となる。
高蔵寺・多治見・瑞浪・中津川止まりの列車が設定されている。
利用客数の推移には合っているが、設備(構内配線)は地形の制約からそれに合致していないため、災害時かなり足止めされる(多治見・瑞浪など)。
中津川-塩尻間は典型的な山岳ローカル線で、普通列車は313系ワンマン車2両編成で運用され、本数も名古屋-中津川間と比べると極端に少ない。
元々この内田立-塩尻は国鉄時代長野鉄道管理局に属していたが、民営化の少し前、名古屋鉄道管理局(→JR東海本部)に管轄が移された。
早朝では神領車両区から松本までの列車回送を兼ねた、神領発松本行というロングラン列車もある。
また大垣ダッシュほど顕著ではないが、名古屋発の朝1番の下り始発中津川行が短時間で松本行に接続するため、シーズンには席取りで駆ける旅行者が見受けられる。
優等列車として、名古屋-長野を結ぶ特急「しなの」が383系により運転されている。
また名古屋地区から南松本貨物ターミナルを結ぶ貨物列車も走っている。
2000年頃から、313系の豪華仕様の8500番台を用いた「セントラルライナー」が名古屋-中津川間で運転されていたが、名古屋-多治見間は座席指定券(有料)が必要になる事や、春日井・勝川に停車しない事など不評極まりなく、2013年のダイヤ改正で廃止されてしまった(但し車両自体は現在も普通・快速列車で運用されており、「乗り得列車」となっている)。
快速は名古屋都心部の利用が増えるにつれ停車駅が増加し、現在通過するのは4駅のみとなっている(かつては金山・鶴舞も通過)。
駅一覧
主な運用車両
・383系(特急「しなの」)
・313系(1000・1100・1300・1500・1600・8500(元「セントラルライナー」車)番台)
・211系(5000番台。他にもJR東日本所属の3000番台が中津川-塩尻間に乗り入れる)
・EF64(1000番台)